2019年2月24日日曜日

ハスラー号に防寒ウインド・シェード製作

ご諸兄各位殿


もうすぐ3月。
長かった秋から冬、そして春まで。
ようやく、ほとんどの渓流でシーズン開幕を迎えます。

待ちに待った開幕!

しかしながら・・・
今の時期は水も冷たく、お魚は大人し~く川底に。
そのお魚は「やる気スイッチ」の位置が解らない小生。

残念、当方の腕前では刃が立たず、です。


そんなこんなで、本日も家でおこもり。


開幕して暫くすればまた車中泊を行います。

先月は寝袋の準備を行いましたが、
夜間は冷え込む山の中での車中泊、
もう一盛りの対策が欲しいところ。

そんな中、ネットをチラチラと拝見していたら、
車中泊の防寒としてウインド・シェードの使用が載っていました。


夏の暑い時期での強烈な直射日光。
それを防いで駐車中は車内の温度上昇を防ぐ目的は知っていましたが、
仕様によっては寒さ対策にもなるようです。

ただ・・・
市販のモノはお値段が張り、いえ、見た目は良さげなンですがね。

ネットをツラツラ、もう少し深掘りすると、
キャンプで使用する銀マットを活用して自作するHPが。

ポイントは車外から車窓を通して冷気が伝わらないよう、
「空気の層」をガラスと居住空間の間に作ることのようです。
・・・お魚釣り用は保冷クーラーと同じ原理。

これなら安上がり、得意な工作、そして、ヒマな週末。
作ってみますか、防寒ウインド・シェード!


曲線的なイメージのある、我が軽巡はハスラー号ですが、
窓ガラスはどれも、意外と平面・直線・直角的なんです。
・・・けっこう、扱いやすそう。

早速にも採寸します。



薄手のゴミ袋を窓枠に当ててカッターナイフで優しくカット、
その輪郭を取って銀マットに転写する方法がHPでのご紹介です。

窓をピッチり覆う方が断熱性は断然良いのでしょうが、
でも、そこまで手を込め無くても・・・

小生の場合、対象の季節は3月下旬~4月と厳冬期間ではなく。
簡易的に窓ガラスの8~9割方を覆う算段で。


例の如くJISは日本工業規格、
それに沿った?
正確無比な??
エエころ加減な図面を製図して。


素材としては、折りたたみ式の銀マットとしました。
厚さは8mmです。
・・・丸めるカーペット式は荷物がかさむと考えて。


前面ガラスへは立てかけるだけで、サンバイザーで固定しましょう。
それ以外の窓には、繰り返して貼れる両面テープでの固定を。


マジックで銀マットの裏にケガキを入れます。

こういう所でも血液型はO型。
ザッパな性格が見え隠れ・・・

その後はラシャハサミでザクザク・・・



型を切り抜いたら、今一度でハスラー号にて問題ないか、
ガラス窓にあてがい現物確認。

そして両面テープを裏側に貼ります。


今回使用したテープは片面が通常接着、
もう片面が繰り返し貼れる弱接着のタイプです。

弱接着側が弱くてシェードが窓から脱落するようなら、
後からテープ本数を増やす所存。
繰り返しで接着が弱くなってきても、同様の対処で大丈夫なのでは?

剥がれやすい四つ角を重点的に。


あっという間に、出来上がり!


一番上は前面ガラス用。
バックミラー、ドライブレコーダーと干渉しないよう、
中央を切り取ってあります。

最左右は運転席と助手席用、中央は後部座席用、
そして手前はハッチバック用です。


春の短い期間での使用、考え方は窓の8~9割を覆えば良し。
よっていずれも簡単形状は四角形。


実際、ハスラー号に取り付けてみると・・・


ぴったしな寸法!
フロント・ガラスへの装着は良い案配です。



運転席側のサイド・ガラスは・・・
まあ、8~9割の覆い加減、こんなもんでしょうか?

ただ・・・銀マットの裏面は凹凸があり、
両面テープの通常接着面のそこへの貼り付きが今ひとつ、
剥がす際にガラス面にテープが残りマス。

反して弱接着面が意外と強力。

テープのカバーを少しだけ剥がしての使用でも、
軽い銀マットの固定です、十分な感じがします。

後は結露の水分かな?
これが如何なる影響を及ぼすか??

