2023年3月26日日曜日

郡上吉田川 高橋 渓流釣行

 

帰路はR156沿い深戸駅前の長良川、
桜並木がとてもきれいでした。


いつもの年は4月に入ってから咲き誇る郡上の桜ですが、
今年は暦の歩みが少しばかり早そうです。


先週末、そして今週末と雨に祟られた釣行。
それでも、
今回の春雨はさほど寒くは感じられません。


<吉田川は明宝 高橋>

桜も咲き出す暖かい春雨ではありますが、
勘が戻っていないシーズン初期です、
雨の渓流釣行、ムリは禁物かと。

先週の気良川も足場が良くて勝手の分かるポイントでした。
そして今回の明宝高橋も以前は良く通った釣り場で。

高橋の袂から下る入渓路、素直にそれに従えば難なく河原へ降りられます。
この季節は渓流釣りオンリーですが、初夏からはアユ釣りもできるポイント、
雨降りで若干増水はしていますも、ムリ・ムチャしなければ安全な釣り場です。


この季節の雨の日は、もう準備がとても大変、
下はジャージにハイチェスト・ウエーダーを履くだけも、
上はセーターに釣りチョッキを着込み、その上からカッパを羽織って。

・・・あ~、また「キジ打ち」が忙しくなります。。。

高橋を渡り切った小道の奥の駐車帯、
あくせくと準備を進める中、
その高橋を渡って一台の車が寄ってきました。

・・・ん?
漁協の巡回さん?こりゃ好都合!

当方、まだこれからの出陣です、
先週のように「言い訳」を考えなくとも済みそうで。

「おはようございます、漁協さんですか?」
車内はお二人連れのご年配、
あれ?
釣りチョッキを着こまれています。

「いえ・・・これからですか?
 オレンジのハスラーが見えたので、
 もしやブログを書かれていませんか?」

・・・お話を伺うと、お二人連れはご同輩の釣り師さんでした。

しかも、斯様な「中年オヤジのため息」的な!?
後にも先にも自虐・反省の弁が満載の弊ブログ、その読者さんとのこと。

ご丁寧に挨拶を頂きまして、ありがとうございます。
自分より遥かに年長の読者さんが居られるとは、
毎度、拙い内容で恥ずかしい限りです。


・・・突然での恥ずかしくもありがたい心の交流。
ただ、これが粗忽者の心の高揚にも繋がって・・・

河原に降りたはイイけれど、竿を車から持参することを失念!?
まったく、我ながら、何をヤっているンだか。。。


<幸先よく、一投目から>

読者さんの手前、
不得意なシーズン初期とはいえ、
期待に応えてイイ結果をお届けしなければ。

終わってしまったWBCですが、
そこでの村神様の如く、プレッシャーをモチベーションに替えて。

まだお魚も本調子では無いだろう。
そんな憶測の元、
対岸はせり出した木陰の下、弛め・ちょい深め、の流れを狙って。

・・・あっけない、ものですね。

先週末はにっちもさっちもイカなかった今シーズンの一匹目、
僅か一投目で、即、揚がりました。

半年ぶり、小型は5寸程度のアマゴさんですが、
やっぱり、この小気味よい引き具合!
手応えがクセになりますね。



<やっぱり、よく分かりません>

振り続く小雨・春雨の中、一投目はミミズでの釣果でした。

弾数に限りのあるミミズのエサです、
これまた久しぶり、補給に川虫を捕まえます。

吉田川に流れ込む小渓流、
その浅くも小早い流れに立込み、
岩と岩の間の流れにたも網を差し込み、
その上流の小岩をウエーダーの靴底で掻きまわします。

これ、我流でしょうかね?
若干で横着な手法も、取れれば何でもアリ!

取れたクロカワ虫を針にチョン掛け、
これまた対岸のブロック護岸はその直下へ。

着水してから仕掛けの目印、意外にも早く流れます。

それでも数投目の後、
白波前の受け、若干も流れが緩むポイント、アタリです!


また小気味いい絞りは5寸モノのアマゴさん。
ただ、出たポイントが先ほどと違い、浅目は早目の流れから。

・・・早くも季節の変わり目、と言うことでしょうか??


