2020年12月31日木曜日

渓流釣りでの今年の発見



本日は大晦日、ようやく昨日からお休みです。

年賀状は書き終え、家内のご機嫌取りは台所と風呂の掃除も終え、
あとは我が書斎(趣味部屋)の掃除機掛けだけ。

今年もいよいよ暮れていきます。


ご諸兄と同じく、
例年よりも回数が少なかった今年の渓流釣りでしたが、
振り返ってみると、それでも良い事・悪い事、いろいろな事がありました。

その中でも、いえ、こんな年だったからこそ、
新たな発見や、新規じゃないけど改めての気付きなど、
今年を振り返って来シーズンに繋がる何かを。

御年55歳、体の無理は利かずとも、気だけは若いつもり。
そんな気持ちで今日を迎える次第です。


<我が愛知県  奥三河の渓>

今年の春は新コロナの拡散で、県境を越えての往来は自粛要請でした。
・・・とは言え、毎日での越県通勤の身の上には、ピンと来なくて。

それでも仕事と趣味では、その「重み」が違います。
美濃・郡上の渓流詣でを控えて、今春はガマンの季節でした。

それに代わって訪れたのは、愛知県内は奥三河の矢作川上流です。


県内の三河方面はこれまで、寒狭川、名倉川、段戸川へは伺ったのですが、
自分のヘボな腕前を差し置いて?決して良い釣果には恵まれず、でした。

失礼ながら、今春の釣行は・・・
もう、渓流の雰囲気だけでも味わえれば、
くらいの訪問でしたが、うれしい誤算は新発見、良い釣果に恵まれました。


珍しくも二週続けての釣行。
8~6寸のアマゴさんを中心に十数匹。
ヘボな腕前にしては、あまりにも出来過ぎな釣果です。


それだけではなく、同じ県内とは思えないくらいの渓谷美。
改めて自分の故郷は愛知県、その懐の深さを思い知らされる次第でした。



<寒中での思考停止>

県内は奥三河へ繰り出して、さも自粛に徹したフリをする小生ですが、
ごめんなさい。
実は禁を犯して一回だけ、GWにガマンが出来ず越県は飛騨まで。

庄川支流は一色川での釣行、ここも良い釣果でした。

・・・こう見ると、
今年は、こと、釣果だけに絞れば、アタリ年だったやも。


そんな中での失敗談は・・・

当日の気温は6~16℃、水温は10℃といい案配でした。
ただし、午前中は風が強くって。

ここ一色川では過去に氷点下の中、竿を出したことがあります。
それに比べれば暖かい春の一日だったのですが、
水に濡れた手は風に曝され動作不可、
針に糸が結わえずでした。

着衣等の装備は春の装い、
ウエーダーの下は薄手の股引き、上着は春物ジャケット一枚で。


かじかむ手に、思い通りに行かない作業。
先ほどから、寒さで足がガクガクと震えています。

タバコを所望しようも、
あれ?
どのポケットに仕舞ったかな?
釣りの動作も、次に何を行うべきか、間を置いて考える始末。

・・・いつもと違う自分の感覚、おかしい事に気が付いて。

なまじ、お魚が釣れるものだから、
長い時間で動作は上半身のみに集中して、
体全体を動かさない、立ちすくむ時間が続いています。


こりゃ、体が冷えて、頭がおかしくなったか?
過去の氷点下では、お魚が釣れず、対して歩き詰めでした・・・

ここは一旦、竿を収めて釣りは止め、
小場所はパスして河原を歩き続けること・体を温めることに。


・・・山の中で一人こっきり、孤独志向を味わう?渓流釣りです。
何か身体の異常を察したら、即座に手を打たないと命取り。
粗忽者、調子者は小生、来年以降も気を付けるべきですね・・・


<公衆トイレでのお泊り>

いえいえ、ホームレスさんのように、公衆トイレで夜を明かす、
と言う訳ではなく。

これは今年から始めた事ではないですが、
コロナ禍と言うこともあり、また、釣り場に近い宿泊がベターでもあり、
今年の車中泊は人の気配が少ない、「ポツンと公衆トイレ」の横が多かったです。


近年の旅行・行楽ブームが相まって、景勝地には山の中でもきれいなトイレが。

お手入れの行き届き加減は道の駅には及びませんが、
事を終えてから「紙が無い!」に気付くくらい、
笑って過ごせる程度の事故ですよね?


