ご諸兄各位殿
A君は小学校の同級生、幼なじみでした。
名古屋の中区・・・
とは言っても、山王橋の界隈は下町。
昭和の40~50年代。
堀川沿いには材木商が建ち並び、
商店街には八百屋、総菜屋、そしてうどん屋が。
鬱蒼とした八幡神社、夏にはここで屋外映画を。
住んでいる長屋の脇には袋小路があるような、
A君も小生も、そんな下町情緒あふれる、
とても都会な環境??で育ちました。
・・・無い物ねだり、ではないですが、
その反動で、小生は今、渓流釣りにハマっている感じです。
多趣味だったA君。
彼からはいろいろな遊びを教わりました。
幼い頃は鉄道模型に海釣り。
少しだけ色気づき出す年頃には、バイクやスキーなど。
いつも最初はA君がマスター、継いで小生が手ほどきを受けるような。
子供に手が掛からなくなってきた年代に差し掛かり、
A君は自動二輪車の大型免許を取得しました。
そんな頃、小生は渓流釣りを。
高かった10mの本流竿。
どのように家内の目を誤魔化すか・・・
そんな思案に、A君からはこんな悪知恵を。
「隠すように仕舞っちゃダメだね。
もし見つかっても、本当の値段は言わずに。
でも、あまり安い金額は言わないこと。
程々のそれらしい値段を告げて・・・」
流石に、数々の修羅場をくぐり抜けています、A君は。
昔取った杵柄。
A君からはそれから幾度となく、
またバイクに乗ることを勧められました。
それと同時に小生からは、渓流釣りを始めようよ、と。
ただ、ここだけは、上手く噛み合いませんでした。
だって・・・
近眼に老眼の身の上は小生。
恥ずかしながら、まま四輪の運転も疲れるンです。
ましてや、大型バイクなんて。
でも多分、それは同い年、A君も一緒だったかと。
それに・・・
仲間内では喫茶店での会話。
みんなの話を聞いていると、やれ税金だの保険料だの修理代だの。
維持費の話題になると、A君を始め、皆さんご苦労が多いようで。
もっとも・・・
渓流釣りを勧めた小生ですが、
このブログを読んでのとおり、ボ~ズ釣果は当たり前。
小アマゴさんが2~3匹もザラ。
ほんと、腕前が悪くって。
これじゃあ勧められたって、渓流釣りに行きたくならないよね。
正直は良いことかも知れないけれど、
もう少し、ハッタリをカマしても良かったような。
大型バイクに渓流釣り。
ここはお互い様だったかな?
そんなA君から3年前の晩秋、大きな病気を告げられました。
大変な手術を受けて、それから、入退院を繰り返す闘病生活。
聞けなかったけれど、
自分の「定め」をこの時、既に知っていたのかな?
それから仲間内で、いろいろな所へ行きました。
浜松のヤマハ&スズキはバイク博物館と航空自衛隊。
修学旅行先だった、京都の梅小路機関車館や三十三間堂。
そして昨夏、仲間内の単身赴任先、甲府に朝霧高原、白糸の滝。
先週、お見舞いに行ったとき、運良く起きていてくれたよな。
「・・・ここを抜け出して、うどんを食いに行きたいけど、ダメかな?」
聞き取れないような小さな声で。
そりゃムチャだよ、体中にチューブが巻かれた状態じゃ。
感極まって苦し紛れ、出てきた小生の返事が、
「悪いね、おれ、今日のお昼、うどんだったよ。」
「・・・へっ、そっかよ。」
バカだな、オレって。
いつも、大事なときに、これだよ。
正直は良いことかも知れないけれど、
もう少し、ウソをついても良かったような。
次のお見舞いの時には、既にツラそうな表情で、息も荒く寝ていたよな。
もう、声を掛けて起こすことも躊躇(ためら)うくらいに。
A君のことは、よく知っているつもりの自分でした。
でも、それは大きな間違いでした。
卒業してからこれまで、転職を繰り返してきたA君。
職を変わる都度に「またかよ、ダメだよ」と言ってきました。
でも・・・
20年も前に退職した会社の人が、わざわざ式に来るでしょうか?
それも、転職した先の方々が軒並み、古い友人・知人が、次々に。
式での最後のご挨拶。
残された奥様も、A君と一緒になって、とても良い人生だったと。
全部、これはA君の人徳でしょう。
だから・・・
小生も40年も長きに渡って、人生の旅に付き合わされちゃったんだ。
ほんと、困ったヤツだ。
お~い、あんまり先を急ぐなよ。
もう暫くしたら、オレも対岸に渡るからさ。
しかし・・・手持ちぶさただよね、それまでが。
だから、渓流釣りを勧めたんだよ、オレっちは。
満開の桜を背景に、A君は川を渡っていきました。
2019年3月31日日曜日
2019年3月24日日曜日
寒の戻り~庄川支流 一色川釣行
ご諸兄各位殿
ツラい事があると小生は、渓流釣りに向かいます。
「へ~、それじゃ、毎週毎週、ツラい事が起きてるンだね?」
そんなお言葉を頂きそうですが・・・
きれいな風景、マイナス・イオン、せせらぎ、お魚・・・
それらが痛んだ心を癒してくれるンです。
おとぎ話のよくある出だしでは、
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に・・・」
仲の良いおじいさんとおばあさんのハズ。
どうして、わざわざ、別行動を??
作業効率を考えて???
きっと、そのおばあさん、川で「命の洗濯」もしていたのでは?
察するに、芝刈りおじいさんは、小生のように・・・
テレビを一緒に見ていると、些細なことで内容に文句を言う。
一緒にドライブ中、トロトロ走る前の車に、また文句を言う。
仕事でイヤな事があると夕食時に、グチ紛れにに文句を言う。
挙げ句の果てに、その夕食時、平気でオナラをする・・・
きっと、おばあさんも、ストレスが溜まるンでしょうね。
ちなみに、ウチの家内。
そんなときは川では無く、名古屋は矢場町へ行くようです・・・
ツラい事があると小生は、渓流釣りに向かいます。
今週末は分水嶺の向こう側で「イワナ釣り」と決めていました。
ところが、神様仏様は、まま気まぐれ。
暖かい春が続いていたのに、昨日に限っては「寒の戻り」。
朝の8:00。
東海北陸道は郡上八幡近辺では5℃を示した車の外気温。
それが白鳥を超える頃には3℃に。
ひるがの高原へ登る長い坂道。
もう一人の冷静な自分が、心の中で我に問いかけます。
「ムリだ、今のおまえの腕前では。
ここは大人しく高鷲で降りて、前谷川か切立川で手を打つべきだ。」
「・・・いや、何事も挑戦!
