2024年11月17日日曜日

今年もハスラーのお掃除

 

・・・先週から「片付けネタ」が続きます。


今シーズンも渓流釣行へ向かう足として、
また車中泊のお宿として活躍したウチのハスラー、
毎年はこの季節、きれいにお手入れ・掃除を行います。

来春には4回目の車検を数え、早くも9年のお付き合いです。

購入時での家内からのご指示は、
「今度のオレンジの車、定年まで乗ってよね。」
でした。

その定年の時が、これも早くも来年の秋。

購入した直後に社内異動から長距離通勤となってしまい、
加えてシーズン中は毎週末での「渓流詣で」、
当時の計算では定年時、
商用トラック宜しく20万kmを越える走行距離の予想でした。

幸いなことに長距離通勤は4年目で終了。

しかしながら、味を覚えた車中泊、
それでの「長距離渓流詣で」が始まっちゃって・・・

流石に来秋で20万kmは無いでしょうが、それ近い値に行っちゃうような。


故障の少ない、品質管理はピカイチの国産車なのですが、
やはり9年の歳月と15万km以上も乗れば、
そこそこに小さな不具合が出てきます。


上の写真は速度計、その下に燃料ゲージがあります。
10コマ刻みの電子デジタル表示、今は4目盛りを示しています。

これがまま、満タンに給油しても9目盛り表示であったり、
今の表示の4目盛りから3目盛りへの減り具合が急だったり。

燃料タンクに仕込まれたレベル・ゲージの接点不良でしょうね。


次いでオートマ・シフト横のレンジ表示なのですが、

本当はライトを点灯すれば、
P・R・N・・・の文字盤も光るハズが、残念ながら消灯状態。

いえ、
全く光らないかと言えばそうでも無く、
何なのか、ご機嫌麗しい夜、そんな時はまま光っているのです。

・・・恐らくは振動によるオン・オフ、配線の接触不具合かな?

一度はディーラーへ修理をお願いしたのですが、
このインパネ周囲は構造上、ASSY交換となるそうで・・・

致し方なく、
夜間の運転では全くシフトの状態がここでは確認不可、
これまた速度計の下は燃料ゲージ横、そこの表示での状態確認です。


お次は荷室にオプションで設置した防水マット。

これは経年劣化かな?
宣伝の売り込み文句は「サっとひと拭きでキレイに」。
確かに初期はその通りだったのですが・・・

釣り具を納めた重いバケットやクーラーBOX、
その足跡は深くシートにメリ込んで、
劣化した生地に入り込んだ染み汚れ、これが、なかなかに手強くて。

まあしかし、
目立たない荷台での出来事です、些細なことは気にしなくても。


幾つかの不具合がある中でも、
これは装備して良かった、のオプションはこちら。

それがドア・ノブのエスカッションでした。

ワンポイントでおシャレ、また、機能的にも効果あり!

・・・家内ご用達のヴィッツ、
それにはこれが無くて、こんな有様に(見えるかな?引っ掻きキズが)

ご諸兄のお車、
もし「爪の長い方」が使用されるようなら、一度、ご確認された方が宜しいかと。


自前で後付けした装備の中、
今でも現役バリバリで一番に重宝したのが、やっぱり「竿受け」ですね。

オプションで同じ機能の品物を揃えると結構なお値段になるところ、
丸木とフック、ゴム・ネットを使用して安価に仕上げました。

・・・「見てくれ」はイマイチな素人工作品ですがね。
それに本流竿や渓流小継竿などガイドの無い「延べ竿」にはグ~も、
リール竿には不向きかな?

