ご諸兄各位殿
普通、台風が過ぎ去った後って・・・
カラっと晴れ渡り、心地良いい風、ですよね?
「台風一過」なんて言うくらいです。
でも、今年は・・・やっぱり、おかしいです。
おかしさのお裾分け、今年は未だ「尺モノ」とは縁の無い小生。
アサシンさんのご友人が、見事に庄川で尺モノを揚げた・・・
これを聞いて、小生もご相伴に預かろう、と向かった次第です。
しかしながら、今年のおかしな台風の影響。
過ぎ去った後も雨が続き、ここ庄川のみならず、どこの河川も大増水。
かろうじて、庄川は雨量が少なめだった・・・
それでも大事を取っての安全策、金曜夜の車中泊は取りやめて、
土曜夕まずめ&日曜朝まずめ、としました。
<増水の夕まずめ>
土曜の夕方は斯様な状況。
増水はしていますが、長竿でムリせず岸からなら。
時折吹く涼しい風・・・
川面をゆっくり流れゆく川霧が神秘的です。
激流の中、僅かに川中央から顔を出す岩。
それが作り出す流れの変化・・・
遅い流れと速い流れ、その際を狙います。
濁りは余り無く、それでも結構な流量・流速は本日の庄川。
「出るかな~、こんな流れで?」
と、アタリです!
出るんだ、こんな流れでも。
しかしながら・・・
次から次へ、揚がるのはお外道様ばかり。
夕まずめは17:00~18:00の短期決戦。
それでも揚げるは8匹・・・一匹のみ、小ヤマメさん。
そんな夕方でした。
・・・ハイ、一句、整いました。
「雨上がり 薄暮に映える ソバ畑」
虫の音も賑やかで、夏も終わりですね。
<少し落ち着く朝まずめ>
翌朝は6:00。
昨日の夕まずめと同じ場所で竿を出します。
昨夕より若干の引き水?
それでも濡れた石が、夜の内の降雨を物語っています。
場所と水温は同じでも、時間と水量の変化。
何か違いは起きるのか・・・?
意外や意外、お外道様は皆無。
その代わり・・・小モノばかりですが、ヤマメさんにアマゴさん。
小気味良い引きが続きます。
・・・でも、本当のお目当ては君たちじゃ、ナインだよ!?
日も揚がってきて明るくなってきました。
雲間から刺す強烈な日光・・・
今日は、暑くなりそうです。
それでも、朝の内は風が優しく。
そんな明るくなり始めた頃、護岸下の速い流れにB4+B3にて、
オモリが川底をコツコツ・・・底引き網漁方??
アタリです!
先ほどの小モノとはひと味、いや、ふた味も違うパワー!
くねくねのお外道様とも感覚が違います。
でも、ナンか・・・違うんだな~、手応えが。
糸は0.3号、慎重に、慎重に・・・
目出度くも、お粗末な小生のたも網に収まったのは、9寸ヤマメさん。
う~ん、白銀がキレい、ヒレがぴんぴん!
庄川特有のスリムなヤマメさん。
して、「腹掛かり」でした・・・
これか?手応えの差は??
その後も斯様な速い流れ、重量のあるオモリで底を引くのでありますが、
残念、お後が続かず・・・
背を刺す日差しも厳しさを増す10:00、
明日のお仕事を考え、本日はこれまでです。
・・・ハイ、整いました。
「白い入道 青い空 ソバの収穫 もう少し」
ナンか、これだけ見ていると、まだ暑い夏が続きそうな。
<データ>
8月25、26日
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :10m SG LONG
仕掛 :針 吉村7号、
水中糸 0.3号 4.5m
天井糸 0.6号 4.5m
錘 B3+B3、B4+B3号
重量編成です・・・
釣果 :ヤマメ 28cm 1匹
小ヤマメ、小アマゴ数匹
ウグイ 数匹
お外道様は25日の夕まずめのみ
気温 :26日 18~29℃
天候 :25日 曇、26日 晴
表層水温 :両日とも16℃
2018年8月26日日曜日
2018年8月22日水曜日
新工法? 渓流竿 伸縮機構の修理
ここ暫く活躍の無い、渓流竿は渓峰尖(旧型)の7m。
・・・あえて「旧型」と記しましたが、現行機に7m仕様は無く。
シマノさん、7mモデルは出さないのかな?