こればかりは、実際に一夜を過ごしてからの結果でしょう・・・



今週末は暖かな春の陽気です。
先週のはだか祭りが、今日のような気候だったら・・・

まあしかし、心弾む春って、良いですね。






<渓流写真は4月初旬は桜の時期、東三河 寒狭川と巴川、暫く行っていないな~>








2019年2月18日月曜日

一肌脱いで~尾張国府宮 はだか祭り

ご諸兄各位殿


数年ぶりに参加する国府宮のはだか祭り



お祭りの朝、箱庭に梅が一輪咲いていました。
毎年は2月の下旬に開き始める箱庭の梅ですが、今年は少し早めです。


お昼少し前、稲沢市にあるノンタンさんのお宅へ。
出陣前の腹ごしらえ、ごちそうの昼食を頂きます。

その後はお風呂で身を清め、
U-Tubeを見ながら覚えたお作法、
二人で交互に白いサラシを身にまといます。

これがユルくて解けると放送事故??
天下の往来でのそれは軽い犯罪です。
しっかりと巻き付け、縛るところをキュ~と縛り。

・・・縛りすぎた為なのか、
座る・しゃがむの動作、タイト・ロープが妙な所に食い込みます。


で、出来上がり!

どうです、小生のいなせな後ろ姿!
と言うより・・・
なんか、こう、若干で哀愁が漂うような。

今年はお天気が良く快晴、うん、気合いが入ります!

でも、強く吹く風、伊吹おろしは容赦なく。
・・・裸だもん、寒いモノは、やっぱり寒いんデス。



集会所に馳せ参じると、徐々にご近所のはだか男達がお集まり。
中には紙コップ酒で既に出来上がっている御仁も。

総勢30名程のはだか男衆。
20~30代の若い衆が中心の編成です。
月日の流れはいと早く、小生やノンタンさんは明らかに年寄組(涙)。

でも中にはお達者!60~70代のご老体が!
お元気ですね~。



これから皆様の願いが書かれたカラフルな布、
それらで綺麗に彩られた笹をぐるぐると紅白の帯で包み「なおい笹」、
尾張国府宮までわっしょい、練り歩きの末はご神殿へ奉納です。

さあ、出陣じゃ!


・・・
ここから先は一人の「はだか男」として、神聖なお祭りへの参加です。
神事であり、また激しいお祭り故、スマホ&カメラは不携帯。
文章のみでご容赦下され。


紅白の帯で束ねて10mは有るでしょう、
中身が竹笹・お願い事のなおい笹をはだか男が担ぎます。
わっしょい、わっしょい、大声を高らかに。
集落を練り歩き、田んぼの中の大通りは県道へ。

我らはだか男衆・なおい笹がお通りの際、天下の県道も通行止めです。

反対車線で我らの通過を待つ車内の人々、
窓を開けて儺追布(なおいぎれ)をねだります。
はだか男は身につけたカラフルな布を裂いて手渡し・幸福のお裾分け。

そして名鉄の国府宮駅前からがハイライト!
各地区のはだか男の集団、酔っ払っている為なのか?
なおい笹を担いで道路の右へ左へ、大きく蛇行しながら進み。
・・・沿道の満員は参観者、儺追布を乞います。


私事ですが、
冷えからなのか?はたまた足袋からの衝撃なのか?
両膝がガクガク、歩くのがやっとの情けない状態。
なおい笹を数年前は先頭で担いで、大はしゃぎだったのですが・・・

今回はそれ、若い衆に任せっきり。
・・・歳ですね~、イヤになります。


クライマックスは国府宮の参道です。
これまで以上に担がれたなおい笹、その蛇行の振幅は最大限に。

ここでコケたら皆様に踏まれ、大事故は大けがが必定。
膝の笑いが止まらない小生。
せめて大声を上げ、トボトボと着いていく限り。

そしてお宮の神殿に、いよいよ、なおい笹を奉納!
これにて、お役御免です。



夕方からは神男にはだか男が群れて触れて、
厄を落とす有名・勇壮な「儺追神事(なおいしんじ)」ですが、
これはもう、小生がごとき、膝ガクの若年寄の出る幕では無く・・・



一年の始まり、春のお祭りは願い事がいろいろ。
そんな皆様の切なるお願い・厄落としを背負って。

・・・寒いけど、結構これ、楽しいんです、ハイ。


お祭り参加へのご招待。
ノンタンさん、ありがとうございました。

また次回、還暦の歳にでも。






2019年2月10日日曜日

今年もまた釣具屋でのニヒルな午後

ご諸兄各位殿



0.3号のフロロ 50mが1巻き、
0.6号ナイロン同じく50mが一巻き、
ガン玉は2Bが一袋・・・まだ早いかな?こんな大きなオモリは。
それから、拘りの吉村渓流は7号。

