2015年3月15日日曜日

奥矢作~その1 達原渓谷釣行

ご諸兄各位殿

「今週末はどの川にしようか・・・」
忙しい業務の合間、職場の天井を見上げ、ふっとそんなことを考えてしまう・・・なんてことは無いでしょうか?
職務に忠実な小生は全くそんなことはありません・・・!?

「いや~、今朝は参った。家の前が30cmの雪で・・・」
先週の水曜日の朝のことです。
郡上から毎朝遠路、尾張北部の小生の勤め先まで通っている同僚の一言。

”・・・察するに、今週末のいつもの郡上は残雪の中・・・行き先を変えるか。。。”

ということで、今回は趣向を変えて雪が少ないであろうの推測の元、岐阜県はその南部にある奥矢作へ行ってきました。
平谷湖での管釣りの帰り道、いつも気にしていた川ですが・・・初めての釣行です。
果たして、仕事中の思惑のごとく、上首尾と事は運んだのでしょうか??



朝6:30出発。昨夜は少し雨が降った様子です。
中央道を恵那ICまで、そこから下道、岩村へと向かいます。
途中、阿木川ダムでのR257沿いの温度計は3度・・・寒いです。
岩村のDヤマザキで一日券を要請するも、今年は扱っていないとのこと。。。
仕方なくエサのみ購入・・・が、なんと!キンパクが置いてあります。これは心強い味方!
最近のコンビニは何でも有りです・・・ブドウ虫と共に購入。

上矢作に入りまずは情報収集、上村川沿いの町外れにある釣具屋さんへ一日券を買いに。
ここも釣具屋さんと言うより雑貨屋さんの趣です。
扱っているエサはミミズ、ブドウ虫、イクラのみ・・・買ってて良かったキンパクちゃん。。。
物腰の良さそうなおじいさんの店主から券を買い、
小生 「上矢作は初めてなんですが、どこが釣れますか?」
店主 「そうね~、飯田洞かね。病院を過ぎたら左に曲がって・・・上の方が良いよ。」
小生 「達原(たつはら)渓谷はダメですか?」
店主 「達原(たっぱら)を知っているんなら、そっちでも良いよ。でも谷が深いからね。」
小生 「トンネルの手前とか・・・」
店主 「そうそう、その辺りまで行けば降りるのが楽だよ。ポツポツ大きいのが出るし。」
小生 「混みますかね?」
店主 「いや~、飯田洞はそこそこだけど、達原は行かんでしょ。」
決まりです、R418で達原トンネル手前!

標高400mの上矢作に残雪はナシ。でも600mの達原渓谷は・・・そこらに残ってます。。。


めげずに我が軽巡「ネイキッド」はR418を前進します!
トンネルの手前1kmくらいに橋があり、川面を見下ろします。
綺麗な川です、橋上から底の底まで見て取ることが出来ます。
さて、ここから始めるとしますか・・・

ウエーダーに身を包み今日のチョイスは渓峰尖7m、川幅からして十分に振れそうです。
どなたかの大きな別荘もしくは研修施設、その脇から河原に向かいスロープが降りています。
その道を下って残雪の残る橋下の落ち込みへ。
昨年の大雨の名残でしょうか、丸太が何本も河原にあります。
それより水面は2mほど下・・・余り水量が豊富とは言えません。。。でもとても綺麗な、透明な水です。
天井糸は1号1.5m、水中糸は0.3号、針は吉村6号、目印は蛍光毛糸を2つ。
ガン玉は手持ちの最軽量4号で始めます・・・数投してもアタリ無し。

ここを見切って川をさかのぼります。

小生の春用ウエーダーはシマノの安価なナイロン製はハイチェスト。
流れをモロに受けるので無理な渡河は禁物・・・でもここ、ホント、大した水量ではありません。
膝下程度で川を難なく横切れます。

出会う落ち込みで毎回粘りますが・・・どこも反応ナシ。
そして、ひときは大きな落ち込みが・・・勝負所です!
キンパク、ブドウ虫、イクラ・・・いずれもペケ!
ガン玉を重くして落ち込み直下で沈めても・・・ペケ!

・・・と言うか、この辺り、水、雪、岩、石おまけに枯れ草、流木と周りは「無機質」なモノばかり。
しばらく手を休め、タバコをふかしながら水中を観察しても何も居ません・・・。

深い谷の中で「有機体」、つまりは生命反応があるモノは小生のみ。
当然、行き交うご同輩もなく・・・こんなとき、まま身の危険、妙なスリルを感じます。

この感覚を強めるもう一つの要因として、この川の渡河するときの足裏の手応え。。。
早春だからかも知れませんが、水こけでスベる、という不安にかられません・・・水こけが少ない?水が余りにも綺麗すぎる・・・養分・ミネラルが少ないから??

寒くて冷たくて釣れなくて・・・ひょっとして、ここは「風光明媚」な地獄なのかも知れません。。。



奥矢作~その2 飯田洞川釣行
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2015/03/blog-post_24.html









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