実は手尻の#16と#15のズームが壊れかかちゃって。
以前にもスカスカになったズームをメーカー修理したのですが(下記ご参照)、
http://sidestarwinderjpn.blogspot.com/2016/10/vs.html
今回はズームが出過ぎる始末です。
写真は「▲70」と記されたのが手尻の#16。
思うに#15の継ぎ目・オス側が摩耗し過ぎた様子。
・・・写真では#15継ぎ目部が1cmほど顔を出していますが、
ヒドいときには、これが2cmくらい飛び出して。
こうなると、いわゆる固着状態。
竿を縮めるとき、河原の岩でコンコンと栓尻を叩いて収めていました。
5本ある竿の中では、一番の稼働率&酷使・・・さも、ありなん。
釣具屋さんに修理をお願いしたのですが、待つこと2週間。
で、診断の結果が、もう#15の交換より手が無いようです。
お高く付きます、数千円・・・
・・・じゃあ、ど~するの??
竿の素材は、ほぼカーボンと僅かな樹脂か・・・
・・・小生の書斎??何のこと無く、ほぼ単なる趣味部屋、
ゴソゴソと探し回ると、プラモデルとその塗料が出てきます。
エエ歳をコイたおじさんが、恥ずかしい限り。
「摩耗で細くなった継ぎ目部はオス側に、硬めのラッカー系塗料を塗る。
ラッカーなら下地の樹脂への食いつきも良さそうだし。
それをコンパウンドで研いて磨いで・・・トドメは被膜潤滑剤!!」
「しかし、失敗して#15の購入、かも知れないけど。」
・・・工法と覚悟は決まりました。
まずは塗装です。
塗料はスプレー缶、プラモデル用のラッカー系のアクリル樹脂。
・・・ゼロ戦52型は翼下の色、灰色です。
竿の継ぎ目部のみ残して、テープと新聞紙でマスキングします。
そして箱庭で新聞紙を広げて塗装。
コツはスプレー缶を竿から20cmくらい離して、薄く均一に。
丸めた新聞紙の場所でスプレー開始、その後に平行移動で継ぎ目部へ。
一回目の塗装は下地の継ぎ目部が薄くスケる程度。
30分の放置プレー、表面が乾いたら2回目、3回目と塗り重ね。
塗装前の継ぎ目部の太さは直径23.15mmでした。
ちなみに、#16のメス側の内径は23.30mm。
・・・デジタル式ではなく、安いメモリ式のノギス測定、おおよそです。
3回の塗り重ねで太さは23.25mmに。
6回塗り重ね、メス側と同じく23.30mmになりました。
・・・ほんと、エエころ加減な測定、おおよそです。
この状態で塗料の完全乾燥を期待して、3日間の放置プレー。
して、斯様な案配に成り候(そうろう)。
ここからコンパウンドでの研ぎ・磨き、して、寸法調整に入ります。
ボロ布にコンパウンドを付けて。
・・・かわいらしいミョ~なボロ布ですが、誰かさんのパンツ、
ではありませぬ。
これで竿に塗った塗装面を、竿を回しながら磨いて。
・・・塗面が細いですが、ズームのストッパー部にも施行しました。
して、磨き上げると斯様な様子に、ツルツルのピカピカ。
#15を研きながら・拭きながら、#16との出し入れで調子を確認します。
最初は固くて塗装面に#16の内径保持具、その筋が付きました。
この筋を消すよう、研ぎ・拭き・出し入れを何度も繰り返して・・・
そして、もうここは感覚、出し入れが良い頃合い・良い調子になったら、
全体をカラ拭きしてコンパウンドを完全除去します。
この「感覚」が本工法最大のポイントかも。
そしてトドメの被膜潤滑剤。
速乾性で吹き付けると粉をフイた様な状態になります。
・・・何となく、研き作業前に工程が戻った感じがしちゃいますが。
でも、この被膜潤滑剤を吹くと、しっくり、伸び縮み作業が決まルんです。
ズームのストッパー部は斯様な出来具合・・・完成です。
残る懸念は耐久性でしょうか?