来シーズンも楽しみな、軽自動車での釣行前の車中泊です。


<行進曲の調べに乗せて>

これまで、熊避けとしては「熊鈴」「ホイッスル」が主な手段でした。
まま、大声で歌を唄ったり、タバコを所望したり、もその一手でしたが。

今年からはハイテク?武装として、防水スピーカーの携帯を追加しました。
スマホから音楽データを流し、スピーカーで増幅して拡声させます。


当初の目的は「熊避け」だったのですが、
さみしい山道は林道歩行、生い茂る藪への突入時、
このスピーカーから流れる「行進曲」には勇気づけられました。

軍艦行進曲、扶桑歌、錨を上げて、旧友・・・などなど、
モノホンの行進曲に加えて、
荒野の七人、クワイ川マーチ、大脱走マーチ・・・なんて、
映画主題曲もスマホに入れ込んで。

気分が落ち込みやすい今年でしたが、
不思議と行進曲を聴いていると、気分の高揚が感じられました。

今ではカーナビにも入れ込んで、
気分が落ち込む会社からの帰路でも聞いています・・・



さあ、今年の振り返りもこれまで!
あとは来る年・良い年を待つばかりナリ。
さっさと部屋の掃除を済ませて、今宵はのんびり「ガキ使」でも見ますか。


本年も拙い本ブログをお読み頂き、ありがとうございました。
来年はご諸兄各位にとっても、良い年でありますよう、
切に願いながら、筆を下ろさせて頂きます。
















2020年12月26日土曜日

川虫の不思議

 

お仕事の都合で毎朝5:00起床の小生。
冬至を過ぎたばかりの昨今は、まだその時間は真っ暗です。
もちろん、室内と言えども肌寒く、床から這い出るにも一大決心が。


そんな寒い先日の早朝、ひとり寂しく朝食を終え(家内は未だ夢心地)、
「朝の勤め」はおトイレへ・・・

その途中、寒く薄暗い廊下は白い壁紙、そこに張り付く黒く楕円形の物体が。
へ~、この時期には珍しく、ゴキブリです。


・・・忙しい朝の出立前。
家内を起こして退治を任せようかと思いましたが、
そこは心優しい小生? それは余りにも気の毒とも思え、
寝室とは逆方向、押し入れにある虫退治スプレーを取りに。


最近のスプレーは殺虫成分を含まず、撃退方法は瞬間冷凍です。
真冬の朝の寒さの中、すでに動きのノロいゴキブリ、
噴霧と同時にポロリと壁から落ちました。

心優しい小生? 後はティッシュで摘まんで、厳重にくるめてゴミ箱へ。
・・・家内のお作法は、ここに「ひねり」が加わります(怖)。


このゴキブリのように、
一般的な昆虫のイメージは、夏の暑い盛りに活発に動き回り、
寒い冬の時期は死んでしまうか、どこか人目につかない物陰で越冬する、です。

しかし、世の中には常に、例外的なものが・・・
それが川虫なんです。

渓流釣りでは釣りエサとして、いつもお世話になっている昆虫は川虫。
手を入れると切れそうな、とても冷たい早春の川の中、
そこに彼らは元気よく暮らしています。


ゴキブリと川虫。
何が一体、違うのか?

少し調べてみたのですが、
我ら人類の属する哺乳類、それから鳥類は「恒温動物」とのことです。

気温の変化に合わす事無く、いつも体温は一定。
・・・これが「エネルギー消費型」なんだそうで、
その代わりに広い温度帯での活動ができるとのこと。

それに対して、昆虫や魚類・爬虫類は「変温動物」で、
周囲の温度に沿って体温が変化するとのこと。

・・・体温を一定に保つ必要が無いので「エネルギー節約型」、
その結果、活動・生存できる温度帯が限られてくるようです。


では、なぜ、同じエネルギー節約型のゴキブリは低温では生きられず、
釣りエサの川虫、彼らは冷たい水の中でも平気なのか・・・

残念ながらネットでは、そこまで調べることが叶いませんでした。


ただ、昆虫は人間のように血管系が発達しておらず、
内臓はあるものの、血液の代わりに体液が満たされているだけ、とのこと。

推測ですが、ひょってして、この体液の成分あたりが、
適合できる温度帯、それを決めているンでしょうかね??

ご存知な方が居られましたら、ご指導を頂けると幸いです。


太古の昔、恐竜と一緒に生存していた、エネルギー節約型はゴキブリ。
恐らくですが、川虫も長い歴史をお持ちなのでは?