それに今日は、誰も居ない渓流で、静かに竿を出したいンだ。」
荘川ICで降りて一路、一色川の上流へ。
時刻は9:00。
気温0℃、水温3℃は、どんよりとした曇り空。
しかし・・・寒さも程度の問題でしょう。
こんな厳しい条件で、釣り糸を垂れること、初めてです。
・・・こりゃ、今週は(も?)、ヤっちゃったかな??
自分の希望通り。
誰も居ない、残雪が残る、静かな河原に降り立ちます。
たも網を川に沈め、石をひっくり返し、川虫採り。
・・・水が冷たく、手を刺すように痛いです。
暖かかった今春、川虫のサイズは良い頃合い。
でも本日は腰に戻したたも網、それがパリパリに凍り付きます。
今朝の一色川は水量が多く、妙な濁りは全くなし。
ナイロン・ウエーダーは風を通しませんが、断熱性は今ひとつ。
その下はヒートテックのタイツは薄手。
動いていれば問題は無いのでしょうが、
ジっとしての釣り。
寒さが下半身から上に登ってきます。
まま、膝がガクガクと震え・・・
川虫、ミミズと手を変え品を変え。
大岩の裏側、流れの澱み。
盛期の「仕掛けを流れに乗せる」は封印、
対象は止水域に限って、ピンポイントと粘りで攻めるのですが・・・
全くにもって、ピクリも無く。
時の流れは早くお昼時、今回もカップ麺を持参です。
お湯を注ぎ、3分間、待つのだぞ。
麺がほぐれるのが早いか、冷めるのが早いか・・・
ようやく、お昼過ぎから青空がチラリ・ホラリと。
・・・しかし、時既に遅し、の感が。
春分が過ぎて、まだ幾日、こんな日もあります。
残念、今週もまた、お魚には癒されませんでしたが、
すてきな風景、川のせせらぎ音、凍てつく寒さ?に、
傷ついた心が和みました。
<データ>
3月24日 一色川
エサ :ミミズ、川虫
竿 :竿 6.0m 渓秀
仕掛 : 針 吉村7号
錘 2号
天井糸 0.6号 0.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :ボ~ズ
気温 :0~3℃
天候 :曇
表層水温 :3℃
ツラい事があると小生は、渓流釣りに向かいます。
「へ~、それじゃ、毎週毎週、ツラい事が起きてるンだね?」
そんなお言葉を頂きそうですが・・・
きれいな風景、マイナス・イオン、せせらぎ、お魚・・・
それらが痛んだ心を癒してくれるンです。
おとぎ話のよくある出だしでは、
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に・・・」
仲の良いおじいさんとおばあさんのハズ。
どうして、わざわざ、別行動を??
作業効率を考えて???
きっと、そのおばあさん、川で「命の洗濯」もしていたのでは?
察するに、芝刈りおじいさんは、小生のように・・・
テレビを一緒に見ていると、些細なことで内容に文句を言う。
一緒にドライブ中、トロトロ走る前の車に、また文句を言う。
仕事でイヤな事があると夕食時に、グチ紛れにに文句を言う。
挙げ句の果てに、その夕食時、平気でオナラをする・・・
きっと、おばあさんも、ストレスが溜まるンでしょうね。
ちなみに、ウチの家内。
そんなときは川では無く、名古屋は矢場町へ行くようです・・・
ツラい事があると小生は、渓流釣りに向かいます。
今週末は分水嶺の向こう側で「イワナ釣り」と決めていました。
ところが、神様仏様は、まま気まぐれ。
暖かい春が続いていたのに、昨日に限っては「寒の戻り」。
朝の8:00。
東海北陸道は郡上八幡近辺では5℃を示した車の外気温。
それが白鳥を超える頃には3℃に。
ひるがの高原へ登る長い坂道。
もう一人の冷静な自分が、心の中で我に問いかけます。
「ムリだ、今のおまえの腕前では。
ここは大人しく高鷲で降りて、前谷川か切立川で手を打つべきだ。」
「・・・いや、何事も挑戦!
それに今日は、誰も居ない渓流で、静かに竿を出したいンだ。」
荘川ICで降りて一路、一色川の上流へ。
時刻は9:00。
気温0℃、水温3℃は、どんよりとした曇り空。
しかし・・・寒さも程度の問題でしょう。
こんな厳しい条件で、釣り糸を垂れること、初めてです。
・・・こりゃ、今週は(も?)、ヤっちゃったかな??
自分の希望通り。
誰も居ない、残雪が残る、静かな河原に降り立ちます。
たも網を川に沈め、石をひっくり返し、川虫採り。
・・・水が冷たく、手を刺すように痛いです。
暖かかった今春、川虫のサイズは良い頃合い。
でも本日は腰に戻したたも網、それがパリパリに凍り付きます。
今朝の一色川は水量が多く、妙な濁りは全くなし。
ナイロン・ウエーダーは風を通しませんが、断熱性は今ひとつ。
その下はヒートテックのタイツは薄手。
動いていれば問題は無いのでしょうが、
ジっとしての釣り。
寒さが下半身から上に登ってきます。
まま、膝がガクガクと震え・・・
大岩の裏側、流れの澱み。
盛期の「仕掛けを流れに乗せる」は封印、
対象は止水域に限って、ピンポイントと粘りで攻めるのですが・・・
全くにもって、ピクリも無く。
時の流れは早くお昼時、今回もカップ麺を持参です。
お湯を注ぎ、3分間、待つのだぞ。
麺がほぐれるのが早いか、冷めるのが早いか・・・
ようやく、お昼過ぎから青空がチラリ・ホラリと。
・・・しかし、時既に遅し、の感が。
春分が過ぎて、まだ幾日、こんな日もあります。
残念、今週もまた、お魚には癒されませんでしたが、
すてきな風景、川のせせらぎ音、凍てつく寒さ?に、
傷ついた心が和みました。
<データ>
3月24日 一色川
エサ :ミミズ、川虫
竿 :竿 6.0m 渓秀
仕掛 : 針 吉村7号
錘 2号
天井糸 0.6号 0.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :ボ~ズ
気温 :0~3℃
天候 :曇
表層水温 :3℃
2019年3月17日日曜日
根尾東谷川&坂内川 渓流撮影紀行
ご諸兄各位殿
「何だ?このブログの表題は?渓流撮影紀行って?
