2015年8月29日土曜日

秋を感じさせる長良川釣行

ご諸兄各位殿

7月の末に訪れた長良川は前谷川出合い。

長良川も北濃の駅を越えた辺りから趣が変わります。
人家が少なくなり、川幅も限られ、細い支流と奇岩に大岩・・・
R156から運転がてらに臨む景色は渓流そのもの。

特に雨の後は緑が濃く、低い雲が垂れ込めて、
行く夏の郷愁を感じさせてくれます。


今週も雨後の大アマゴを期待して、管釣りビクを片手に行ってきました。

午前3時30分。
犬山のR41の電光掲示板には「尾張東部大雨警報発令中」の表示。
出がけの小牧から激しく雨が降っています・・・ワイパーは早送り。
予報では郡上方面、明け方から雨が上がる模様、ほんと??
目の前のドシャ降りを前に若干の不安を感じながらアクセルを踏み込みます。
でも郡上八幡を越えた辺りから雨は小止みに。

5時30分、前谷川出合いに降り立つ頃は小雨。
長良川も良い頃合いに増水、若干の濁り、気温20℃。

今回はいきなりの本丸攻め、奇岩の袂、前谷川出合いから始めます。
でも、残念ながら掛かるのは小アマゴさんばかり。


緩い流れ、ここでの主はやっぱりこのお方、ウグイさん。
とぼけた顔つきが憎めません、ナゼか。。。出合いの上流の瀬で。

先回、ここで出会ったおじさんのアドバイスに沿って、
川の中央に立ち込み、落ち込み前の流芯、その対岸を流します。


樹木手前から投入、糸を立て張りすぎず、緩めすぎず。
流れに合わせて、竿を糸より若干の先行移動。
もう少しで落ち込み・・・仕掛けを引き上げようとした直前、アタリです。

落ち込み直前の受け、緩い流れ・・・
ウグイさん?と思ってアワせたら強烈な引き!
少々意外で面食らいました。
川底を左右に鋭く走ります。

当方は上流、先方は下流。
増水気味の流れが先方へ有利に働きます、大きいです、強力です。
でも幸い、足下は玉石で踏ん張りが効きます。

当方の針、「峰打ちでござる」の吉村はスレ。
テンションを緩めるとバラしの危険が・・・両手で竿を立てしばしの対峙。

徐々に先方が浮つき、こちらへ近づいてきます。
十分に射程内に収めたら、片手に切り替えて網を準備。
水面ですくい上げます。


口が大きく頭が鋭角、良い面構え・体格をした26cmのアマゴでした。
針も上唇に綺麗に掛かっています。


自分にしては結構なオオモノ・・・
でも、流石に管釣りビクの出番には及びません。

新規開拓、前谷川出合い近辺を後にして、徒歩でR156を上流へ。
雨は既に上がっていますが曇り空、風が涼しいです。
まま友舟の中でアマゴが踊ります。

この辺りは長良川とR156の間に田んぼが広がります。
この時期、稲は既に頭を垂れています。

河原に降り立ち、この急流で後半戦。
ウグイさんは掛かりませんが、アマゴさんは15cm以下ばかり。。。
数は上がります・・・でもサイズが。。。

時刻は12:00。
残念ながらブドウ虫、ミミズとも用意分が底を付きました。

本日は一匹ですが、良いサイズなのでお持ち帰りとします。
アマゴ、ニジマスは絞めた後の水気は禁物。
ワタを抜いて水気を切ったら、キッチンペーパーで包んだ後、ビニール袋へ。
その後、クーラーボックスに。
手間のかかる作業ですが、せっかくの山の幸、美味しく頂きたいです。


聞こえる声はヒグラシ。やたらと飛び回るのはトンボ。河原の裾にはススキ。
肥えたアマゴに秋の気配を感じる奥美濃 長良川でした。


<データ>
竿      :シマノ 渓峰本流 8.5m
オモリ     :B2~B4
針      :吉村7.5号
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
釣果    :アマゴ 1匹 26cm  
        小アマゴ、ウグイ 多数
気温    :20℃~28℃ 
表層水温 :18℃


