帰路に撮影した長良川鉄道は、
深戸駅前のR156沿い、長良川の桜です。
花の具合は五分咲きでしょうか?
ここより北の郡上八幡では今少し華やか、七分咲きの様子でした。
やはり街中と川沿いでは気象条件が違うのでしょうね。
・・・花の開きも差のある今の時期、
釣果にも「場所ムラ」が出ちゃいます・・・

<朝一番は郡上明宝 吉田川>
先週のアマゴ起こしの雨に期待しつつ、
郡上八幡から先は長良川に別れを告げて、
吉田川を横目に今週も、せせらぎ街道を登ります。
途中は目ぼしいポイント、
きっとご同輩の駐車でしょう、
皆さま、思いは一緒なのですね。
三原の堰堤はその手前、せせらぎ街道を折れて細道へ。
先週の雨は本当に良く降りました。
週の中頃にも雨が有ったのでしょう、
大きな堰堤から落下する水は結構な量です。
その堰堤の上段は開きにも、大量の水が溜まっています。
本日の予定はここから釣り上がり、
奥長尾川との合流点で退渓・・・
なのですが、
川幅一杯に広がった流れ、一抹の不安が。
・・・これ、渡河、出来るかな?
加えて、
2つ目の不安が発見されます。
道中にもたくさんのご同輩を拝見、
この三原堰堤の上も入りやすいポイントです。
時刻は8:00と決して早くない時刻から、
河原の砂地に残る足跡、恐らくそれは先行者のもの。
果たして、
彼はここを渡河して、上流へ向かわれたのか?
そして、
3つ目の不安が・・・
冷え込んだ今朝は気温4℃なのですが、
これは上着を着込めばガマンできる範疇も、
どうにもならないのが川の表層水温でして、それは何と5℃。
小生の釣技・経験では、
水温が7℃を下回ると釣れた試しが無くて。(笑)
標高1,200mの山中峠はここから北へ10数kmほど。
そこを端とする吉田川は、
途中には大きなスキー場もあり、
思うに今の季節、雪代が混じり水温は低めなのでしょう。
川虫を捕まえて・・・
先々週の揖斐 粕川と比べ、
そこは郡上 吉田川です、わんさかと捕れます。
しかしながら・・・
堰堤上の開きは対岸の岩壁下のユルい流れ、
軽めの錘と細糸で誘いを掛けてみるも、手応えは全くナシ。
しからば、
ここから釣り上がろうと、
上流の浅瀬に駒を進めたのですが。
いえ、夏のウエット・パンツなら、どうにか可能な渡河も、
水勢をモロに受ける本日着用しているナイロン・ウエーダーでは・・・
無念です、危険と判断。
残念ながら、河岸を変えることに。
<春のうららは里川 小駄良川>
さて、どこに向かうか、どうするか、
まずは、スマホの地図とにらめっこ。
先週の寒水川や気良川も、
水源は1,000mを越える山々からです。
恐らくは、多くの雪代が混ざり、同様に水温が低いのでは?
つつつ~と、
スマホの地図を帰路方向へスライドさせて。
・・・と、
八幡の外れに規模は小さめ、今の季節向けな流れが。
「小駄良川か・・・
初めてだけど、時間もないし、ここにするか。」
せせらぎ街道を八幡に向けて下ります。
行きに見かけた目ぼしいポイントでの駐車、
帰りの今、それが無かったり、あっても車種が変わっていたり。
・・・本日の吉田川、
ご同輩各位も苦戦のご様子です。
八幡の街中は郡上警察署の前、
いつもは左折でトンネルを抜けR156へ。
今回はそこを右折、県道を小駄良川沿いに登ります。
川の様子を見ながら、
勘と経験で、さくっと!?ポイントを決めます。
(早いお話が、テキト~なのです。)
しかし、この近辺の小駄良川、
川面への落差があり入退渓点が絞られます。
幸いにも「しもはらはし」の脇に鉄製のハシゴを発見、
ここを入渓点、いや、退渓点として、
川下から入渓することに。
県道をトボトボと徒歩で下っていると、
先週と同じく、ステッカーを付けた軽トラが。
・・・ラッキーです。
漁協の巡回さん、登場です。
年券をご確認頂いた後、
入渓ポイントを尋ねたら、ご親切にも軽トラで先行、
直ぐ先の橋の上から「ここ、ここ」と場所の指図を頂けました。
ありがとうございます。
さて、
ここから「しもはらはし」の鉄製ハシゴまで、
小駄良川を釣り上がることに。
郡上 小駄良川、
開けた渓相は里川の雰囲気、
今の桜の季節がぴったり似合います。
朝方の吉田川とは打って変わり、
時間も時間だからでしょう、暖かい小駄良川です。
水温も9℃、思った通り。
集落前の釣り易そうな瀬、そこではやはり手応えなし。
これから次の集落は、「しもはらはし」の袂まで、参りましょうか。
この小駄良川も川虫は豊富です。
逆に、豊富で困ってしまうのが、芽吹いたばかりはネコヤナギ。
粗忽者は相変わらず、
何本か仕掛けをこれに引っ掛けます・・・テンポが狂いますね。(笑)
手応えが無いまま、小駄良川の遡上を続けると・・・
来ました、大場所!