またこの人、今週末もボ~ズかよ・・・」
斯様なご諸兄のお嘆きが聞こえてきそうですが、
いえいえ・・・決して、左に非ず。
釣り糸を垂らせば、それはすなわち釣行ですが、
今回は竿はおろか、お道具は何も持たず、
オリンパスだけを携えて。
早いお話しが・・・
金曜日の寄り合い帰りは午前様。
冷え込んだ土曜日の朝は遅めの起床。
見上げるお空の様子もパっとしなければ、
この寒さ、小生の腕前では至極敗け戦は明白。
とは言え、家でジっとしている事も出来ず。
・・・結果、正真正銘の渓流撮影紀行です。
根尾川の東谷川は、2年前の夏に訪れたのですが、
それは西谷川との分岐、樽見からほんの少し上流。
地図を見てみると、この東谷川、まだず~と上流まで延びています。
しかも2年前のポイントでは、さしたる川幅では無かったのですが、
地図上では上流に行くと開けた感じがします。
小学校の理科では、川は上流に行けば細くなる、と習ったのですが、
渓流釣りを始めてからの経験では、それは概ねの一般論。
特に河川の上流部では、その下流より上流の方が広がっている。
思うに伏流水の有無かと。
・・・そんな川を何本も見てきました。
その開けた上流部に、どこか良さげなポイントは無いか??
今回も根尾川には関、武儀、美山からR418酷道(?)経由。
途中、尾並坂峠あたりから、道路脇には雪が積もっていました。
樽見の手前で国道を離れ、
坂屋トンネルを潜って暫くは谷底を流れる東谷川。
大須トンネルを抜けてから、景色は一変しました。
山が開けた扇状地?を川は優雅に流れています。
下大須の集落には生活の匂いがありましたが、それはそこまで。
上大須、越田土に家屋は点在するのですが・・・
東谷川の最上流部は上大須ダム。
庄川は御母衣ダムと同じく、ダムロックフィル式のダムです。
そのダム湖奥の山々、眺望は未だに冬景色・・・
時雨混じり、湖面を走る風は、まま突風。
この奥は、流石に時期尚早ですね。
拙い渓流釣り歴の小生ですが、
このダムから大須に広がる扇状地と東谷川。
堆積した砂礫が中心、浅めで流れに変化が乏しく。
いえ、
景色はとても良いんですがね~、釣りとなると。
あまり良いポイントとは言えないような・・・残念です。
ただ、景色が一変する大須トンネル、その手前は・・・
う~ん、これ、これ!
これです!
小生の「渓流」のイメージは!
樽見に向けて走っていると、ご同輩らしきお姿が一人。
釣りを終えられたのか?河原にしゃがみ込んで何やら。
車を駐めて河原に降りて、
釣れるのか・釣れないのか、手応えを伺いに。
でもこのご年配の方、長靴にリュックですが、
小生と同じく、肝心の竿をお持ちでは無く・・・
「いや~、私は釣りじゃ無くて、石拾いです。」
お話しを伺うとこの辺り、ホタル石や菊花石が採れるそうで、
そこで拾われた、緑に輝くホタル石を見せてもらいました。
「河原を歩いて直ぐそこ、熊の糞がありましたよ。」
河原に生える白い花、あれは和紙の原料だそうです。
でも、貴重な草で採ってはダメ。
何でも、和紙はあの草の栽培モノを使うそうな・・・
「今日は冷え込んでダメでしょうが、よく見ますよ、釣り人は。」
粗忽な小生の早合点、いろいろなお話しが聞けました。
川遊びは釣りだけでは無いんですね。
・・・次回、忘れずに熊鈴をぶら下げてきます。
根尾東谷川を後にして、終端駅は樽見で休憩。
その後はもう一つの目的地、揖斐川本流はその上流、坂内川を目指します。
樽見~神海~谷汲~揖斐川へと。
・・・もう30年近く昔になります。
若い頃はそれなりに、時流に乗って女の子とスキーを嗜んだ小生。
もう「私をスキーに連れてって」です。
決して、スキーといい手管?といい、上手くはありませんでしたが・・・
その当時、この揖斐川の沿いは揖斐高原に何度か訪れたことが。
ほんと、遠い昔です。
そのスキー場のそのまた上流。
横山ダムから伊吹山はその北端、湖北 木ノ本へ抜けるR303へ。
根尾川ではままパラパラの時雨でしたが、
山を2つ3つ越えた揖斐川、その上流は結構雨が降った様子です。
アユ釣り・渓流釣りで聞こえる坂内川。
初めての訪問、その本日のご機嫌は・・・
・・・ドロドロは地獄の形相です。
残念、これではポイントとして良いのか・悪いのか?
解りかねる状況です・・・
堰堤の取水口。
どうやら流れに溜まったゴミを採る濾す装置のようです。
その取水口に引っ掛かった、枯れ葉・枝の掃除をされている作業者さん。
聞けば本日のこのドロ水、雪代とのことです・・・
「2~3日は釣りにはならないでしょう・・・」
お仕事中にありがとうございます。
どうでしょう?
それでも糸を垂らすなら、雰囲気的には道の駅近辺、
もしくはそこから下流での横山ダムのバックウオーターが狙い所??