2015年8月23日日曜日

晩夏の馬瀬川上流釣行

ご諸兄各位殿

8月の下旬。
この時期はアマゴ釣りには厳しい季節です。

雨も少なく酷暑続きで川の水温も上昇。
冷たい水を好むアマゴにとって厳しい時期なのです。
水量が少ない・・・このことも、一層に彼らの警戒心を呼び起こします。

そんな厳しい夏場の対策として、幾ばかりかの冷たい水を求め、
釣行には比較的に標高の高い位置を流れる渓流を今の時期は目指します。

でも、標高数百mの馬瀬川上流は初夏以降、今年は全く冴えません。

・・・でもそれは自分だけなのかも知れません。
幸いにも昨日の土曜日は僅かではありますが数mmの降雨が。
今回は久しぶりに師匠ノンタンさんと馬瀬川上流に行ってきました。


馬瀬川。
特に川上から大原にかけての風景、大好きです。
この辺りは川沿い、それに国道沿いにも人家が無く、全くの無人地帯。
緑深く山に囲まれた谷の合間を清流だけが流れていきます。
自分の持つ「渓流=山奥の川」のイメージにピッタリなのです。

パスカル清見から川沿いに東進、川上トンネルを抜けて旧道に折れます。
この旧道、現在は工事中で途中から通行止め。
その手前に駐車して入川します。

まず、入川口に近い淵で・・・でもやっぱり、かかるのはウグイのみ。。。



その少し下流の橋の下・・・珍客!イワナがかかりました。


ここから暫く川をさかのぼります。
でもかかるのはウグイばかり・・・まま小アマゴも。


師匠もがんばりますが、やっぱりウグイばかり・・・
どうも、今年の不調は自分だけでは無さそうです。。。少し安堵!?

一旦、装備をまとめて旧道を一気に登ります。
車両は通行止めですが、徒歩なら問題なし。
まだ午前中。
標高が高いだけに、山影、木陰は涼しく歩行も苦でも無く・・・爽快です!


河原に降り立ちトロ場を渡河、木陰になった落ち込みで。。。


本日初のそこそこサイズのアマゴ!続けて師匠も!


・・・でもやっぱり、本日と言うよりも、このところ毎回なのですが、
ここで一番良く釣れるのは大ウグイさんでした・・・残念。



<データ>
竿      :シマノ 渓峰本流 8.5m
オモリ     :B1~B2
針      :吉村7.5号
エサ    :ブドウ虫
釣果    :イワナ 1匹 アマゴ 1匹 各20cm  
        小アマゴ少々 大ウグイ 多数
         *全リリース
気温    :20℃~28℃ 
表層水温 :16~18℃
*水温は良いけれど。。。







2015年8月16日日曜日

高原川&双六川釣行~その2

ダム放流のおねえさんのアナウンス。
”放水量が解らないけれど、命あっての物種・・・ここは引こう!”
降りしきる雨の中、渋々にも竿をたたみ糸を巻いて撤退準備です。

昨夜からの本格的な雨。
本流の高原川では以降も同じようにダム放水が考えられます。
”よし決断、場所変更!双六川へ!”

昨日のコンビニご主人の勧めに沿って、双六川を車で上ります。
双六ダムの辺りまで・・・でもここ、結構な深い谷間で川へ降りられません。
やむを得ず、今来た道を双六川の中流域まで戻ります。
時刻は7:30、ポツポツとめぼしいポイント近辺には駐車が・・・焦ります。

高原川漁協の看板、その脇から容易に降りられそうなポイント。
川にはお手頃な淵が見られます、よし、ここ、決定!!