これくらいかな?足りないモノは。


もう間もなくで今シーズンが開幕。
そろそろ、その準備を始めよう、と釣具屋さんまで買い出しです。




買う物は決まっているのですが、竿だの友舟だのエサ箱だの、
買い物の途中、それらを見ていると、思うことがあれこれ・・・


渓流釣りは7年目のシーズン。
本当の初期は小学校から持ち越した、4.5mヘラ竿での浮き釣り。
そのシーズンが夏を迎える頃に、初めての6mの渓流竿で脈釣りを。

趣味は万事同じかも知れません、最初は道具に費用がかさみました。

次シーズンはその始め、継いで7m竿を購入。
本流釣りにも目が行って、8.5mと10m。
それから若干、懐古主義に走っちゃって、
小渓流用に5.3m竿も。

今はヘラ竿を除く、これら5本で十二分に用を足しています。


揃うモノが揃ってしまえば、あとはそれらを大事に使うだけ。

よってシーズン開幕でも、補充する用具は小モノばかりで僅か。
おとうさんの、わびしいお小遣い。
それでも何とか賄えます。


おっと!
そうそう、今年の年券の購入を忘れている。

どうしよう?
郡上に馬瀬に庄川・・・かな?今年も。

こちらは少々お高く着きます。
でも、それは、また今度かな。

郡上まで足を延ばして様子見かねがね、
天然ミミズと一緒にでも。



しかし、様子見か・・・
今年の渓流初釣りはどこにしようか?
昨年は確か長良川の支流、美濃は神崎川と円原川だったか。

毎年の如く、その初釣りもボ~ズだったなあ。
寒さが厳しいシーズン当初はからっきしのペケ。

春分を越えたアタリじゃ無いと、
エンジンが掛からないンだよなあ。


ほんと、早く暖かくならないかな~。
今年も深~い山の中、人気の無い初夏の清流で、
どんなドラマ(喜劇?悲劇?)が待っていることやら。



ここのいつもの釣具屋さん、毎度の如くでレジ係はお嬢さん。

お釣りを渡すとき、お嬢さんは小銭がこぼれ落ちないよう、
やさしく手を添えてくれるンです。
行き届いた社員教育の賜物!?

糸や針やオモリ・・・
お買い物は、しめて消費税込みで2,268円ナリ。

野口英世を3枚渡せば良いモノを、社員教育?を知ってる小生、
ここぞとばかりに福沢諭吉を1枚。

最初にお札で手を添えられて・・・
継いで小銭で手を添えられて・・・

我ながら、相変わらず。
でも、釣り場でも、これくらい、観察眼と行動力さえあれば。



道具といい、行き先といい、お嬢さんといい、
ほんと、話題が、ころころ。

「心、ここにあらず」な状態は、
春先、シーズン直前の小生です。



<渓流写真は夏の長良川上流。
 ハヤだのアユだの・・・いろいろ釣れました>

2019年2月2日土曜日

厳しかった初釣り~東濃管釣行

ご諸兄各位殿


♫ だ~れも いない 海・・・では無くて、管釣り場です。

しかし、20数年ぶりにコンサートを催された森高さん。
誠に私事ながら、相変わらず、イイっすね!


<崇高な釣り師は孤独がお似合い>



今年初めての釣りは、
皆様が汗水流してお仕事中は平日、またもやそこに有休を頂いて。

して、今回は東濃の管釣り場へ。

・・・しかし、悪いことは出来ませぬ。
   神様、仏様は千里眼。

午前中は肌寒い曇り空、予報では午後から冷たい雨とのこと。

ご諸兄の皆様、そのことをよ~くご存知。
知ってはいるけれど、折角にも取った有休。
今更返上も叶わず、さて家に籠もっていても。

結果、誰もいない、正真正銘、お客は小生だけの管釣り場です。


さあ、釣り場の管理人、おにいさんにご挨拶を。

小生   「こんにちは。午後券を・・・
      あの~、お客さんが一人きりって、よくあるンですか?」
おにいさん「いや~、めずらしいですよ、今季は初めてです。」

少し寂しいですが、考えようによっては・・・
もう、ヤリたい放題です!



