ご諸兄各位殿
いろいろとありました今年も、残すところあと数時間です。
年末年始のお休み、その始まりは昨日からでした。
今年は時間に余裕が無くて、年賀状は昨日に完成。
諸事、バタバタと過ごしていましたら本日は既に大晦日と。
落ち着かずで忙しない、多忙な一年を凝縮したような年末でした。
流石に本日は昼食後、もう、あとは成すがまま・・・
箱庭や部屋の掃除とか残っちゃいましたが、もう、辞めた!
・・・何事も、引き際、見切り時が肝要かと・・・
でもそこは、
折角のお休みは自由時間。
普段ではやれない、
時間を要する事をやってみよう!
以前に買った、燻製の作り方、
斯様な本を引っ張りだして。
ご近所のスーパーへ、
ウオッカと香草を買い込みます。
もちろん、その前には十分な塩が
あることを家内に確認して。
それから、これも・・・
いつかはトライしてみようと、手ぐすね引いて、出番を待ちわびていました。
押し入れから引っ張り出して中身を確認です。
お魚は根尾川のアマゴさんと先般の管釣りニジマスさん。
明日にでも解凍に掛かりますか・・・お休みは後半のお楽しみ!!
さあ、もうすぐ「ガキつか」が始まります。
せめて今晩くらいは、のんびり、浮き世を笑い飛ばして。
皆様、良いお年をお迎え下さい。
<渓流写真は今年の5月、ナゼか釣れなかった、郡上 吉田川から>
2017年12月31日日曜日
2017年12月24日日曜日
冬の京都~悪ガキの記憶を探して
ご諸兄各位殿
昨日は小中学校からの同級生(=悪友)達と久しぶり、
日帰りで京都へ行ってきました。
当時の修学旅行の行き先は奈良と京都。
その中でも特に記憶に鮮明に残っているのは・・・
清水寺、金閣寺、東大寺・・・の社寺仏閣ではなくて、
ナゼかここ、梅小路の蒸気機関車館、今の京都鉄道博物館なのです。
ようやく「はな垂れ小僧」を卒業した10代前半。
いわゆる「反抗期」も始まりだし、中には「色気づく」輩も出始める年頃。
ありがたくも、しかし、抹香臭いお仏像様を拝んでも、
悪ガキには差して記憶に残らず・・・先生、申し訳ないデス。
むしろ、こぢんまりとしたミニチュアの世界を走り回る鉄道模型や、
大轟音の汽笛を発して、迫力ある蒸気機関車の実走の方が記憶に。
何事も中庸・堅実を行く小生。
当時で成りたかった職業は「電車の運転手」でした。
その次が「警察官・自衛官」??
昨今の子供達のそれは、「スポーツ選手」が第一位のご様子です。
しかし、2位、3位は小生と同様で「運転手」に「警察官」とか。
・・・時代は変われど、この辺りは変わりませんね。
そんな夢多き、多感であった小生も、今では「工場の働くおじさん」。
今日の他三名もご多分に漏れず、
同じよ~な、ふつ~な、人生を歩んできました。
・・・子供のように、機関車を前にしてハシャいでいます。。。
展示車両の中には、昔懐かしいブルートレイン、20系の寝台列車も。
ワルい、オヤジの、フザけた、お遊びは、まあ、これくらいに。
懐かしい車両の展示ばかりが見世物ではなく、ここは博物館、
鉄道に関する技術的な解説にも配慮が成されています。
小生、今は「工場の働くおじさん」。
むしろこちらの分野の方が興味津々。
で、恥ずかしながら、初めて知って驚いたのが、この電気機関車の構造。
電動機(モーター)と車輪がほぼ並列配置、ギヤのみで駆動伝達。
最新型の電気自動車の一部では、車輪にモーターを組み込んだモノも。
あれは恐らく、電気機関車からヒントを得ているのでは??
でも、これだと・・・
モーターに雨水が入り込まないのか?