毎年はこの掃除の際に取り外すのですが、
今年は今月末にはもう一戦、
お天気・気候が良ければ臨時釣行が控えています。


今しばらくの継続設置として。

でも、どうこうしていたら直ぐお正月、また気田川遠征で必要に。
もう、このまま来春まで付けておこうか・・・


窓拭きにインパネ周り拭き、床の掃除機掛けに各装備の点検と、
暖かい今週末は内装作業が進みます。


曇り空の本日です、
外装の洗車はまた今度にしようかな・・・

来週は中頃から寒くなるとの予報です。



<渓流風景は今年の5月 根尾西谷川から>






















2024年11月10日日曜日

晩秋は寝袋のお洗濯

 

今シーズンの車中泊、
数えてみると結構な回数です、21回となりました。


今年は特に、都合が付けば必ず渓流釣りへ出陣、
結果として例年より多い車中泊回数に。

週末金曜日の夕方は業務後、
会社近くの銭湯でひとっ風呂浴びて、
道中の牛丼屋で夕食を頂いて、その足で川へ向かうのです。

連休などは日中の釣行の後、
これまた川近くの日帰り温泉で入浴&夕食してから。

いずれ日がとっぷり暮れた山の夜です、
満天の星空の元で川のせせらぎを聞きながらの車中泊は、
翌早朝の釣行に夢が膨らみます。


・・・これだけ聞くと、

ロマンいっぱいは楽しい車中泊、
なのですが、いえ、確かに、
楽しいは楽しいのですが、そこには「諦めの楽しさ」が。

狭い狭い軽自動車での一夜です。

釣り具や着替えに食料品、
時には濡れたウエーダーや魚臭いたも網を座席下に、
何もかもが満載・混載での一夜は、まんま、男所帯に・・・なのです。


・・・人間の心理と言うのは面白いもので。

ある一線を越える前までは、この状況を何とかしよう!
と思えガンバれるものなのですが、
その一線を越えてしまうと、「ま~、エエか」になるのです。


そんな21夜に渡る楽しい楽しい車中泊、
疲れた体を休める寝床はハスラーの助手席側、
男所帯に敷かれるは、我が”香り立つ”寝袋なのでした。



今シーズンも本当にガンバって頂きました。


・・・と言うことで、
ここに来てようやくにも秋らしく、
晴天が続く予報の今週、この寝袋の自宅での洗濯に挑んでみることに。


やり方が悪いと、
中身のワタがヨレてしまうのでは?
乾燥が不十分でカビが生えてしまうのでは?
なかなかに不安要素の多い寝袋のお洗濯なのですが。

「挑んでみる」と言ってしまうと、
何だか初めての挑戦はトライに聞こえますが、
実は昨年のこの季節は晩秋にもお洗濯は経験済み、
結論として、自宅での洗濯機を使用しての作業は問題なしです。