いずれ、ここも今シーズン、
改めてお邪魔してみましょうか・・・
寒かった春の夕刻は帰路。
赤い夕日が雲間から差したり、また影ったり。
その下は山々を縫うように、曲がりくねって流れる揖斐川。
谷底に揖斐川町の町並みが、それに沿って続きます。
川沿いのR303。
パっと視界が開けた、と思ったら、そこはもう濃尾平野の北西端です。
案内の我が(バ)カーナビ嬢は、夕方の大垣市街を突き抜ける愚策をご提案。
30年前の薄らとした記憶。
それを頼りに揖斐川沿いの堤防道路、
市街地を回避して大垣ICまで南下します。
・・・この風景は、昔と変わらないですね。
「何だ?このブログの表題は?渓流撮影紀行って?
またこの人、今週末もボ~ズかよ・・・」
斯様なご諸兄のお嘆きが聞こえてきそうですが、
いえいえ・・・決して、左に非ず。
釣り糸を垂らせば、それはすなわち釣行ですが、
今回は竿はおろか、お道具は何も持たず、
オリンパスだけを携えて。
早いお話しが・・・
金曜日の寄り合い帰りは午前様。
冷え込んだ土曜日の朝は遅めの起床。
見上げるお空の様子もパっとしなければ、
この寒さ、小生の腕前では至極敗け戦は明白。
とは言え、家でジっとしている事も出来ず。
・・・結果、正真正銘の渓流撮影紀行です。
根尾川の東谷川は、2年前の夏に訪れたのですが、
それは西谷川との分岐、樽見からほんの少し上流。
地図を見てみると、この東谷川、まだず~と上流まで延びています。
しかも2年前のポイントでは、さしたる川幅では無かったのですが、
地図上では上流に行くと開けた感じがします。
小学校の理科では、川は上流に行けば細くなる、と習ったのですが、
渓流釣りを始めてからの経験では、それは概ねの一般論。
特に河川の上流部では、その下流より上流の方が広がっている。
思うに伏流水の有無かと。
・・・そんな川を何本も見てきました。
その開けた上流部に、どこか良さげなポイントは無いか??
今回も根尾川には関、武儀、美山からR418酷道(?)経由。
途中、尾並坂峠あたりから、道路脇には雪が積もっていました。
樽見の手前で国道を離れ、
坂屋トンネルを潜って暫くは谷底を流れる東谷川。
大須トンネルを抜けてから、景色は一変しました。
山が開けた扇状地?を川は優雅に流れています。
下大須の集落には生活の匂いがありましたが、それはそこまで。
上大須、越田土に家屋は点在するのですが・・・
東谷川の最上流部は上大須ダム。
庄川は御母衣ダムと同じく、ダムロックフィル式のダムです。
そのダム湖奥の山々、眺望は未だに冬景色・・・
時雨混じり、湖面を走る風は、まま突風。
この奥は、流石に時期尚早ですね。
拙い渓流釣り歴の小生ですが、
このダムから大須に広がる扇状地と東谷川。
堆積した砂礫が中心、浅めで流れに変化が乏しく。
いえ、
景色はとても良いんですがね~、釣りとなると。
あまり良いポイントとは言えないような・・・残念です。
ただ、景色が一変する大須トンネル、その手前は・・・
う~ん、これ、これ!
これです!
小生の「渓流」のイメージは!
樽見に向けて走っていると、ご同輩らしきお姿が一人。
釣りを終えられたのか?河原にしゃがみ込んで何やら。
車を駐めて河原に降りて、
釣れるのか・釣れないのか、手応えを伺いに。
でもこのご年配の方、長靴にリュックですが、
小生と同じく、肝心の竿をお持ちでは無く・・・
「いや~、私は釣りじゃ無くて、石拾いです。」
お話しを伺うとこの辺り、ホタル石や菊花石が採れるそうで、
そこで拾われた、緑に輝くホタル石を見せてもらいました。
「河原を歩いて直ぐそこ、熊の糞がありましたよ。」
河原に生える白い花、あれは和紙の原料だそうです。
でも、貴重な草で採ってはダメ。
何でも、和紙はあの草の栽培モノを使うそうな・・・
「今日は冷え込んでダメでしょうが、よく見ますよ、釣り人は。」
粗忽な小生の早合点、いろいろなお話しが聞けました。
川遊びは釣りだけでは無いんですね。
・・・次回、忘れずに熊鈴をぶら下げてきます。
根尾東谷川を後にして、終端駅は樽見で休憩。
その後はもう一つの目的地、揖斐川本流はその上流、坂内川を目指します。
樽見~神海~谷汲~揖斐川へと。
・・・もう30年近く昔になります。
若い頃はそれなりに、時流に乗って女の子とスキーを嗜んだ小生。
もう「私をスキーに連れてって」です。
決して、スキーといい手管?といい、上手くはありませんでしたが・・・
その当時、この揖斐川の沿いは揖斐高原に何度か訪れたことが。
ほんと、遠い昔です。
そのスキー場のそのまた上流。
横山ダムから伊吹山はその北端、湖北 木ノ本へ抜けるR303へ。
根尾川ではままパラパラの時雨でしたが、
山を2つ3つ越えた揖斐川、その上流は結構雨が降った様子です。
アユ釣り・渓流釣りで聞こえる坂内川。
初めての訪問、その本日のご機嫌は・・・
・・・ドロドロは地獄の形相です。
残念、これではポイントとして良いのか・悪いのか?
解りかねる状況です・・・
堰堤の取水口。
どうやら流れに溜まったゴミを採る濾す装置のようです。
その取水口に引っ掛かった、枯れ葉・枝の掃除をされている作業者さん。
聞けば本日のこのドロ水、雪代とのことです・・・
「2~3日は釣りにはならないでしょう・・・」
お仕事中にありがとうございます。
どうでしょう?
それでも糸を垂らすなら、雰囲気的には道の駅近辺、
もしくはそこから下流での横山ダムのバックウオーターが狙い所??
