ご諸兄各位殿
世の中にはまま「きちがい」と言われる方々が見えます。
人混みの中で刃物を振り回すような「真性のそれ」ではなく、
人様に危害を与えることなく、修行僧のように自らの限界に挑戦する。
最高気温2℃、残雪に囲まれ、今にも降り出しそうな曇天の下でのルアー釣り。
ハタから見るとエキセントリックで、とても正気の沙汰では無いような・・・
でも今が旬なのです、ニジマス釣り。
昨日は師匠ノンタンさんと、三重県はいなべ市の管理釣場へ。
と言っても、キュロット女子大生がもてなす大安の上級者コースではなく、
暖かいカフェの併設されたサンクチュアリーへ・・・軟弱者です。
結果として、教科書通りの釣りが出来ました。
寒さが厳しくニジマスの活性が高い・・・スプーンでの底さらいに限ります。表層狙いのクランクは封印。
ウエイトは3~1gで2.2gと1.5gを中心に。
あとはカラー・バリエーション。
最初は定番の赤金2.2g。
引きが無くなったら白の1.5gへ。
次は茶色2.2g。今日はこの色で結構粘れました。もう入れ食い!
でも茶色も徐々に魚に見切られてきます・・・ここからが本日の分岐点。
ここサンクの水は薄濁り、加えて今日は曇天・・・目立つ色に限ります、ライト系のオレンジへ。
これがもし晴天、または、どクリアーな水の釣り場なら、焦げ茶や黒のダーク系へシフトです。
今日はさすがに「きちがい」なお客も少なく、師匠がガンバる左側への投入は遠慮して、それ以外へはどの角度へも投げ放題!
同じ方向に投げ続けない、散らすことがポイント。魚にルアーを慣れさせないため。
ルアーを投げて着水後、心の中で4秒数えてから巻き始め。
種類にもよりますが、スプーンの沈降速度は約0.8m/秒。
ここの中央部の水深は約3m、底すれすれを泳がせます・・・数えが長すぎると沈葉を引っかけることに。
あとはとにかく一定速度で巻きます。いわゆるただ巻き。
シマノC2000HGSタイプはハンドル1回転を1.5~2秒。
コツはリールの根本を指で挟むように竿を持ち、ハンドルは指先で軽く、慎重に、とにかく一定に回す・・・絶対に竿先を動かさない。
目視で魚のチェイスが確認でき、食って来ないときだけ、チョイと僅かに、ほんの僅かに竿を動かす・・・イレギュラーなルアーのモーションで「最期の誘い」。
今日、師匠は怪物を揚げました。
40cm級のブルック・トラウト・・・どう猛で引きがメチャ強い、そうです(小生も未経験)。
写真がその臨場感を伝えています・・・ヘタな写真でメンゴ。。。
昼食を暖かいカフェで取った後、再度またフィールドへ。
でもこの頃から雨が本降り・・・師匠はガンバりますが、小生は再びカフェの暖炉の前に着席。
暖炉の中の燃える薪を見ていたら、うとうとと眠ってしまいました・・・。
・・・「きちがい」なのか、そうでは無いのか?
それはその集団の中でマジョリティーかマイノリティーか、そこで決まるのでは?
マジョリティーなら、それはもうクレイジーではなく、トレンドです。
・・・ただ、いつの日も、小さくまとまることなくクレイジーでありたい、そんな小生です。
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