2025年4月13日日曜日

桜前線と釣果のビミョ~な関係~郡上高鷲・白鳥 長良川釣行

 
・・・思い返せば、
私的にアマゴの釣果が重なる時、
それは桜の花が満開になってからの印象です。


冬の終わりから春先にかけて、降雪の多かった今年です。

それが影響してなのか、
春の訪れがいつもより遅く感じられます。

4月も中旬に差し掛かれば、
尾張北部は既に葉桜、ここ郡上高鷲にも桜前線が。

でも、今年は・・・


・・・いえ、何も、貧果の理由、
それをこじつけている訳ではないのですが。

ははは、そう、聞こえてしまいますね・・・




<郡上高鷲は寂しい限り>

昨年のシーズンOFF前にも訪れたこのポイント、
あの時はスズメバチに追い回されて、胃が痛くなってしまいました。

流石に今の季節、ハチは大丈夫ですが、
きっと釣り人は千客万来、ポイントは空いているかな?の予想でした。


ところうが・・・

お宮前の駐車場に人影は無し。
それは河原を覗き込んでも同じでした。

それ以上に予想を裏切られたのが・・・
先ほどからの桜の咲き具合、全く、花を着けていません。(涙)

とは言え、竿を出して見なけりゃ、結果は判りません。

ひょっとすると、バカ釣れの独断場かも!
・・・楽天的な粗忽者の思考回路。(笑)


誰も居ない朝の白山神社、本日の安全と好釣果をお願いします。


いつもの奥のポイントへ入り込む前に、
アプローチが容易な集落内のポイントで様子見します。

雪代の影響でしょう、水量は豊富、とても良い案配に見えます。

キモとなる水温なのですが・・・9℃!

決して適温とは言えませんが、
いや、こりゃ、ほんとの独断場では!?

早速にも本流竿をスルスルと延ばし、
それでもそこは春先です、細糸仕掛けが良いのでは?と、
天井糸0.7号を4.5m、水中糸0.3号を4.5mの編成で。

仕掛けを打ち込み始めます・・・

落込みの際、白泡の落ち着いた辺り、日影は水の止水域、
隈なくどのポイントにも探りを入れるのですが、
う~ん、アタリは無し。


・・・さて、どうしたものか。

徒歩で奥へ切り込むか?場所を大きく変えるか?

ご同輩は皆無、桜の花も未だに固し。
流れ具合は申し分なし、水温もそこそこ。
そして、集落内のここ、いつも「渋め」です。

「よし、徒歩で奥まで行って見ようか。」
・・・ほんと、楽天的。(笑)


<厳しかった冬の名残>

長良川を橋で渡り、ゲートボール場を横切り、
支流との出会いは突端の石垣から入渓、
まずはこの支流の渡河です。


支流も雪代が入ってか、水位がいつもより高め。
ここでの川虫取りは諦めます。

河畔に沿う水路・林道の脇には今でも残雪が。

足を掬われないよう慎重に進みます。

春先の雪は本当に凄かったのでしょう、
林道を塞ぐように枝木が倒れ掛かっています。

ここも慎重にヤリ過ごして。

それでもポイントに到着すれば河原には障害物も無く、
風もなく晴れ渡ったお天気、背中に当たる日差しが暖かいです。


予報では本日、風は出ても僅かと。
お天気がゆっくりと下り坂だからでしょう。

それでも、あまりのんびりしていると、
本流長竿には大敵、僅かな風が吹き始めます。

早速にも畳んだ竿を延ばして、仕掛けを張り直します。


対岸は石垣・コンクリ護岸の直下、
少し緩めは滞留した流れに的を絞っての振込です。


お正月は気田川でのニジマス釣行、
それ以来の本流長竿の操作となりますが、
もう、この感覚は身に沁みついちゃってますね。

・・・ネコヤナギ釣りは一回のみ。

ただ、肝心の本物の釣果、それはアタリを含めて皆無。(涙)


更に奥へ、一段下流の大淵&堰堤に向かいます。


イイ感じの瀬、なのですが・・・何事もなく。



イイ感じの落込み、なのですが・・・やはり、何事もなく。

堰堤前の大淵は流れも緩く、
今の季節、居るとするならここが本命かと。

・・・よく見ると、
切立川の出会いから続く林道、そこに軽トラが入ってきています。

小生が釣りをしているポイント、
その背後の土手の上には水田があります。

きっと軽トラは農家さん、
大雪で荒れた林道の手入れでしょう、
暫くしたらチェーン・ソーの音と、排気ガス臭が届きました。

自然相手で生計を立てるお仕事にとって、
この春先の大雪は、渓流釣り師同様、「番狂わせ」だったのでは?