塗料はあくまでもプラモデル用のラッカー系。
・・・とは言え、硬さを求めての自動車用の焼き付け塗装はムリ。
残り少ない今シーズンですが、様子見かねがね、使ってみます。
・・・結果が良ければ、オフシーズンに渓秀6mにも。
<レシピ>
下記1.は在庫品、2.3は模型屋、4.はアマゾンより
1.タミヤカラー ラッカー系(ミニ)
竿の継ぎ目の色、それ以外なら何色でも。
「研ぎ」を行うので、ツヤ消しがおすすめです。
2.タミヤコンパウンド(細目)
3.タミヤマスキングテープ
4.乾性被膜潤滑剤 ドライコート2400:住鉱潤滑剤(株)
ノギスと古新聞紙、ボロ布
<渓流写真は昨夏、宮川支流の小鳥川より>
2018年8月18日土曜日
晩夏の渓流釣り~信州安曇 奈川釣行
ご諸兄各位殿
・・・どうも、小生、「木曽の渓」に嫌われているような。
<今回も、流れ流れて・・・>
お盆休み後半戦の渓流釣り。
目的地は前回6月の下旬、大雨・濁流でボ~ズを食らった「木曽の渓」。
・・・もっとも、ボ~ズの原因は天候に非ず、ですが。
8月16日はお昼過ぎ、そろそろ出立しようとネットで河川状況を確認します。
積算雨量が西野川、開田高原、いずれも30mm程度。
御嶽山は100mmを越えていますが、まあご愛敬。
これなら雨後のアマゴさん、良いんじゃないでしょうか・・・
14:00ころ、中津川からR19で木曽路に入り、この辺りでは小雨。
ところが・・・
R256は妻籠へ至る分かれ道、ここからR19は土砂降り。
国道上の電光掲示板は「木曽方面 大雨警報発令中」・・・
とっても、イヤな予感が。
大桑近辺では横を流れる木曽川は濁流です。。。
途中、道の駅で再度の河川状況を。
西野川、開田高原は50mm前後。
が、「元締め」の御嶽山は・・・200mm超!
この2~3時間で激変です!
「いや~、数字は数字。
工場で言う三現主義じゃないけれど、この目で見なきゃ・・・」
・・・相も変わらず、往生際が悪い小生。
・・・戦い済んで、日が暮れて。
小雨、雲間から僅かに、薄く赤い夕陽が差し込む西野川。
そのご機嫌・形相は・・・
前回以上、予想以上の濁流・激流・地獄の川でした。
茶色の濃~い、大人向けのコ~ヒ~牛乳、それがルイルイと波打って。
もう、笑うしかありません・・・
<現代は情報戦、スマホ、便利ですね。>
さあ、となれば、行き先換えです。
毎度の一人作戦会議はスマホを取り出し積算雨量をチェック。
今から行けるこの近辺で。
先週の日和田川、いつもの秋神川、小坂川・・・ペケだな。
ならば、高原川は・・・ここもペケ。
どうも、御嶽山、乗鞍岳の周囲は全滅です。
ところが・・・
一カ所だけ、40mm以下とミョ~に大人しい雨量の川が。
ここから北に30km程、奈川です。
「御岳、乗鞍に挟まれて・・・ホントかよ?」
アサシンさんからのアドバイス、そのライブ・カメラでも、
黒川出合は濁りは薄そう・・・夕刻の薄暗い画像でしたが。
「掛けてみるか、明日は新規開拓 奈川に・・・」
日が暮れた雨の境峠は分水嶺、夜の内にハスラー号は峠越え。
<良い感じの水量、涼しい奈川>
初めての川、奈川。
涼しい翌朝、昨日の雨がキツネにつままれた感じ。
これまでの写真の如く、奈川は笹濁り、とても良い状態でした。
恐らく、いつもより若干の増水でしょうか?
標高1,100m。
寄合渡の集落は境川との出合、釣りやすそうな中州に川幅、護岸堤。
そこはやはり、既に先行者が。
・・・ここ最近の新規開拓で養った勘、釣りやすそうな場所はハズすべし。
集落を少し下った人家の無い県道沿い。
運転する車窓、
ガードレールの隙間から川に降りられそうな小道がチラリ!
・・・もう、見逃しません!斯様なポイント!
即、邪魔にならない路側帯に駐車、身支度を済ませ、
小道を雑木林に分け入り、下って行き着いた場所が、
申し分の無い流れは、その落ち込み加減!
水際から離れ、6m竿で流心の手前を探れば小アマゴさん。
このポイントから上流を眺めると、遙か先に護岸堤、
それが見られます・・・ご同輩の気配。
地図上はこの下流、川は県道から僅かに離れ、落差もありそう。
これなら、川を登ってくるご同輩も居ないのでは?
「・・・今日も一旦、下れるまで下るか。」
奈川は境川出合の下流。
ところどころで川幅が狭くなり、頭上に樹木がセリ出します。
そんなところは慎重に、糸はたたまず竿を少しだけ縮めて、ヤリ過ごし。
川幅が広がるポイントは瀬、水深は50cmくらい。
水量が多いであろう本日、場所を選べば難なく渡河は可能です。
・・・一回、見事にスベりコケましたが。
ウエットの中のパンツもぐっしょり。。。
そんな濡れたパンツをはいて、
本日はとても涼しくて、日影のポイントで粘ると寒いくらい。
<いろいろ居ます・・・奈川>
そんな日影のポイントから、本日もイワナさん。
分水嶺の日本海側の奈川。
ヤマメさん、イワナさんの領域と思いきや、意外とアマゴさんも。
で、斯様な日影の落ち込み後。
そこそこサイズのイワナさんを期待して。
遅飯食いのイワナさん、アタリに対して、暫しのガマン。
そしてアワセると・・・
これが意外、走る走る!