しかしながら・・・

はて?昨年はどのように洗濯したのか?
忘備録はこのブログに記しておくべきでした。

何はともあれ、
歳と共に薄れ行く記憶力、それに全てを委ね紐解いて、
まずは寝袋のチャック類を全開に、大きな洗濯ネットに納めます。


ウチの洗濯機は51Lまで水を注げますが、
この寝袋をドラムに納めるとキッチリな感じです。

洗濯用洗剤も55Lの少し下までキャップで計ります。

この段になって、
旦那がごそごそと洗面所で何やら悪だくみ?
気になったのでしょう、テレビを見ていた家内がこちらへ。

これからの作業を概ね伝えると、
何でも家内曰く、柔軟剤を入れるとふんわり仕上がるそうです。

ここまでは問題は無いのですが、
さて、記憶が定かでないのもの、それは洗濯機の運転モードなのです。

「ドライ・モードよ、絶対に。間違いないから!」
これも家内からのご意見です。

家事全般においては絶対的な存在はウチの家内、
とてもとても小生如き若輩が意見具申なぞ、
挟める余地はございませぬ。


でも・・・23分って、あんた。

そんなに洗濯時間が短かったかな?
拙い記憶からだけど、1~2時間はじっくり、時間を要した気が。

余りも勢いよく洗濯機が回ると、
繊細な寝袋の事です、良からぬ結果を招きかねず。


・・・家内がテレビに戻った後、
一人でこっそり、洗濯機のモードをイジってみます(シ~)。

残る選択は「つけおき」か「毛布」と思うのですが。

少なくても、これくらいだよな~、
お洗濯モードは、きっと・・・



小一時間の後、洗濯機がピ~ピ~と終わりの合図を発します。

脱水の程度は若干で緩め、水は滴ってきませんが・・・

大きなバケツにネットに入った寝袋を入れ、
自宅二階は小生の書斎(=趣味部屋 兼 SW工房)横のベランダへ。

ネットから寝袋を取り出し、手すりに掛けてみると、
幸いなことに今回も中のワタの「より・よじれ」、
その存在は確認されませんでした。


残る鬼門は「完全なる乾燥」のみです。

「物干し」の開始時刻、それは日曜日の夕方でした。
一晩は冷え込む夜間も干しっぱなしで。

月曜朝は出勤前、裏返して、晴天の元にて引き続き干します。

月曜夕方は帰宅後に、湿り気の状態を確認。
・・・夜間は露が降ります。

この乾き具合なら一旦、取り込んだ方がベターと判断しました。


翌、火曜日の出勤前に再度で屋外に干しまして、
夜間は屋内へ取り込みを、繰り返すこと木曜日まで。


寒い今週でしたが晴天続き、都合4日間で「干し上がり」。

これにて来シーズンも、爽やかな車中泊、それがお約束です!


・・・さて、
今日は午後から本丸攻め、
ハスラー車内のお掃除かな・・・


<渓流風景は今年の夏 奈良井川上流から>














2024年11月3日日曜日

OWNER マス針


・・・毎日をのほほ~んと生きる小生です。

恥ずかしながら、
釣り針の「針」って、この字じゃないンですね。


先週の信州 犀川での釣行、今年は無念にもボ~ズで幕を閉じました。

掛けたお魚が大き過ぎ、
曲がってしまった釣り針は吉村渓流の8.5号。

リリ~スが多い釣行から、
これまで小生はカエシの無いスレ針、吉村渓流を使用してきました。

・・・その理由は何も、
お魚を思ってだけのお点前ではなくて。

粗忽者の釣り師は小生、
彼はお魚も確かに釣るのですが、
自分自身を釣ってしまうこと、しばしばでして・・・

カエシの存在は危ないのです。


竿を畳まずに河原を移動する際、
釣り針をエサ箱の首掛けに刺すと都合が良く、
そんなことからもスレ針にミョ~な拘りを持っていました。


しかしながら、思い返せば・・・

本流釣りでのオオモノとの駆け引きはその最後、
糸は切れずも、お魚をバラしてしまった、がままありました。

先週はたまたま、針が曲がった事に気が付きましたが、
ひょっとすると、
のほほ~んと生きる小生、
彼は気付かないだけで、同様の不手際を幾度もしていたのかも(汗)。


そんなことから今週末、
「新たな強靭な釣り針」を入手してきました。

・・・いつも暖かいご支援・ご助言を弊ブログに頂けるアサシンさん、
オススメに従って手に入れたのは、上記の写真「OWNER マス針」、
アドバイスをありがとうございました・・・

