※7月19日(土)の釣行記です。
いろいろと理由がありまして、それは後ほどにでも。
ご諸兄各位、暑さ厳しい昨今です、ご油断、召されぬよう・・・
週半ばは雨の強かった今週末です。
先々週辺りに梅雨は開けた東海地方なのですが、
今週の降り方は、その梅雨末期を思わせるものでした。
・・・「梅雨明け宣言」って、難しいモノと推察します。
桜の開花宣言などは、見れば一目瞭然なのですが、
調べてみても梅雨明けには明確な定義が無く、
どうも天気図からの感覚頼りのご様子。
今年は宣言がチョットだけ早過ぎたのかも知れませんね。
<良く降った雨の後は>
霧に包まれたパスカル清見での車中泊は涼しいそれでした。
翌早朝には霧は晴れ、
それでも低い雲が山々に掛かっています。
道の駅の横を流れる馬瀬川は・・・
よし、予想通り!
薄い笹濁りはいい案配の増水です。
慣れっ子のここでの車中泊。
裏を返すと、
釣りのポイントも毎度、
2~3つでパターンが決まっています。
「今日はどこで竿を出してもイケるのでは?」
・・・と言うことから、
深耕開拓は暑くなる予想の元、
ここ大原より上流は楢谷の集落まで登ります。
集落内にある立派なお寺。
・・・思うのですが、
山の中の小さくも寂しい集落に、
そこには似つかわない(失礼)荘厳な寺院を見受けます。
きっと以前はもっと大きな、住民の多かった集落だったのでしょう。
そのお寺の裏の橋の上、
馬瀬川の様子加減を見ていると、
地元ナンバーは一台の黒い軽ワンBOXが。
「釣りですか?」の小生に。
「ええ、でも、どこにしようか悩んでいて・・・」
若い彼との立ち話の最中、
横目で上流をチラ見すると・・・
あれ?
遥か上流ですが、小さくも動く物体、釣り人が。
緑内障で近眼に老眼の我が目、動体視力だけは別物でしょうね(笑)。
やはりご同輩各位、
本日はラッキー・デーをご存知か。
彼と別れた後は楢谷から大原方面に踵を返し、
残念ですが深耕開拓は諦め、
ご同輩とのバッティングの無い、いつものV字渓谷に潜り込みます。
<ところうが、渋い出だしで・・・>
いつものとおり、
熊笹をかき分け軽アイゼン装着で土斜面下り。
ご同輩がさかのぼれない「とおらず」までさかくだり、
さあ、ようやく、釣り開始です。
昨夜もさらりと雨が降ったのかも。
ひんやりとした風、
それが流れる谷底の河原、
今でも全体が薄っすら濡れています。
釣りが始まってしまうと、
こんな周囲の、早朝の渓流の風景、
それに浸る心の余裕も無くなって、釣りが為に一所懸命!?
釣果も去りながら、
これから始まる小さな冒険に心が弾む、
夢が膨らむ一番楽しい瞬間なのかも知れません。
夢膨らんだその後は・・・
う~ん、残念、
本日は「お約束の淵」から一匹も掛からず。
今はもう増水も終わりかけです、
お魚達は流下するエサをたらふく食べて、
下手な釣り師が流すミミズには見向きもしないか?
それでも、どうにか、その直上の落込み&棚にて。
全体が白いイワナは6寸程度、
まだ早朝で陽の差さない谷底での撮影は白さが一層際立ちます。
そのまた上の落込み&棚を暫し観察・・・
右を流れる白泡の本筋、
その向こう側に存在する僅かな止水もしくは緩い流れ。
・・・ニオイます。
まだお腹が満たされず、
流れ下る、はたまた、頭上から落下するエサを待つ輩の存在が。
ピン・ポイントで狙って・・・即、アタリです。
アワセの反動・手応えは20cmの中頃、
白泡に潜られると細糸には厄介、
一か八か、ここは即抜き!
この子も白が基調のイワナです。
「読み」は当たりました。
ただ正直、
もう少し「やり取り」が欲しかった、は贅沢かな??
<ようやく、陽が差し込んで来て>
上流の山のてっぺんが日に当たっています。
時刻は9:30。
この時間でも日陰は涼しい馬瀬川の谷底です。
でも、その涼しい、爽やかな風を感じての釣行もあと僅か。
馬瀬の奥でも暑くなると聞き及んだ本日、
今少しの風を、移り行く景色を楽しみます。
渓流釣りで一番大事な事、それは無事にカエル。
キャンプでもツーリングでも、それは一緒かな?
さあ、ピ~カンは夏の青空の下、
こうなってくると一層にポイントが限られてきます。
木陰下のこんな淀みへ仕掛けを刺して。
でも、
木陰下は蜘蛛の巣が酷くって。
釣り糸にも、竿にも蜘蛛の糸がべったり。
考えてみると不思議なのです。
こちら岸の枝木からあちら岸の枝木まで、
巣を張ろうとガンバる場合、川を越えて行かねば。
止水の池なら兎も角も、流れのある川の水の上を蜘蛛が??
考え出すと夜も寝られないこの蜘蛛の糸、
厄介にも糸絡みなど予期しないライン・トラブルを招きます。
都度で捕れるだけ蜘蛛の糸を除去しながら、
慎重に仕掛けを流すこと、
2度3度・・・
と、来ました、アタリが!
場所柄から今回は暫しのやり取り、
せり出した枝木に仕掛けを取られないよう、
それだけを注意して慎重に、慎重に、相手との間合いを詰めます。
先ほどのイワナさんとはひと味違う重量感、
尺は僅かに切れるでしょう、お腹の膨れたアマゴさんです。
そんなお腹なら欲張らずに「ごちそうさま」と、
下手な釣り師が流すブドウ虫は無視すれば良かったのに。
<川から上がって・・・ヤってしまいました>
水に近い河原は未だに涼しいのですが、
本日も熱中症警戒アラートが出されています。
11:00少し前、今日はこれくらいに。
土斜面を登って川から上がり、ハスラーで後かたずけを行います。
その際に、何気に飲んだ、
車内カップ・ホルダーのペット・ボトルの水。
昨夜は車中泊の前から口を付けていました。
午前中の時間は炎天下の車内。
お行儀の悪い話、ここだけですが・・・
いつもの小生は車中泊でペット・ボトルの水を飲む際、
直接に口は着けず、さりとて、コップを使う上品さも無く、
顎をグイっと出して口をコップ替わり、そこに水を注ぐのです(笑)。
昨夜はお疲れで、いえ、涼しくて油断していたのでしょう、
「お下品な行為」を実施せず、直接飲んでしまったような。
医療機関がお休みの中、
日曜、月曜そして本日の昼まで、
発熱と酷いゲリピ~の日々なのでありました(笑)。
<データ>
7月19日 馬瀬川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :7.0m 翡翠 冴 硬調
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1~B号
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1~B号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 9寸 1匹 7寸 1匹
小アマゴ 数匹
イワナ 8寸 1匹
6寸 1匹
気温 :17~24℃
天候 :曇り のち 晴れ
表層水温 :17℃
天候 :曇り のち 晴れ
表層水温 :17℃
月齢 :23.7
♬小さな釣り具屋さん SW工房 コマーシャル♬
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