2023年2月26日日曜日

今年の初釣り~渋かった北勢管釣行

 

今年の初釣りは久しぶり、管理釣り場でのニジマス釣りです。

そしてこちらも久しぶり、師匠 ノンタンさんとご一緒です。

2年続いた休日出勤の勤務先から部署移動を為され、
今年はどっぷり渓流釣りに漬かれそうと、
まずは管釣りで復帰の小手調べ。

かく言う小生も管釣りは3年ぶりです。
はてさて凸凹コンビの今年初の釣行は、如何なる案配になりましょうや?


<兎にも角にも、寒い!冴えない!>

この季節での釣行です、寒いことは当たり前も、
ここ三重県は北勢いなべ市にある管釣り場、
以前は雪の降る中でも頑張りましたが、
風が強いから?はたまた、歳を取ったから?
その時の釣行より本日の方が寒く感じられます。

朝8:30からの開始、
でも寒風吹きすさぶ釣り場は満員御礼、
第一ポンドの木陰下は日陰のメチャ寒いポイントしか空いて無くて。

この寒い中、お隣さんは小さなお子様を携えた家族連れ、
お父さんが奥様と子供さんに張り切ってレクチャーも、
楽しんで居られるのはお父さんのみのご様子・・・

お父さん、今日はちょっと、ご家族には過酷すぎますよ。

ピンクの小さなクランクで始めた小生、
なかなかアタリが無くも、暫くすると、どうにか、こうにか。

でも残念、その後はピクリもお後が続かず・・・

お隣のノンタンさん、
彼の釣り座から2mくらいの沖でしょうか?
ドボン!と大きな音が、波紋がお池に広がります。

お!お魚のライズ?
と思いきや、いえいえ、それは彼の振り込みミス。

久しぶりで勘が戻っていないのか、寒くて指がかじかんでか、
力も入って居るのでしょう、
幾度もルアーを足元の水面に叩きつけています(笑)。

・・・と言っても、小生も同じような感じ。
遠投のつもりが風に戻され、指の糸を離すタイミングもマズく、
着水ポイントは小継ぎの渓流竿、それでも届きそうな僅か数mの沖程度・・・

本日、厳しい気象条件と冴えない勘に、
オジサン二人組には暗雲が立ち込めています。


<救世主、現る>

おじさんに立ち込めるは暗雲も、
寒くて風の強い本日ですが、お空は真っ青なピ~カン。
まま流れる雲はとても急ぎ足、きれいです。

「どうですか、調子は?」

このお声がけに振り向けば、
「39」と管釣り場のロゴの刺繍の入ったジャンバー、
それを着込まれたインストラクターさんです。

小生の使っているルアーを見て、
「エアー・ビートルですか、オールラウンドですね。」

以前にもご指導を頂けたこのインストラクターさん、
愛嬌のあるご説明は伺っていて楽しいです。

「今日は冷え込んでいますから、お魚は底の方に居ますよ。
 2gですが、スプーンなら、こう振り込んで・・・」
お手持ちのタックルで実演が始まります。

「着水したら水面に浮かぶラインを見ます。
 ほら、だんだんラインが沈んで行って、暫くすると沈まなくなりますね。
 ここでルアーが底に着きました。」

・・・ふむふむ、

「底に着いたら、ゆっくり目に5回転、リールを巻きます。
 5回廻ったら暫く停止、その後にまた5回転と・・・
 ルアーを池の底に這わせるンですよ。」

・・・なるほど。

ご説明のインストラクターさん、
その途中ですが、何と!見事にお魚がヒットします。

「ははは、釣れちゃいました。まあ、これは偶然ですよ。」

・・・う~ん、さすが、です。


頂きましたアドバイスに沿って、
小生もルアーをクランクからスプーンに装填替えします。

・・・しかし、寒くて指がかじかんで、上手く行きませぬ。

どうにかこうにか、ルアーの交換終えて、
イザ!その一投目!!