いずれ、ここも今シーズン、
改めてお邪魔してみましょうか・・・
寒かった春の夕刻は帰路。
赤い夕日が雲間から差したり、また影ったり。
その下は山々を縫うように、曲がりくねって流れる揖斐川。
谷底に揖斐川町の町並みが、それに沿って続きます。
川沿いのR303。
パっと視界が開けた、と思ったら、そこはもう濃尾平野の北西端です。
案内の我が(バ)カーナビ嬢は、夕方の大垣市街を突き抜ける愚策をご提案。
30年前の薄らとした記憶。
それを頼りに揖斐川沿いの堤防道路、
市街地を回避して大垣ICまで南下します。
・・・この風景は、昔と変わらないですね。
2019年3月10日日曜日
美濃白川 飛騨川支流黒川釣行
ご諸兄各位殿
金曜日は寄り合いで遅めの帰宅でした。
土曜日の朝一番も所用。
翌日の日曜日、予報では余り良いお天気では無さそう。
今の時期、折角にも馳せ参じても良い釣果は期待できない小生の腕前。
そんな週末は、ゆっくり自宅で過ごせば良い物を・・・
快晴の春の青空を見上げると、何となくもったいなくて。
結果、出立は10:00、到着は11:30ののんびり。
<近場は飛騨川漁協さん>
先週のブログに初めてコメントを頂いたオロロンさん。
小生のご近所にお住まいで、いつもの行き先は東白川とのことでした。
尾張北部から最も近い渓流。
小生もこの時期、佐見川へは何度かお邪魔しています。
どうしよう?時間の短い本日。
出来れば佐見川よりもう少し手前に。
とは言っても、本筋の白川はまだ時期尚早かな?
しばし地図とにらめっこ。
飛騨川支流の白川、そのまた支流は黒川か・・・
初めてだけど、ここにしよう!
<ポイントの判断は?>
R41は白川口の信号を右折、トンネルを潜ります。
横を流れる川は白川。
そして直ぐに赤川と別れます。
暫く川をさかのぼれば、今度は赤川と黒川が分離。
白、赤、黒とカラフルなお名前の川。
その黒川をさかのぼり・・・
赤川との分かれ目から、どこで竿を出しても良いような雰囲気でした。
そして決断。
斯様なお名前の橋の袂に駐車して。
決め手はトンビ。
川の上を低めに、ゆらゆらと飛んでいます。
目出度くも、渓流釣り歴は7年目を迎える小生。
その拙い経験から・・・これは、お魚が居る、の判断です。
ハスラー号のハッチバックを開けて、釣りの準備をしていると、
何やら背後に人の気配が。
振り向けば、ご老体がお一人。
まずは、ご挨拶です。
「こんにちは、ここ車を駐めても良いでしょうか?」
「ああ、良いですに。ここなら。」
地元のご老人、暫くお話しをします。
この黒川、サンショウウオが居るそうで、
川に手を加えるにはお役所の手続き、それが2か月も掛かるとのこと。
・・・綺麗な川なんですね。
先日もウナギが居たそうです。
「ところで、ここ、アマゴは釣れますか?」
核心に迫る小生、それへの、ご老体のお答えは・・・
「アマゴかの~・・・その上の堰堤なら」
お!いいお答えが。
「ほんでも、今の時期はもっと上へ行った方がの~」
・・・う~ん、ビミョ~です。
ご老人にお礼を申し述べた後、まずは己の「直感」を信じて、
ゆっくりと土手を下ります。
<変化に富んだ黒川>
橋の下流側は、まず、このような場所から。
大岩・小岩が転がり、流れの変化に富むポイント。
でも、とっぷりと山影に隠れています。
恐らくもう少し、季節が暖かくなれば・・・
少し早めの見切り加減。
それらしいポイントに仕掛けを入れ、さかのぼります。
入渓した橋が近づいてきました。
この辺りから川は日向を流れます。
来るとするなら、山影を抜けたこの辺りから・・・
しかし、「直感」とは裏腹、未だトンビは優雅に飛んでいますが、
ピクリともアタリは無く・・・
朝方は冷え込みましたが、日中は暖かい本日。
釣れぬ、釣れぬで、増えるは歩数ばかりなり。
ウエーダーの中は、しっとり、つま先に汗を感じます。
しかし・・・
お魚は釣れねど、春の陽気はまぶしい川面。
トンビではないですが、のんびり、癒されますね。
・・・ただ、花粉とクシャミ、それが玉に瑕。
さあ、ご老体が申し述べておられた堰堤です。
大場所、6m竿では短く、物足りなく感じます。
故に、手前から徐々に、徐々に攻略、慎重に川の中へ。
川虫さん、がんばって、チョ~だい!
と、祈る心も甲斐が泣く、残念ながら、ここもウンもスンも。
<お手前は熟練とお見受け>
堰堤でも見事に空振り。
あのウソつきトンビめ・・・
と、上空を探しても、いつしか彼はどこへやら。
堰堤の上流は瀬でがんばるのですが、もうお手上げの本日です。
気が付くと、川沿いの県道から小生の様子を伺うお方が。
黒いジャージ姿、恐らくご同輩でしょう。
川のこちら側から、苦笑いと手振りで、さっぱりの釣果を伝える小生。
すると、ご同輩らしきその御仁、
ネコヤナギの生い茂る急な土手斜面、そこをサっと降りてきます。
川に降りてからも運動靴ですが、
濡れないように岩の上をヒョイヒョイと。
・・・黒澤明の映画「七人の侍」はその序盤。
野武士相手に農民と共に戦、その協力者を判断する場面。
立ち振る舞いから、その浪人の技量を見抜きます・・・
さしずめ、土手を降りる・岩を伝う仕草から、
このご同輩、かなりの渓流釣りは、その腕前なのでは??
小生も川を渡河して、お話しが出来る距離まで。
「ひょっとして、ブログを書かれています?」
聞けば、何という奇遇!
この方が、先週の拙ブログに初めてコメントを頂いたオロロンさんでした。
白川に毎週で通われているオロロンさん、本日もその帰り道とのことです。
そして、この近辺、黒川も良く精通されています。
お昼のご老体と同意見のようで、
この時期、黒川はもっと上流がポイントとのこと。
本日、完全に我が拙い「直感」と「ゆらゆらトンビ」、
見事に、それらにしてヤラれました・・・
しばらくはオロロンさんとの会話。
ありがとうございます。
ご挨拶の後、彼はまた巧みに土手を駆け上がります。
・・・う~ん、やはり、早い!