イワナさんじゃ無いな、ごめん、ヤマメさん?
針、飲んじゃったかな?
魚影から20cm台中頃ですが、とにかく走ります!
落ち込み下、流心の向こう側、果ては岩場に潜ろうと・・・
イカン、イカン・・・と、少し強引に寄せます。
そしてお目もじ、たも網に収まったお相手は・・・
れ、れ、レインボ~!?
でも、良い引き加減でした・・・しっかり、針を飲まれて。
本日、お外道様はお見えにならず、それでも魚種が豊富な奈川です。
さらに下って・・・
流石に斯様な狭間では、一旦、糸を巻いて竿を仕舞って難所越え。
<帰路で思うこと>
当初は開田高原の西野川・末川を予定していた釣行。
故有って、一山越えた安曇は奈川となりました。
激しい雷雨の翌日は、カラッと吹く風も涼しく、炎天下も疲れ知らず、
久しぶりに午後は14:00まで楽しめました。
・・・吹く風の肌さわり、初秋を思わせます。
帰路、木曽谷へ降りる県道沿いは笹川。
昨夜は夜間で様子を解りかねましたが、良い感じの川です。
この川も昨日の雨、濁流・激流は回避できた様です。
・・・R19は福島、それ以南の木曽川は白濁、
前回の伊奈川はチョコレートの流れでした・・・
そう考えると、昨日は夕方の決断、正解でしたね。
再度、捲土重来は木曽の渓!
是非、今シーズン中に。
<データ>
8月17日 7~14時
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :6m 渓秀 伸ばしたり縮めたり
仕掛 :針 吉村7号、 水中糸 0.3号 4.5m
錘 1~B1号
釣果 :ニジマス23cm 1匹
お持ち帰りはニジマスのみ
小ヤマメ 小アマゴ 小イワナ
10匹程度はツ抜け。
*ヤマメとアマゴとイワナは、ほぼ数均等
気温 :15~21℃
濡れた体で日影は寒いくらい・・・
天候 :晴
表層水温 :18℃
・・・どうも、小生、「木曽の渓」に嫌われているような。
<今回も、流れ流れて・・・>
お盆休み後半戦の渓流釣り。
目的地は前回6月の下旬、大雨・濁流でボ~ズを食らった「木曽の渓」。
・・・もっとも、ボ~ズの原因は天候に非ず、ですが。
8月16日はお昼過ぎ、そろそろ出立しようとネットで河川状況を確認します。
積算雨量が西野川、開田高原、いずれも30mm程度。
御嶽山は100mmを越えていますが、まあご愛敬。
これなら雨後のアマゴさん、良いんじゃないでしょうか・・・
14:00ころ、中津川からR19で木曽路に入り、この辺りでは小雨。
ところが・・・
R256は妻籠へ至る分かれ道、ここからR19は土砂降り。
国道上の電光掲示板は「木曽方面 大雨警報発令中」・・・
とっても、イヤな予感が。
大桑近辺では横を流れる木曽川は濁流です。。。
途中、道の駅で再度の河川状況を。
西野川、開田高原は50mm前後。
が、「元締め」の御嶽山は・・・200mm超!
この2~3時間で激変です!
「いや~、数字は数字。
工場で言う三現主義じゃないけれど、この目で見なきゃ・・・」
・・・相も変わらず、往生際が悪い小生。
・・・戦い済んで、日が暮れて。
小雨、雲間から僅かに、薄く赤い夕陽が差し込む西野川。
そのご機嫌・形相は・・・
前回以上、予想以上の濁流・激流・地獄の川でした。
茶色の濃~い、大人向けのコ~ヒ~牛乳、それがルイルイと波打って。
もう、笑うしかありません・・・
<現代は情報戦、スマホ、便利ですね。>
さあ、となれば、行き先換えです。
毎度の一人作戦会議はスマホを取り出し積算雨量をチェック。
今から行けるこの近辺で。
先週の日和田川、いつもの秋神川、小坂川・・・ペケだな。
ならば、高原川は・・・ここもペケ。
どうも、御嶽山、乗鞍岳の周囲は全滅です。
ところが・・・
一カ所だけ、40mm以下とミョ~に大人しい雨量の川が。
ここから北に30km程、奈川です。
「御岳、乗鞍に挟まれて・・・ホントかよ?」
アサシンさんからのアドバイス、そのライブ・カメラでも、
黒川出合は濁りは薄そう・・・夕刻の薄暗い画像でしたが。
「掛けてみるか、明日は新規開拓 奈川に・・・」
日が暮れた雨の境峠は分水嶺、夜の内にハスラー号は峠越え。
<良い感じの水量、涼しい奈川>
初めての川、奈川。
涼しい翌朝、昨日の雨がキツネにつままれた感じ。
これまでの写真の如く、奈川は笹濁り、とても良い状態でした。
恐らく、いつもより若干の増水でしょうか?