・・・ほんとだ、ゲキ渋がウソ見たい、マジかて??

しかしながら・・・際どい底釣りです。
その後も教わったお作法でトライするも、
根がかりでルアーをロストすること3個も!

う~ん、
ルアー・ショップを併設する管釣り場です、
インストラクターさんのアドバイスは的確も、お商売も上手ですね・・・


<日向のお池巡り>

寒い寒いノンタンさんと小生の木陰のポイント、
第二ポンドは日向の釣り場で、ここ以上に密集状態です。
それでも、空きは無いものか、ふらりとお散歩に。

背後の雪山、それは鈴鹿山脈の北端は藤原岳、きれいです。

あ~、いいな、日向のポイント。
風はありますが、ほっこり、日光に温もりを感じます。

しかし残念、暖かいポイントは釣り座も満席。
第一ポンドは初心者や家族連れが多いのですが、
こちらの第二は上級者、玄人肌の御仁が多そうでして。

ここに冴えない釣技のオジサン二人組、
我らが参入すれば「お祭り騒ぎ」は間違いなし!

喫煙所でほっこり、一服を頂いた後はお池を一周、
つかの間の暖を取らせていただくのみでした。


<渋い釣行、午後の部へ>


少し早めのお昼を頂き、
と言いましょうか、余りの寒さに耐えられず、
暖かい暖炉の備わった、おしゃれなログ・ハウスでの休憩へ。

ゆっくりとニジマスのフライ、それをタルタルで頂きまして。
久しぶりのノンタンさんとの再開です、積もるお話に花も咲きまして。

してして、その後は午後の部へ・・・

寒い寒い本日ですが、若い女性のアングラーさんもちらほら。

「お一人様」は流石にお見えになりませんが、
彼氏とのデート?、はたまた、旦那様とご家族で?

最近は渓流釣りでも、まま女性の釣り師を見かけますが、
管釣り場の方が装備も行き届き安全・安心、
特にここの「39」のロゴ釣り場はきれいで、
気象条件さえ良ければ、きっと、もっと、楽しめるでしょうね。

さあ、午後の部の一番は、
午前より若干で温度が上がったのでは?エアー・ビートルの茶色から。

しかしながら・・・本日、まったく読みも冴えません。


<救世主、その第二幕>

「如何ですか?あれから?」

釣れぬ釣れぬでシャカリキに振り込んでいると、
またまた背後からお声がけを。
午前と同じ、愛嬌のあるインストラクターさんです。

「クランクがお好きですね。」
・・・はい、もう、ネチネチの性分でして。

「リップの幅の広いクランクはお持ちですか?
 ここは日陰のポイントなので、午後からお魚は少し浮いてきます。」

インストラクターさんはスプーンをクランクに装填替え、
またまた実戦での実技披露です。

「振り込みまして着水したら、少し早巻きで3回転、リールを巻きます。」
・・・風の凪を待って、上手く振り込まれます、結構な距離を。

「この早巻きの3回転ですが、
 より深場を狙うなら4回転で、浅場なら2回転くらいで。」

・・・ふむふむ、

「その後は、巻きの速度を落として、一定速度で巻きます。」

拝見していると、1巻きで3秒くらい、超低速のリトリーブ。

「早巻きで深度を決めて、
 あとはその深度をゆっくりで維持します・・・あ、掛かっちゃいましたね。」
 
う~ん、またまた、さすが。。。


金属製のスプーンと違い、水に浮くクランクです。
リップにより沈み込みは引き速度で決まり、
本体に掛かる浮力との合成でタナが設定されます。

・・・ネチネチな性格の小生、
ゆっくりリトリーブに心がけていても、
そこまでの「超低速」ではありませんでした。

頂きましたご指導、その通りの再現で。

きっとインストラクターさんは水の中の見えないルアー、
その挙動、一足一刀の間合い、
それがラインを通じて手に取るように判るのでしょう。

少し非科学的かもしれませんが、
第六感、はたまた、糸を介しての神通力、超能力??


