それは一年くらい前の出来事です。
いつものように朝10:00の休憩を屋外の喫煙所で終え、
事務所に戻って仕事を再開した直後でした。
「ヒロさん(小生です)、悪りいけど・・・救急車を。」
事務所の机は隣の部署のFさんから、
つい今しがた、一緒に屋外での休憩を終え、
工場2階にある我らの事務所に戻ったところでした。
両膝を床に小太りな体を小生の机に持たれ掛け、
苦しそうな表情は胸に手を押し付けて小声での懇願。
(こりゃ、タダ事じゃ、無い!)
そう感じた小生、
躊躇うことなく会社の電話から119番。
「ハイ、こちら119番。救急ですか?消防ですか?」
「救急です。」
「要救護者の氏名と年齢を・・・」
(え~と??確か自分より5つくらい若かったような。)
こんな電話での受け答えをしているうちに、
当のFさん、意識はあるものの、床に崩れ込んでしまい。。。
・・・この瞬間は本当に驚きました。
でも、こんな時は「亀の甲より年の劫」ですね。
近くにいたウチの部署の若い衆、彼らも異変に気が付き始め、
小生の珍しくも真剣な表情に驚かれたか、機転よく応えて頂けました。
「Kさん、救急車が来るから、守衛室へ連絡、お願い!」
「Yさん、階段を降りるから担架を。」
「事業部長は会議中だから、後から連絡をお願いね。
オレっち、Fさんと救急車で病院へ行っちゃうから。」
そうこうしているうちに、救急車が工場一階の通路に横付け、
担架のFさんは弊社の若い衆から救急隊員の手へ。
・・・救急病院の待合室で待つこと2時間。
隣には、つい今しがた来られたFさんの奥様も。
先生に呼ばれて、二人してご説明を伺います。
やはり心筋梗塞とのことで、
心臓横の詰まった太い血管にバルーンを挿入、
膨らませることで血栓を除去、今は様態が落ち着いていると。
写し出された造影剤映像でのご説明、
「今日は処置の出来る自分が当直で、とても幸運でしたよ。」
以前から血圧の薬を飲んでいたFさんです。
お仕事もお客様商売で結構にハード、
小生の渓流釣りはストレス・フリーなのですが、
(いえ、釣れないときは、ストレス・フル!?)
彼の「夜討ち・朝駆け」は業務上で、なおかつ頻繁でした。
・・・お酒は控えられていましたが、小生と一緒、
昼食後と10時に15時の休憩は屋外で一服と・・・
今は普通通りに生活も、
残業を控えられ、この件以降、きっぱり、禁煙された彼なのです。
本日のお題は禁煙10日目。
ハタチから40年近く、
休むことなく?楽しんできた喫煙なのですが、
小生、今回が吸い始めてから初めての禁煙なのです、ハイ。
経験のあるご同輩はご存知でしょうが、
聞き及ぶに、この辺りが最もガマンのしどころ、のようなのです(笑)。
でも、何も一年も前はFさんの件、それで禁煙を始めた訳でもなく、
また、実は昨日、年に一回の人間ドックの受診でしたが、
それが所以で10日前に始めた事でも無くて。
・・・毎度の人間ドックの結果は、
少しLDLが高くも閾値からの逸脱具合は先生曰く誤差の範囲。
血圧に至っては上が90で下が60と低すぎるくらいも、
かと言って、立ち眩みなどの貧血症状も無く・・・
お医者様からは禁煙を勧められるのですが、
諸データを見る限り、近々なる必要性、それは無さそう。
問題はそこなのです。
確たる理由は無いけれど、体には良いであろう禁煙も、
逆に個人的なデータでは止める必要も特に無いのです。
何の気なしに始めた禁煙ですが、
果たして、Fさんのように、きっぱり、止められるのか??
・・・ただ、今現在で言えることですが、
10日目をカウントして、無性に吸いたい、とは感じない昨今。
Fさんの再出社日、
彼の机の上に残っていたタバコ、
その処分を事業部長から託された小生なのですが、
とてもとても、その銘柄はキツくて吸えそうにありませんでした。
思えば若い頃に比べると、
徐々に徐々に含まれる成分のユルい銘柄へ変化してきて。
何の気なしに始めた禁煙、と申しましたが、
ひょっとすると体(歳?)から来る嗜好の変化、
それが原因の禁煙は「ごちそうさま」なのかも知れませんね。
アサシンさん、業務連絡です。
先般は高原川でのニジマス調査釣行、
面白い企画をご紹介頂き、ありがとうございました。
折角にもエントリーして、行く気が満々だったのですが、
昨日はライブカメラで見る限り、奥飛騨方面は深い降雪の様子、
スタッドレス・タイヤの無い小生は残念ながら参加釣行を諦めました。
本当は今週の弊ブログ、そこでの釣果を記す予定だったのですが。
・・・結局は、ネタが無いのであります(笑)。
<渓流風景は夏の木曽 小川・末川から>
青と緑の世界は御嶽山の夏景色。
それを見ながらの一服、これが格別なのです!
う~ん、来シーズンの禁煙継続、出来るかな~??