おつかれさまです・・・


<続く不振も、穴埋めは春の光景>

本命の大淵も空振りでした。

その下段は堰堤の落込み、過去にハズレなし、も・・・

流石に、今日ばかりは例外でしょうか。

それでも、この時間になってから、
暖かいを通り越し、少々、釣り&遡行を続けると汗が。


折角にも徒歩で林道を分け入ったポイントなのですが、
詰まる所は時期が少し早すぎたようです。

再再度で竿を仕掛けを仕舞い、ここは退渓です。


遠くに見えるは切立に続く橋、
長良川は雪解け水を白波に、谷間を流れ下って行きます。

釣果は空振りでしたが、
今の季節はここでしか見られない絶景、
それを見ることが叶い、これで良しとしましょう。


<巡回さんのアドバイス>

白山神社前の橋まで戻ると、
バケツを携えての釣りは、きっと地元の方でしょう。


ポイントからの歩行も重なって、この時間は暑い暑い・・・

釣り師の肌感覚からは判ります、
今日、今時分の温度なら、
バケツのご同輩、イケそうな感じ、しますよね?

ハスラーに戻り、
さて、これから如何するか、
思案中の良いタイミングに、今週末も漁協の巡回さんが。


券の確認と共に、付近の様子を伺うと、
例年と違ってまだ少し、この近辺は時期尚早、
ここより下流は郡上大和、その近辺で釣れ出したと。

・・・アドバイスに従い、帰路、寄ってみることに。


<春のうららは長良川>


ここまで下ると、丁度、桜前線はこの辺り。

桜の咲き具合とアマゴの釣果、
何となくですが相関関係がありそうな?

郡上高鷲と同じく、
落込み後のユルい流れは深い淵底、そこを重点的に。

桜のピンク、若葉の黄緑、針葉樹の深緑、
それに加えて落葉広葉樹の暖色系。

この季節の山景色・川景色は色彩が豊富です。

とは言え・・・

おじさんも今朝は高鷲で「時期尚早」でしたが、
ボクちん、シュノーケルって、それ以上に時期尚早!?


お父さん、釣りしてる場合じゃないですよ。
ご子息の行動、流石に止めなきゃ・・・

でも、それくらい暖かい、本日の午後なのです。


結果の伴わなかった釣りを終え、
春の日差しの下、ゆっくり県道を長良川沿いに下流へ。


栗巣川と長良川の合流点、
車を停めて桜を堪能しなきゃ、こりゃ、もったいない!


今年もようやく、良い季節になりました。


<データ>
4月12日 長良川 
エサ    :ミミズ、川虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.7号 4.5m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 B~B2号
釣果    :ボ~ズ
気温    :7~22℃  
天候    :晴れ 弱風
表層水温  :9~12℃
月齢    :13.7




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2025年4月6日日曜日

郡上 吉田川・小駄良川 渓流釣行

 

帰路に撮影した長良川鉄道は、
深戸駅前のR156沿い、長良川の桜です。


花の具合は五分咲きでしょうか?

ここより北の郡上八幡では今少し華やか、七分咲きの様子でした。
やはり街中と川沿いでは気象条件が違うのでしょうね。

・・・花の開きも差のある今の時期、
釣果にも「場所ムラ」が出ちゃいます・・・




<朝一番は郡上明宝 吉田川>

先週のアマゴ起こしの雨に期待しつつ、
郡上八幡から先は長良川に別れを告げて、
吉田川を横目に今週も、せせらぎ街道を登ります。

途中は目ぼしいポイント、
きっとご同輩の駐車でしょう、
皆さま、思いは一緒なのですね。

三原の堰堤はその手前、せせらぎ街道を折れて細道へ。


先週の雨は本当に良く降りました。

週の中頃にも雨が有ったのでしょう、
大きな堰堤から落下する水は結構な量です。

その堰堤の上段は開きにも、大量の水が溜まっています。

本日の予定はここから釣り上がり、
奥長尾川との合流点で退渓・・・
なのですが、

川幅一杯に広がった流れ、一抹の不安が。

・・・これ、渡河、出来るかな?


加えて、
2つ目の不安が発見されます。

道中にもたくさんのご同輩を拝見、
この三原堰堤の上も入りやすいポイントです。

時刻は8:00と決して早くない時刻から、
河原の砂地に残る足跡、恐らくそれは先行者のもの。

果たして、
彼はここを渡河して、上流へ向かわれたのか?