でも、何となくですが・・・

拙い渓流釣技の小生も、延べ竿釣なら糸から伝わる「感覚」で、
見えなくも流れ下るエサの挙動や川底の状態、
それらが判るような気がします。

・・・それが判っていて、いつものあの貧しい釣果とは?
まだまだ小生、修行が足りないのかも知れませんね・・・

ルアーによる管釣り、これも奥が深いです。。。



<暮れ行く北勢の早春>

寒い寒い一日でしたが、
何だかんだとノンタンさんと小生、夕方は閉場時間まで。

「さあ、これから、エサやりのお時間ですよ。」

本日はありがたくも、ご指導を頂きましたインストラクターさん、
彼がバケツ一杯にしたニジマスさんのペレット・エサ、
それをひしゃくでお池に撒いて回ります。

撒かれるエサ、それを求めてお魚が水面に。
渦が巻き、波が立つお池の水面!

なんじゃ、こりゃ?
この大量のお魚の数は??

・・・こんなにお魚がお池に居るのに、
ノンタンさんと小生の貧しい本日の釣果。。。

今年の初釣り、
ここだけ見てしまうと今シーズン、何となく前途多難ですね。




















2023年2月19日日曜日

年券購入は郡上への小旅

 

目出度くも7年目の車検を迎えたハスラー(旧型)です。


2年前の車検では「代車は無用」の言付けも空しく、
お店の策略は当方への当てつけ?
さあさあ新しい車を買って下さいな、は新型ハスラーのお出迎えを。

・・・それはそれで、
しめしめ、タダで新型が乗れるのならと、
ダンマリを決め込んでの帰参は、近所の「お味見ドライブ」でした。

・・・となれば今回、
いっそ、当方から乗りたい車、それを代車で指名してもイイのでは?
「舌切り雀」のおばあさん宜しく、ほんと、厚かましくも欲が深いですね。

・・・とは言ったものの、
ズバリの直球で車名まで指定してしまうと、きっとお店にもご迷惑?
そもそも「無い袖は振れず」で、ひょっとすると、夢が・欲が、叶いません。

・・・そんなことから、
みょ~な所に知恵が回り?情と欲の深い小生、
そしてケチが先行する我が人生はターボ車を操ったことが無くて。

今回の車検、代車は「軽のターボ車で」としました。


当日、お店でお出迎え頂けたピカピカの代車は、

スペーシア・ギアです。
う~ん、流石は愛知スズキさん、小生のツボを押さえた良い落としどころ!