幅のあるこの河原、高原川に引き続き本流竿が使えます。
オモリはB3、まずは下流側の白波が落ち着いた辺りへ、エサはブドウ虫。
・・・アタリ!でも鈍い引き、ウグイさんです。

今度は白波の際へ投入・・・アタリ!良い引きです!
20cm強のヤマメさんです。


この白波の向こう側からも同じようなサイズのヤマメさんが。
もう一度、再び流れの落ち着いた淵の中央部へ。
表層には流れが確認できますが、B3オモリの目印はほとんど動かず・・・
・・・やっぱり、ここで揚がってくるのはウグイさんです。

この淵で都合4匹のヤマメさんと3匹のウグイさん。
サイズの大きい方からヤマメさんのみ2匹、お持ち帰りとします。

時刻は9:00、まだまだ時間はあります。
この場所から上流と下流の様子を見に歩きますが、下流は瀬が続きます。
200m程の上流に僅かに淵らしきモノが見られますが渡河が必要。
でも、雨の続く双六川、水は笹濁りで水量もあり、渡河をためらいます。

一旦、装備をまとめ車に乗り込み、上流のその淵を目指します。
運良く路肩の駐車スペースは空いていて、その脇から急な降り口が・・・
河原に降り立ち再開です。


先ほどの淵とよく似た形状のこの淵、荒瀬からの落ち込みで始まります。
定石とおりに下流側から手前側から攻略します。

でもこの淵、先ほどの淵と何かが違います。


白波の落ち着いた中央部でもB3仕掛の目印がゆっくりですが流れます・・・
底波あり!・・・と、アタリです!

アワせると、これまた結構な引き加減!!
笹濁りの中、川底で銀映が見え隠れ、あちらこちらへ走ります!!
竿を立て糸を張り踏ん張ります・・・徐々にお魚が揚がってきました。
距離を稼ぎたいため、竿長さと同じ長さ、ちょっと長目の水中糸。
結果、お魚の重さで竿がしなり、水面を引きずることに・・・
引き寄せてタモ網ですくい上げ・・・本日最大、27cmのヤマメです!
これではるばる日本海側まで来た甲斐があります。

この淵の中央部、落ち込み近辺ではヤマメとウグイがまるで3拍子。
ヤマメ、ヤマメ、ウグイ、ヤマメ、ヤマメ、ウグイ・・・
しかも、ヤマメは20cmを遙かに超えるサイズがうれしい限り。
まるでニジマスならぬヤマメ、ウグイ?の釣り堀状態・・・


たった200mくらいしか距離が離れていない二つの淵。
しかも表面上は同じような白波加減。
でも、サイズと数量・・・釣果は全く違いました。
底波の有無。
仕掛けを入れてみて初めてその差が解ります・・・まったく奥が深いデス!

楽しい時間は過ぎ去るのが早く。
時刻は12:30、残念ながら、そろそろ引き上げのお時間です。
加えて天候も回復、日差しが強烈になってきました。
これからまだ帰路は下道R41をはるばる200km以上を一人で運転。
分水嶺をえいこら越えて都合4時間半の旅です。
我軍の軽巡「ネイキッド号」は窓全開で名古屋方面に進路をとります・・・

初心者の小生、それでもこれだけの釣果。
驚嘆、賞賛すべきはこの川の持つパフォーマンスの高さ。
と言うのも川を維持する漁協ならびに近隣住民の皆様の努力、
その結果ではないでしょうか?
夏の良い思いでをありがとうございます。

また来年、是非とも来たい、高原川と双六川。


<データ>
竿      :シマノ 渓峰本流 8.5m
天井糸   :なし
水中糸   :フロロ  0.6号 トオシ仕掛け
目印      :蛍光オレンジ2個とムラサキ1個
オモリ     :B3
   *ほとんど交換せず・・・横着しました。
針      :吉村7.5号
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
   *雨なのに、ミミズへは食いつきは皆無、全てブドウ虫でした。
釣果    :ヤマメ 13匹 ウグイ 多数
        お持ち帰りはヤマメ 22~27cmを6匹
   *少々、欲張りすぎ? ま、たまには良いでしょう。山の神様、ご容赦! 
気温    :20℃~27℃ 
   *ほとんど雨
表層水温 :昼17℃
 
 
   




