2025年6月22日日曜日

梅雨の合間は夏至の朝~郡上 吉田川渓流釣行

 

梅雨の合間は曇り空。
それでも、吹く風は柔らかく、
清々しい郡上 吉田川での早朝です。

雨降りはイヤですが、ピ~カンも釣りには厳しいもの。
そう考えると、梅雨の合間の釣行は最適なのかも。

ほんの2週間前のSさんとの木曽 開田高原での釣行、
その朝は冷え込み寒かったものも、
昨夜の郡上は道の駅 明宝 での車中泊の車内は、
当初、少し暑いくらいでした。

・・・季節の歩みは一歩一歩、
そして気が付けば、その歩みは早くて。


<郡上明宝 三原堰堤上から>

4月上旬の訪れたこのポイント、
その時は増水で遡行が難し目で諦めました。

今回はそのリベンジへと、
勇ましく息まいての訪問だったのですが、
以外にも今日の吉田川、平水もしくは若干の増水・・・

今週は小生の住む尾張北部は暑い晴天続も、
ひょっとして週の中頃に郡上では雨が降ったのでしょうか?

今日から暑苦しいウエーダーでは無く、
小生の夏仕様は沢登り用ウエット・パンツにて。

水の抵抗が少なく渡河ではかなりムチャが利くのですが、
それでも躊躇う水勢に水量は今朝の吉田川です。


いずれ今回も入渓口のみでの竿出し、
それでも小物は5寸程度、立て続けに2匹の釣果。

・・・今日の吉田川、
これ幸い、ご機嫌だけは麗しそうです。


<河岸を替えて 明宝畑佐へ>

GWはこの高橋近辺での釣行でした。

あの時は上流の橋から退渓として、
眼下にはいい案配の大淵があったのです。

・・・実はその淵には先客が居られて。

釣り手は小学生の男の子がルアーで、
それに恐らくはそのお母さんにおばあちゃん、
河原に御座を敷いてのご家族団らんはお楽しみの最中、
流石に「釣れますか?」のご挨拶のみで淵への着手は見逃した次第。

ある意味で、ここも今日はリベンジ、
新ルートの開拓もありますが、
春の忘れ物を取りに、
なのです。


大淵の攻略は立ち位置が肝要と、岩肌の対岸は川の向こう岸へ。

GWはナイロン製のウエーダーの為に渡河を躊躇したポイント、
本日はイケてしまうウエット・パンツなのです。

深めの水深は下着のパンツに水が染み込み、
後ほどでは若干不快な感覚も、
渡っている最中はひんやりと心地よく!?

・・・う~ん、これが、夏の渓流釣り、なのです(笑)!

さて、先ほどの堰堤上でのご機嫌、
吉田川はこの大淵でも見せて頂けるのか?

淵底が見えかねる朝の大淵、目印を水没させて流すことに。

もうこうなると、
アタリもヘッタクレも無いですね、
文字通りの「ミャク釣り」です。

この患者さんのミャク、それを計り損ねると・・・

掛かっています!
しかも、ズッシり!!

淵底を銀影が縦横無尽に走ります。
それに同期する6m竿の穂先と追従する0.3号細糸。

久しぶりはオオモノとのやり取りです、
糸を切らさず、かつ、お魚を逃さず。

濡れたパンツは下腹部を冷やし、
ほんと、精神的にも、また肉体的にも、
おチビりしそうなヒヤドキの緊張感なのです!?

