2025年10月19日日曜日

インプレ~翡翠 冴 硬調70M

 

先シーズンの初夏は5月から使い始めた渓流竿、
ダイワ製の「翡翠 冴(ひすい・さえ) 硬調70M」 です。


縮めると携帯便利は56cmの小継竿、
全ての節を伸ばし切ると7mの長さになります。


渓流釣り(エサ釣り)にも色々なジャンルがあり、
源流釣り、チョウチン釣り、本流釣り・・・

小生はそれらをいずれも嗜むのですが、
やはり機会が多い(=楽しい)のは、
狭義での「渓流釣り」ですね。

頭上の開けた渓相で、
竿と同程度の長さの仕掛けを、
ブ~ンと大きく回し込んで振り込み、
川の流れに乗った目印の挙動を注視する。

・・・そんなお作法です。


釣果対象のお魚は20cmの中頃、
アマゴにヤマメ、ままイワナにニジマスも。

このポイントにこのサイズのお魚の釣りには、
6~7mの小継竿がピッタリなのです。

近辺での具体的な河川では、
郡上の吉田川、南飛騨の馬瀬川、
旧 荘川村の庄川や六厩川などなど。

下手な釣り師でもそこそこ釣果も挙がり、
加えて開けた渓相から、その風景・景色も格別です。


弊ブログのラベルにもこれら河川名が上位にあることから、
このサイズの渓流小継竿の使用頻度が高いこと、
ご理解を頂けると思います。


ほぼ、ひとつのシーズンを通じて使用してきた「翡翠 冴」。

他ご諸兄のように、
ここで格好よく、そのインプレを・・・

と行きたいのですが、残念、
小生の腕前は未だその域に達せずで(笑)。

フィーリング的な使い心地はさて置き、
実用的な面からのインプレとなりますが、
以下はあくまでも独断と偏見、私見となります。


小生にとって初めてのダイワ製の竿、
一番の特徴は「メタカラマン」ですね。

シマノ製でも本流竿では良く目にするメタルトップ、
高感度を目的としたメタカラマンもその一種と理解します。

でも若干、
単純な本流竿のそれとは形状が違い・・・

ちょっと複雑なメカ機構を有しています。


竿の穂先にあるフック。
ワゴンさんのお勧めは投げ縄結びで結え、
その右の真鍮製カラーをスライドしてフックを覆います。

カラーをスライドしてフックを覆った状態がこんな感じ。

拡大写真ではサイズ感がいまいちも、
直径約0.14mmの0.7号の天井糸、
チチワ結びになりますが、それも画面に示してみると・・・

如何でしょうか?
穂先の細さ加減やフックの小ささ、それがお判り頂けるかと。

初めて渓流釣り竿を手にされる方は、
ほぼ間違いなく、その穂先の細さに驚かれます。


・・・小生、
ガサツで粗忽な性格でありますが、
趣味としている渓流釣り、
それは、とても繊細な釣りなのです。

だから、釣れない、ってか!?(笑)


ただこのメタカラマン、
振り込み時に糸が外れてしまう、を良く耳にします。

小生自身はその不具合に未だ遭遇はしていません。

でも、何となくですが・・・
その不具合が起こる理由が判るような。

真鍮製カラーを穂先から押し下げれば、
あとはむき出しのフックと糸です。

竿納時の撤収には手際が良く重宝な機構も、
何かの拍子で真鍮製カラーが下がってしまえば、
簡単に糸は外れてしまいます。

カラーの内径とフックの外径、
この「はめあい」「しっくり具合」がキモなのでは?

金属としては柔らかい真鍮製のカラーです、
これを無理の無い程度に、食い込ませるくらいにフックに覆いかぶせる、
それが予防策になるのでは?


