郡上や南飛騨で培った釣技、その腕試しは武者修行の旅です。
毎度、初めてのポイントでは「返り討ち」になるも、
飽きずに本年第二弾は遠路遥々と信州大町は高瀬川まで。

・・・もう8年近く前になります。
今少し北に登った白馬小谷 姫川水系では五分の出来でした。
・・・10年以上も斯様な荒行?を重ね、
先月の奈良井川では相変わらずは五分の出来。
ホント、進歩が無いですね。
そして、渓流釣りが好きですね~!
<三本の川、選ぶは高瀬川上流部>
信州大町には前日に移動して、その日は事前調査に臨みます。
途中、先月の奈良井川釣行では梨ノ木橋にて、
親切なスクーターのおばちゃんから、
釣り場と共に本山宿の美味しいお蕎麦屋さんをご指南頂きました。
頭の中は釣行でいっぱいだった先回に代わり、
行きそびれたお蕎麦屋さん、そこで昼食を頂きます。
中山道は木曽路、そして暑さ厳しい晩夏、やっぱりお蕎麦です!
その後、安曇野は北アルプスの山裾をクネクネと、
県道(日本アルプスサラダ街道のお名前)を大町に向け、
14時には大町温泉街の鹿島川河畔に到着しました。
・・・さて、ここで、一人作戦軍議。
鹿島川、篭川、高瀬川。
3本の主だった河川のポイントを見て回り、
ここぞ!と思う場所にて、明日早朝は竿を出すことに。
・・・その昔は若いころ、
少しだけですがスキーを嗜んだ小生です。
鹿島槍や八方尾根はパウダー・スノーで最高のスキー場でしたが、
如何せん、その道中はR148の一本道で渋滞が酷くて。
その抜け道はスキー場の裏からアプローチするルートとして、
爺が岳スキー場前を通る県道は幾度か通りました。
しかし、それは30年以上も昔、しかも雪景色でのお話。
薄れた記憶は若干の土地勘を頼りに、大町温泉近辺を探索します・・・
鹿島槍スキー場に至る橋の付近が河川工事中であった鹿島川。
背の高い堰堤に次ぐ堰堤で遡行が難儀そうな篭川。
唯一、高瀬川は大町ダム上流の葛温泉近辺、
若干の渇水気味ですが渓相は申し分なし。
温泉宿の外れに入渓ポイントも見つけられました。
・・・軍議は決しました、明朝はここで。
<研ぎ澄まされた水のきれいさ、高瀬川>
大町温泉街の鹿島川河畔での車中泊、
その翌早朝は5:30に高瀬川上流へ到着です。
朝のさわやかな山懐の流れ、見ているだけで涼し気。
温泉宿もまだ人が起き出した気配もなく、
その横の林道を通らせて頂き、
小高い堤防が途切れる林の中の入渓点から河原へ降り立ちます。
橋から眺めた範囲では岩が点在する瀬の流れ、
何か大きな変化点は無いかと、
ご同輩は皆無の認識の元で、まずは下流に駒を進めて。
エイコラと足を運んでラッキーでした。
その瀬の終端には、ちょっとした落込み&小淵が。
・・・ここまでの川の様子から、
竿は小継ぎの7mを選択、仕掛けは毎度の0.3号を。
リンク
川幅はありますが、深さはさほどでもなく、
ここぞのポイントへの接近は難儀そうにありません。
むしろ、岩裏や落込み直下、流れの弛みなど、
仕掛けを流す「線の釣り」と言うより「点の釣り」、
ピン・ポイントでの振り込み、繊細さが要求されそうです。
そして、早速にもこの小淵から・・・
側線に沿って朱がみえますが、5寸程度、ヤマメですよね?
それらしい大場所はここのみ。
そこから似たようなサイズのヤマメが何匹か。
・・・当初はイワナを予想していたのですが、
後にも先にも本日はヤマメばかりの釣果、
しかも残念、このサイズばかり。。。
時間が経つにつれ山影は小さくなり、夏の厳しい日差しが迫ってきます。
渓相としては、どうでしょう、
小生の近場の釣り場では、矢作川上流の上村川、達原渓谷を思わせます。
花崗岩でしょうか、大岩や小岩が点在して、砂の粒も大き目。
流れが綺麗すぎて、恐らく養分が少ないのでは?
それでも遡行すると足元でサッと動く黒い魚影が幾つも。
お魚は居るのですが、掛かるのは小物ばかり。
季節的にもオオモノは成りを潜めているのやも??
いずれ、修行中の身の上には、今日の高瀬川はとても手強く。。。
陽も登りに登り、標高900mのこの場所も暑くなってきました。
橋の近くに至りましたが、先ほどからお魚からの手応えも絶えて・・・
よく見ると河原のある場所は岩が赤茶け、
温泉成分なのでしょう、硫黄の香りが漂い、湯気も立っています。
ウエーディング・シューズから伝わる水温も暖かく、
経験上、この近辺は期待できません。
無理はせず、本日の高瀬川はここまでです。
釣果はイマイチでしたが、そこは北アルプスの麓です、
奥の山はかなりの高さ、方角から黒部の山々でしょうか?