それでも、どうにか、
お魚にも下着にも粗相が無い内に、
たも網にお魚を納めることが叶いました。



枠径25cmのたも網、
その直径を大きく超えるサイズは恐らく尺モノのアマゴ。

控え目な赤い斑点は魚体側面にキズがあり、
尾鰭も擦り切れた様子はボサボサ・・・

厳しい自然環境を生き延びて来たのでしょう、
まんま、風貌は百戦錬磨です。

今夜は小生、珍しく夜の会合があり、
このアマゴさんはリリースする予定なのですが、
今日午前中のみは短い釣行で友舟の中、お供を頂くことに。


<びしょ濡れのルアー・マンさん>

この大きなアマゴを揚げた後、
吉田川の下流は高橋方面から釣り人が上がってきました。

当初はこの方、
小生の存在を認識されると、
小生の入渓路から退渓される素振を。

・・・今日の吉田川、
ご機嫌が宜しそうで、小生も連られて上機嫌。

渡る世間に鬼はなし!?
大きく手を振り、彼をこちらに引き寄せます。

「エサ釣りで遅いから、先に行って下さいよ。」

「いいッスか?」


その若いルアー・マンさん、
あれは汗なのか?
渡河にしくじったのか?
夏の渓流釣り!?びしょ濡れのご様子でした。

お別れの合言葉はいつも「お気を付けて。」


<ことわざは、単に、ことわざ!?>

・・・さて、
情けは人の為ならず、と申します。
人に親切にした後は、その親切が巡り巡ってくるもの。

なのですが・・・

今日の小生、
ある意味では小生的で、
それからが、全く冴えませんでした。。。

ルアー・マンさんと距離を開けたく、
その後で粘ったこの大淵にて、
2匹目の「ズッシリ」は痛恨のバラシを。


荒瀬・急瀬が続くその上の区間、
水辺の際までセリ出た頭上の樹木、
仕掛けを取られること、都合3回も。

うち一回は、
いいサイズのお魚が掛かり、上げた竿の穂先が枝絡み。

たも網にお魚が、頭上では糸が枝に。

糸を強引に引っ張ったら、
お魚もたも網からスっぽ抜け、
そのタイミングにて頭上で糸切れ。

一人漫才・・・冴えません。

それでも、どうにか。


<若い方のマネは、できませんね。>

退渓を予定していた次の橋、それが見えて来ました。

あの橋の向こう側の河原に、
ちらりと先ほどのルアー・マンさんの姿が。

橋の直下には、これまた良さげな大淵が広がっています。

今朝の大淵と同様です、
竿を入れるのなら、絶対的に、あちら側の石河原から。

でも・・・

ウエット・パンツの小生ですが、
とてもとても、この急流の渡河は・・・ムリです。

あちら側に姿を確認したルアー・マンさん、
彼は水の抵抗を受けやすいウエーダーの着用でしたが、
いやしかし、この急流を渡られた、
ずぶ濡れはムチャ数寄、と言うことでしょうか??

おいしそうな大淵も、残念、こちら側にて退渓口を探します。

若い方の真似は無理ですが、
しかし、この辺は我ながら老獪!?ですね、
河原から続くそれらしき轍(わだち)、それを登っていくと・・・

・・・欲張りな小生です。

無事に退渓した後は橋を渡り、
反対側は農家さんの庭先はフェンス沿い、
再びの入渓路が無いか、確かめるのであります(笑)。

丁度、庭先に出てこられた農家のご主人から、

「入り口は無いですよ。ところで、釣れましたか?」

「はい。良いサイズは尺モノを一匹。」

ご主人も釣りを嗜まれるご様子です。

「そりゃイイですね。
 先日は馬瀬へ行ったのですが、からっきしダメで・・・」


目の前を名川、郡上 吉田川 が流れていると言うのに。

しかしまあ、
毎週毎週で河岸を替えての三昧は小生、
あまり人様の事を、とやかく言えないような・・・

釣り師、いえ、男の性(さが)を垣間見たような!?



<データ>
6月21日 吉田川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿    :6.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1~B号
                    天井糸 0.7号 0.7m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :アマゴ     尺    1匹
              7寸    1匹
                                                 5寸    5
       ※リリースは毎度、尺寸表記、エエ加減です。
気温    :21~24℃  
天候    :曇り
表層水温  :17℃
月齢    :25




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