ある出来事を境に状況が変化する。
このことを「変化点」と工場では呼びます。
生産工程ではこの変化点の管理が不良率に大きく影響します。
・・・せっかくの週末じゃないか、仕事のことは忘れろ!!
名古屋とは約10日遅れ・・・郡上は今がちょうど桜が見頃。
せせらぎ街道はあちらことらに淡いピンクのソメイヨシノが。
ここもいよいよ春本番です。
雪代で今週も長良川、吉田川は増水気味。
エサの購入時、八幡の釣具屋さんのオススメは、
小駄良川もしくは吉田川でも上流、支流が良いとのこと。
時々、「あまのじゃく」が顔を出す小生、ほんと悪い癖です。
そうと聞いて、試しに吉田川は立光橋の袂で釣り糸を垂らしてみましたが
・・・徒労でした。さすがは地元の情報です。
釣具屋さんのアドバイスに従って、吉田川を上流へ向かいます。
先週の寒水川の帰り道、随所で良さそうなポイントがありました。
今週はそこにチャレンジしてみます。
せせらぎ街道を左折、暫く県道を登り、つづら坂の手前で
川沿いに道を分かれ、小さなお宮の前に車を停めて。
少し道を徒歩で戻って橋の下から釣り上がります。
まだ水は多めな様子ですが、先週のようにどこもが荒瀬、ではありません。
朝一番で吉田川で時間を使い、寒水川は10時30分。
何となく降り口の畑にあった足跡が・・・昨夜は雨。
となると、その後の足跡。。。釣り始めると予想通り、渋いです。。。
それでも何とか瀬の受けで二匹ゲット、いずれもリリースサイズ。
ところが・・・この後に突然、川の水のにごり・・・何事??
味噌汁を作るときの味噌を溶いたような。。。
真夏なら、すわ、上流で大雨?鉄砲水?と直ぐに川から上がるのですが、
流石に今の時期では??
10分もすると直ぐまた水は透明に。。。これが「変化点」でした。
暫く川をさかのぼると目の前に堰堤が・・・大場所です!
でもこの堰堤の下、魚がライズしているのに・・・釣れません。
いくら粘っても。。。不思議です。。。
腑に落ちぬまま、ここで昼食を食べた後、一旦、車道に上がり堰堤の上流へ。
このとき、先ほどの「にごり」の原因が解りました。
小型ダンプとシャベルカーが川沿いに・・・
お宮の橋の向こう側上流で何か工事をされています。
このときは、「ああ、工事か。それで水が濁ったのか・・・」くらいの認識でした。
せっかく「変化点」とその原因に気がついたのに無策。
ここでまた川を変えるべきでした。
・・・これが工場だったら、不良品を生産し続けることに・・・
・・・え~い、仕事は忘れろ!!
お宮前の橋の下にはチョットした淵があります。
本日二番目の大場所!と意気込みましたが、またも反応ナシ。。。
気を取り直し、午前中に釣り始めた橋下の更に下流へ入川するも・・・
反応ナシ。
結局、本日は「にごり」前のリリースサイズが2匹のみ、でした。
お宮への帰り道、本日の第一の大場所でフライマンが・・・
お声を掛けませんでしたが、釣れたのでしょうか??
お宮の前でウエーダーを着替えていると、軽トラのおじさんが。
おじさん 「どうです?釣れましたか?今日は?」
小生 「15cmが2匹のみです・・・。」
おじさん 「おかしいね?ちょうど良い頃合いの増水なのに・・・」
小生 「いや~、初心者ですから・・・お恥ずかしい」
帰路、車を運転しているときに今日の敗因を考え・・・
このとき、「にごり」「工事」に思いが至りました・・・後の祭りです。
今年の長良川、各所で工事が予定されている様子。
釣果、安全のためにも「変化点」にはくれぐれもご用心。
<データ>
竿 :シマノ 渓秀6m (吉田川:シマノ 渓峰尖7m)
天井糸 :ナイロン 1号
*水中糸に対して少し太すぎ?風が吹くとまま思うように振り込めず。
水中糸 :フロロ 0.3号 トオシ仕掛け
目印 :蛍光オレンジとムラサキ 2個
オモリ :瀬 3~2号、大場所 1号
針 :吉村7号
エサ :ミミズ
釣果 :アマゴ2匹 15cm以下
気温 :10℃~18℃
表層水温 :朝10℃~昼12℃
バッチリ決まったナチュラル・ドリフト・・・
と言いたいのですが、実は沈木への根掛かり・・・よく見ると水面にアタマが。
今週もこれに何度か泣かされました。。。
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