まだまだ寒い日が続きますが、
ふとした晴れの日の午後、背中に感じる日差しの温もり、
それは紛れもなく春のものです。
もう間もなく、今シーズンの渓流の旅、それが始まりを告げます。
仕掛け、釣り券、車のメンテ・・・準備は滞りなく。
そんな中、先日、春日井にある登山用品店を尋ねました。
お目当ては「軽アイゼン」です。
昨年は晩秋にも本ブログで記載しましたが、
粗忽者が織りなす渓流釣行、危機一髪が目白押しで、
アカン!と思った瞬間から、上映が開始されるスローな世界。
特に谷川への入退渓では、急な斜面を凹凸皆無のフェルト底の履物、
それでの登り降りでは、気を付けていてもズルっとヤってしまうのです。
・・・真っ平な靴底に、何か「滑り止め」は施せないか?
出来る事なら、現場での装着・脱着は容易なものが吉・・・
そんなことから、思い付いたのが軽アイゼンでした。
・・・渓流釣りはアウト・ドア。
主な装備は釣具屋さんでも調達できるのですが、
使い心地や価格、見てくれ?果ては本気度??から、
まま、こちらの登山用品店にも足を運ぶのであります。
加えて今回の品物は保安用具です。
ネット購入もアリですが、まずは現品をこの目で。
もちろん、常用している「シマノ FS-002N」を携えて。
登山用品店に在った軽アイゼンは下記のものでした。
SALEWAの「MTN Spike」なる品名、若干でお高めは数千円ナリ。
小生の27cmはFS-002Nに対して、適合サイズはMなのかLなのか?
お店で店員さんのご了解の元、ウエーディング・シューズに試験装着です。
(写真は帰宅してからの撮影です。)
カタログ的にはLサイズなのですが、釣り道具はウエーディング・シューズ、
本格的な登山靴より若干で小さめなのか、装着はMサイズが固めでシックり、
こちらのMサイズとしました。
チェーンと刃は頑丈なステンレス製。
靴の下半分を伸縮材、エラストマー樹脂のバンドで覆っての固定です。
装着の際、まずは靴のつま先から挿入、最後に踵(かかと)を覆います。
・・・この最後の踵部分への装着は、
指でバンドをギュ~っと引っ張り、かなりキツいくらい。
元来の本品の目的は、冬季での低山に於ける雪道ハイク、そこでの滑り止め。
渓流釣りでの「高巻き」や「斜面登り降り」は土草が相手です。
雪道より滑らないでしょうが、斜度はこちらの方がキツいハズ。
・・・懸念点は踏ん張った際に、グリっと取れてしまわないか?
そんな点からも、若干で小さめ・キツめのMサイズとしました。
・・・粗忽者への懸念は今一つ。
はやる気持ちが抑えきれず、脱着失念の河原は岩歩き、それは絶対に滑ります。
いつものように渓谷に降り立ったら、
素敵な渓流風景を「つまみ」にお茶をチビチビ、
そして不健康の極みは、おもむろに懐から一服を所望。
そんな心の余裕さえあれば、失念も防げるのでは??
・・・何となく、喫煙の言い訳っぽく聞こえますね。
シーズンの初期は胴長ウエーダーを履いての釣行です。
この時期はムリせず、足場の安定した釣り場で。
今回の軽アイゼンが試されるのは、今少し先の季節となります。
・・・効果のほどはその際に、おいおいと、このブログ上で。
ここに来てようやく、緊急事態宣言も解除の見込みです。
次週辺り、
お天気さえ叶うことなら、待ちに待った初釣りにでも・・・
<渓流風景は早春の郡上 気良川から>