お気を付けて、良いシーズンをお過ごし下さい。
シーズン2回目の渓流釣行。
誠に順調ないつもの小生の滑り出し、渓流撮影紀行のボ~ズでした。
<データ>
3月9日 黒川
エサ :ミミズ、川虫、イクラ
竿 :竿 6.0m 渓秀
仕掛 : 針 吉村7号
錘 2~3号
糸 0.3号 4.5m
釣果 :ボ~ズ
気温 :10~13℃
天候 :晴
表層水温 :7~8℃
金曜日は寄り合いで遅めの帰宅でした。
土曜日の朝一番も所用。
翌日の日曜日、予報では余り良いお天気では無さそう。
今の時期、折角にも馳せ参じても良い釣果は期待できない小生の腕前。
そんな週末は、ゆっくり自宅で過ごせば良い物を・・・
快晴の春の青空を見上げると、何となくもったいなくて。
結果、出立は10:00、到着は11:30ののんびり。
<近場は飛騨川漁協さん>
先週のブログに初めてコメントを頂いたオロロンさん。
小生のご近所にお住まいで、いつもの行き先は東白川とのことでした。
尾張北部から最も近い渓流。
小生もこの時期、佐見川へは何度かお邪魔しています。
どうしよう?時間の短い本日。
出来れば佐見川よりもう少し手前に。
とは言っても、本筋の白川はまだ時期尚早かな?
しばし地図とにらめっこ。
飛騨川支流の白川、そのまた支流は黒川か・・・
初めてだけど、ここにしよう!
<ポイントの判断は?>
R41は白川口の信号を右折、トンネルを潜ります。
横を流れる川は白川。
そして直ぐに赤川と別れます。
暫く川をさかのぼれば、今度は赤川と黒川が分離。
白、赤、黒とカラフルなお名前の川。
その黒川をさかのぼり・・・
赤川との分かれ目から、どこで竿を出しても良いような雰囲気でした。
そして決断。
斯様なお名前の橋の袂に駐車して。
決め手はトンビ。
川の上を低めに、ゆらゆらと飛んでいます。
目出度くも、渓流釣り歴は7年目を迎える小生。
その拙い経験から・・・これは、お魚が居る、の判断です。
ハスラー号のハッチバックを開けて、釣りの準備をしていると、
何やら背後に人の気配が。
振り向けば、ご老体がお一人。
まずは、ご挨拶です。
「こんにちは、ここ車を駐めても良いでしょうか?」
「ああ、良いですに。ここなら。」
地元のご老人、暫くお話しをします。
この黒川、サンショウウオが居るそうで、
川に手を加えるにはお役所の手続き、それが2か月も掛かるとのこと。
・・・綺麗な川なんですね。
先日もウナギが居たそうです。
「ところで、ここ、アマゴは釣れますか?」
核心に迫る小生、それへの、ご老体のお答えは・・・
「アマゴかの~・・・その上の堰堤なら」
お!いいお答えが。
「ほんでも、今の時期はもっと上へ行った方がの~」
・・・う~ん、ビミョ~です。
ご老人にお礼を申し述べた後、まずは己の「直感」を信じて、
ゆっくりと土手を下ります。
<変化に富んだ黒川>
橋の下流側は、まず、このような場所から。
大岩・小岩が転がり、流れの変化に富むポイント。
でも、とっぷりと山影に隠れています。
恐らくもう少し、季節が暖かくなれば・・・
少し早めの見切り加減。
それらしいポイントに仕掛けを入れ、さかのぼります。
入渓した橋が近づいてきました。
この辺りから川は日向を流れます。
来るとするなら、山影を抜けたこの辺りから・・・
しかし、「直感」とは裏腹、未だトンビは優雅に飛んでいますが、
ピクリともアタリは無く・・・
朝方は冷え込みましたが、日中は暖かい本日。
釣れぬ、釣れぬで、増えるは歩数ばかりなり。
ウエーダーの中は、しっとり、つま先に汗を感じます。
しかし・・・
お魚は釣れねど、春の陽気はまぶしい川面。
トンビではないですが、のんびり、癒されますね。
・・・ただ、花粉とクシャミ、それが玉に瑕。
さあ、ご老体が申し述べておられた堰堤です。
大場所、6m竿では短く、物足りなく感じます。
故に、手前から徐々に、徐々に攻略、慎重に川の中へ。
川虫さん、がんばって、チョ~だい!
と、祈る心も甲斐が泣く、残念ながら、ここもウンもスンも。
<お手前は熟練とお見受け>
堰堤でも見事に空振り。
あのウソつきトンビめ・・・
と、上空を探しても、いつしか彼はどこへやら。
堰堤の上流は瀬でがんばるのですが、もうお手上げの本日です。
気が付くと、川沿いの県道から小生の様子を伺うお方が。
黒いジャージ姿、恐らくご同輩でしょう。
川のこちら側から、苦笑いと手振りで、さっぱりの釣果を伝える小生。
すると、ご同輩らしきその御仁、
ネコヤナギの生い茂る急な土手斜面、そこをサっと降りてきます。
川に降りてからも運動靴ですが、
濡れないように岩の上をヒョイヒョイと。
・・・黒澤明の映画「七人の侍」はその序盤。
野武士相手に農民と共に戦、その協力者を判断する場面。
立ち振る舞いから、その浪人の技量を見抜きます・・・
さしずめ、土手を降りる・岩を伝う仕草から、
このご同輩、かなりの渓流釣りは、その腕前なのでは??
小生も川を渡河して、お話しが出来る距離まで。
「ひょっとして、ブログを書かれています?」
聞けば、何という奇遇!
この方が、先週の拙ブログに初めてコメントを頂いたオロロンさんでした。
白川に毎週で通われているオロロンさん、本日もその帰り道とのことです。
そして、この近辺、黒川も良く精通されています。
お昼のご老体と同意見のようで、
この時期、黒川はもっと上流がポイントとのこと。
本日、完全に我が拙い「直感」と「ゆらゆらトンビ」、
見事に、それらにしてヤラれました・・・
しばらくはオロロンさんとの会話。
ありがとうございます。
ご挨拶の後、彼はまた巧みに土手を駆け上がります。
・・・う~ん、やはり、早い!