今週末のミッションは今一つ、
ブログのお題でもありますように、郡上まで渓流釣りの鑑札は年券購入、
人生初はターボ車の試乗を兼ねて、行って参りました。


運転前は乗車前点検。
新型はスペーシア・ギアの調査です。

「遊び心満載」のCMのように、外観はハスラーと同様、お茶目です。

ハイト・ワゴンのスペーシアと同系、
天井も高く軽自動車としては大柄です。

今回の代車、ターボは付いていますが2WD、
それでも電動式のスライド・ドアや低い床高さから、
当方の旧型ハスラー(自然吸気・4WD)より車重は若干あります。

お店の方も言って見えましたが、
「重い分だけ、そこはターボが補ってくれますよ。」


実際、東海北陸道は大矢北トンネルの手前、瓢ケ岳PA後の登坂など、
走行距離130,000kmのハスラーは青色吐息も、
このスペース・ギアは余裕の走行でした。

ただ・・・
感触として、思ったほどの「走りっぷり」でも無いような。
高速で巡行するには申し分なくも、踏み込んだ後の加速と言うと・・・

初めてのターボ車です。
イメージとして昔懐かしい2ストロークの単車、
そのパワー・バンドへ乗せた際のロケット感が先行しちゃって。

・・・こりゃ、比較がまずいですね。


無事、雨の午後は郡上八幡へ到着です。

ここでもう一つのサブ・ミッション、
今回は詳細を割愛しますが「特殊梱包」を施した釣り餌のミミズさん、
それを小生宛に投函します。

この目的と結果・詳細はまた今度。


この後、八幡の町はずれは長良川鉄道ガード脇の釣具屋さん、
そちらまで年券を購入しに。


ここ何年かはこちらで鑑札を頂いています。

郡上、庄川そして馬瀬上流は3つの年券(太っ腹!)、
そのパウチ作業が終わるまで、毎年のように店内を見て回ります。


流石は水の町、川釣りの町は郡上八幡、そこの釣具屋さんです、
鴨居に掛けられたお魚のはく製は、いずれも風格・迫力があります。

昨年は年券・鑑札と一緒に天然ミミズさんも購入でしたが、

今年は飼育の越冬が叶い、こちらの購入はお見送り。


さあ、今週末のミッションは全てコンプリート、
帰路は釣具屋さんの前から広域農道を登り、和良~金山~美濃加茂経由で。

この農道なんですが、結構な上り坂で・・・
意外にも、ここでスペーシア・ギアはターボ、その底力を体感することに。

速度は40~50kmなのですが、
ひょいっとアクセルを踏み込めば、急な坂をグイグイと登る登る!


恐らくですが・・・
これはもう設計思想、エンジンのセッティングでしょうね。

高回転域の高速道路での走行より、
低中回転域の生活道路でターボを効率よく回す・・・


・・・定年まではあと2年、
家内とのお約束は、それまでは今のハスラーとお付き合いです。
その後は・・・こりゃ、軽のターボ車かな?

是非、4WDも付けて頂いて・・・ここは家内との交渉ですね。


















2023年2月12日日曜日

旧友

 

「ヒロさん(小生です)、こんにちは、お久しぶりです。」


会社は金曜日の宵の口でした。
そろそろ帰宅しようと帰り支度をしていたら、
2年前の若手が多い職場、そこに居たH君からご挨拶を頂きました。

「あの・・・今日がボクの最終出勤日なんです。」

突然の事に驚いていると、

「実は今回、転職することにしまして・・・お世話になりました。」

前の職場のH君、
若手は20代後半の設備設計者、
見た目からも、また、実務に際しても、
実に堅実で勉強熱心、見どころのある設計者でした。

帰り支度の手を休め、H君のお話を伺う小生。
「直球で聞いちゃうけど・・・何か、イヤなことでもあったの?」

聞けばH君、決してそうでは無くて、
職場や仕事は楽しかったとのことですが、
先の見えない昨今、
彼の奥様もウチの社員と言うこともあり、加えてもう間もなくで産休、
ある意味で「リスク回避」から、今回の転職をご決断されたとのことです。


転職や勤め先を変えることが、特に若い人には特別な事ではない今日、
その理由はそれぞれですが、しっかりした理由で判断を下したH君、
転職先もこれまで培った技能・能力が生かせる職場とのこと。

もう後は小生、
「そっか、残念・・・でも、大変だと思うけど、がんばれよ!」



・・・今ほど転職が一般的でなかった小生の若かりし頃。
それでも、向上心が一層の方、チャレンジ精神旺盛の方は、
果敢に「次なる未知の世界」へ飛び込んでいかれました・・・