電気機関車の大きな車体本体、ありゃ、ナンで必要なの?
中途半端な知識しか持ち合わせない「おじさん」は疑問だらけです。
鉄道博物館を後にした後、老舗のお店で「カレーうどん」を皆で食べました。
これがまた、和風出汁が効いて上手かった!!
今日昨日のモノじゃ無いですね。
積み上げた何かが感じられます。
清水寺、金閣寺、東大寺・・・
蒸気機関車館ほどでは無いにせよ、修学旅行での記憶は有るのですが、
三十三間堂は関係者の皆様、ごめんなさい、
・・・悪ガキは、ここの記憶が、ほんと~に、ナインです。
今回、改めまして、大人になった小生、しっかりと拝観しました。
お許し下され・・・
内部は撮影禁止のため、他HP様から下記の写真は拝借しました。
https://butsuzolink.com/sanjusangen-do/
ご了解を賜れれば幸いです。
無数に整然と立ち並ぶ等身大の仏様・・・これには大きく息を飲みます。
小生、今は「工場の働くおじさん」。
ご仏像様は工業製品とは違いますが、
「モノを作る」の真髄・心意気は一緒のハズ、その大変さは重々承知です。
ましてや仏様、一体を心を込めて製作するのに掛かる歳月。
それがこの数だけ揃えるには・・・考えただけでも気が遠くなります。
昨日は幸いにも暖かい、小春日和な京都でした。
蒸気機関車、カレーうどん、仏様・・・それと悪友。
一見、ナンの脈絡も無いような配列ですが、
いずれ、歴史があり??直ぐには、出来ないような・・・
昨日は小中学校からの同級生(=悪友)達と久しぶり、
日帰りで京都へ行ってきました。
当時の修学旅行の行き先は奈良と京都。
その中でも特に記憶に鮮明に残っているのは・・・
清水寺、金閣寺、東大寺・・・の社寺仏閣ではなくて、
ナゼかここ、梅小路の蒸気機関車館、今の京都鉄道博物館なのです。
いわゆる「反抗期」も始まりだし、中には「色気づく」輩も出始める年頃。
ありがたくも、しかし、抹香臭いお仏像様を拝んでも、
悪ガキには差して記憶に残らず・・・先生、申し訳ないデス。
むしろ、こぢんまりとしたミニチュアの世界を走り回る鉄道模型や、
大轟音の汽笛を発して、迫力ある蒸気機関車の実走の方が記憶に。
何事も中庸・堅実を行く小生。
当時で成りたかった職業は「電車の運転手」でした。
その次が「警察官・自衛官」??
昨今の子供達のそれは、「スポーツ選手」が第一位のご様子です。
しかし、2位、3位は小生と同様で「運転手」に「警察官」とか。
・・・時代は変われど、この辺りは変わりませんね。
そんな夢多き、多感であった小生も、今では「工場の働くおじさん」。
今日の他三名もご多分に漏れず、
同じよ~な、ふつ~な、人生を歩んできました。
・・・子供のように、機関車を前にしてハシャいでいます。。。
展示車両の中には、昔懐かしいブルートレイン、20系の寝台列車も。
その編成中の一両には食堂車が。
博物館もお仕事、若干たるにも利益の追求が求められます。
食堂車の設備を活かして「動かないレストラン」を営業中でした。
・・・お食事中のお子様・ご婦人方にカメラを向けるのは、
さすがの小生にもはばかられ、車窓越しに様子を伺うのみ。
でも、厨房で調理中の博物館のお嬢さんと目が合って・・・
小生が「ニコっ」と微笑むと、お嬢さんも業務上「ニコっ」と。
・・・調子に乗った小生、更に食い入るように車窓越し、
彼女のお手元の作業を見つめると、やっぱり困ったご様子、
「ニコっ」の笑顔が徐々に「ムスっ」の困惑顔に・・・
ワルい、オヤジの、フザけた、お遊びは、まあ、これくらいに。
懐かしい車両の展示ばかりが見世物ではなく、ここは博物館、
鉄道に関する技術的な解説にも配慮が成されています。
小生、今は「工場の働くおじさん」。
むしろこちらの分野の方が興味津々。
ディーゼル機関車のカット・モデル。
エンジンからプロペラ・シャフトで動力を車輪に伝える・・・
構造そのものは自動車・トラックのそれと同じです。
電動機(モーター)と車輪がほぼ並列配置、ギヤのみで駆動伝達。
最新型の電気自動車の一部では、車輪にモーターを組み込んだモノも。
あれは恐らく、電気機関車からヒントを得ているのでは??