そして、
3つ目の不安が・・・

冷え込んだ今朝は気温4℃なのですが、
これは上着を着込めばガマンできる範疇も、
どうにもならないのが川の表層水温でして、それは何と5℃。

小生の釣技・経験では、
水温が7℃を下回ると釣れた試しが無くて。(笑)

標高1,200mの山中峠はここから北へ10数kmほど。
そこを端とする吉田川は、
途中には大きなスキー場もあり、
思うに今の季節、雪代が混じり水温は低めなのでしょう。

川虫を捕まえて・・・
先々週の揖斐 粕川と比べ、
そこは郡上 吉田川です、わんさかと捕れます。

しかしながら・・・
堰堤上の開きは対岸の岩壁下のユルい流れ、
軽めの錘と細糸で誘いを掛けてみるも、手応えは全くナシ。


しからば、
ここから釣り上がろうと、
上流の浅瀬に駒を進めたのですが。

いえ、夏のウエット・パンツなら、どうにか可能な渡河も、
水勢をモロに受ける本日着用しているナイロン・ウエーダーでは・・・

無念です、危険と判断。


残念ながら、河岸を変えることに。


<春のうららは里川 小駄良川>

さて、どこに向かうか、どうするか、
まずは、スマホの地図とにらめっこ。

先週の寒水川や気良川も、
水源は1,000mを越える山々からです。
恐らくは、多くの雪代が混ざり、同様に水温が低いのでは?

つつつ~と、
スマホの地図を帰路方向へスライドさせて。

・・・と、
八幡の外れに規模は小さめ、今の季節向けな流れが。

「小駄良川か・・・
 初めてだけど、時間もないし、ここにするか。」


せせらぎ街道を八幡に向けて下ります。

行きに見かけた目ぼしいポイントでの駐車、
帰りの今、それが無かったり、あっても車種が変わっていたり。

・・・本日の吉田川、
ご同輩各位も苦戦のご様子です。



八幡の街中は郡上警察署の前、
いつもは左折でトンネルを抜けR156へ。
今回はそこを右折、県道を小駄良川沿いに登ります。

川の様子を見ながら、
勘と経験で、さくっと!?ポイントを決めます。
(早いお話が、テキト~なのです。)

しかし、この近辺の小駄良川、
川面への落差があり入退渓点が絞られます。

幸いにも「しもはらはし」の脇に鉄製のハシゴを発見、
ここを入渓点、いや、退渓点として、
川下から入渓することに。

県道をトボトボと徒歩で下っていると、
先週と同じく、ステッカーを付けた軽トラが。

・・・ラッキーです。
漁協の巡回さん、登場です。


年券をご確認頂いた後、
入渓ポイントを尋ねたら、ご親切にも軽トラで先行、
直ぐ先の橋の上から「ここ、ここ」と場所の指図を頂けました。

ありがとうございます。


さて、
ここから「しもはらはし」の鉄製ハシゴまで、
小駄良川を釣り上がることに。


郡上 小駄良川、
開けた渓相は里川の雰囲気、
今の桜の季節がぴったり似合います。

朝方の吉田川とは打って変わり、
時間も時間だからでしょう、暖かい小駄良川です。

水温も9℃、思った通り。


集落前の釣り易そうな瀬、そこではやはり手応えなし。
これから次の集落は、「しもはらはし」の袂まで、参りましょうか。

この小駄良川も川虫は豊富です。

逆に、豊富で困ってしまうのが、芽吹いたばかりはネコヤナギ。

粗忽者は相変わらず、
何本か仕掛けをこれに引っ掛けます・・・テンポが狂いますね。(笑)

手応えが無いまま、小駄良川の遡上を続けると・・・

来ました、大場所!
いい案配な堰堤です!

水量もそこそこな小駄良川、
堰堤を流れ下る水の量も良い具合、
その直下の深場も、程よく深さがあり・・・

ここで出なけりゃ、今日は(も?)ダメだな。

慎重に堰堤の周囲を確認、「攻め手」を考えます。

流れの中心は向かって左側がメイン。
直上は中央の3m以外、両側から枝木がセリ出ています。
向かって右側の滝つぼは流れも少なく、
水面に枯れ葉やゴミが浮かび、振り込めばトラブルは必至・・・

