今週末から師走らしく、めっきりと冷え込んできました。
それでも日中は冬の快晴、
陽が差して屋外での活動には心地よいお天気です。
午前中は体力作り(維持?)で数kmのウオーキングの後、
午後からは毎年の作業でもあります、
釣りエサは尾張米糠酸素太ミミズの越冬の準備を行いました。
手間の掛かるミミズ飼育なのですが、
掛かる費用としては金魚のブクブクと夏季限定で稼働のチラー、
電気代は僅かな金額です。
エサは以前にも述べましたが米糠、
近所の無人精米所からの頂き物でタダなのです。
・・・釣りエサとしてのミミズです。
これでお魚が釣れなければ意味がありません。
そんな理由から、
ミミズの種類としてはシマミミズを、
如何に「適切」に長く太く、大きく育てるか。
基本は「大きく」も、
この「適切」って言葉が大切で、
本流用では長さ8cmくらい、渓流用でも数cmくらい、
これ以上でも以下でも宜しくない、というところが難しいのです。
その目的でのエサの米糠ですが、
飼育経験を通じて判ってきたこととして、
土に混ぜ込む分量が多すぎると個体数が減ってしまう、
すなわち、与えすぎるとミミズは死んでしまう、なのです。
恐らくこれは、
土中で発酵・腐敗した米糠が、
有害な炭酸ガスを発しているのでは?
そんなことからも、
酸素補給に炭酸ガス排出を目的に、
金魚のブクブクは必須アイテムと考えています。
そして今一つ、気が付いたこととして・・・
これはミミズさんにはお気の毒なのですが、
おもしろいことに、米糠まみれで炭酸ガスまみれ、
果てはお仲間の亡骸まみれの過酷な環境、
そこで生き残ったミミズさんが、ナゼかとても大きく育つのです。
そんな幾つかのヒントに考察を交えながら、
今年の越冬準備に取り掛かります。
土となるカブトムシ飼育土は、
先月に水を加えて適切な水分は調整済です。
そこに今年はいろいろと「混ぜ物」を用意して。
ガラス容器に準備したのは・・・
4本で特価160円だったバナナ、
頂き物で熟し過ぎてしまったカキ、
そして米糠から作った糠味噌です。
・・・今年は豪勢!
お金が掛かっていますね(笑)。
水分調整済の土に多めの米糠を混ぜ込みます。
越冬用の飼育ケースはプラ樽の底、
そこにその土を薄く敷き詰め、豪華なエサは3品を収めます。
その上に、
夏季の飼育ケースはタッパから、
ミミズさんを手作業でプラ樽に移動します。
・・・表面に出てきているミミズ、既に良いサイズです。
細かなミミズは一匹ずつの移動は難しく、
数匹を土と一緒に摘まんでの移動とします。
この上に先ほどの高濃度米糠土を被せ、プラ樽の9分目まで充填します。
昨夜は一晩、
プラ樽を土に埋めることは控え、
あえて、このままで様子を見てみました。
昨年までは朝方になると、
ミミズがプラ樽内側の蓋にびっしり、
環境の変化から?土から這い出してきていましたが、
今年は冷え込んだ今朝がたでしたが、その現象は見られずです。
・・・何となくですが、いい案配のような。
もう2~3日、
このままの状態で経過を観察して、
それから箱庭に穴を掘ってプラ樽を地面に埋め込んでみます。
はてさて、
来春のミミズの出来具合、越冬飼育具合は如何なものか?
これも、来シーズンのお楽しみ、ですね。
<渓流風景は夏の馬瀬川から>
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