でも、これだと・・・
モーターに雨水が入り込まないのか?
電気機関車の大きな車体本体、ありゃ、ナンで必要なの?
中途半端な知識しか持ち合わせない「おじさん」は疑問だらけです。
鉄道博物館を後にした後、老舗のお店で「カレーうどん」を皆で食べました。
これがまた、和風出汁が効いて上手かった!!
今日昨日のモノじゃ無いですね。
積み上げた何かが感じられます。
蒸気機関車館ほどでは無いにせよ、修学旅行での記憶は有るのですが、
三十三間堂は関係者の皆様、ごめんなさい、
・・・悪ガキは、ここの記憶が、ほんと~に、ナインです。
今回、改めまして、大人になった小生、しっかりと拝観しました。
お許し下され・・・
内部は撮影禁止のため、他HP様から下記の写真は拝借しました。
https://butsuzolink.com/sanjusangen-do/
ご了解を賜れれば幸いです。
無数に整然と立ち並ぶ等身大の仏様・・・これには大きく息を飲みます。
小生、今は「工場の働くおじさん」。
ご仏像様は工業製品とは違いますが、
「モノを作る」の真髄・心意気は一緒のハズ、その大変さは重々承知です。
ましてや仏様、一体を心を込めて製作するのに掛かる歳月。
それがこの数だけ揃えるには・・・考えただけでも気が遠くなります。
昨日は幸いにも暖かい、小春日和な京都でした。
蒸気機関車、カレーうどん、仏様・・・それと悪友。
一見、ナンの脈絡も無いような配列ですが、
いずれ、歴史があり??直ぐには、出来ないような・・・
2017年12月18日月曜日
雪降る中での北勢管釣行
ご諸兄各位殿
「今朝は底にベタ付きですね。」
到着直後は管釣場の喫煙所、そこでご挨拶した見知らぬご同輩から。
師走の寒い日曜日、久しぶりに師匠と三重県いなべ市まで管釣りへ。
土曜にしようか?日曜にしようか?
師匠は都合から出来れば日曜がご希望。
天気予報も近日まで「いなべ市」をスマホで調べると、
土曜は若干暖かくても雨か雪、日曜は冷え込んでもピ~カン晴天。
結果、日曜日にしたのですが・・・何のこっちゃ。
師匠もしくは小生、はたまた二人とも、日頃の行いがすこぶる悪く。
神様、仏様はよ~く下々の行いを見てらっしゃいます・・・天誅!!
ど~も、ここの管釣場、「関ヶ原」の天気予報が当てはまるご様子です。
・・・では、小生も取りかかりますか。
一号池のこの辺り(初心者・お子様エリア)で、お魚は底付きのベタ付き。
・・・となれば、エアービートル!
いつものお気に入りは軽薄な黄色から。
重量2gのエアービートル。
6フィートXUL竿、
そのしなりを活かして遠投。
着水後は余分な糸を巻き取って、
イザ、スタート!
最初の数回は早巻き。
その後は超低速リトリーブ。
ネチネチ、ネチネチ・・・
3秒に一巻きの一定速で。
池底をナメるように・・・
ホント、好きです、プラグでの攻め!
意外にも!?速くも3投目で来ました!