あれは約30年前。
入社時に同じ職場だったKさん、
彼もそんなチャレンジャーのひとりでした。

設備設計部署で小生の一年先輩であったKさん、
しょ~もなくも、学校でダブリを喰らった小生と同い年です。

ここ最近は年賀状のやり取りのみでしたが、
もう間もなくで定年を迎えるKさんと小生。

くしくもH君が退社の挨拶に来られた翌日の土曜日、
ゲコで酒宴がからっきしもダメな小生に合わせて頂き、
ランチでも食べようよ、と以前から約束をしていました。


お昼時のおしゃれな和食屋さん、
その玄関前に背中を丸めたひとりのおじさんが・・・

十数年ぶりですが見覚えのある姿、Kさんです。

「お久しぶりです・・・」

「おっ、久しぶり!」

お店に入って二人揃って「鯛の釜めしランチ」を注文、
脂ぎったお肉料理では無くて。

出来上がりまで時間のかかる釜めしです、
その間、お話が盛り上がります。

Kさんが転職をされたのが約30年前、
十数年前にもこんな形で会ったのですが、
以降のご活躍・ご経歴を伺うのは初めてです。

決して平坦では無かった会社人生、
転職後は今の会社・業務に慣れるのに一苦労、
ようやく落ち着いたと思ったら都合15年間の海外赴任と・・・

ここ最近は小生と同じような境遇?
朝早くの出社も夜7時には家で奥さんと二人で夕食を頂く毎日と。

・・・歳を取ると「早寝・早起き」なんですわ、お互い(笑)。

ただし、小生と大きく違うことは、
何と!
今でも時間を見つけては勉強・学習を為されていると。

う~ん、先輩、さすがです・・・


定年後の生活をどのようにするのか?
それを見据えての勤勉・学習は資格の取得を、
ファイナンシャル・プランナーと中小企業診断士を既得・挑戦とのことで。

・・・機械設計上でのアイデアでは、Kさんに負ける気がしなかった小生。
(Kさん、ごめんなさい。一方通行のブログ故、もう、言いたい放題です。)

しかしながら、業務全体を見渡して最適な方法を見出す、
いわゆるマネジメントでは、とても叶わない存在のKさんでした。

長かった海外赴任生活、
そこからもマネジメントに拍車が掛かり、
理系・技術畑より文系・プロモーション畑がお得意に。

定年後はその培った「技」を活かしての生き方、
それに向けてのプランを着々と進められているご様子で。

「仕事のやり方・生き方は人それぞれだけど、
 出来るだけの情報は集めておいた方が良いよ。」

お互いに違う業界でのお仕事はKさんと小生、
それも在ってか、
昔から正直ベースで本音を漏らす?生き方は、もうKさんならでは。
言われることが、全くその通りで・・・

そうなんですよ、Kさん、
小生もなかなか「役者」になれないンです、ハイ(笑)。


新たなる船出に旅立ったH君。
その航海を無事に終えつつ、新たな旅に思いを馳せるKさん。

・・・正直なところ、
まだ、これからの旅程を決めかねている小生が。
「日本一で小さな釣具屋さん」も、その試行錯誤の一環なのです。

でも、資格取得はともかくも、先を見据えての「勉強」は必要だな、うん。


「・・・そうですか、相変わらずも大変な毎日ですね。
 どこかで一息入れたいときは言ってくださいよ。
 自然の中、開放感が一杯でストレス発散にはイイですよ、渓流釣り。」

そんな別れの挨拶を交わしながら、和食屋を後にするKさんと小生。
とてもいい刺激と考えさせられることの多い土曜日の昼下がりでした。




<渓流風景は早春の前谷川・切立川から>














2023年2月5日日曜日

越冬ミミズのご機嫌伺い

 

これまでの寒さが厳しかったせいでしょうか?
今週末は日差しが僅かに暖かく感じられます。

そうか、もう立春か・・・


昨年の11月は晩秋に訪れた犀川釣行、
その直後より今年は初めて、釣り餌はミミズの越冬にチャレンジしました。

その準備・詳細はこちらから・・・

毎年の春に郡上八幡の釣具屋さんで仕入れる天然ミミズです。
それを飼育してその後のシーズンを乗り切るのですが、
繁殖と肥大化・長大化までは独自の技術?で成功、
残る研究課題は「越冬飼育」のみなンです。


比較的に温暖な地でもある住んでいる尾張北部も、
それでも真冬には年に2~3回ほど雪が降り、朝方は霜柱も立ちます。

渓流釣りシーズンは大型タッパでの地上飼育であったミミズさん、
流石にそれでは真冬は寒かろう・凍ってしまうだろうと、
ご諸兄の貴重なご経験を参考にさせて頂き、
越冬は穴を掘って「蓋つきバケツ」を埋める地下飼育としました。