早速にも、吉村渓流とマス針を並べてみます。

一番左が普段の渓流釣りで常用する吉村7号、
中央が本流釣りで使用する同じく吉村の8.5号です。

7号でも十分に尺モノに対応は可能なのですが、
それよりゴツい8.5号、これが先週はイカれました。

一番右が真打ち、マス針の9号、
う~ん、何かを連想させる鈍い黒光!?
若干のヒネリも加わって、その差、ゴツさ加減の違い、一目瞭然です。

スペック的には吉村7号の軸径は0.435mm、
吉村8.5号のそれは0.485mmとなり、
マス針に至っては0.57mmです。

単純な強度計算は軸径の3乗の比から、
吉村8.5号を「1」とすればマス針は「1.6」に、
吉村7号との比較なら倍以上の「2.26」と言う値にも。

先週のお魚の1.6倍って・・・
恐らくですが、そんなお魚を掛けた日にゃ、
先に糸が切れるか、竿が折れちゃうでしょう、きっと。


残る問題は針のカエシなのですが・・・

これはネットの情報から、電工ペンチ、それで潰せば簡単とありました。
早速にも小生、試しに「カエシ潰し」をヤってみました。


ミミズ飼育の冷却装置工作でも使用した、配線の圧着端子を潰すペンチです。

この先端に針先のカエシ部分を挟み軽く握ったら、
いとも簡単にカエシは元の鞘に収まって・・・

支点がひとつのラジオ・ペンチでは斯様に行かないでしょうね。
複数の支点で構成されるトグル機構が為せる技かと。


・・・さて、今回、新たに加わった「強靭スレ針」、
その直近の出番は、お正月の気田川釣行になるかな?

小生勝手な願望は、寒さはほどほどの新年です・・・




<渓流風景は今年の正月 遠州 気田川から>

















2024年10月27日日曜日

秋の信州 犀川殖産釣行

 

数年前から晩秋の季節に通っている信州 犀川です。

昨年の秋は諸事都合で訪問できず2年ぶりとなります。


思い起こせば・・・

初回は渡世の厳しさ?為す術も無く全くのボ~ズ、
2回目はイヤになります、取り込みの粗相でこれまたボ~ズ。

そんな粗忽者も場数さえ踏めば何とかなるモノでして、
3回目と4回目は幸運にもそれぞれ2匹づつの釣果を頂けました。

正直な印象として・・・
釣れても僅かな匹数、さも、難しいは犀川釣行、なのです。

では、なぜ、彼は毎秋も懲りずに、
250kmも彼方へ引き寄せられるのか?

僅かな釣果も掛かればオオモノ。
晩秋の北信は犀川と紅葉の素敵な風景。
熱くもなく、ヌルくもない、心地いい不動温泉・・・

はて?これだけか?
挙げた自分も考え込んでしまう、
数寄者や傾奇者にしか理解できない、
いずれ特殊な嗜好が作用している犀川釣行なのかも知れません。


<東電 平発電所はダダ漏れ>

R19を松本から北上します。
犀川殖産のポイントに至るには、必ず通る発電所のダム。


初回と先回は今回同様、激しい放水のご挨拶でした。

個人的な判断なのですが・・・
このダムの放水、無い時の方が好釣果なのです。
さすれば今回、チョット厳し目かな?


せめてもの救いは緑色の濁りが濃い流れ、
背景の色づき始めた紅葉と絶妙なバランス、とても綺麗です。

大岡の道の駅にはお昼前には到着。

これも犀川釣行のお楽しみの一つです、
道の駅の食堂で天ザルを早めの昼食として頂きます。

昼食後に様子を見るは、道の駅裏手の流れ。

やはり、先ほどの平ダムと同じ、濁りが濃そうです。
これまでの経験と比較すれば水位も高め。

さて、如何したものか・・・

この時、プランは2つありました。
一つ目は、先回、先々回と実績のある川口橋の上流でがんばる。
・・・でも、あまり面白味が無いような(それは、上級者のセリフ!?)

二つ目は、全くの深耕開拓。
毎度、とても平和な国は日本です、
エエ歳をしたおじさんが地図とにらめっこ。

川の屈曲と狭窄、等高線の入り具合から、
更級橋の上流は和田の集落近辺。
恐らくは川幅が絞られ、複雑怪奇な流れ、なのでは??

