毎年の秋口に年一回、これまでは訪れていた宮川下流です。
秋のオオモノを狙って、禁漁間近は奥飛騨への釣行。
早、ススキが秋風に揺れる季節でした。
「大きなニジマスが釣れますよ。」
ここに通う最初のきっかけ、
それは、いつも本ブログに暖かいコメントを頂けるアサシンさん、
彼からのお勧めでした。
彼の言われる通り、宮川本流で竿を出せば、
小生が如き初級者に毛が生えた程度の腕前、それでも必ず尺モノが。
そして、今回も。
ただ、残念なのは・・・
ご都合が合えば現地でお会いしましょう、としたアサシンさん、
初めてのご対面が故、実際には宮川の河原で言葉を交わしたのですが、
まさか彼が、そのアサシンさんだったとは・・・
<初夏の宮川釣行>
遠路はるばるは宮川釣行、前日は庄川での竿出しでした。
いつもの宮川釣行は打保駅前での車中泊なのですが、
二日目の釣行ともあり、お宿へ泊まることに。
坂上の駅に近い風情のあるお宿でした。
電話番号の下4桁が「2001」。
なんでも電話が初めてこの地に通った当時、
付いた電話番号、それが宮川の「1」番だったそうで・・・
歴史を感じさせる旅館です。
お腹いっぱいに夕食を頂いた後、
昼間の庄川のお疲れ、また、明朝の早い出立が故、
20:30には床に就きました。
翌早朝はがんばって4:00起床。
ご用意を頂きましたおにぎりを頬張って、いざ!
朝の宮川はナリテ山の麓まで。
<しかし、皆さま、お早いことで>
成手トンネルの手前は宮川に掛かる橋、その橋の手前に駐車帯が。
まだ薄暗い早朝ですが既に2台のお車を。
その一台。
アサシンさんから聞いている車種と色が同じです。
もうご到着で、既に釣りを為されているのでしょうか?
小高い橋の上から遥かに河原を望みますが、釣り人は4名ほど。
皆さま遠目では、いずれも容姿はアユ釣り風のスタイルです。
首に掛かるエサ箱、それさえ認識出来れば・・・
と暫く様子を伺うのですが、悲しいかな小生の視力では。
諦めて河原に降りて釣りを始めることに。
昨夜はお湿り程度に雨が降ったのでしょう。
河原の岩は濡れて雲が低く山に垂れこめています。
風は湿って涼しく、これはこれで心地の良い、朝の本流です。
竿を延ばして、仕掛けを張って、エサのミミズを針に掛け。
米糠とカブトムシ用飼育マット、それに強制酸素供給で肥大化したミミズさん。
今となっては「郡上天然ミミズ」に語弊があります。
そう、強いて言うなら・・・「尾張米糠酸素ミミズ」。
なんか、その昔は旧海軍の「酸素魚雷」のような。
さあ、神仏ご照覧あれ!
見よ、この渾身の一撃、その効果の程を!
・・・得てして、世の中、こんなものです、ハイ。
しかしそこは宮川下流です、お外道様でもデカい、引き具合はバッチリ。
<俳優 綾野剛??からのアドバイス>
しかし次から次へ、お外道はウグイさんの猛攻です。
「魚雷」は多数で用意したと言うものの・・・
時刻は8:00少し過ぎ。
背後を早くもお帰りに着かれるご同輩が。
遠間でしたがお声がけ、釣果を伺いに近くまで。
「30cmくらいですが、何匹か釣れましたよ。
先週もこんな感じでしたね。」
綾野剛に似たこのご同輩、先週も来られて居るとは・・・
彼のブログから、アサシンさんでは無いご様子です。
ご親切にも友舟から釣果のお魚を出され、ご披露を頂きます。
ゴロゴロとたも網に落ちる大きな魚体の数々。
「・・・この人、こりゃ、相当な猛者だわ。」と名古屋弁で心の中。
「ニジマスは流心の中ですね。外すとウグイがまず来ますよ。」
「錘は3Bを2個付けるとか、重めでされた方が良いですよ。」
ありがとうございます。
綾野剛さんとのご挨拶の後、流心の真中へ強引にネジ込んでみます。
すると・・・
流心の白波、それが落ち着いた川底から。
大きなニジマス、それをたも網に納めた直後、背後から拍手喝采が。
遥か遠くは橋脚の上段から、先ほどの綾野剛さんでした。
「ニジマスでした!」と大きな声で答えます。
<宮川はアユ師銀座でもあり>
その後に2匹目のオオモノを釣った辺りから、アユ師さんの数が増えてきました。
目ぼしいポイントには割り込む隙間も無くなって。
お空も晴れ間が広がって、日光を遮るものが無い本流釣り。
暑い暑い・・・
小生的にも良い釣果、ここらが潮時かな?
今回も良い引き具合を楽しめた、宮川下流の釣行でした。
<綾野剛=アサシンさん、だった・・・>
帰宅後に釣り具の後片付けを終え、
一息ついた夕刻、何気にメールを確認すると・・・
河原でのご同輩とのやり取り、それが記されたアサシンさんからの着信が。
・・・いえ、今思えば何点か、そうじゃないかな~、と思うところも。
先入観の末とは言え、アサシンさん、本当にごめんなさい。
そして、的確なアドバイスを、どうもありがとうございました。
<データ>
●6月26日 宮川下流
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛 :針 吉村8.5号
0.7号 9m トオシ
錘 4B号
釣果 :ニジマス 32cm 1匹
竿 :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛 :針 吉村8.5号
0.7号 9m トオシ
錘 4B号
釣果 :ニジマス 32cm 1匹
31cm 1匹
7寸 1匹
6寸 2匹
ウグイ 数匹
気温 :18~24℃
天候 :曇りまま晴れ
表層水温 :18℃
天候 :曇りまま晴れ
表層水温 :18℃
月齢 :15.7