いや~、本日はさい先が良い!?
頬から側面にかけて、赤く染まったトラウトはサイズもそこそこ。
く~~~、久しぶり!
良い引き具合でした。
続く6投目・・・この軽薄黄色がドンピシャ!
さあ、次、行ってみよう!!
・・・がしかし、その後は音沙汰無く。
・・・実は本日、この繰り返しでした。
手を変え品を変え・・・
色を変えた、その早いタイミングでの引き、アタリ。
上手く掛かれば儲けもの。
外すとそれから遠のいて。
アタリが続かないんです。
満員御礼、大きく左右に振ることも叶わず、
毎回、ほぼ前方直進は同じ経路。
これも一因でしょうか??
結果、「見切り時」が重要になってくるのです・・・
ところが、寒すぎて、思考回路が停止?
いや、そりゃ、日常でも毎度の茶飯事。
斯様な感じの厳寒な本日・・・
雪風吹いて寒いです、意識も~ろ~。
ああ、長靴のつま先は、感覚が無くなって。
お空の様子は忙しく、降ったり止んだりの繰り返し。
ここの管釣場のいいところは、暖かいカフェが併設されていること。
薪の暖炉は暖かく、あたっていると濡れたカッパも乾いていきます。
となると、ご同輩の各位様は全力投球。
引き替えに、当方はさっぱり・・・
ナンだ、カンだと言いながらも、
各位様が実力を発揮しかねる雨雪混乱時に、若干たるも勝機がある小生。
それは、まるで、ゲリラか遊撃隊、はたまた山賊!?
師匠共々、お天道様のご加護も薄い、今年の釣り納めと成りまして候。
「今朝は底にベタ付きですね。」
到着直後は管釣場の喫煙所、そこでご挨拶した見知らぬご同輩から。
師走の寒い日曜日、久しぶりに師匠と三重県いなべ市まで管釣りへ。
土曜にしようか?日曜にしようか?
当初、迷ったのです。
師匠は都合から出来れば日曜がご希望。
天気予報も近日まで「いなべ市」をスマホで調べると、
土曜は若干暖かくても雨か雪、日曜は冷え込んでもピ~カン晴天。
結果、日曜日にしたのですが・・・何のこっちゃ。
師匠もしくは小生、はたまた二人とも、日頃の行いがすこぶる悪く。
神様、仏様はよ~く下々の行いを見てらっしゃいます・・・天誅!!
ど~も、ここの管釣場、「関ヶ原」の天気予報が当てはまるご様子です。
とは言え、寒いからと手をこまねいていても致し方なく。
さすがは師匠、小生が喫煙所でダベって(いえ、これ情報収集)いる間に、
既に準備を終えて戦闘開始です。
・・・では、小生も取りかかりますか。
一号池のこの辺り(初心者・お子様エリア)で、お魚は底付きのベタ付き。
・・・となれば、エアービートル!
いつものお気に入りは軽薄な黄色から。
重量2gのエアービートル。
6フィートXUL竿、
そのしなりを活かして遠投。
着水後は余分な糸を巻き取って、
イザ、スタート!
最初の数回は早巻き。
その後は超低速リトリーブ。
ネチネチ、ネチネチ・・・
3秒に一巻きの一定速で。
池底をナメるように・・・
ホント、好きです、プラグでの攻め!
意外にも!?速くも3投目で来ました!
いや~、本日はさい先が良い!?
頬から側面にかけて、赤く染まったトラウトはサイズもそこそこ。
く~~~、久しぶり!
良い引き具合でした。
続く6投目・・・この軽薄黄色がドンピシャ!
さあ、次、行ってみよう!!
・・・がしかし、その後は音沙汰無く。
・・・実は本日、この繰り返しでした。
手を変え品を変え・・・
色を変えた、その早いタイミングでの引き、アタリ。
上手く掛かれば儲けもの。
外すとそれから遠のいて。
アタリが続かないんです。
満員御礼、大きく左右に振ることも叶わず、
毎回、ほぼ前方直進は同じ経路。
これも一因でしょうか??