しかしながら、
その後はいつもの定番でもある、
落込み&淵の流れからは、まったくの音沙汰なし・・・

やっぱり難しいです、今のシーズン初期は。


<ポイントを移動して>

吉田川を横切れば、まだ上流にも行けるこのポイントですが、
本日は雨の中での釣行です、ムリはご法度。

一旦、ここは退渓してせせらぎ街道を徒歩で下り、次なるポイントへ。

道すがら、望む風景は春満載。
木々に咲く花、膨らむ蕾、芽生える木の葉、とても楽し気です。


この季節は難しい釣行も、
自然の織りなす移り変りを見ると、近づく本シーズンに期待が膨らみます。


さて、せせらぎ街道から脇に折れ、
農家さんの田んぼのあぜ道、その電撃獣策を開けて、
再度で吉田川の河原に降り立ちます。

ここも本日、雨の中での渡河は難し目、結果、ワンポイントかな?

落込みの白波、それが落ち着いた弛め・深場に的を絞ります。

まま雨が止み、陽は差し込まないまでも、被った帽子が暑くも思えます。

カッパの風防と帽子を脱いで、せせらぎを聞きながらの振り込み。
流れ下る川面の目印、その挙動に神経を集中、
谷底は一人だけの無音の世界に・・・


残念ながら幾度も流せど、アタリ・気配は無くて。


終わってみれば、
友バックの中には開始早々に揚がった小さなアマゴさんが二匹のみ。

それでも不得意なこの季節なンです、
ようやくでの釣果に、
読者の皆さま、及第点とさせてくださいな(笑)。



<データ>

3月25日 吉田川 
エサ   :ミミズ、川虫
竿    :7.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1号
                天井糸 0.7号 1.5m 
                水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :アマゴ 5寸 2匹
気温   :10℃ 
天候   :小雨
表層水温 :12℃
月齢   :3.4

















2023年3月19日日曜日

渓流初釣り~夕まずめの郡上 気良川



彼岸の入りに降る雨は、暖かい雨ではありませんでした。


土曜日の朝、ゆっくり起き出した自宅の窓越し、結構な雨の降り方でした。

さあ、どうしようか?
雨は午後には止む予報です。

冷たい春雨上がりの夕まずめ?
はたまた、
天気晴朗も風強しは朝まずめ?

・・・最近、疲れが抜けないンです、翌日の。

「よし、釣行は本日の午後からとして、
 初釣りは勘も戻っていないから、足場の良い釣り場にしよう。」

斯様な一人詮議の元、郡上 気良川、決まりです。



<遠望も良いのです、気良川は>

お彼岸に入ったとは言え、まだ寒い昨今です。
残念ながら我が腕前、未だにこの季節は不得意なのです。

寂しい釣果も、せめて素敵な渓流風景、それに巡り合えれば。
そんな理由からも、開けた場所にある気良川 特設釣場は好ポイント!

途中、せせらぎ街道から見え隠れする小雨の吉田川、
思ったほどの増水ではなさそうでした。

14:30に到着は気良川。
特設釣場の小屋前の駐車場には、ご同輩の車は一台だけ。

曇り空は雨も止み、流れはそこそこ。
風も弱くて、イヤ、こりゃ、イイ案配なのでは??


開始早々、深場はユルい流れで、アタリです!

今シーズン初めて、焦る心を静め、少し間を置いてのアワせ。
とっ!
残念、一瞬、竿に重みを感じたものの、痛恨のバラシ。
く~!


