難しいは盛夏の渓流釣り。
水温の上昇と共にお魚は積極的にエサを追わなくなり、
釣技を展開する釣り人も、その厳しい暑さに参ってしまいます。
極力で涼しい釣り場を求め、
釣り人は高原や山岳に足を運ぶのですが、
それでも、どうにか勝負が叶うのは日の出後は朝方のみです。
今週末は初めての釣り場も、高所は高原を流れる渓流、
南信州は矢作川の上流、平谷川の支流は柳川にトライしてみました。
<激しい夕立の翌朝>
金曜日の夕食は屏風山PAの「はなまるうどん」にて。
食事中に雨雲レーダーを確認すれば、
これから向かう恵那山の南側山麓は画面上、
真っ赤な表示は激しい雷雨、これは夕立の様子です。
暗い夜道・細道は酷道418号線、
深い霧が立ち込める中、信州平谷に向けて突破します。。。
夕立のせいもあるのでしょう、
標高1,000mの道の駅 信州平谷は気温20℃と涼しくて。
しかしながら・・・
ハスラーの運転席側に網戸を設置、
半分以上も窓を開けての就寝なのですが、
入る夜風にも関わらず、ナゼか寝つきの悪い車中泊でした。
そして翌早朝・・・
夏の高原の道の駅、そこには車中泊車両がいっぱい。
そんな夏の一日ですが、今日も暑くなりそうです。
初めての川は平谷川に支流の柳川。
今一本の支流は入川なのですが、
その上流の管釣り場へ行ったこともあり、
確か記憶では変化の少ない瀬が続いていたような。
事前にGoogleマップで下調べ済みも、
改めて現地現物をこの目で、柳川から様子を見て回ることに。
<皆さま、考える事はご一緒!?>
時刻は陽が登って僅かな5:30。
それでも、国道153号線沿いは、
目星を付けていた柳川のポイント各所、
既に釣り人と思わしきご同輩の車が駐車中です。
「ええ?この時間で出遅れ!?」
一旦、踵を返して下流の平谷川は上矢作方面へ。
ところうが・・・
昨日の夕立で水量豊富なハズは平谷川、
いえ、柳川は豊富なのでしたが、ここは「枯れ川」の状態です。
恐らくは・・・
途中の小さなダムで水を止めているのでは?
初めての川は要領を得ませんね。
再度で踵を返して・・・
結局は道の駅に近い柳川、
その入渓ポイントから始めることに。
<堰堤と瀬が続く柳川>
川岸は草の茂り具合と水との距離から、
日照りに酷暑続きの日々でしたが、
昨夕の夕立効果からほぼ平水でしょうか、今朝の柳川。
見渡す限りの範囲から、
上流には堰堤があり、そこまで瀬が続きます。
・・・飛び込みで入ったポイントは、
ご同輩を避けての対処でもあり、変化に乏しい感が拭えません。
幸いなことは、上流に向けての遡行、
水深と水勢から、それにムリ・ムチャは感じらず。
今一つの渓相ですが、止むを得ませんね、頑張りましょう。
<まま、アタリはあるものの>
大場所でもある堰堤、
その直下からのアタリは遠く、
むしろ、その堰堤を登り・超えるのに一苦労。。。
一見、登るのがムリ目な高い堰堤、
でも、そこは人気河川の柳川なのです、
まず、河原の葦の間、そこにはう回路が。
そのう回路にて、真新しいご同輩の足跡を。
ポイント決めに時間を要したのが、イケませんね。
それでも、苦労して堰堤を登りきれば・・・
釣りをするには苦にならない程度、
夏の高原はその早朝です、
頬を撫でる優しいそよ風、それがとても気持ちいいです。
瀬が続き変化の少ない渓相です、
お魚が居るとするなら、対岸の木陰下に散見される深場・淀み。
枝木に注意を払いながら、
慎重に振り込み&流しを繰返します。
まま、アタリはあるのですが、残念です、ノラないのです。
ウエットのパンツ姿に、
水に漬かりながらの遡行ですが、
それが全く苦にならない水温は19℃。
厳しいかな、こりゃ・・・
<ご同輩もお帰りのお時間!?>
結果が伴わないまま、結構な時間、柳川を登って参りました。
目の前には、これまた大きな堰堤が。
その堰堤の最上段に・・・残念、ご同輩のお姿が。
「あっちゃ~、ここまでかな?」
ワンチャンであろう、この堰堤、少し時間を掛けて攻略します。
白泡の直下、落水脇の弛み・・・
素直なポイントからは、やはりアタリは皆無です。
その代わり、
川にセリ出た葦の足元、
堰堤に近づこうと歩みを進めれば、
水の中でサっと動く、20cm程度の黒い影が。
お魚、居るには居るンですがね・・・
堰堤の上に確認できたご同輩、
よく見ると竿を畳んで帰り支度をされています。
この大堰堤も葦原の中、判り辛いですがう回路が、
それを伝って登り切った時には、もう、ご同輩のお姿も無く。
「上流に次の堰堤が見えるな・・・
小生もあそこまで頑張って、今日は上がるか。」
川の水に漬かりながらの遡行は、
厳しい日差しの元でも暑さ知らずでいられます。
それでも、
帰路は川から上がっての自家用車までの国道歩行、
それを考えると、
そろそろ、時間的にも・気温的にもここまでかな?
高さはさほどでもない堰堤ですが、
返ってそれが中途半端、う回路も無く、本当に遡行もここまで。
もちろん、アタリや手応えも皆無・・・
<お楽しみは温泉&夏景色>
柳川の横を走る国道153号線、それを道の駅に向けて下ります。
釣果はサッパリでしたが、
折角にも南信州まで足を運んだ本日です、
早めに切り上げた釣りに替えて、残りの時間を有効に。
暑いのですが、
やはり、ここは高所高原です、
道端のお花畑をファインダーに納める「心の余裕」が。
着替えを済ませ、
さあ、10:00開店の温泉は一番風呂、釣りでかいた汗を流して。
ここのお湯、
場所は遠く離れていますが、
郡上 吉田川沿いは明宝温泉に似て、
さらさら系の肌さわりも足元注意は滑りやすく。
・・・いつまでも、入っていられる、ヌル目の温度!
そして、
野菜直売所での家庭円満はおみやげ、
釣れなかったお魚に代わるトドメの一撃を刺します。
これで、このひまわりのように、
あっち向いての素知らぬ顔は、流石に家内にはされませんね(笑)。
盛夏の渓流釣り、
何は無くても、高所での釣りに限ります。
ご諸兄、
暑さはこれからが本番、
ご無理は為さらず、くれぐれも、ご自愛ください。
<データ>
8月3日 柳川
エサ :ミミズ、ぶどう虫
竿 :5.3m 天平
仕掛 :針 吉村7.5号
水中糸 0.4号 4.5m
ハリス 0.3号 0.1m
錘 1号
釣果 :ボ~ズ
気温 :20~26℃
天候 :晴れ 弱風あり
表層水温 :19℃
月齢 :8.3
♬小さな釣り具屋さん SW工房 コマーシャル♬