結果、「見切り時」が重要になってくるのです・・・
ところが、寒すぎて、思考回路が停止?
いや、そりゃ、日常でも毎度の茶飯事。
雪風吹いて寒いです、意識も~ろ~。
ああ、長靴のつま先は、感覚が無くなって。
お空の様子は忙しく、降ったり止んだりの繰り返し。
ここの管釣場のいいところは、暖かいカフェが併設されていること。
薪の暖炉は暖かく、あたっていると濡れたカッパも乾いていきます。
毎回、ここへ来る都度でのシャッター・ポイント。
午後からは、少し天候も落ち着いてきました。
となると、ご同輩の各位様は全力投球。
引き替えに、当方はさっぱり・・・
ナンだ、カンだと言いながらも、
各位様が実力を発揮しかねる雨雪混乱時に、若干たるも勝機がある小生。
それは、まるで、ゲリラか遊撃隊、はたまた山賊!?
師匠共々、お天道様のご加護も薄い、今年の釣り納めと成りまして候。
2017年12月9日土曜日
犬山 継鹿尾観音 寂光院(もみじ寺)
ご諸兄各位殿
「もう、お天気が良い中、一人だけ川に行って楽しんで!」
冬の渓流巡りをした先週は土曜日の夕食時。
天候に恵まれ、紅葉も楽しめたことを告げると、家内から斯様な恨み節が。
確かに、家内も風邪を引いたり、家事都合が重なったりで、
先月の白川郷以来、週末のお出かけはご無沙汰です。
どこかへ、近くでも良いから・・・
それじゃあ、と言うことで、先週末の日曜日は午後、
お隣は犬山市、木曽川河畔にある継鹿尾 寂光院へ行ってきました。
前日に引き続き、お天気は快晴、暖かい小春日和でした。
この寂光院、地元では「もみじ寺」として親しまれ、
晩秋から12月上旬の初冬までが紅葉の見頃な名刹、
寒かった今秋では今週末辺りがその刻限でしょうか。
毎年、結構な参拝客で麓の駐車場は満杯。
過去にも何度か訪れている経験から、車は少し遠方の成田山に駐めて。
モンキーパークのちびっ子達を横目に・・・中年夫婦は歩きます。
本堂への登り階段の横には、昨今、小型のモノレールが設置され。
しかし、そんなモノを使っていたら、参拝の御利益が薄まります。
信心深い家内もそのことは承知・・・中年夫婦は登ります。
ひとしきり境内を散策、別院もお参りした後は、
先ほど登ってきた階段を、今度は下って山を降ります。
時刻は15:00ころ、既に初冬の陽は大きく傾き始め、
西日が紅葉を鮮やかに照らします。
・・・行きの登りとは、また違った趣です。
階段を降りきると、そこには一風変わった丸い石の置物が。
・・・七福神が描かれています。
「もう、お天気が良い中、一人だけ川に行って楽しんで!」
冬の渓流巡りをした先週は土曜日の夕食時。
天候に恵まれ、紅葉も楽しめたことを告げると、家内から斯様な恨み節が。
確かに、家内も風邪を引いたり、家事都合が重なったりで、
先月の白川郷以来、週末のお出かけはご無沙汰です。
どこかへ、近くでも良いから・・・
それじゃあ、と言うことで、先週末の日曜日は午後、
お隣は犬山市、木曽川河畔にある継鹿尾 寂光院へ行ってきました。
前日に引き続き、お天気は快晴、暖かい小春日和でした。
この寂光院、地元では「もみじ寺」として親しまれ、
晩秋から12月上旬の初冬までが紅葉の見頃な名刹、
寒かった今秋では今週末辺りがその刻限でしょうか。
毎年、結構な参拝客で麓の駐車場は満杯。
過去にも何度か訪れている経験から、車は少し遠方の成田山に駐めて。
モンキーパークのちびっ子達を横目に・・・中年夫婦は歩きます。