シーズンと同じく、金魚のブクブクによる酸素補給は継続で。

年末年始は例年より暖かめはこの冬でしたが、
一月も中旬を過ぎた辺りから強烈な寒波が日本全国を襲い、
我が家の箱庭やミミズさんの眠るバケツの上にも積雪がありました。

果たしてミミズさん、只今は如何なる案配なのでしょうか?
ひょっとして、過日の夏の惨劇のように全滅の憂き目か?

恐る恐るですが、今週末はそのご様子を伺うことに・・・


飼育バケツが地中に埋まった状態で、まずは蓋を取ってみました。

表層の土は少し湿ってはいますが、何となく乾燥が進んでいるような。

次いでバケツ本体を地中から抜き出してみてみます。

どうでしょう、穴の深さは30cmくらい?
生命の強さは穴の底、白い草の根が見られます。

肝心のバケツの中の土、
それを少しずつシャベルで取り除いていきます・・・


今年の年始だったでしょうか?
何の気なしに入れたバナナの皮、深さ5cmくらいからお出ましに。

そのバナナの皮を取り除いてみると・・・
居ました、一匹目の生存者?です。

これは皆さま、存外に浅いところに居るのやも?

ところうが・・・
その後は掘っても掘っても、
お次の生存者がお出ましになられません。

結構な分量は深さはバケツの半分15cmくらい、土を掘り起こしたのですが。

「やっぱり、これは、かの八甲田山の二の舞か?」

残りが少なくなってきたバケツの土。
この量なら、バケツをひっくり返して、他のバケツに広げられる量です。

一か八か?
意を決して・・・もう、どっさりと!


出た!
げっげ~!!

趣味とは言え、渓流釣りの餌として見慣れたミミズさんではありますが、
流石に、この大きさ、並びに、おびただしい数の匹数には・・・

映画はヒッチコック監督の世界、グロです。。。


しかし、今宵もまた、いい夢が見られそうで・・・


冗談は抜きとして、
この厳しい寒さの中、元気にお過ごしであったミミズさん達。

概ねは地中に埋めたバケツの底の方、
地表から20~30cmが彼らの心地い居住区の様子です。

そして間違いなく、
晩秋の箱入れ・越冬準備のころよりサイズUPの匹数UP。

ネットで調べてみると、

地表から30cm程度の浅い地中では大気の温度と大差はなく、
一日の気温の変化はその中心値で地中温度は安定、
暖かい昼間でも寒い夜間でも、一日を通じて一定温度のようです。

この温度変化の無さがコロニーを形成する理由でしょうかね?

・・・ただし、一匹だけ、
地表近辺はバナナの皮の下に居た御仁。
どこの世界にも「変わり者」は居るようで・・・

それに、晩秋に一緒に入れたは断捨離米櫃からの「古古古米」、
それがいい案配に発酵・発熱したのか、土に水気と粘り気もありました。


寒い外気に長時間で触れさすのは可哀想、
一通りの観察は陣中見舞いが済んだらまた地中に戻します。

「古古古米」は未だに若干の残骸が見られるも、
もみ殻に至っては微生物によって完全に分解された様子です。

追加の食料は兵糧?として、土の上に米糠をパラパラと振り掛けて。

今しばらく、
あと一か月半くらいはこの心地いいコロニーで、
ミミズさんにはお過ごしを頂きます。


繁殖と肥大化は成功、恐らく今回で越冬にも。

・・・しかし、あんな大きなミミズさんが、
春先で活性の低いアマゴさん、その釣り餌になるのでしょうかねえ??


<コマーシャル>

小生自作の渓流釣り仕掛けはこちらへ。


<渓流風景は早春の郡上 ミミズさんの故郷は気良川から>