お気を付けて、良いシーズンをお過ごし下さい。
シーズン2回目の渓流釣行。
誠に順調ないつもの小生の滑り出し、渓流撮影紀行のボ~ズでした。
<データ>
3月9日 黒川
エサ :ミミズ、川虫、イクラ
竿 :竿 6.0m 渓秀
仕掛 : 針 吉村7号
錘 2~3号
糸 0.3号 4.5m
釣果 :ボ~ズ
気温 :10~13℃
天候 :晴
表層水温 :7~8℃
2019年3月3日日曜日
今年の渓流初釣り~郡上大和 落部川釣行
ご諸兄各位殿
今年初めての渓流釣り。
この春は暖かい日が続きます。
郡上も昨年に比べると雪が少ない様子です。
ぎふ大和ICを降りて、直ぐにお出迎えを頂けるのは、この落部川。
今の時期で一人前の釣果に結びつく技量。
残念ながら、それを持ち合わせていない小生。
それでも、「想い」だけは一人前の一丁前。
春の穏やかな陽気に居ても立っても居られず、
結果、朝はゆっくり目の出立に、交通至便なポイントを選択です。
しかし、初めての川は、この落部川。
吉と出るか。
はたまた、毎度の初釣りが如く、凶と出ますか・・・
<直ぐ横には高速道路>
本当にICを降りたら最初の橋、それが落部川に架かる橋です。
長良川から別れて東海北陸道と並走、北から南に流れる落部川。
情報を持ち合わせて居ないのですが、漁協放流が有るのか・無いのか、
ぎふ大和ICを降りて直ぐ、ご同輩のお姿を多数でお見受けしました。
その喧騒を避けて、今少しハスラー号は上流へ向かいます。
横の高速道路、それが長~いトンネルに入る頃合い。
休耕地?は草地に駐車させて頂き、川へ降りる支度に取りかかります。
IC付近も川幅がさして広くない落部川でしたが、
より上流のこの辺りは、ますます川幅が狭く、頭上も覆われ・・・
竿は4.5mで糸も短めに。
川に降り立ち、少しだけ掟破り、川虫目的で下流へさか下ります。
一見、のどから渓流風景ですが、
写真の画面左手の上方にはびゅんびゅん、高速を自動車が。
良い具合に何匹か、川虫が採れました。
準備万端、時刻は10:00。
今日はここから、のんびり、さかのぼるとします。
<毎年の初釣りで想うこと>
暖かい春の今年ですが、やっぱりここは山の中、
川面を伝う風は冷たさを感じます。
シーズンの最後には「来年も良い年でありますように。」ですが、
シーズンの最初に思うことは「また今年も無事、川に立てれた」。
もちろん、自分も決して若くはなく(気だけは若いつもりですが)、
周囲・家族もそれ相応。
自分のお仕事に、はたまた自然環境、果ては社会情勢・・・
全ての事が上手く運んで、結果として楽しめる渓流釣り。
のほほ~んと、
山の中の春先は、寂しい河原に一人、
そこで釣り糸を垂れることが出来ること。
もう、感謝以外にありませんね。
<感謝しても、それはそれ・・・世の中は甘くはなく>
く~、良いですね、こんな大場所!
どのように攻略しようか?
画面左の大岩、その上に立つは愚の骨頂。
自分の影が川面に映ります。
とは言え、画面右の堤防の上は、意地悪にも木が覆い被さり。
今の立ち位置から、しゃがみ込んでの前進。
竿のズームを最長5.3mに伸ばして振り込むも、
残念、落ち込みの白波には、かなり手前にしか届きませぬ。
一旦、下流へ大きく後退、
渡河を試み、先の大岩はその裏からこっそりと竿出し。
木化け・石化け、静かなること林の如く・・・
しかしまあ、高速沿い・県道沿いの落部川は開けた大場所。
解禁から早二週間以上、しかも本日は重役出勤。
アタリがあったら、バチが当たります。
・・・斯様のんびりとした観察は思案に実行。
しみじみ思うに、誠に幸せの至りです・・・
<腹が減っては何とやら>
川虫とイクラで取り組みますが、ここまで釣果はおろかアタリも無し。
・・・毎年の悪癖、ボ~ズ発進のシーズン開幕が見え隠れ。
でも、水温は8℃。
これなら、アタリくらい有っても良いような。
斯様な日差しが降り注ぐ開けた河原。
ここでお昼ご飯とします。
今年も相変わらずでのコンビニのおにぎりですが、
初めての試みはお湯を持参してのカップヌードル!
ぬるいお湯ですが、暖かいモノが食べたいんです、ハイ。
何気に水面を見ながら、
ずるずると音を立て、河原でラーメンを啜っていると・・・
一瞬、大岩の下、下流に向けて、サっと動く黒い影!
居るじゃん、お魚ちゃん!