対して我らが人類、エネルギーは超の付く浪費型??
故に極寒だろうが灼熱だろうが、
ガマンさえすれば、節操なくどこにでもイケちゃいます。

それが為なのでしょう・・・
渓魚・昆虫よりも遥かに小さなウイルス、その伝播に翻弄される昨今です。


「そういえば、昔、人間と言う恐ろしい生き物が居たけれど、
 最近、とんと見なくなったの~。」

川虫、ゴキブリそれにアマゴさん辺りから、
そんなに遠くない未来、こんなことを言われちゃうんでしょうかね。

・・・朝のゴキブリ退治で、ふと、ホラーな事を思いました。




<渓流風景は早春の庄川支流 一色川から>















2020年12月20日日曜日

ミミズ飼育箱の改良

 

今週半ばは寒い日が続きました。
本日も寒が抜けたとは言い難い、寒い週末です。

皆さま、お体にご自愛くださいませ。


寒い週末ではありますが、折角の週末、じっとしている事がもったいなく。
・・・「貧乏、暇なし」とはよく言ったものです。

年末のお掃除、年賀状の準備をしながら、
今週末は釣りエサはミミズさんの飼育箱、その改良に取組んでみました。

・・・例の如く、一部でグロな絵が登場します。
お食事中でのご閲覧は、時間を見計らってを・・・


<既存の問題点>

「改良」すると言うことは、何か問題があるからです。
世の中、何も問題が無ければ、何もする必要は無し、ですもんね。

これまでミミズさんの飼育は、プラ製工具箱で行ってきました。


日本製はピッチリと蓋の閉まる工具箱、それに小さな通気孔を設けて。

既にこれでシーズン中は数年の飼育歴が。
ところが最近、これは経年変化なのでしょう、
若干で蓋の閉まり具合、それが緩んできたような。

夏の暑い時期には大きなプラ・パン箱に水を浅く張って、
日陰はそのまた自転車のカバーの下に設置、
これで高温対策としてきました。


毎朝のご機嫌伺いで工具箱を取り出すと、
その下はパン箱の水の中に数匹の脱走ミミズさんが。

決まって、そんな時は工具箱を開けると・・・


工具箱の中は地獄絵図(汗)。

いえ、工具箱の中でお行儀の悪いミミズさんもですが、
パン箱は水中のミミズさんも、お亡くなりではなくご存命でした。

・・・ここでの学習は、案外、ミミズさんは水中でもお元気。
数日はダメでしょうが、一日くらい空気が無くても大丈夫なのでは?
食物連鎖の底辺に位置するミミズさん、彼らに神さまが与えた強い生命力??

とは言っても、忙しい朝の出勤前です。
パン箱は水中から脱走者を救って戻す作業は手間でした。


それから問題として今一つ。

ミミズさんのエサとして、昨年から米糠を使用しています。
結果、工具箱の中には小バエがたくさん飛来・発生。

これもまた、地獄絵図でした・・・



<対応策として>

問題点から明らかなように、工具箱の本体と蓋の隙間、
それがミミズさんや小バエにとって「関所」となっていない事です。


そこで・・・
飼育箱として工具箱から大型のタッパに代えることとしました。


手前がそのタッパ、カインズHCで安価は数百円ナリ。

蓋の内ヘリにはゴム・パッキンがあり、
如何に神出鬼没な怪盗ルパン三世じゃないけれど、
ミミズさんや小バエの彼らでも、この関所の突破は無理でしょう。


しかしながら、ここにも問題点が。

タッパの素材はポリプロピレン、
透明で表面はツルツル(イヤだな~)なんです。


まず、この透明と言うことが・・・

光を本能的に嫌うミミズさんです。
明るい環境は彼らにとって、とてもストレスなのです。
同じ生命体、生きとし生けるものとして、小生もストレスはイヤなのです。

頭が剥げるは、毛は抜けるは・・・
就寝中の歯ぎしりで、歯は欠けるは・・・
しかめっ面で眼圧上昇、緑内障が進むは・・・

毎日、ロクなことがありません。


さりとて、この素材のポリプロピレン、
陽を防ぐため色を塗ろうにも、化学的に安定した物質で、
小生お得意の塗装なんですが、その塗料が上手く乗らないのです。

さて、どうしたものか・・・

思案の挙句、塗装は諦め、テープを張ることに。
防水・強力粘着はウエーダーの水漏れを直すテープです。



<方策が決まれば、あとは行動のみ!>

そうと決まれば毎度の如く、箱庭での工作作業です。

まずはタッパの蓋に通気孔を多数・無数に開けます。
直径0.75mmの細いドリル、この穴径なら、これも関所でしょう。


蓋をベニヤ板にビニル・テープで固定して。



穴開け作業の出来上がりは斯様な感じで。


あとは本体並びに蓋へ、防水テープを張ります。
はい、一丁あがり!!