・・・ネットからオススメなポイント、
それを探すことも可能なのですが、数寄者は小生のみに非ず!?
ここに至る途中もご同輩で満員御礼の犀川でした。

それに、いずれのオススメも、
釣技のメインは遠投の利くルアーかフライのご様子、
如何に本流竿と言えど高々10m程度、「探り」の範囲は知れています。

濁りが入り水位の高い状況、
ここはもう、己の読み・技量を信用して「プラン2」を採択です!


<確かに、複雑怪奇・・・>

集落の細道を安全運転で分け入り、着いたポイントが斯様な案配。

押しの強そうな本筋の勢い、
それが対岸の波消しブロックを直撃、
跳ね返った流れで反転流を形成しています。

その上流は、これまた押しの強い早流れは直線流。

まずはこの、複雑な流れの反転流にて様子見します。

いつもの本流釣りは0.7号糸を使う小生も、
ここ犀川だけはご用心、
1.5号の太糸を「半ひねりぶしょう付け」で穂先に結わえます。

成育が思わしくなかった今シーズンの飼育太ミミズ、
それを吉村渓流8.5号に付けて、いざ!

・・・反転流なのですが、勢いのある流れ、
錘5B一個のみでは安定せず、5B+5Bの重量編成に。

繰り返される仕掛けの振り込みと引き上げ。
竿に伝わるは錘が川底の岩に当たるコツコツ感のみ。

ままこれが、
小魚のアタリに思えてしまうのが、
規模の大きな犀川、そこでの本流釣りなのでしょう。

残念ながら、複雑怪奇の反転流からは手応えナシ。
上流に向け、早流れは押しの強い直線流、それに視線を移します。

ここも本命からのアタリは皆無、
それが織り込み済みは心の準備も万端、
背中に陽の温かみを感じながらのシーケンス。

・・・これが小生の思う「犀川釣行」なのです。
少しずつ石河原を移動しながら結果の伴わない釣り。
数寄者や傾奇者にしか理解できないでしょう・・・

その上流はもう一つの犀川の屈曲点に至ります。

ここは対岸が自然の岩盤、
跳ね返りの流れも先ほどより一層、勢いがあります。

その反転流でも粘るのですが・・・残念ながら。


<実績ポイントの川口橋上流は・・・>


フライさんでしょうか?対岸ではご同輩のお姿が。


時刻も15:30を過ぎ、秋の陽は大きく傾いています。

日没まで時間がありません。
このポイントを諦めて、本日最後のワンチャン、実績のある川口橋へ。

ところうが・・・

2年前はここにも、いい案配の反転流が在ったのですが。

本日は水位が高い為なのか、はたまた、渓相が変わってしまったのか、
その流れは見ることは叶わず、至極単調も直線的な流れに。

・・・のっぺりとした、変化の無い流れ。
一体全体、どこを刺せばいいのか?
小生が苦手とする流れの一つです・・・

それでも、暫くトライしてみたのですが、やっぱり残念。。。


<さて、明日はどうしたものか・・・>

日暮れ前には竿を納め、本日のお宿に入ります。

いい湯加減はここの不動温泉、
それに浸かりながら、明日の策をひとり、考えます。


曇り空ながら雨の無い一日だったことから、
若干、明朝になれば濁りと勢いは納まるやも。

それに、引き続き明日にかけては曇天、
厄介な急な冷え込み、それは無いだろう。

少なくとも、
流れの変化が乏しい川口橋の様子より、
和田集落の狭窄ポイント、
本日夕方のポイントの方がベターなのでは?

何より、過去の犀川釣行を振り返ると、
初日はダメでも翌朝はグ~、なんてこともあったな・・・

よし!
今一度、自身の「読み・技量」を信用して。

・・・ひとりブツブツとお風呂の中、
ご同宿の方々には、その気味の悪さ加減、
この場をお借りしてお詫びを申し上げます。


<明朝、更級橋の上流にて・・・>

思った通りの明朝は曇天の下、
幸いなことに昨日のポイント、そこにはご同輩のお姿は無く。


暖かい朝です。

毎年はナイロン製のウエーダーを着込んでの犀川釣行なのですが、
今年は時期も少し早く、また、暖かい秋でもあり、
透湿ウエーダーでの出で立ちです。

・・・来年からは、いっそ、車中泊にしようか?