振り込みの方法は「送り込み」で流れのメインに。
お魚が掛かったら素直に、中央3mから引き上げるか。

手は決まりました。


先ほどから風が出てきていました。

送り込みは風に煽られ・戻され、飛距離が伸びません。

かくなる上は、
弾道の低く抑えた秘技!サイド・スローで・・・

思い描いた通りの「攻め手」で、上手く事を運ぶのですが、
う~ん・・・残念、思い描いた通りで無いのは釣果のみ。(涙)


暫く粘った大場所は堰堤なのですが、
そこを諦め、横のコンクリ護岸から越えて、先に駒を進めます。

進むにつれ遭遇する小場所、
都度で探りを入れるのですが、
何が原因なのでしょう、続くは無反応のみ。。。

退渓点の「しもはらはし」は、もう間もなくのハズですが、
残念、水量の多い本日だから?
里川 小駄良川ですが、ここは深くて進めません。

さて、どうするか。

少なくとも、釣りは一旦、ここまでかな。
竿を畳んで、入渓点まで戻るか?ここで退渓点を見つけるか?

周囲を見渡す小生。

左手側には数mくらいの高所、そこにガードレールが見られます。
ただ、枯草に覆われた急斜面です、登るのはキツい&アブない? 

で、右手に視線を移すと・・・
左手より一層の急斜面ですが、高さは3~4m程度の土手。
青竹が密生して生えています。

行きの徒歩での記憶では、登った上は水の抜けた田んぼ、だったかと。

「こっちかな、退渓するなら。」

竹は根が張って丈夫です。
黄色や黒い竹は避け、青い竹のみに手を掛けて、
急斜面をよいしょ!一歩一歩を慎重に登り切ります。

・・・我れながら、
還暦手前のおじさんが、よ~ヤリます。

でも、困ったことに当の本人は、
こんなアドベンチャーが楽しいのです。(笑)


田んぼを横切り、県道を「しもはらはし」へ。
しかしながら・・・鉄製ハシゴの脇にはご同輩のお姿が。

残念、今週末も、ここまでか。。。


<データ>

4月5日 吉田川・小駄良川
エサ    :ミミズ、川虫
竿     :6m 天平                 
仕掛    :針 吉村7号
       水中糸 0.4号 4.0m
       ハリス 0.3号 0.4m
       錘 2~1号
釣果    :ボ~ズ         
気温    :4~18℃  
早朝の吉田川は寒くて、昼前の小駄良川は暑くて・・・
天候    :晴れ 昼近くから風
表層水温  :吉田川:5℃ 小駄良川:9℃
月齢    :6.7


帰路は郡上八幡の駅前で、遅めの昼食を。



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2025年3月29日土曜日

ちょっと降り過ぎでした・・・郡上 寒水川渓流釣行

 




<毎度、「読み」が外れて>

お休みを頂いた金曜日の早朝、
目が覚めたころは本降りだった雨、
尾張北部の自宅出立時には小止みでした。

 

郡上への道中も降ったり・止んだり。

道の駅 美並 での休憩の際、横を流れる長良川の形相は・・・

流れ下るは白く濁った流れ、
轟音と共に迫力がありますね!?(笑)


予報よりも回復が遅れ気味 & 意外と良く降った雨。。。

この心配は見事に的中しました。

当初の目的地、
お天気が「斜め」の場合の「安パイ」、
郡上 気良川の特設渓流釣場、そこの流れも怒涛の如く・・・


加えて、土手下の足場・遊歩道も水に漬かり、
こりゃ「安パイ」どころか、
下手すりゃ流され「高め跳満」を刺されます。

せめてもの救いは・・・雲間から差込む陽の暖かさ。

でも、
これも捉えようで、
急速な天候の回復、それは望まない風を呼ぶのです。


<寒水川、ここでもツキが無く・・・>

手に負えそうにない気良川を後にして、
次に向かうは、一旦、せせらぎ街道を後戻り、
川の規模は小さく・大人しくなります、お隣は寒水川へと。

途中、お宮の前にはご同輩の駐車にお姿が。
・・・少しは期待が持てそうか?

いつものポイントはアマゴ養魚場近く。

ところうが・・・

今朝はどこまでも運悪く、
古い家屋は倉庫でしょうか?
川縁に立つその建物の解体工事を実施中です。

雨上がりでの焚火から、
各地で問題の山火事は大丈夫も、
登り立つ煙が吹き始めた風に押し下げられ、
今日の勢いある川の濁流に連れられ、
これが結構、目に染みるのであります・・・



しかしながら、
川に近づくも一苦労、
下り行くは白い雪代の流れの際、
一体全体、どこを刺したら良いのやら?