テープが為に、完全に全体を覆うこと、それは叶わずでした。
実用に際しては、タッパ全体を何かで覆いましょうか・・・

いずれ来シーズンはミミズさんの飼育で、改良の結果は判明します。


今年も残り少なくなってきました。
今回の寒波は一旦で収まりましたが、年末年始には次なる寒波の予想が。

・・・折角にも先週末、策を弄してまで、剛竿を用意したのですが、
お正月の気田川ニジマス釣行、こりゃ、今年は無理でしょうかね??

明日は既に冬至。
慌ただしくも、しかし静かに、年は暮れて・迎えて行きそうです。


<渓流風景は郡上 吉田川から>














2020年12月13日日曜日

師走の夜の悪事

 

新コロナの第三波が押し寄せています。


今シーズンはコロナの影響で、例年よりも釣行回数は半分程度でした。

毎年の秋はシーズンが終わった後もお楽しみが。
萩原オオモノ・マス釣り大会や信濃新町の犀川遠征です。

でも、マス釣り大会は漁協から、ご丁寧にも中止のお葉書が、
犀川遠征も大事を取っての自粛、と今年は寂しい限りでした。


良いことの少なかった今シーズン。

しかし、その反動と言いましょうか・・・
お父さんの僅かなお小遣い、それでも使う機会さえ減れば、
チリもツモれば何とやら。


渓流釣りはエサ釣りを嗜む小生。
所有する竿は5本で、これらで4.5~10mをカバーします。

しかしながら・・・
欲の深い性(さが)、もう一本、欲しいのデス!
叶うことなら、本流の長尺は剛竿が。


萩原の大会、犀川遠征、それに正月での気田川は、
これまでSG LONGで対応してきました。

取り逃がしたものの、犀川での40cm超のニジマスさん、
その巨体と犀川の押しの強い流れが重なって、
SG LONGはギュ~ンと弓なり、
若干の不安を感じて。


そんな、こんなで、目ぼしを付けたのが、
シマノの新型「SG パワースペックZR H+」でした。

しかしながら・・・
「ワシの小遣いでの買い物じゃ、誰に何の気兼ねがあろうか!」
と、豪快に行きたいのですが、残念、小心・恐妻にはチト荷が重く。


まもなく銀婚を迎える我が夫婦。
長年で培った仲良く暮らすその秘訣は「知らぬが仏」なんです。

ご諸兄がよく使われる、宅配便による高価な竿の購入、
ウチの場合は万が一、その受取が家内であったならば。
・・・とてもじゃないけど、真似できないのです、ハイ。


いつものように春日井の釣具屋さんで注文。
週の半ばにスマホへ納入のお電話がありました。
小道具を買いに行くとだけ家内に申し伝え受取りを。

問題は、あの長い約1.2mの本流剛竿、それをハスラーから、
如何に我が書斎(単なる趣味部屋)へ持ち込むか。
もちろん、隠密裏に・・・


万事お任せあれ!
そこは抜かりがありませぬ。


職業柄からチラ見、観察眼だけは鋭い小生、
ここ一週間、帰宅後は居間でスマホをイジるフリをしながら、
家内の行動パターンをじっくり・横目で追いながら・つぶさに観察をして。

・・・決して刑事、探偵、公安ではないですよ。
工場で働くフツ~のおじさんです、小生は・・・

その結果から、持ち込み作戦の決行は、家内の入浴時としました。


先に入浴を済ませ、居間のソファーでスマホを見る小生。
その前を着替えを抱えて、我が家内は入浴へ。

浴室の扉が閉まりました。

・・・いや、まだまだ。
観察では家内、まずは粘土細工ならぬ、洗面所でお顔の手入れです。

浴室から一旦、彼女は出てきて、次いでトイレへ。
・・・聞き耳だけは立てる小生。

用を済ませてトイレから、家内はまた浴室に入ります。
・・・いや、もう少しの待機。

中古の我が家は築30年。
彼女の動作が音で判るくらい、扉の開閉・廊下や階段がきしむ音、
それが大きいのです。

それすなわち・・・
浴槽で湯へ漬かっていると、こちらの動きが丸聞こえ、
渓流釣りでのサイト・フィッシング、その難しさと同じなんです。


それから待つこと、更に10分・・・

台所は給湯器の表示器、それが連続使用中を示しています。
浴室から聞き漏れる音からも、家内は恐らく洗髪中。
シャワーの音が全ての音をかき消します。


チャンスは今です!
いざ、作戦開始!!

廊下は忍び足で、玄関を素早く、かつ、そっと開け駐車場へ。
車のハッチバックを素早く、かつ、そっと開け、
全長1.2mの剛竿を取り出します。

その後は同じく忍び足、廊下を渡って階段を登って、我が書斎に。
大事を取って、箱からの開梱は明朝としましょう。

無事、作戦終了!!