2015年8月15日土曜日

高原川&双六川釣行~その1

ご諸兄各位殿

渓流の中の渓流、岐阜県は奥飛騨の高原川。
北アルプス西麓から清流を集め、神通川へ繋ぎ富山湾へ至ります。
渓流釣りをする人は一度は訪れたい川の一つです。

昨年の夏、栃尾温泉の民宿に予約を入れて、初めての高原川釣行。
でも、ちょうどその日は運悪く、岐阜県北部一帯が大雨で大水害。
ダメもとで行った高原川は地獄の形相・・・とても2~3日は釣りは不可。


あえなく、宿にキャンセル料を支払って泣く泣く撤退・・・
一度は釣り糸を垂らしてみたい、あこがれの高原川。
今年も同じように温泉民宿を予約して一泊二日で釣行してきました。


14日午前を本番と捉え、13日は前哨戦として夕まずめを狙います。
平湯から入った栃尾温泉。
今日の川の状態は・・・雨後ではありますが、思うに減水気味。。。


下流に向けて軽巡を走らせます。
ポイントとおぼしき所、その近くの国道の路肩には必ず駐車が。
野菜直売所裏で川の様子を再確認します。
この辺りの流れは変哲のない瀬で、釣り人も鮎師と思われる方ばかり。

”こりゃ少し、脇道にはいるか・・・”
もう少し下流に向かい高原橋を渡って対岸へ。
川岸の道を暫く行くと河原に車ごと降りられる道が。
先行の方の車が既に駐まっていますが近辺にはご不在の様子。
その横に軽巡を停め、そこから少し上流の淵近辺で始めます。

普通の瀬では反応が無く、淵で釣れるのはウグイさんばかり数匹。
”どうも緩い流れのはペケだな。減水の中でも激しい流れを見つけなきゃ・・・”
ひとまず竿を納めて、明日の備えて情報収集と偵察活動に移します。


「大きいのを釣りたいなら高原川だけど、そもそも難しいしウグイが多いよ。
そこそこサイズのヤマメをたくさん釣りたいなら双六川の方が良いよ。」
双六川出合のコンビニのご主人のお言葉。
タバコを買うついでに尋ねてみると、さもありなん・・・
「昔はそこの橋の脇から草木をくぐって河原に降りたけど、今はね~?
ど~だろう?」
「双六川なら上流のダムの手前、ヤマメが居るよ。その上はイワナばかり・・・」
情報をありがとうございます。

さ~て、どうしたモノか。。。
コンビニを出て双六川出合の近辺を眺めてみます。
上流から見てきて初めて目にする「激し目の流れ」はこの出合の下流。




良い具合に河原へ降りられる入川口は見つけられました。
”明朝は第一に出合い下流の激しい流れでがんばるか・・・”


翌朝、14日の朝5:00。
雨の中、カッパを羽織って双六川出合の河原を下流へ歩きます。
昨夜はかなり降った様子で水量は少し回復した感じです。
河原の横では少し濁り目の水がゴーゴーと音を立てて流れます。

ガンガン瀬の終わった辺りの流れの激しい落ち込みで、エサはブドウ虫。
オモリはB3、目印下は約1.5m、底少し上ネライ気味です。

数投目に・・・来ました、アタリです!
いつものアマゴと違って赤い斑点のない、18cm程のスリムなヤマメ・・・
これが小生には初のヤマメです!



即リリース、目印下を少し伸ばして底をネライます。
その2投目・・・またアタリ!
でも、この覚えのある緩い引き具合は・・・やっぱり、ウグイさんです。
どうも流芯から僅かでもズレてしまったポイント、もしくは、
流れが落ち着いてしまったポイントはウグイさんのテリトリーです。

その少し上流、ガンガン瀬の際を攻めます・・・ここでも小ヤマメさんです。
”もう少しオモリをサイズUPして流芯に放り込むか・・・”

いろいろ試行錯誤していると、
「ピンポンパンポ~ン、・・・ダムから放水します。川から離れて下さい。。。」
と、おねえさんのアナウンス。
え~、まだ一時間も釣っていないのに!

