先日、「還暦同窓会」と名打った高校の同窓会に出席してきました。
名古屋の下町は山王橋界隈が故郷の小生、
高校へは自転車で堀川端を名古屋港に向けて、
若干で危なっかしくも毎朝は、
若いって、いいですね、
考えられないような短時間で通っていました。(笑)
今でもこの近辺に行くと、
懐かしくも淡い昔の出来事が思い出されます。
さて、その同窓会なのですが、
一学年450名に対して約100名の参加者と、
昼食時の開催からか男女共々、
思うに結構な規模は出席率の集いになりました。
とりまとめた幹事さんは、さぞ、大変だったことでしょう、
この場をお借りしてお礼申し上げます。
如何せん、
ほとんどの方とは40年ぶりの再会です、
出席する前はみんなの顔と名前、思い出せるか心配でしたが・・・
卒業後も人生のイベントの都度で会っていた人は大丈夫ですが、
キャラの濃かった方(?)や個別にお世話になった方、
特に卒業後2~3年までお付き合いがあった方は、
当時の様子を垣間見れ感慨深いものでした。
・・・ハタチ前後の特別な出来事って、
存外、記憶に残るものなのですね・・・
卒業後、M君は小生と一緒に予備役に着任、
その後は本格的に防衛関係へ任官され、
退官時の階級が「一佐」とのこと。
それって、身近な人ではガンダムのシャア大佐!?
大したものです、めっちゃ、エラいやん!
今はうらやましいくらいの毛髪ながら、
真っ白な白髪はロマンス・グレー、
変わらないですね、
再就職先での業務をバリバリと熟されています。
K君は関東方面の工科大学に進学、
新聞配達所に下宿して勉学を続けられ、
大手自動車部品メーカーに就職されました。
・・・その学生時代は一度、
バイク旅行で下宿先に泊めさせて頂き。
思うに、ご苦労が多かったハズなのですが、
そんな雰囲気は微塵も感じられず、
今でも相変わらず気さくなキャラの彼は、
同窓会の最中も皆と気軽に和気あいあいでした。
・・・ごめんなさい、
彼からゴルフに誘われた小生なのですが、
ご存知の通りシーズン中は渓流竿は毎週で振り回すも、
クラブを握ったことも、ましてや、振ったことが一度もなくて。(笑)
もう少し若いうちから、趣味の幅を広げておくべきでした。
S君は残念、
今回は不参加でしたが、
小生の参加のきっかけは彼でした。
自動車メーカーに勤務するS君、
半年ほど前に業務の都合上で小生の会社へお客様で来社、
その後に久しぶりと、まずM君と3人で「小さな同窓会」を開催。
その席でM君から、
今度、本格的な同窓会があるよ、を聞き及んだ次第なのです。
そんな同窓会、宴もたけなわ。
ホテルの一角で立食形式にて行われた会合、
コーヒーを頂こうとスタンドでカップに注いでいると、
横で順番を待たれる女性は・・・
「K美さん、ですよね?」
「あら、お久しぶり!」
昔の面影を残すK美さん、
向こうもすぐに当方が判った様子です。
出身中学は違いましたが近くに住んでいた彼女、
在学時に一度だけですが、映画を一緒に見に行ったことが。
その映画は「2010年宇宙の旅」。。。
イカんですね、女の子とのデートです、
もう少し、気の利いた映画にすれば良かったのに、
案の定、開始から暫くして、彼女は深~い眠りに着いて。
「昔は近所でしたが、今もですか?」
「嫁ぎ先が名古屋の北区で、今はそこに住んでいるわ。
あと5年もすれば敬老パスでバスと地下鉄は乗り放題よ。」
ここからもう少し、突っ込んだお話を、
と思った矢先に、
残念です、彼女のお友達でしょう、
お酒が入っているのか、割り込まれて、お話はそれっきり(笑)。
・・・ほんと、間が悪い小生、相変わらずですね。
会も終盤にご挨拶は、
学年でリーダー的な存在であったT君から。
「・・・我々は還暦という節目を迎えました。
でも残念なことに卒業後、
この年齢を迎えることなく、亡くなった仲間がいます。
それに今日は参加できなかった闘病中の仲間も何名か居ます。
命があること、生きるということ、感謝です・・・
また10年後に、
今日のような会を開き、皆が参加できることを望みます。」
そうだよね、T君、さすが!
相変わらず良いことを言うじゃない!!
生きるって、ほんと、大変なことだけど、
周りのためにも、また、自分自身のためにも、生きなきゃ。
その後は、皆で校歌を歌って。
・・・ありがちな勇ましい旋律ではなく、
流れるように優しい曲調は我ら高校の校歌です。
参加各位に至っては、案外、歌詞も覚えられていて。
10年後は70歳、別名が「古希」。
字のごとく、希れにもって古い!?
果たしてそれまで、我ら、どんな時を重ねているのか?
でも、ベースになる「生き様」は、
それはこれからもきっと、
川の流れと同じ、
若い時と一緒で変わらないでしょうね。
<風景写真は名古屋 堀川と名古屋港から>
♬小さな釣り具屋さん SW工房 コマーシャル♬