<お久しぶりです、漁協の巡回さん>

その後も深場、撚れ、弛みに絞ってのガマン比べ。
開始早々のアタリがマグレだったのか、
暫く沈黙の時間は遡行、竿出し、一服、また遡行が繰り返されます。。。


遠くに見える雪山。
気良川はあの麓から端を発して、清流 吉田川・長良川に流れ込みます。

この特設釣場近辺は緩やかな傾斜が続き、
段々の棚(堰堤とは違い、人口の岩ブロック)で流れに強弱が付けられ、
いろいろなシチュエーション、ポイントの経験が出来て、とても楽しめるのです。

結果として、素敵な遠望も。


ただ残念なことに、
初期の渓流釣りで訪れる事がしばしばも、
小生的にはあまりイイ思い出・釣果には恵まれず、で。

そして、そこに「トドメ」を差して頂けるのが・・・

「どうです?調子は?」
それは漁協の巡回さんなのです。

「いや~、アタリはあるのですが、結果には至らなくて。」
こんな問答の場面、何年か前にもありました。

「あれ?おかしいな~?
 そこの下の人、午前は大和で3匹釣られ、
 今しがたはここで1匹、釣れたそうですよ・・・」

・・・はい!
小生、おかしいンです。

水温10℃、アタリに間を置いても、痛恨の見送り・空振り。
(WBCの村上選手?)
夏場ならともかくも、初期の今時分に夕まずめ。
果てはメルカリに生き餌はミミズを出展。

兎にも角にも、おかしいンです、ハイ!



<お魚さん、居るには居るのですが>

毎度、巡回さんの洗礼を受けた後、
引き続きで春の夕暮れが迫る気良川をさかのぼります。


いつの間にか、お空の何割かは青空に。
少しですが風も出てきました。


この棚、意外と深さがあるのです。
小継ぎ7m竿に都合6mの天井糸と水中糸、
それにて白波の向こう側は水面が静かな水域に振り込みを。

夕日で近眼・老眼には目印の視認が厳しいのですが・・・
またしても、ククッと、竿に伝わるアタリが!

「ガマン+ガマン」の二呼吸を置いてのアワセ!

・・・でも残念、やっぱり、空振りなんですね。。。


エサを川虫に替えようと、川に立込み虫取りです。

・・・拘りから、スレ針は吉村渓流を使う小生。
スレ針の利点は、どこに針を刺しても、直ぐに取ることが出来る事。

これ、何もお魚の口だけではなくて、
錘の交換などチョットした河原での作業、
小生は釣り針をエサ箱の首掛け紐に刺すのです・・・

川虫を捕まえ、土手に立てかけた竿に戻ると、
あれ?竿が倒れているじゃないですか?

よくよく見てみると・・・何のこっちゃ??
釣り針をエサ箱の紐に刺したまま、川で虫取りをしていた小生!

水中糸は天井糸から見事にチギれてしまいましたが、
我ながら、ここに至って悪運だけは健在!
竿の穂先は折れてはおらずも・・・


<やっぱり、変化の春先は、小生、おかしいンです>

夕まずめの釣りを終え、
夕食は帰路の途中、美濃加茂の吉野家へ。

久しぶりの吉野家です。
入店早々、あれ?カウンターが無いぞ??

「ご注文を承ってからお支払いを頂き、
 少しこの配膳口でお料理をお待ちくださいね。」
レジ窓口のおねえさんが案内を為されます。

昨今の「回転すし」での悪タレ動画の影響でしょうか?
どうもシステムが変わった様子で・・・


しかし小生、歳を取ったな。
レジでの小さなメニューから、いつもの定番を探すのに一苦労。
ツユだくだの、並だの・大盛だの、オプションを付ける余裕も無くて。

もうこれから、冒険して他のメニューは頼めそうにないです。

ほんと、変化の多い春先は調子が狂います。。。



・・・今年もまた、釣れ釣れなる我が渓流の小旅、
とりあえずは目出度くも、無事に出立です・・・


<データ>

3月19日 気良川 
エサ   :ミミズ、川虫
竿    :7.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1号
              天井 糸 0.7号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :ピクリだけのボ~ズ
気温   :10~8℃ 
天候   :小雨、雲多し
表層水温 :10℃
月齢   :25.8


















2023年3月5日日曜日

ミミズの郵送実験

 

先々週は郡上まで年券購入の旅でした。


その小旅でのサブ・ミッションはミミズさんの郵送実験を。

・・・数年前には飼育・繁殖には成功、
どうしたら釣り餌としてオオモノ狙いが叶う、
太くて長くて活きの良いミミズさんを育成できるのか?