標高1,100m。
寄合渡の集落は境川との出合、釣りやすそうな中州に川幅、護岸堤。
そこはやはり、既に先行者が。
・・・ここ最近の新規開拓で養った勘、釣りやすそうな場所はハズすべし。
集落を少し下った人家の無い県道沿い。
運転する車窓、
ガードレールの隙間から川に降りられそうな小道がチラリ!
・・・もう、見逃しません!斯様なポイント!
即、邪魔にならない路側帯に駐車、身支度を済ませ、
小道を雑木林に分け入り、下って行き着いた場所が、
申し分の無い流れは、その落ち込み加減!
水際から離れ、6m竿で流心の手前を探れば小アマゴさん。
このポイントから上流を眺めると、遙か先に護岸堤、
それが見られます・・・ご同輩の気配。
地図上はこの下流、川は県道から僅かに離れ、落差もありそう。
これなら、川を登ってくるご同輩も居ないのでは?
「・・・今日も一旦、下れるまで下るか。」
奈川は境川出合の下流。
ところどころで川幅が狭くなり、頭上に樹木がセリ出します。
そんなところは慎重に、糸はたたまず竿を少しだけ縮めて、ヤリ過ごし。
川幅が広がるポイントは瀬、水深は50cmくらい。
水量が多いであろう本日、場所を選べば難なく渡河は可能です。
・・・一回、見事にスベりコケましたが。
ウエットの中のパンツもぐっしょり。。。
そんな濡れたパンツをはいて、
本日はとても涼しくて、日影のポイントで粘ると寒いくらい。
<いろいろ居ます・・・奈川>
そんな日影のポイントから、本日もイワナさん。
分水嶺の日本海側の奈川。
ヤマメさん、イワナさんの領域と思いきや、意外とアマゴさんも。
で、斯様な日影の落ち込み後。
そこそこサイズのイワナさんを期待して。
遅飯食いのイワナさん、アタリに対して、暫しのガマン。
そしてアワセると・・・
これが意外、走る走る!
イワナさんじゃ無いな、ごめん、ヤマメさん?
針、飲んじゃったかな?
魚影から20cm台中頃ですが、とにかく走ります!
落ち込み下、流心の向こう側、果ては岩場に潜ろうと・・・
イカン、イカン・・・と、少し強引に寄せます。
そしてお目もじ、たも網に収まったお相手は・・・
れ、れ、レインボ~!?
でも、良い引き加減でした・・・しっかり、針を飲まれて。
本日、お外道様はお見えにならず、それでも魚種が豊富な奈川です。
さらに下って・・・
流石に斯様な狭間では、一旦、糸を巻いて竿を仕舞って難所越え。
<帰路で思うこと>
当初は開田高原の西野川・末川を予定していた釣行。
故有って、一山越えた安曇は奈川となりました。
激しい雷雨の翌日は、カラッと吹く風も涼しく、炎天下も疲れ知らず、
久しぶりに午後は14:00まで楽しめました。
・・・吹く風の肌さわり、初秋を思わせます。
帰路、木曽谷へ降りる県道沿いは笹川。
昨夜は夜間で様子を解りかねましたが、良い感じの川です。
この川も昨日の雨、濁流・激流は回避できた様です。
・・・R19は福島、それ以南の木曽川は白濁、
前回の伊奈川はチョコレートの流れでした・・・
そう考えると、昨日は夕方の決断、正解でしたね。
再度、捲土重来は木曽の渓!
是非、今シーズン中に。
<データ>
8月17日 7~14時
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :6m 渓秀 伸ばしたり縮めたり
仕掛 :針 吉村7号、 水中糸 0.3号 4.5m
錘 1~B1号
釣果 :ニジマス23cm 1匹
お持ち帰りはニジマスのみ
小ヤマメ 小アマゴ 小イワナ
10匹程度はツ抜け。
*ヤマメとアマゴとイワナは、ほぼ数均等
気温 :15~21℃
濡れた体で日影は寒いくらい・・・
天候 :晴
表層水温 :18℃
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