居間に戻って再びスマホを、何気ない顔で見る小生。
入浴を終えて、パジャマ姿の家内、彼女が居間に戻ります・・・


昨夜は隠密行動を終え、今朝は家内との朝食時、

「ああ、もう!
 どこにもお買い物や食事にも出かけられないと気が滅入るわ。
 ねえ、今晩の夕食は美濃の郷へ注文にするから、取りに行ってよ。」

斯様なる家内のお言葉。
彼女にとって、それはささやかなるプチ贅沢。
恨めしきは新コロナ、家内もストレスが溜まっています。


若干、家内の小さな贅沢に、負い目・引け目を感じながら、
「はいはい」と答える、小寒い師走の朝は小生なのでありました。



<釣り風景は一昨年の萩原マス釣り大会から>













2020年12月5日土曜日

師走の出来事あれこれ

 

海釣りはやらない小生ですが、こんな話を聞いたことが・・・


浜辺で水難にあった方や、磯で身投げをされた方、
その人たちが必ず行きつく「入り江の洞窟」があるそうです。

きっと潮の流れの加減なのでしょう。
付近の海中・海面を漂う、全てのものが集まる怖い場所。

実は・・・
そんな奇々怪々なポイントが、我が家にもあるのです。


そこは・・・玄関先の駐車場。

家内のヴィッツと玄関の縁台、それが作り出す谷間でして、
シーズン中はミミズさんのお世話をしている場所でもあります。


丁度、上の写真ではバケツと青い飼育箱の前、
少しだけ小生の靴とヴィッツが写り込んでいる、ここです。


もちろんですが、水も無いこんなところに水難者が流れ着くハズもなく、
しかし冬場の風の強い日には、路上にあった諸々が流れ着くンです、ハイ。

そして、あろうことか、この我が家の「入り江の洞窟」、
見事なまでに、現代社会は昨今の風潮を映し出すのです。


流れ着く大部分は枯れ葉。
でも、まま・・・

飽食の時代は買い食いされたお菓子の袋、
加えて、ナゼか、ハンバーガーの包紙も。

ご近所のポスト、そこからこぼれたチラシにタウン誌、
昨年まで多くて今年は見ないもの、それはコンビニ袋です。

そして、本日に至っては・・・


・・・これは、いけませんね。
今では「超」の付く危険物、笑えません。

注意深く、燻製作業は木炭をつかむトング、それで掴んでゴミ箱へ。


朝一番で駐車場と箱庭の掃除をした後、
晴天の本日は物置小屋のペンキ塗りをしました。

2~3年前にも塗装をした物置小屋。
その時はお手軽にスプレー缶を使用したのですが、
重なる月日は早いもの、既に屋根にはサビが浮き始めています。


いつも暖かいご指導・コメントを頂けるアサシンさんからは、
下処理の重要性、サビは除去してサンド・ペーパーで馴らすこと、
斯様に親切なアドバイスを頂いたのですが・・・ごめんなさい。

ずぼらな小生、今回もまた、見事なまでの「手抜き工事」です。


お金にモノを言わせるようで、いやらしく(笑)、結構なお値段の塗料でした。
それでも、少しくらいは根気を出して、屋根の水拭きから始めます。

職場は工場の作業着に着替え、高所用ヘルメットを被って、
風体だけはプロらしく、脚立から物置小屋の屋根の上へ。


一通り水拭きが終わった時点がお昼時でした。
ゆっくり、昼食を食べて、
まったり、お昼寝をして、
水分が乾いたであろう時分を見計らい。

しかし、そこは粗忽者の日曜大工はDIYです。
塗料缶の蓋をドライバーでこじ開ける際、
手元が滑って刃先がグサっと・・・


何のこれしき、傷は浅い!
作業続行です。

もうすぐ夕方、2時間ほどかけて・・・
嗚呼、腰が痛い。


しかし、それなりに・・・
ツヤ有のアイボリー、それが冬の夕日に映えます。


多少、ムラがありますが、素人のハケ塗りです、そこはご勘弁を。


明日もお天気は良さそうです。

釣り具を干す木製の縁台に箱庭のラチェス、
こちらは水性塗料で済ませますか、明日にでも・・・


慌ただしい師走は年の瀬です。

「入り江の洞窟」に流れ着いていた白いマスク。
お出かけはなるべく控えて、ご用心、家で過ごす週末であります。


<渓流写真は初秋、飛騨 日和田川&秋神川から>