・・・スギの花粉と相まって、麺が喉にムセります、ゲホっ。
時間稼ぎには持って来いの昼食です。
カップ麺とおにぎりを持っての移動。
後退して水から距離を取り、お魚の気が休まるまで、
アセる心を静め、ゆっくりとお食事。
その後はおもむろに、一服を所望、しかし。
堪え性の無い小生。
もう、気分はうらはら、ここは、己との戦い・・・
後片付けの後に川虫を針掛け、
大岩の袂から白波は流心に沿うよう、ゆっくりと仕掛けを流します。
「よし、釣った!」と言うより「結果、釣れた」の感覚。
目印の流れが何となく停止、あれ?妙だな~
で、竿を揚げたら針に掛かっていた・・・
斯様な案配でした、今シーズンの一匹目。
<もひとつ、おまけに>
こんな脇を通る細い流れ。
そんな流れのチョイ深場から・・・
小アマゴさんのお出まし、目出度くも二匹目が。
ここも、如何にも・・・って、ポイントですが。
残念、バラしてしまいました。
時刻は15:30過ぎ。
長良川の西側は内ヶ谷、そこに通じる峠道は標高およそ1,000m。
傾きかけた春の陽は、もうすぐその山の向こう側に。
・・・本日は、これまでです。
小生的には珍しく、シーズン初日からの釣果は二匹でした。
こりゃ、今年は、何か、良いことがありそうな・・・
寂しい山の中、その河原での一人珍道中。
今年も始まりです。
<データ>
3月2日
エサ :イクラ、川虫、ミミズ
イクラはペケでした
竿 :竿 5.3m (4.5m) 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 3号
水中糸 0.3号 3.5m
釣果 :アマゴ 5寸前後 2匹
初釣りです、ご祝儀です、もち、リリース
気温 :8~11℃
天候 :晴れ
表層水温 :8℃
今年初めての渓流釣り。
この春は暖かい日が続きます。
郡上も昨年に比べると雪が少ない様子です。
ぎふ大和ICを降りて、直ぐにお出迎えを頂けるのは、この落部川。
今の時期で一人前の釣果に結びつく技量。
残念ながら、それを持ち合わせていない小生。
それでも、「想い」だけは一人前の一丁前。
春の穏やかな陽気に居ても立っても居られず、
結果、朝はゆっくり目の出立に、交通至便なポイントを選択です。
しかし、初めての川は、この落部川。
吉と出るか。
はたまた、毎度の初釣りが如く、凶と出ますか・・・
<直ぐ横には高速道路>
本当にICを降りたら最初の橋、それが落部川に架かる橋です。
長良川から別れて東海北陸道と並走、北から南に流れる落部川。
情報を持ち合わせて居ないのですが、漁協放流が有るのか・無いのか、
ぎふ大和ICを降りて直ぐ、ご同輩のお姿を多数でお見受けしました。
その喧騒を避けて、今少しハスラー号は上流へ向かいます。
横の高速道路、それが長~いトンネルに入る頃合い。
休耕地?は草地に駐車させて頂き、川へ降りる支度に取りかかります。
IC付近も川幅がさして広くない落部川でしたが、
より上流のこの辺りは、ますます川幅が狭く、頭上も覆われ・・・
竿は4.5mで糸も短めに。
川に降り立ち、少しだけ掟破り、川虫目的で下流へさか下ります。
写真の画面左手の上方にはびゅんびゅん、高速を自動車が。
良い具合に何匹か、川虫が採れました。
準備万端、時刻は10:00。
今日はここから、のんびり、さかのぼるとします。
<毎年の初釣りで想うこと>
暖かい春の今年ですが、やっぱりここは山の中、
川面を伝う風は冷たさを感じます。
シーズンの最後には「来年も良い年でありますように。」ですが、
シーズンの最初に思うことは「また今年も無事、川に立てれた」。
もちろん、自分も決して若くはなく(気だけは若いつもりですが)、
周囲・家族もそれ相応。
自分のお仕事に、はたまた自然環境、果ては社会情勢・・・
全ての事が上手く運んで、結果として楽しめる渓流釣り。
のほほ~んと、
山の中の春先は、寂しい河原に一人、
そこで釣り糸を垂れることが出来ること。
もう、感謝以外にありませんね。
<感謝しても、それはそれ・・・世の中は甘くはなく>
く~、良いですね、こんな大場所!
どのように攻略しようか?
画面左の大岩、その上に立つは愚の骨頂。
自分の影が川面に映ります。
とは言え、画面右の堤防の上は、意地悪にも木が覆い被さり。
今の立ち位置から、しゃがみ込んでの前進。
竿のズームを最長5.3mに伸ばして振り込むも、
残念、落ち込みの白波には、かなり手前にしか届きませぬ。
一旦、下流へ大きく後退、
渡河を試み、先の大岩はその裏からこっそりと竿出し。
木化け・石化け、静かなること林の如く・・・
しかしまあ、高速沿い・県道沿いの落部川は開けた大場所。
解禁から早二週間以上、しかも本日は重役出勤。
アタリがあったら、バチが当たります。
・・・斯様のんびりとした観察は思案に実行。
しみじみ思うに、誠に幸せの至りです・・・
<腹が減っては何とやら>
川虫とイクラで取り組みますが、ここまで釣果はおろかアタリも無し。
・・・毎年の悪癖、ボ~ズ発進のシーズン開幕が見え隠れ。
でも、水温は8℃。
これなら、アタリくらい有っても良いような。
斯様な日差しが降り注ぐ開けた河原。
ここでお昼ご飯とします。
今年も相変わらずでのコンビニのおにぎりですが、
初めての試みはお湯を持参してのカップヌードル!
ぬるいお湯ですが、暖かいモノが食べたいんです、ハイ。
何気に水面を見ながら、
ずるずると音を立て、河原でラーメンを啜っていると・・・
一瞬、大岩の下、下流に向けて、サっと動く黒い影!
居るじゃん、お魚ちゃん!
・・・スギの花粉と相まって、麺が喉にムセります、ゲホっ。
時間稼ぎには持って来いの昼食です。
カップ麺とおにぎりを持っての移動。
後退して水から距離を取り、お魚の気が休まるまで、
アセる心を静め、ゆっくりとお食事。
その後はおもむろに、一服を所望、しかし。
堪え性の無い小生。
もう、気分はうらはら、ここは、己との戦い・・・
後片付けの後に川虫を針掛け、
大岩の袂から白波は流心に沿うよう、ゆっくりと仕掛けを流します。
「よし、釣った!」と言うより「結果、釣れた」の感覚。
目印の流れが何となく停止、あれ?妙だな~
で、竿を揚げたら針に掛かっていた・・・
斯様な案配でした、今シーズンの一匹目。
<もひとつ、おまけに>
こんな脇を通る細い流れ。
そんな流れのチョイ深場から・・・
小アマゴさんのお出まし、目出度くも二匹目が。
ここも、如何にも・・・って、ポイントですが。
残念、バラしてしまいました。
時刻は15:30過ぎ。
長良川の西側は内ヶ谷、そこに通じる峠道は標高およそ1,000m。
傾きかけた春の陽は、もうすぐその山の向こう側に。
・・・本日は、これまでです。
小生的には珍しく、シーズン初日からの釣果は二匹でした。
こりゃ、今年は、何か、良いことがありそうな・・・
寂しい山の中、その河原での一人珍道中。
今年も始まりです。
<データ>
3月2日
エサ :イクラ、川虫、ミミズ
イクラはペケでした
竿 :竿 5.3m (4.5m) 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 3号
水中糸 0.3号 3.5m
釣果 :アマゴ 5寸前後 2匹
初釣りです、ご祝儀です、もち、リリース
気温 :8~11℃
天候 :晴れ
表層水温 :8℃
登録:
投稿 (Atom)