今週のお題・・・
もう間もなくで渓流釣りシーズンの開幕です。
決してそれを当て込んで、
糸巻き器を製作してメルカリで売ろう!・・・ではないンです。
昨年末から始めたメルカリでの仕掛け販売。
開始早々は目出度くも、さっそく一個は売れたのですが、
待てど暮らせど、残念ながらそれっきり・・・
他の出店者の様子を見ると、いくつかの仕掛け販売が存在します。
皆さま、手を変え品を変え、アイデアを尽くしてのご出展です。
・・・となると、
これは何か「差別化」をしなければいけないのでは?
そんなことから、
販売する仕掛けの「品質向上」を思い付いた次第なのです。
他の出店者の皆さまも当然のことながら手作りでの製作、
仕掛巻に巻かれる糸も手巻きの「乱巻き」です。
比べて市販品の仕掛けは「機械巻き」、とてもきれいに巻き上がっています。
どうだろう、
これを手作りでも再現できないだろうか・・・
と言うことで、
出来上がったのが、このキテレツな糸巻き器!?なのです。
説明しよう!(昔懐かしいヤッターマン?古いね。)
写真上方の灰色円盤に糸のボビンを設置、
そこから糸は2個の小型ローラーを介して、
ピアノ線で作られたリード(織機の用語)に張られます。
このピアノ線はハンドルの回転に合わせて上下運動、
糸巻きにきれいに糸が巻かれる・・・と言った次第なのです、ハイ。
糸巻きは手回しハンドルと1:1で回転、糸を引っ張ります。
中央の大きな円盤には0.5mm厚のプラ板が1枚、2枚・・・10枚と、
ハンドルと1:10の回転比は36度置きに重ねられ、
巻かれる糸が少しづつピアノ線で上昇、
11回転目はストんと落下、
結果、糸は規則正しく整列して巻かれます。
で、実際のところ・・・
この出来具合なら及第点!?
計算上は0.5mmが10段階で5mmの巻き幅となるハズが、
見ての通りで巻き幅は10mmくらいかな?
・・・糸巻きの円盤、
ハンドルの回転と同期して回るは回るのですが、
グワン・グワンと回転しながら上下に揺動しちゃって。
会社のように旋盤・フライス盤の工作機械は手元になく、
悲しいかな手持ちの電ドルでのザグリ加工、
ベアリングの挿入でした。
使用した部材も木材が中心、
近所のホームセンターで入手可能なネジ・ナット・バネの類のみ・・・
さもありなん。。。
「そんな簡単な説明じゃ、構造がよく分からん・・・」
ご諸兄から斯様なご意見を頂きそうですが、
ごめんなさい、
これも言ってしまえば「企業秘密」なのです!?
・・・正直なところ、
顧客への品質向上、などとカッコ良いことを言ってしまいましたが、
本器製作の一番の理由は、巻き数を管理するカウンターなんです。
・・・男ってダメですね。
もう、長時間の集中、それが利かなくって。
48、49、60、61・・・なんて、
糸を仕掛巻に手で巻いていると、こんな数えミスが茶飯事でして・・・
メルカリへの出展品数、
本日で本流釣り仕掛け<長良川>を追加して都合5点です。
(しかし我ながら、良いネーミング!)