思惑通り、少しだけ水位は下がっています。
濁り加減は・・・難しいな~、判断が。
それでも悪くはなっていません。

昨日の午後と同じように、
2つの反転流を下流側から、犀川の狭窄ポイントを重点的に攻めます。

一つ目の対岸が波消しブロックの流れ。
・・・粘りますが、ウンもスンも無く。

二つ目は対岸が自然岩壁、一層に流れの強い反転流に。

水量と水勢、
共に強烈な流れから、
太い1.5号の糸なのですが、
油断をすると重錘でもあり糸が絡まります。

その糸絡み、一旦錘を外し、
チモトのほつれ、それを除くため針を付け直します。

エサのミミズも新たに付け替え、仕切り直しの一投目でした。

コツコツとした岩のアタリの後、
スっと吸われるようなアタリ加減が。

川底の岩と岩の間、
そこに錘が吸われると、同じような感覚なのですが、
今回のそれ、僅かに微振動が加わり・・・間髪を入れずアワせます。

返す反動はまんま根掛かり、
しかし、直ぐに移動が入り・・・来た、掛かりました!

ド~ンとした重い手応え、
それでもハッキリとした生命反応、
本流竿が見る見るうちに撓み始めます。

犀川の強い流れも重なり、未だ見えないお相手、メチャ重いです。
竿を懸命に立てるのですが、これがなかなか・・・浮いてきません。

少しずつ、少しずつ、当方も後退して水から上がり、
これで小走り・咄嗟の対応が可能となります。

浮きかけたお魚ですが、
またまた竿が大きくお辞儀を、川底へお魚は戻ります。

・・・これ、今までにない、手応え、かと。

長いです、対峙すること2分くらい?
ようやく、水面近くに浮いたお魚、
雷魚を思わす絵柄がくっきり、ブラウンです、目測50オーバー??

水上に顔さえ出させれば・・・もう少し。
その段で大きくお魚は顔を振り、再度で川底へ向かうご様子。

「させるか~!!」

恥ずかし気もなく、ひとり、河原で大声を。
一層に竿を立てたその瞬間、この期に及んで、何とバラシ!?

お魚はゆっくり、川に潜っていきます。。。

それと同時に脱力タイムズ!?
アドレナリンがス~っと、引いて行くのが判ります(笑)。


改めて、バラシ・敗因は何だったのか?
錘、糸、それに針、いずれも所定の位置にあります。

でも、バラシのあの瞬間、
糸が切れる「プツン」な感覚では無く、僅かに刹那「抜ける」ような感覚が。

よくよく、針を見てみると・・・

何と、針の懐、それが開いているじゃないですか!?
新品と並べると、それが良く判ります・・・

お魚が大き過ぎて、釣り針が耐えられなかった。
スレ針は吉村渓流、その最大は8.5号の限界だった!?

・・・世の中、逃がした魚は大きく見える、とは申しますが。



二日続けての犀川釣行なのでしたが、
己の「読み」は当たれど、終わってみればバラシのボ~ズ。

それでも、
最期はジェット・コースターの如く、アドレナリンが乱高下!?

・・・やっぱり、こればかりは、
そんなところにロマンを感じる数寄者か傾奇者は、
彼にしか理解できない、特殊な世界、なのかも知れませんね。



<データ>
 ●10月25/26日 犀川 
エサ    :ミミズ
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 吉村8.5号
       1.5号 9.5m トオシ 
                    5B+5B号
                    5B号のみ
釣果    :ボ~ズ
気温    :25日  ~19℃
       26日 13~18℃  
天候    :曇りまま風あり 
表層水温  :16℃
月齢    :22.3