<渓流釣りのクール・ビク>

ここの管釣り場、お魚のお持ち帰りはOKですが、
お池に沈めるビクの使用は御法度です。

そこで・・・


釣り道具はいろいろ揃えましたが、一番の後悔はこのクール・ビクでした。
保冷が出来て肩から掛けるタイプ。

しかし、釣ったお魚をリリースするか?お持ち帰りか?
出来れば無益な殺生は避けたく。
小生の苦手とする「即断」が試されるシロモノなんです。

・・・今まで、まともに使ったことも無く。
   しかし、本日は活躍頂けることでしょう・・・

この時は左様に思っていました。



<試練の三翻絞り>

さあ、始めましょうか。
でも、折角の貸し切りの管釣り場。
何か、普段は出来ない、我を高める、何かを・・・

こりゃ、黙っていても釣れるであろう、の目論見の元、
いつもはプラグばかり使用する小生ですが、
苦手なスプーンで挑戦です!


皆様にとっては当たり前のスプーンでしょうが、
小生にとっては少し早めの一定巻きが難しく・・・

どうでしょう?
麻雀で例えるなら、ハンディは三翻絞り??


誰も居ないお池、水車の際で。
右へ、左へ、そして、中央へ。
6フィートXUL竿を思いっきり撓らせて、軽量スプーンは0.9gの遠投。

・・・ライズやうねりもなく、こりゃ、底ネライかな?
着水後数秒のカウント、して、デジ巻き。

・・・アタリは有りませぬ、数投しても。


水車から離れ、波が静かなお池の中央付近へ。
引き続き、マダラのスプーンで遠投&底ネライの繰り返し。

・・・とっ、ロン!
アタリです、本日の一本目!

引きはそこそこ、サイズは20cm後半かな?
慎重にたも入れ。


う~ん、丁度の三翻?
タン・ピン・イーペーコーでしょうか?
我ながら、渋いです・・・


その後もスプーンで粘ります。
バリエーションもマダラから「オレ金」へ。


・・・と言いましょうか?
オレンジが剥げ、下地が金色のスプーン。

確か、どこかの、管釣り場。
そこで拾ったような記憶のルアーは神様の思し召し。

数投後、またアタリ・・・が、痛恨のバラシ!

これが実はその後に2連チャン。
さすがに、針先がなまくらかな?替えなきゃ。



<やっぱり、相性はネチネチのプラグ>

その後もスプーンで粘ったのですが、とんとアタリが遠くなり。

空の雲、それも厚くなってきました。
今にも、ポツポツと、降り出しそう。

・・・たまらず、プラグに交換です。


場所も変えてみるか、折角の独断場です。
もう一つのお池に移動して。


遠方に見えるは、我がハスラー号、ただ一台のみ。
その手前で釣りをされているのは、管理人のおにいさん。

この後、おにいさんがこちらに来られ、
「ライズがあるから、表層の少し下、中層が狙い目ですよ。」
とアドバイスを頂き。

確かに、先ほどのお池と違って、水面にお魚がまま見えます。
ありがとうございます。


中層ネライはエアー・ブローを装填。


この軽薄なマンゴーは黄色に・・・
ありがとうございます。


本当に、ありがとうございます。



<今年も、好機をモノに出来ない釣り師です・・・>

続いて配色を、これまた軽薄な蛍光グリーンのエアー・ブローで。

その一投目・・・
アタリです。

が、しかし、引き具合がこれまでと違います!
チリチリと、緩めはお遊びが過ぎるドラグ、それが唸ります。
6フィートXULが、これまでに無く撓み・・・

落ち着かなければ成らない場面、
延べ竿と違い慣れないリールでの釣り。

焦った小生、先方のお疲れを誘うことなく、
リールを巻いてしまいます・・・

水面直下、目の前は、どうでしょう目測40cm超?

メチャ、良いサイズのニジマスさん!

背中の緑がお腹の銀影にぼんやり浮かぶ、
こりゃ、役満は緑一色(リューイーソー)!?

とっ!

目前で大きく首を振り、水面でジャンプ!
水をしこたま掛けら、加えてのバラシ!?

代わりに、蛍光色は緑のプラグが、お池に虚しく浮かんでいます。


その後、シトシトと冷たい雨が降り出して、
アタリ、釣果もそれっきり・・・




午後からの半日でしたが、フタを開けてみると僅か3匹の釣果。
誰も居ない、良い条件の釣り場のハズでしたが、
オオモノのバラシが心理的に響き・・・
中身の軽いクール・ビク。


今年も、毎年のような、小生らしい釣り始めでした。