・・・小生、一人勝手に思うのですが、FMラジオの交通情報のおねえさん。
妄想心をくすぐるかわいらしい声で、渋滞にまみれた小生へ所要時間、
それをささやくように伝えます。
ここのダム放流のおねえさんも然り・・・きっと超のつく「ドS」なのでしょう。。。
「ドM」な小生、決して嫌いではなく・・・ほんと、一人勝手な想いです。

すかさず、サイレンのけたたましい音が朝の渓流に響き渡ります・・・


高原川&双六川釣行~その2
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2015/08/blog-post_16.html



2015年8月10日月曜日

盛夏の奥矢作 達原渓谷釣行

ご諸兄各位殿

どちら様のご家庭も奥様が第一義かと。
我が家も例外ではありません・・・

「9日はおねえちゃん達が家に遊びに来るから、何処かへ出かけてね。」
三姉妹の家内、ままお姉さんと妹さんがおい、めいを連れて遊びに来ます。
良い意味での厄介払い、そんなときは決まって釣行です。

「なるべく遅く帰ってきてね。夕食も食べてきてね。」
・・・と、この時期には少々手厳しい追加の注文が。

深夜出立、早朝からの渓流釣り。
初夏、秋口ならまだしも、今の時期で一日を河原で過ごすのは過酷です。
第一、日中はお魚がまず釣れません。。。

8日の夕方、ネットで夕立の状況を確認。
どうも本日は東濃で激しく降っていそうです。阿木川ダムで20mm。
郡上、飛騨方面の降水量はパっとしない・・・
となると、行き先は奥矢作。
日中は平谷の道の駅の温泉でもつかり、一眠りしてから夕まずめ・・・
綿密なる釣行計画?決定です!


翌朝の5:00。
前回5月同様、飯田洞川袂の新聞屋さんで日釣券を購入します。
今日のご対応はご主人さん。

小生  「雑魚の日券をお願いします。」
ご主人 「上矢作は初めてですか?」
小生  「いえ、今回が3回目です。」
ご主人 「今日のご予定はどちらまで?」
小生  「達原渓谷の予定です。」
・・・お話好きな感じのご主人、いろいろと情報が頂けます。
ご主人 「昨晩は飯田洞の上流で良く降ってね。今日はミミズでしょう。」
確かに本日の飯田洞は濁りが濃いです。
     「達原ですか。トンネル手前の一本松。弁天様と呼んでいます。
     あの下の淵にはいつも大きいのが居ますよ。」
     「今日も夕立があるからね、気をつけて。」
聞いているだけで得をした気分です・・・一本松の下の淵。
ありがとうございます。

 
 
雪の春先、緑の初夏と訪れて、今回が盛夏の達原渓谷。
渓相の良さはピカイチ、その綺麗さは佐々木希さんです。
3回も同じ場所でシャッターを切ると、季節の移り変わりが明確です。
昨晩の夕立で道が濡れています・・・おまけに曇り空、暑さがしのげます。
 

今日はあまり寄り道はせず、大場所のみ攻めてトンネル手前を目指します。
水量は前回と大差なく・・・夕立効果?少なくとも渇水状態ではありません。
鮎師さんはもちろん、ご同輩の影も無し・・・今日も自分一人の世界です。



良い頃合いに晴れたり曇ったり・・・朝の渓流、日陰は涼しく日向も心地よく。
まま立ち止まってのお茶、タバコが美味い!

前回、チョウチン戦で23cmアマゴを揚げた淵。
慎重に取りかかります・・・


そして今回もここでビンゴ!
対岸直下の白波が消える辺りでこの時期には太め、23cmのアマゴです!
木立に隠れた日陰の淵、これが今の時期のポイントでしょうか?