いい案配な堰堤です!
水量もそこそこな小駄良川、
堰堤を流れ下る水の量も良い具合、
その直下の深場も、程よく深さがあり・・・
ここで出なけりゃ、今日は(も?)ダメだな。
慎重に堰堤の周囲を確認、「攻め手」を考えます。
流れの中心は向かって左側がメイン。
直上は中央の3m以外、両側から枝木がセリ出ています。
向かって右側の滝つぼは流れも少なく、
水面に枯れ葉やゴミが浮かび、振り込めばトラブルは必至・・・
振り込みの方法は「送り込み」で流れのメインに。
お魚が掛かったら素直に、中央3mから引き上げるか。
手は決まりました。
先ほどから風が出てきていました。
送り込みは風に煽られ・戻され、飛距離が伸びません。
かくなる上は、
弾道の低く抑えた秘技!サイド・スローで・・・
思い描いた通りの「攻め手」で、上手く事を運ぶのですが、
う~ん・・・残念、思い描いた通りで無いのは釣果のみ。(涙)
そこを諦め、横のコンクリ護岸から越えて、先に駒を進めます。
進むにつれ遭遇する小場所、
都度で探りを入れるのですが、
何が原因なのでしょう、続くは無反応のみ。。。
退渓点の「しもはらはし」は、もう間もなくのハズですが、
残念、水量の多い本日だから?
残念、水量の多い本日だから?
里川 小駄良川ですが、ここは深くて進めません。
さて、どうするか。
少なくとも、釣りは一旦、ここまでかな。
竿を畳んで、入渓点まで戻るか?ここで退渓点を見つけるか?
周囲を見渡す小生。
左手側には数mくらいの高所、そこにガードレールが見られます。
ただ、枯草に覆われた急斜面です、登るのはキツい&アブない?
で、右手に視線を移すと・・・
左手より一層の急斜面ですが、高さは3~4m程度の土手。
青竹が密生して生えています。
行きの徒歩での記憶では、登った上は水の抜けた田んぼ、だったかと。
「こっちかな、退渓するなら。」
竹は根が張って丈夫です。
黄色や黒い竹は避け、青い竹のみに手を掛けて、
急斜面をよいしょ!一歩一歩を慎重に登り切ります。
・・・我れながら、
還暦手前のおじさんが、よ~ヤリます。
でも、困ったことに当の本人は、
こんなアドベンチャーが楽しいのです。(笑)
田んぼを横切り、県道を「しもはらはし」へ。
しかしながら・・・鉄製ハシゴの脇にはご同輩のお姿が。
残念、今週末も、ここまでか。。。
<データ>
4月5日 吉田川・小駄良川
エサ :ミミズ、川虫
竿 :6m 天平
仕掛 :針 吉村7号
水中糸 0.4号 4.0m
ハリス 0.3号 0.4m
錘 2~1号
釣果 :ボ~ズ
気温 :4~18℃
早朝の吉田川は寒くて、昼前の小駄良川は暑くて・・・
天候 :晴れ 昼近くから風
表層水温 :吉田川:5℃ 小駄良川:9℃
月齢 :6.7
帰路は郡上八幡の駅前で、遅めの昼食を。
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~2025年4月5日~
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