もうひとつのメタカラマンの売りは、
その名前の通り、糸が絡まない、なのですが・・・

こちらは残念、小生も経験あり、
0.7号天井糸を介しての0.3号水中糸、
普通の糸製の回転リリアンと同じように絡みましたね。

思うに、これはもう、
樹脂と繊維とナイロンやフロロ、
その材質間に発生する静電気や大気中の湿度の問題?


ただ、いずれにしても、
繊細な渓流竿のメタルトップ穂先、
目的のひとつでもある「感度」は良好と見ます。

そして何より・・・

一か所に留まることなく、
釣り歩きを旨とする渓流釣りです、
釣り人の機動性・身軽さの確保、それが何より大切かと。


そこについては、
使ってきた渓峰尖や天平と違い、
「翡翠 冴」の全体的に細身の竿径から、
オーナー製の仕掛巻きの装着が容易なことは助かります。


渋チンで貧乏性な小生では、
あまり買い替えることのない釣り竿ですが、
この7m小継竿だけは、渓峰尖、天平、翡翠 冴と3本目です。

潰しの利く相棒だから。

それをお供に来シーズン、
どんな渓流釣行が待っているのか?



鬼に笑われない程度に、
今からとても楽しみにしています。


<渓流風景は皐月5月の馬瀬川上流から>





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2025年10月12日日曜日

オオモノ仕掛けの用意

 

いつも暖かいコメントやご支援を頂けるアサシンさんから、
先日、メールが届きました。



今年も高原川で昨年同様は11月下旬に、
ニジマスの調査釣り大会が開催されるそうです。


昨年は参加を申し込み、
とても楽しみにしていたのですが、
残念ながら釣行当日は冬の訪れは降雪となり、
冬用タイヤの無い小生、無念の不参加なのでした。

アサシンさん、
改めまして、情報をありがとうございます。

今年こそ何とか参加して、
難しいながらも釣果を挙げたく思います。


9月の末に幕を下ろした渓流釣りシーズンも、
中部圏は東海地方に住む小生にとって、
このOFFの季節でも何回か竿を出すチャンスがあります。


かつては10年近く前となりますが、
益田川では10月に大物ニジマス釣り大会がありました。

誰でも気楽に参加ができる楽しい大会で、
釣果のニジマスも結構なサイズがポンポン!


残念ながら、今は開催されず・・・


代わってここ何年かは、晩秋の信州 犀川でのニジマス釣りです。

この犀川でのニジマスはサイズも大きく、
小生ごときの腕前でも記録は40cm台の中頃で、
上手い方ならそれ以上、50cm、60cmと聞き及びます。

・・・もっとも、
気温なのか、天候なのか、
釣れないタイミングでは全く釣れなく、
小生自身も2勝3敗は負けが先行する状態なのです。


昨年に至っては、
足元まで大きなブラウンを引き寄せながら、
あろうことかの顛末は、痛恨のバラしを演じて・・・

今年も懲りずに?今月末に訪問を予定する犀川です。


折角の3連休なのですが、
近づく台風の影響はお天気もパッとせず、
今週末は犀川、高原川そしてお正月の気田川、
その釣行準備です。

昨年の犀川でのバラしは原因が明らかでした。

使用した釣り針は吉村渓流の8.5号、
掛かったお魚が大きすぎて、これが見事に伸びてしまい・・・


今年はアサシンさんのお勧めもあり、
針はオーナーの「マス針り」の9号を用意、
糸も1.5号のナイロンはその「一本通し」です。

リリースがお約束の犀川釣行、
針先のゴっついカエシはペンチで潰して。


針結びは外掛けの「10回巻き」で丁寧に。


犀川では1.5号糸を使用しますが、
高原川でのそれは少々太すぎかな?

