昨シーズンから始めた車中泊。
せわしい宮仕えの身の上、時間を有効に使うには良い手段です。
初めてのトライは4月末、GWのはなももが咲く小坂川。
日中は乾いた春のそよ風、この南飛騨の山中も良い季候でした。
夕方、ひめしゃがの湯で夕食とお風呂を頂き、
日が暮れたその後は、道の駅「はなもも」でお泊まり。
ハスラー号の助手席を寝台に変えて座布団を敷き詰め、
その上に寝袋を広げて。
・・・ナゼか、ウチには寝袋が2つもあるんです。
お歳もお歳でイン・ドア派の家内が寝袋を使うことは無く、
双方とも小生のもの。
どうでしょう、かなり昔、20年くらい前からあるのですが、
いずれも使い込まれてはいないンです。
アウト・ドアが好きな小生ですが、外で宿泊してまでの活動は、
これまで余り経験が無く。
仮に泊まってもバンガローなどの丈夫な屋根付き・布団着き。
寝袋のお世話になることは・・・
初めての車中泊、そこで使用したのは写真左側、箱に入った封筒型、
キャプテンスタッグ製はフォリオ・シュラフでした。
このHPによると「使用温度の目安」は5℃~とのこと。
実際に寝る前の車内温度が20℃、
スエットとダウンを着込み寝始めの車内は快適でした。
でも・・・
山の中の春の早朝、車内温度は8℃まで急降下、
寒さで目が覚めてしまいました。
周囲の田んぼ、そこのカエルの合唱も、
寝るときは賑やかでしたが、朝方、気づけばダンマリに・・・
調べてみると寝袋の使用温度には規定があるようで、
それがヨーロピアンノーム(EN13537規格)とのこと。
「使用温度の目安」という表現は無く、
・快適温度
・下限温度
・極限温度
だそうで、
読んで字のごとく、下に行くほど厳しい条件に。
詳しいことは割愛しますが、どうでしょう・・・食べ物で例えると、
・賞味期限
・消費期限
・腹下(はらくだし)期限(??)
こんな感じのようです。
この封筒型の寝袋はこれが限界、どうも、GW以降の使用に限ります。
もう一つの寝袋は、先ほどの写真は右側の緑色、
老舗、ISUKAのアルファライト 700です。
現行の型式はアルファライト 700X で、
「最低使用温度」は-6℃ とのこと。
・・・こちらもヨーロピアンノームの表現ではないですね。
しかし、形状はマミー型なので、先ほどの封筒型よりは低温向きでしょう。
来る今シーズンの開始~GW前までは、こちらを使ってみましょうか。
この2つの寝袋、
自費で購入した記憶は無く、恐らくですが、
いずれも慶事の「引き出物」、そのカタログ・ショップか、
はたまた何かの抽選景品で。
最初にどちらを入手したのかの覚えも無く、
気が付けば、押入に2つあった・・・
しかし、使用する季節が良い頃合いにズレている。
・・・小生的にはめずらしい、運の良いお話!
今シーズン、こりゃまた、幸先が宜しいようで!?
<渓流写真はその時の小坂川から>