寒さの厳しい週中でしたが、週末はとても暖かいです。
もう暫くの待機の後は、待ちに待った今シーズンの初釣りです。
それに備えて今週末も近所を体力つくりのウオーキング。
仕掛けや道具、装備の準備にも力が入ります。
毎回の釣行から帰ると可能であれば当日の夕方に、
少なくとも翌日の朝には道具一式を清掃、お手入れをしています。
渓流竿はバラして水洗い、その後は日陰で乾燥を。
節数の少ない長尺本流竿は竿立てに立てて乾かすのですが、
小継ぎの渓流竿、特に7m竿は節数が16本と多く、
今までクーラーBOXに入れていました。
玄関先は水道水で中性洗剤にて水洗い、
その後にクーラーBOXへ入れて書斎(いえ、趣味部屋)まで。
重たいBOXを持っての階段の上りは大変で、運搬中は節が中でコロコロ。
中実の穂先#1はそうでなくも、
中空で細い#2や#3は太い節の陰に隠れて乾きが遅くて。
それでなくても、粗忽者の決して広くない書斎(ほんと、趣味部屋)、
誤って重たいBOXの蓋を倒そうものなら・・・
7mの小継ぎ竿も竿立てで乾かせないだろうか?
叶うことなら、その全ての節を。
そんなことから今週末は、竿立ての改造に取り組みました。
単純なお話、発泡性の素材でできた所有する「ザ・竿立て」、
数年前は釣具屋さんで2千数百円だったかと、
その竿節を差し込む穴の数、それを増やせばいいだけのこと。
現状は大小12個の穴が開いています。
まずここに、7m小継ぎ竿は「天平」と「渓峰尖(旧型)」をバラし、
各穴に入れてみます。
16節ある小継ぎ竿、差し引き4節が入りませんでした。
入らなかった節、その元径を測って・・・
しかし・・・
撮影は書斎の机上にて、
写真の奥にチラばる糸巻きやニッパー、それに針ケースなどなど、
ここは、まさしく、おじさんの趣味部屋なンです。。。
2種類の竿について、入らなかった各4本の節径は、以下の内容でした。
しかし、まあ・・・
我れながら、「渓峰尖」くらい漢字で書けよ!
穴あけは毎度のお家芸、DIYは電動ドリルで開けます。
#1は天平のΦ1.6と渓峰尖のΦ2.0はドリルΦ3.3で、
#3は天平のΦ3.3と渓峰尖のΦ3.1はドリルΦ5.1で、
残りの双方の各4本については、Φ15のドリル刃を買って対応しようか。
でも待てよ・・・
手持ちの電動ドリルはΦ13までしか加え込めなかったような。
「・・・いいかい、ムラちゃん(小生です)。
鋼材に手でタップ(ねじのことです)を立てるのはM12まで。
それ以上は下穴加工に力が要るから、ムチャはするなよ。
電ドルもそのように出来ているから・・・」
駆け出しの工場保全マンは小生に、大先輩はスーさんのアドバイスでした。
そのスーさんも鬼籍に入られ、青二才も定年まで指折り数える昨今。
早いものです、時の流れは・・・
前にも書いたかな、こんなクダリを?
そんなことを思い出しながら、
ホームセンターでシャンク径の細い木工用ドリル、690円を購入です。
さあ、役者は揃いました。
いつもの作業場は玄関先、お待ちかねは「DIY劇場」の開演です。
まずドリルはΦ3.3で全ての箇所に下穴として開けます。
でも穂先#1はこれが仕上穴、お相手は柔らかい発泡素材、
ドリルの回転数を落として、慎重にゆっくりと進めます。
う~ん、意外と穴が小さめ、おまけにボソボソな仕上がり。
ここはもう宗旨替え、穂先#1もΦ5.1での対応としましょう。
よし!
まあ、この仕上がり具合なら。
次いで、新規購入はΦ15の木工用ドリルで。
指先で電ドルのトリガーを微調整、回転数を下げながら、慎重に・・・
全ての穴を開け終えて、こんな感じかな。
穴バリをカッターナイフで整えて、バラした竿立てを組み直して・・・
若干、穴回り・穴内側のボソボソ感はぬぐえませんがね・・・
改めて天平をバラして差し込んでみます。
乾燥目的の竿立て、その機能としては問題ないでしょう。
GWの長期休暇では、まま複数日で泊りがけの釣行です。
そんな時は本流竿&小継竿を使い回す場合も。
・・・もう一個、竿立てを購入しておこうか。
春本番を思わせる暖かい今週末、着々と準備の進む昨今です。
<渓流風景は5月GWの木曽 西野川から>