今少し早い季節が良かったのでしょう、
捲土重来を期して高瀬川を後とし、
翌日の目的地は奥飛騨 高原川に向かいます。
<R158は大渋滞 新島々~さわんど 2時間半!>
高瀬川から望んだ北アルプスの山々を抜け、
反対側は奥飛騨へ向かう道はR158の一本道です。
出発時刻は11:30チョイ前。
・・・もう、15:00には到着して、
ひょっとしたら高原川で「夕まづめ」が楽しめるやも?
ところうが・・・
当初、カーナビ嬢のご提示される、
蔵柱川沿いのお宿への到着時刻は16:30でした。
その距離は約100km、それが5時間も??
「ンな訳は無いだろう、さすがに・・・」
最初はタカを括っていた小生です。
日本アルプスサラダ街道を波田まで南下、梓川沿いに上高地方面へ登ります。
反対車線は松本方面行き、
ごくろうさまです、かなり渋滞しています。
当方の高山方面の車線はス~いスい・・・
だったのですが、
新島々を越えた辺りから、ナゼなのか渋滞に。
「きっと、この先は山道だから、
休日ドライバーの慣れない運転でノロノロなのでは?」
R158はダム横の曲道に差し掛かりますが、未だに渋滞継続中。。。
「こりゃ、きっと、野麦峠方面は奈川の分岐、それがネックなのでは?」
耐えがたきを耐え、トンネル内の複雑な分岐、
そこを相変わらずの渋滞で通過します。
100mほど移動しては数分停車、この繰り返しが続きます、ク~ン。。。
「いや、きっと、乗鞍高原方面は前川の分岐が・・・」
もう、こうなると、祈るしかありませんね。。。
若いころに経験した白馬八方でのスキー渋滞が思い出されます。
結局のところ、
渋滞解消は「さわんど」の上高地駐車場からでした。
通常なら30~40分が、都合2時間半以上も。
カーナビ嬢のお示しになった時刻、
それを超過しての16:45でのお宿到着です。
・・・ほんと、疲れました。
それでも、
お宿に到着する前はR471沿いの高原川の様子!
お盆によくある「渇水の高原川」はいずこへ??
結構な水の流れは、とても良さげな案配でした。
明日の高原川釣行は期待が持てます!
村の花火大会を拝見した後、
明日を夢見ながら21:00には床に就く小生なのでした。
<データ>
●8月11日 高瀬川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :7.0m 天平
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1号
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :ヤマメ 6寸 1匹
小ヤマメ 数匹
気温 :20~26℃
天候 :晴れ
表層水温 :19℃
天候 :晴れ
表層水温 :19℃
月齢 :6.7
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6 件のコメント:
こんにちは!
遠い所まで遠征釣行、お疲れ様でした。
釣果には、恵まれなくても果敢に攻める姿勢に感服します。
高原川での釣果には期待してます。
私は、さすがにこの暑さで自宅で孫と遊んでます。
アサシンさん、こんばんは。
以前に訪れた白馬小谷が涼しくて、その近くは信濃大町まで足を運びましたが、今回ばかりは残暑厳しく、また、釣果もパっとしませんでした。
本日も尾北はメチャ暑く・・・恐らく東濃も一緒でしょうね。
おじいちゃん?とお孫さんはお盆のひと時、その光景が目に浮かびます。
こんばんは!
高瀬川釣行お疲れ様でした
お盆はどこに行かれるかと
期待しておりましたが
信濃大町への遠征だったとは!
釣果につきましては
釣行日が11日のようですので
10日に入られた人がいるかもしれませんね
続けて行かれた高原川の記事も
楽しみにしています
小生は昨日午後が空いたので
正午出発で吉田川にいってきました
色々発見もありましたが
暑くて暑くて…笑
白いワゴンの男
白いワゴンの男さん、こんばんは。信濃大町まで赴きましたが、見た限りでは残念ですが、返り討ちに合ってしまいました(笑)。お休みは郡上吉田川へ行かれたのですね。昨今は日本中のどこへ行っても残暑が厳しく、午後の釣りは大変だったと思います。正直、高瀬川も高原川でも体力と根性の無い小生、午前の早い時間での幕引きでした。もう少しで秋らしくなります、お互いに無理なくがんばりましょう。
おはようございます.
遠征されたのですね.高瀬川には行った事有りません.かなり遠くて若い頃にも経験ないです.身体が動くうちに行きたいですが,魚影は濃いですか?この辺りだと900mの標高だと山岳渓流ぽくなりますか.PACHITUP
patchitupさん、こんにちは。
武者修行の旅と称して虎視眈々、皆さまのブログ他情報より「修行の場」を選んでいます。それでも一見さんでは情報通りには事が運ばないのが常。2回目、3回目でようやく、それらしいカタチ・釣果になります。高瀬川は山岳渓流の雰囲気でした。魚影もあり、季節を選べばいい釣りが出来ると思います。
またがんばります!
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