本堂は継鹿尾山の中腹にあり、麓から階段を登ると息が切れます。
少しひんやりとする薄暗い紅葉のトンネル。
でも、見上げると陽に透かされた赤と黄の見事な天井。
でも、見上げると陽に透かされた赤と黄の見事な天井。
成田山から歩いたこともあり、途中はフーフーのハーヒーです。
本堂への登り階段の横には、昨今、小型のモノレールが設置され。
しかし、そんなモノを使っていたら、参拝の御利益が薄まります。
信心深い家内もそのことは承知・・・中年夫婦は登ります。
ようやくお寺の本堂がある山の中腹に。
回廊を潜れば・・・眼下は木曽川、遠くに犬山・鵜沼の町並み。
快晴の青空の下、今季最後は紅葉の山々が広がります。
夫婦揃って神妙に本堂でお参りをして、次なるは「鐘つき」です。
日本の鐘は ”ゴ~ン” の ”~ン” で、この余韻に浸ることがミソ。
ガンガラと打ち鳴らす西洋のそれとは ”ワビ・サビ” 、
味わいが違うのです。
味わいが違うのです。
・・・我が家内、大きく振りかぶって!
流石は酉年生まれ、その守護神は不動明王だけあって力強く、
「ゴ~ン!!」と大きな音色が継鹿尾の山々に響き渡ります。
が、反動で突き棒が大きく引き返し、返す勢いでまた鐘へ。
ここでヒモを保持して、再突入を防ぐのがキモなんですが、
既に仕事が終わったと、家内は手を放している始末・・・
二度打ちで、結果、「ゴ~ン、ごん!!」
・・・聞きようによっては、これ、和洋折衷、
鐘を打つ順番を待つ周囲の皆様のお笑いを誘います。
・・・聞きようによっては、これ、和洋折衷、
鐘を打つ順番を待つ周囲の皆様のお笑いを誘います。
ひとしきり境内を散策、別院もお参りした後は、
先ほど登ってきた階段を、今度は下って山を降ります。
時刻は15:00ころ、既に初冬の陽は大きく傾き始め、
西日が紅葉を鮮やかに照らします。
・・・行きの登りとは、また違った趣です。
階段を降りきると、そこには一風変わった丸い石の置物が。
・・・七福神が描かれています。
「あの石を回すと良いことがあるそうよ。
でも、煩悩が多い人は回せないんだって・・・」
どちらかのご婦人が、ささやかれます。
そんなことを聞くと、試してみたくなるのがウチの家内、
ハリキって挑みます。
・・・僅かでも、もらったばかり冬のボーナス。
その使い道で、頭がいっぱいのハズな我が家内。
さしずめ、年内いっぱいは、その煩悩の塊・・・
”ムリだって、回せないって、きっと・・・”
と、恐れ多くて口には出さず、密かに心でほくそ笑む小生。
案の定、家内が阿修羅、いや、不動明王の化身が如く形相で、
リキんでも、フンばっても、ピクりともせず。
「ちょっと!ニヤついていないで、ヤって見せてよ!」
と、今度は小生に八つ当たり。
いや、もちろん、小生にも人並みに煩悩があります。
”年末ジャンボ、いや~、ミニもあるでよ~。”(名古屋弁で)
”来季は40cm、いやいや、その前に長良川でサツキマス!”
”寂しい頭上、もう少し生えてこないか・・・ああ無情。”
でも、そこは男の体力と筋力。
これくらいの石、どうとなく、弁財天に手を掛けて・・・フン!
・・・冷え込む昨今。
小春日和とはいえ今は冬、油断は禁物なのです。
若干、丸石が回ったその瞬間、腰の辺りにピリっと電気が・・・
我が所業、観音様はお見通し・・・南無阿弥陀仏。
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