いつものフロロ0.7号とナイロン1.0号も何本か用意します。



最後に錘はガン玉5B号の在庫を確認して。



昨年のリベンジとばかりに、
釣れる・釣れない、の釣果も楽しみな犀川ですが、
晩秋の信州、その風景に温泉&グルメと、
他のお楽しみもいっぱいです。


あとは、お天気次第ですね。


<渓流風景は晩秋の信州 犀川釣行から>


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2025年10月5日日曜日

東濃からのお裾分け

 

残暑が厳しかった長月9月でしたが、
10月に入ってから流石に秋らしくなってきました。

そんな涼しくなった先日、
会社の同僚から栗を頂きました。

彼自身も東濃からの友人よりたくさん頂いたとのことで、
秋の味覚を会社の事務所内でお裾分けなのです。



どうでしょう、分量的には400gくらい。
さて、どうやって食べようか?

調べてみるとウチの三合炊きの炊飯器、
それにお米二合とこれくらいの栗で、
丁度の栗ご飯ができるそうです。

よし、決まり!栗ご飯!


しかしながら・・・

釣ってきた川魚のお捌きや、
真冬の燻製作りは小生の家事分担ですが、
固くて難しそうな栗の皮剝きも家内には無理そう、
もらってきた手前もあり、必然的にお鉢はこちらへ回ってきました。

小生も初めての栗の皮剝きです。

しかしまあ、
小生のモットーは何事もチャレンジ、
今の時代は何をするにもネットで情報が得られます。

まずは、それに沿って・・・


金曜日の夜の作業は、
水を張ったボールに栗を浸して一晩は冷蔵庫へ。

翌、土曜日の午前中を作業時間に当てます。

上記キッコーマンのレシピとおり、
ボールから水を抜き、そこへ熱湯を注いで暫しの待機。


これで鬼皮も渋皮も柔らかくなるそうです。

少しもったいなくも思えますが、
栗のお尻部分は「座」を切り落とします。


・・・最初、この作業が怖かったのです。

指先だけで固定された、丸く安定感の無い小さな栗。

そこに包丁を入れるのですが、
刃の切れが悪いためか、鬼皮が固すぎるのか、
なかなか刃が入らず。

力いっぱいの包丁は、万が一、栗がズレたら、
カタギの小生でありますが、モロで「指詰め」です(汗)。

それでも、
徐々に要領が分かり始め、
包丁を入れる、より、ノコ引きする感覚で。


あまりにも小さく、真ん丸なモノは、ムリせず一刀両断に。

予想はしていましたが時間が掛かりますね、
小一時間で鬼皮剝きは完了、再度で熱湯に浸します。


次いでの作業は、渋皮剝きに移ります。

リンゴの皮剝きのように、
親指で栗と渋皮を押さえての作業、なのですが・・・

そもそも、小さな栗を指先にして、
刃を親指に向けるなぞ、恐ろしくて出来まヘン!


故に、まな板に栗を指で固定して・・・
間違いは無い方法なのですが、如何せん、肩が凝りますね。

都合、二時間の作業でようやくの完了です。


頂き物ではありますが、
心配された虫食いが全くなく、
色つや、大きさも申し分ない栗。

東濃地方は恵那や中津川、
それに奥三河は新城あたりは栗菓子が有名です。

標高200〜500mの中山間地が広がる地形、
そこは昼夜の寒暖差が大きく、栗の糖度を高めるのに理想的。

加えて、火山灰土壌が多く保水性・通気性に優れた東濃地方、
結晶片岩を母材とする肥沃な土壌が広がる奥三河、
栗の根がしっかり張れる環境とのことです。

おいしい栗にも、ちゃんと理由がある訳ですね。


ここから先は、いつも通りの炊飯です、
夕方まで塩水に漬けての保管は、家内にバトンを渡します。


土曜日の夕食で頂いた栗ご飯。
ほんのりとした甘みが口の中に広がり、
う~ん、まさしくも、これが秋の味ですね。

・・・もう少し簡単に皮がむけたのなら、
秋の定番メニューにしたいのですが・・・

買ってみますか、
日本が誇る燕三条の一級品。






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●次週より季節商品は「尾張米糠酸素太ミミズ」の販売開始を予定