<眠れなかった車中泊>
道の駅 うすずみの桜の里 ねお での車中泊は、
少し蒸し暑いそれでした。
締め切った窓の理由は天気予報から。
夜中の雨降りも考えられ、
車窓に蚊帳を張ったいつもの秘技はご法度です。
加えて・・・
小生含め3台居る車両の一台から、
時刻は11時過ぎですが大きな声での会話が。
声色から、きっと、
一杯、引っかけられているような。
あまり熟睡できなかった翌早朝、
トドメはサーっと激しく降り出した雨と、
同時に響いたハスラーの車体をドンと叩く激しい衝撃!?
眠気眼の小生、
すわ、こりゃ、クマか!
恐る恐る、
遮光シールドを外し窓から車外を覗けば・・・
まあ世の中、そんなモンですわ(笑)。
・・・本日の釣行、その波乱が予想されます。。。
<今日は最果ての地 根尾黒津>
酷道?157号の細道・曲道を根尾能郷から黒津へ。
小雨・曇天の本日は対向車は全く無く、
先行・追従の車両もまた無し。
「よし!今日の釣り場は小生の独断場!」
黒津の堰堤はいつもの通り、
表層を流下する流れは全く無しも、
その下の導水管を下る水の音は確かに聞こえます。
今少し駒を進めれば、人の気配の無い黒津の集落。
アサシンさんのお話では夏の短い期間だけ、
元住人の方が「お里帰り」をされるそうですが、
今はもう暦の上では秋です。
・・・山の景色もよく見れば、
緑に交じって黄色、茶色、赤色の暖色系がちらほら。
それに、今朝は加えて・・・
能郷白山の手前は温見峠に至る国道157号線、
それはここで通行止めです。
もう一丁、それに加えて・・・
帰路に考えていた上大須へ抜ける林道、
それも通行止めのご様子です。
・・・と言うことは、
今日の根尾黒津は袋小路の奥の奥。
「よし!今日のポイントは絶対、一人天下じゃ!」
・・・早朝は深い山の中、
通行止めの2枚の看板を前に、
ひとりニコニコとほくそ笑むおじさん。
・・・何となく、気味の悪い、絵ですよね(笑)。
<波乱その1~世の中、上には上が居られます>
ところうが・・・
越波・上大須へと続く林道は黒津の橋の上。
そのすぐ上流には何と、
早朝の薄暗い河原で目立ちます、
白い鮎釣りスーツをバシっと着たご同輩が!?
「え、え、え??」
駒を進めいつもの駐車スペース、
そこには茶色のダイハツのウエイクが・・・
絶対に一人天下、
と決め込んでいた手前、
これは、とても、心が沈みます。
そうこうしていると、
あれあれ、後続車が通行止めの林道の更に上流へ。
「皆さま、知っているんだ。今日の状況を。」
・・・やむを得ず、
いつもの退渓ポイントから入渓することに。
<波乱その2~小生も歳ですね>
平水もしくは若干の減水は今日の根尾西谷川、
対岸のポイントを目指して、
頭を出した川石の合間を抜け横切ります。
ここ最近は目立った増水が無かったのでしょう、
岩と岩の間にはヌルヌルの茶色いコケが。
「結構、靴底が滑るなあ・・・」
と思った次の瞬間、
目に見えるスローな映像がスタート、
そのショート・ムービーの哀れな結末は小生、
水の張った根尾西谷川の川底でモノの見事に尻餅です。。。
本日も暑くなると思え、
ウエット・パンツでの出で立ちは、
朝一番から我が下半身は下着のパンツを含み水浸し。
ポイントへの執着は必要のない焦る気持ち、
ここ最近は例年に比べ少ない釣行回数は運動不足。
そして・・・もう、歳ですね、これは(笑)。
<波乱その3~浅い流れは渋い釣果>
いつもと違い久しぶりは、
西谷川と河内谷の合流点に向かう釣行です。
焦って向かった深場の淵では空振り。
・・・釣果も去ることながら、
下着のパンツが張り付いて、気持ちが悪く。
合流点に向かう途中は斯様な人工ブロック底の流れ。
僅かに一匹、小アマゴさんが。
・・・まだ、水の中の雰囲気は夏なのか?
晴れていれば見通しのいい、
気分サイコーな根尾西谷川の風景なのですが・・・
小雨に曇り空の本日。
いや、でも、これはこれで、
黒い山にまとわるは、低く棚引く白い雲、
秋の雰囲気も重なって、ワビ・サビは意外に味があるような?
<本筋と谷筋の合流点にて>
さみしい釣果の元、
本日の少ないメインと思われる、
西谷川と河内谷の合流点に到着です。
奥からの流れ込みは本筋 西谷川、能郷白山からの流れです。
右からの合流は河内谷からの流れ。
本日は通行止めで川沿いの林道は、
根尾東谷川の上大須へ抜けられませんが、
途中にある根尾越波では、いつか竿を出してみたいです。
そんな小雨が降る合流点の深場から。
6寸を僅かに残念は切れるかな、
背は茶色くサビの浮き出したアマゴさんです。
・・・やっぱり、川の中も季節は秋です。
<小淵でのチョウチン釣り>
さて、合流点での釣果も一匹のみと、さみしい限り。
雨は降っていますが小雨に霧雨、
まだムリなく釣行は続けられそうです。
・・・濡れたパンツが冷えて、下半身が冷たくも。
まずは一旦、西谷川をさかのぼることに。
暫く進んだ木陰下の小淵・・・
本日の展開から、プンプンとニオイます。
とは言え、通常の細糸・長仕掛けでは窮屈です。
太目の0.7号は2.5mのチョウチン仕掛け、
これを7m竿に結わえて落ち込みにタラしてみます。
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その効果のほど、結果は直ぐさまに。
赤い斑点がハデ目なアマゴさんです。
次いでこちらも同じく、少しサビの深いアマゴさんが。
サイズは今一つですが、
お魚が集まっています、この小淵。
そのサイズに関わらず、概ねはサビが浮き出した魚体。
・・・今日のポイントは淵深場。
そう思うと、
いつもの釣行ルートで出来なかった竿出し、悔やまれますね。
この後、
川を下流に合流点まで戻り、
初めては河内谷へ入ってみたのですが・・・
この辺りから雨の降り方が激しくなり、
探検調査は断念、釣りもこれまで、
ハスラーに戻りました。
ほんと、晴れていれば、スカっと爽やか、根尾西谷川。
・・・林道からワンボックスが戻ってこられました。
本日は白と黒が主体な「水墨画の世界」なのです。
遥かに奥に臨むは能郷白山、
夏の季節のお里帰りも終えられ、
もう間もなくで人が来る渓流釣りも終焉。
山は暖かい暖色系に包まれるも、一層にさみしい季節を迎えます。
<データ>
9月20日 根尾西谷川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
釣果 :アマゴ 7寸 1匹
竿 :7.0m 翡翠 冴 硬調
仕掛 :・通常仕掛け
仕掛 :・通常仕掛け
針 吉村7.5号
錘 1号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
・チョウチン仕掛
針 吉村7.5号
錘 2B号
水中糸 0.7号 2.5m
6寸 3匹
小アマゴ 数匹
気温 :19~21℃
天候 :小雨
表層水温 :未計測
天候 :小雨
表層水温 :未計測
月齢 :27.9
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