大岩の裏は流れの渦、
対岸の岸辺は流れの淀み、
限られた立ち位置から竿が届く範囲にて、
強面(こわもて)が一層に強面で川を凝視観察、
ここぞのポイントに絞って、正確無比、仕掛けを打ち込むのですが・・・

結果は残念、全く伴わず。


<漁協の巡回さん、登場!>

増水で河原が沈み立ち位置は僅か、
まずは安全が優先、釣りをする時間より、
川の観察から移動する時間の方が長い本日です。

そんな車道での移動の最中、
後ろからゆっくりと軽ワゴン車が近づきます。

・・・ステッカーから漁協の巡回車です。

「おつかれさまです、券だけ見せて下さいね。」
窓越しの運転席は巡回さんより、お声掛けを頂きます。


・・・毎回なのですが。

気良川と寒水川の漁協の巡回さん、
いつもは午後遅くに巡回され鑑札を確認、
その日、全く釣果の無い小生、彼の一言で「引導を渡される」のです。

「あれ?釣れなかったですか?
 おっかしいな~、そこの下流の方、3匹は釣られていましたよ?」

と、いった具合に。(涙・笑)

見た目は強面(こわもて)も、内心はナイ~ブな小生。
この一言が、とても、刺さるのでした。(笑)

でも、本日の時刻まだ朝方です、
それに、いつもの巡回さんと違い、お若い方です。

「下流は鳥居の前でもお一人見えましたが、
 今朝は水がとても高いから、気を付けて下さいね。」

・・・同じ一言でも、やさしい一言。(涙・涙)


<でも、やっぱり、難しい本日>

巡回さんに元気づけられ、
養魚場の方に一言のご挨拶の後、
その奥にあるポイントへ入渓します。



こちら側に存在する僅かな浅瀬。



そこを立ち位置に、
対岸は流れ込みの落ち着いた近辺を、
岸からせり出す枝木を避けながら狙います・・・


浅瀬に降り立てば斯様な現場の見取り。

・・・既に空は概ね雲は無く、案の定、風が出てきました。


風の止み間は振り込みのタイミング。

感覚だけは戻ってきています、
せり出す枝木の餌食には成らず、
上手くポイントへ着水するのですが・・・

残念、
こんな絶対的なポイントも、
幾度か流しても、手応えはナシ。。。



<車で移動、再チャレンジ>

さて、どうしたものか・・・
ここから下流はお宮の前、ご同輩が居られます。

とは言え、当方も場所替えをしたく、
彼が釣り上がって来られることを考慮して、
お邪魔にならない程度、車で下流へ移動することに。


先ほどまでは明るい空模様でしたが再び雲が支配的に。
予報では午前中、雨が残るとも言っていました。

暖かい朝ですがカッパを着こんでの釣行は、
いつ雨が降り出しても大丈夫なものの、
釣りの条件としては、これ以上の雨は避けたいです。

お天気が持つことを祈りながら、
暫く道を下流に向けて運転すると、
段々瀬からなるポイントが見えて来ました。


増水で竿の出しにくい・川に近づきにくい本日、
それでも、このポイントはイケそうです。

ここでも焚火を為される土地の方、
彼にご挨拶の後に河原へ続く庭先・畑へ入らせて頂きます。

都合がいいことに、川に掛かる赤い橋もあり。

両岸からアプローチが叶い、これは手数が増えます!

「ここで出なきゃ、もう、今日は”詰み”かな?」


珍しくも弱音が漏れる粗忽者、
対岸は大岩の下流側は流れ静かな領域、
そこに完全に戻った「振り込みの感」で仕掛けを刺します。

「線の釣り」ではなく「点の釣り」、
流れが弱い区間は目印の移動も僅かです。

でも、何となく・・・違和感を感じて。

アワセたところ、それは軽い根がかり??

上げた仕掛けが勢いよく根から外れ、
あとはもう、困ったことに、
ご諸兄各位の想像の通りの展開です。。。



「今週は、これくらいで、止めておいてやるぜ・・・」

吉本新喜劇じゃないけれどね。(笑)


<データ>

3月28日 寒水川
エサ    :ミミズ
竿     :6m 天平                 
仕掛    :針 吉村7号
       水中糸 0.4号 4.0m
       ハリス 0.3号 0.4m
       錘 2~1号
釣果    :ボ~ズ         
気温    :12~14℃  
天候    :小雨→晴れ→曇り 風あり
表層水温  :6℃
       ※まだ、厳しいな
月齢    :28.1



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