試行錯誤の繰り返し、全滅の憂き目を乗り越え、
最終的に完成したのが、こちらの生物兵器?
「郡上気良天然ミミズ」転じて「尾張米糠酸素ミミズ」なのです(笑)。

「ウソつくな!
 あんたのズボラな性格が災いして飼育に失敗、
 たまたま金魚のブクブクを使ったら結果オーライ、だけじゃないか!」

・・・ご諸兄から、こんなお叱りを頂きそうですが、イイのです。
結果オーライでも肥大化・長大化したミミズさんは事実なのです、ハイ。


じゃあナゼ、ここで日本郵便様にご協力を頂いての実験なのか?

本流でのオオモノ釣り、その醍醐味をお裾分けしたく。
いえいえ、ただ単に金の亡者は欲眩み?
またしても、
メルカリで巨大・肥大なミミズさんを販売してみよう、の魂胆なのです!?


実験に際して、以下の懸念点がありました。

・公共のシステムでもある郵送です。
 ご一緒する他皆さまの郵便物に汚損を残しては一大事。
 →ミミズさんはビニール袋に完全密封、そして小箱へ梱包を。

・完全密封すると酸欠でミミズさんは死んでしまうのでは?
 →ある「気体」を充填して密封することに・・・
  何の気体なのか?もうお解りですよね。

ここで今少し、ミミズさんの生態について、改めて調べてみました。


どうもミミズさんは皮膚呼吸を為されている様子、
飼育経験からも上記資料の記載は合点がいきます。

・・・金魚のブクブクで空気が溶け込んだ水、
それを加えて水分たっぷりのカブトムシ飼育土を同封しました。

果たして、
郵送期間並びに到着後は何日くらい、
ミミズさんはこの厳しい環境下で我慢を頂けるのか?

さあ、実験開始です!


投函個所は郡上への道すがら、
お隣の岐阜県は坂祝町のコンビニ、郡上八幡駅前、金山の道の駅、
以上の3か所の郵便ポストから2月18日(土)午後に小生宛で発送しました。

愛知県の小生宅への到着、それは2月21日(火)の午後、
投函場所に距離差を設けたものの、結局はこの日に3つ全ての到着でした。


3つある小箱の内、一個目を恐る恐る開封してみます。。。

透明なビニール袋、その中でミミズさんは元気そうです。

密封の為に空気穴を塞いでいた黒テープ、
それを剥がして2月25日(土)まで、この袋の中で状態を維持します。

結果、全くの問題なし!
袋から取り出したミミズさんはピンピンのニョロニョロ!

この時点で2つ目の小箱も開封、テープを除去、
小袋内の状態を2月29日(水)の午後まで維持しました。

結果、2つ目の小箱も問題なし!

更にこの時点で3つ目の小箱を開封、テープ除去、状態を維持。
・・・3つある中、一番で密封状態が長い・厳しいグループです。

これを昨日は3月4日(土)に確認、OK、生存は問題なし!
目出度くも全て実験成功です!!


まとめますと・・・

湿った飼育土とある「気体」で完全密封された30匹の大型ミミズさん、
10日間の密封状態に加え、3日間の空気穴による環境下、
無事に問題なく過ごすことが可能。

・・・以上の結果となりました。


しかしながら・・・
最後の厳しかった3つ目のグループ、
ビニール袋に開けた空気穴、それが大きすぎたのか、ノコノコと袋から。

小寒い玄関は靴箱下での保管でした、
幸いにも逃げ出したミミズさんはいずれもご存命で。

万が一を予想して大型タッパでの保管実験でしたが、
しょ~もなくも小生、経験があります、
もし、これが、ご家庭の冷蔵庫内であったなら、家内から大目玉!?

・・・空気穴の開け方は、改善の余地がありますね。


今回の実験は初春の寒い季節での実行でした。
盛夏は暑い季節で、果たして同様の結果が得られるのか?

・・・こちらはまた、追加実験が必要ですね。

<コマーシャル>

小生自作の渓流釣り仕掛けはこちらへ。


ありがとうございます、昨日もまた一個、お買い上げを頂けました。