入川口からトンネルまで結構な距離。
大場所のみに限って攻略してきましたが、それでもそこそこの時間が。
大岩・小岩がころがる河原、慎重に渡河、遡行を重ねようやく到着。
さすがに汗だく。

・・・ご主人の言われるとおり、確かに一本松が在ります。


お土地の方が弁天様と呼ぶ一本松、その下の淵。
・・・でもここ、前回は残念ながらニジマスさんばかりでした。。。


日もかなり高くなり、淵の中も丸見え・・・
目印下を3m、オモリは1号で完全な底ネライ。

期待薄の中での一投目。。。と、かすかなアタリ、即アワせます・・・
お!ビンゴ!・・・でも・・・お・も・い~!
淵底でバタバタ・・・なかなか揚がってきません!
短い時間でしたが、久々のやりとりの末・・・出てきてのは25cmのアマゴ!
わお!この体高!こりゃ重い訳だ。
やっぱりこの一本松は弁天様です。



時刻は11:30。
晴れの時間が長くなり、お空にはまま入道雲、岩からの照り返しが強烈です。
午前中はここまでとします。


午後からは平谷の道の駅へ。
計画通り温泉に浸かり、のんびり喫煙休憩室のベランダでお昼寝。
室内のエアコンの入った一般休憩室はさすがに満席。
でも、標高の高いここ平谷村、屋外でも日陰なら心地良いです。。。


16:00まで、まったりと過ごした後、再び奥矢作へ。
合川との合流点、上村ダムのバックウオーターで。



でも先ほどからお空の様子が・・・
加えて川面に映る角度の低い雲の反射が目印を見にくくします。

「今日はもう2匹も釣ったではないか・・・帰るのじゃ・・・」
と心の奥底で山の神様のささやき??
渓流釣りを始めてから、この手の勘が冴え渡る小生。


撤退準備を終えて車を走らせた途端、バケツをひっくり返したような夕立!
間一髪の回避でした。。。

帰路は屏風山PAで夕食=ソースかつラーメンを食べ、
渋滞の中19:00に自宅へ帰参。
既にこまどり姉妹もご帰宅の後でした。。。

<データ>
竿      :シマノ 渓峰尖7m
天井糸   :ナイロン 0.6号 1.5m
水中糸   :フロロ  0.3号 トオシ仕掛け 
目印      :蛍光オレンジとムラサキ 3個
オモリ     :主に1号  
針      :吉村7.5号
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
   *これだけは新聞屋さんのご主人と意見の相違で、ブドウ虫に軍配。
釣果    :アマゴ2匹 23cmと25cm 他小アマゴ数匹 
   *もち、お持ち帰りはこの2匹 外道・ニジマスさんはお出ましにならず。  
気温    :23℃~30℃
表層水温 :11:30にて20℃
 
 

<参考>
http://maps.gsi.go.jp/?vs=c1&z=16#15/35.322076/137.581530

http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=tgEIb4lZRLwJ&p=%E7%9F%A2%E4%BD%9C%E6%B8%93%E8%B0%B7&u=https%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E4%25B8%258A%25E6%259D%2591%25E5%25B7%259D_%28%25E7%259F%25A2%25E4%25BD%259C%25E5%25B7%259D%25E6%25B0%25B4%25E7%25B3%25BB%29


2015年8月7日金曜日

道東 サクラマスの大ジャンプ!

ご諸兄各位殿

県営名古屋空港を離陸した飛行機は北海道 中標津空港に着陸。
気温22℃、薄曇りの天気ですが、とてもさわやか・・・
でも、お土地のバスガイドさんによると、今日は「蒸す」とのこと。。。
酷暑に慣れ親しんだ名古屋者にしてみると、いったい、これのどこが??

家内との夏の北海道への旅行。
もちろん、竿の持参はご法度との、きつ~い申し付け。
でも、自然いっぱいのここ道東は世界遺産の知床近辺。
渓流釣り師にしてみると、おのずと目は水のある方向に向いてしまいます。
ホント、バスの車窓越しには、いい川が何本も流れています!

裏摩周の展望台から摩周湖を望みます。
霧の摩周湖・・・

今日もその名の通り、こちら裏摩周からは何とか湖面を望めますが、
表側、すなわち太平洋側は深い霧の中。。。

ここへ来る途中、清里峠をこえると気候がガラリと変化します。
この峠の前後での気温・湿度の変化が湖面の霧に繋がるとのこと・・・
暖かい空気と冷たい空気が触れ合い。
さわやかだった太平洋側に比べ、オホーツク側は少し蒸し暑いです。

峠を越えてオホーツク側、暫くバスに揺られると・・・
摩周湖の水が湧き出ているとされている清里町 神の子池に到着。
深山の中、青い水をたたえた神秘的な静かな池。

白い水中の倒木、その間を20cmくらいのお魚が泳いでいます。
結構な水面近くを観光客が大勢いるのに悠々と・・・

バスガイドさんのお話では、このお魚が、かの、オショロコマとのこと。


その神の子池からさらに峠を降りると斜里川が流れています。
雰囲気としては郡上 吉田川の中流域?水量がとても豊富です。

江鳶山の麓、その斜里川に「さくらの滝」という落差3.7mの滝、
というより、落差の大きめな落ち込みがあります。
昔は名無しのただの滝だったそうですが、サクラマスの遡上で有名に。

その滝ならぬ落ち込みを淵から上流めがけ、
何と50cmはあろう大きなサクラマスが飛ぶは飛ぶは・・・まさに豪快!
 
 

ここでの夏の風物詩、サクラマスの大ジャンプ。
でも、相手はやっぱりお魚・・・飛ぶ日もあれば、飛ばない日もあり。
また、まま飛んでも2~3匹のポツポツ、なんてこともザラとのこと。。。
そんなお話をバスガイドさんから聞くと、今日はまさにアタリ日!!
まったく気まぐれな小生の釣果といっしょ!!

この落ち込みの脇には立て看板があり、
「ここは景勝地です。魚釣りはご遠慮ください。」
の注意書きが。
「何言ってんだい!こんな絶好のポイントで!」と最初は思った下賤な小生。
でも、こう何匹も何匹も、飛んでは落ちてを繰り返す姿を暫く見ていると・・・
「一生懸命に生きているんだ。。。」の思いに駆られ、立て看板へ妙に納得です。


さくらの滝を後にして、次は今日の宿泊先、屈斜路湖に向かいます。

クッシーが住んでいるといわれる屈斜路湖、さすがに大きい湖です。
うっすらとモヤっているため、それとも大きいためなのか、対岸が見えません。
聞くとここでは大きなニジマスがぽこぽこ釣れるとのこと・・・

恐るべし北海道は道東、ここはまさに釣天国です!!



・・・へそくり貯めて、来年・・・イヤ再来々年かな?
今度は竿を担いでやって来たいです!




帰りの飛行機で。左奥にかすかに富士山。


 


2015年8月2日日曜日

団地の盆踊り

ご諸兄各位殿

昨日もここ尾張北部は暑かったです。
山一つ越えた美濃 多治見では最高気温が何と39.9℃!
午後4時ころ、箱庭へタバコに出たのですが、風もなくジリジリする暑さ。
普段も静かな団地ですが、より一層に静か・・・セミの声すら聞かれません。

そんな中、今宵の盆踊りに向けて、今年の団地組長は公園で準備です。

まま釣行でサボってしまう団地の行事。
ご近所、町内会長の手前、
今日のような厳しい日に行かないと、本当に村八分にされちゃいます。

午前中も厳しい暑さ、その中での櫓建て・チョウチン吊り作業・・・汗だくです。
渓流釣りで暑さには慣れているつもりですが・・・

自分はいつも、炎天下で勤労をしていると脳裏にクワイ川マーチが響きます。
https://www.youtube.com/watch?v=Jmd09lW9d-8
メロディーが状況にナゼか合うんですね。。。

再出撃前のタバコを終えて、さあ、夕方から最後の作業です・・・



午後5時、大変な作業も終わり、ようやく準備完了です。
陽も傾き少し風も出てきました・・・僅かに涼しい桜の木の下、セミ時雨。

ポツリポツリと団地の皆様がおそろいです。

午後6時半、チョウチンに灯がともり盆踊りが始まります。

今年の太鼓打ちは子供達、けっこうリズム良く上手いモンです。
ダンスが体育の必須項目だから??オジさんは真似できません・・・


夜9時までの盆踊り、それでも日が暮れても暑い夜です。


今日も朝から盆踊りの後片付け・・・さきほど終わりました。暑い!
今週はさすがに釣行はお預けです。。。