2020年10月25日日曜日

秋の北陸 手取川渓流紀行

 


「今年のインフルの予防接種、お尻に打った方が良いそうだよ。
 なんでも、予想されるコロナのワクチンとDNAの塩基が重なるそうで、
 なるべく離れた個所に打った方が良いンだって・・・」


家ではこんなふざけた冗談ばかりの小生。
昨日は午後から家内と一緒にインフルの予防接種でした。

・・・どこかで聞いたような単語をあつらえ拾い、
さも、ありそうに組立てて法螺(ほら)を吹く。
それはどことなく、下手な詐欺師の手口。

こんな冗談、小さな子供は騙せても、流石に大の大人は。

やっぱり、我が家内、冷ややかな目線で返すセリフは、
「へ~そうなの?じゃあ、下着を替えていくわ。」

・・・これならお歳を召されても、「オレオレ」には大丈夫ですね。

冗談が先に立つ曲者・偏屈な旦那と、直線的・しっかり者の家内、
案外、良い組み合わせなのかもしれませんね。



<越美は難所、油坂峠を越えて>

先週末の日曜日は北陸は加賀、手取川の上流まで様子を見に伺いました。
初めての川は手取川、アサシンさんからのお勧めのポイントです。

来シーズンに備えての下調べはその撮影紀行となるのですが、
我が人生は五十有余年、いつもは今庄・敦賀経由で訪れる越前・加賀方面。
今回のように郡上経由で至ること、実は初めてなんです。

奥美濃は郡上の谷から山越えで抜ける道は何本かあります。
しかし八幡以北では、その数、抜ける方面が限られてきます。

北へはR156と東海北陸道、長良川沿いはひるがの高原を越えて飛騨庄川へ。
・・・あまり「厳しい道のり」ではないような。

しかし西に向けて抜ける道は、そのいずれもが厳しいのです。
大和から内ヶ谷を経由しての板取方面・・・ここは途中で通行止めだったかと。
いつもの道は前谷川沿い、細道曲道の桧峠を越えて石徹白へ。
そして白鳥から登る油坂峠です。

思うに、西へ抜ける道、それには並走する川が無いこと。
山と谷があれば、川はその谷底を流れ、道は尾根もしくは中段を走るものです。

絶妙なるは川と道との組み合わせ。

比較的に長良川沿いのR156は走りやすく、比べてR158の油坂峠は・・・
中部縦貫道を通ったのですが、それでも山を貫いての大きなループ・トンネル、過給機の無い我が軽巡ハスラー号は長い登りでヒイヒイです。


峠を抜けては九頭竜湖沿い、道は長くゆるりと下り坂が続き、暫く行けば越美北線の終点は九頭竜湖駅でした。

その昔は戦略上の理由で、今は長良川鉄道の越美南線と、この越美北線を繋げる計画だったそうですが、現代の技術でも難工事の中部縦貫道、至る所でR158は片側通行、一体どのように繋げるつもりだったのか・・・

いずれ、油坂峠~九頭竜と山深く険しい越美越えでした。


<手取川、その入り口は白峰の集落>

大野盆地に出てからはR158を逸れて、県道・農道を渡り継ぎます。
勝山に入ってからはR157に合流して。

ここから手取川は白峰まで、信号のないR157、距離がある割には時間的に短く感じられます。


白峰温泉総湯の駐車場に車を停めて、味のある白峰の集落を散策しに。



自宅を出てからおおよそ200km、やはり距離があるな~。
白峰の集落は温泉総湯を中心に、ちょっとした観光地。

古い町並みを表現した、落ち着いた感じの民家群。
コンビニは無く、食堂はありますが、夕方までの営業です。
都合よく、駐車場の近辺には、とてもきれいな公衆トイレが幾つか。

・・・車中泊するなら、食料持参でここだな。



<白峰から登る手取川>

さあ、いよいよ、ここから手取川を白山登山の登り口、市ノ瀬まで登ります。


未だ緑が支配的ですが、ちらりほらりと混じる紅葉。
昨日は土曜日の雨も加勢して、手取川の流れはダイナミックです。

・・・こりゃ、エエわ!


川の流れとしては、どうでしょう、直線的で落差もあり、大岩・小岩が流れに絶妙な変化を与えています。

・・・釣れるでしょう、これなら。

ただ、この直線的、ド・ストレートな流れが玉に瑕?
至る所に大きな堰堤があり、折角の流れを分断しています。


ポイントとしても、どうでしょう?
竿を出すなら、急斜面で樹木の多い道側より、河原のある対岸からかな?

いずれにしても、期待の膨らむその流れは手取川です。


<市ノ瀬はアウトドア天国>

白峰から手取川沿いを車で登ること30分くらい、市ノ瀬に到着です。


赤い屋根の登山者用休憩所、その屋根の向こう側に霊峰 白山が。
ここはその登山口に当たります。

白山温泉として旅館が一軒ありますが、見たところそれ以外の宿泊施設な無し。
その代わりに・・・



休憩所の裏にはキャンプ場が広がっています。
日曜日の昼下がり、皆さまボチボチと帰り支度を。


・・・盛夏の暑い時期は、ここまで登っての車中泊も。

して、肝心のこの辺りの手取川は・・・


川幅がかなり絞られてきましたが、川中の大岩が絶妙な変化を。
ここでも良い流れ具合、6mかな?竿は。



対岸へ渡れる吊り橋もあります。
ゆっくりと一日を掛けても有り余る川の規模、来期が楽しみです。


時刻は14:00少し前、これから帰路について自宅到着は17:30でした。

帰り道は白峰まで手取川に沿って下る県道。
若干で曲道細道な区間もありますが、直ぐ横は直線的に流れる手取川が。
見晴らし・ポイント探しには好都合でした。

・・・どこかのご家庭では無いですが、良い組み合わせなのかも??















2020年10月17日土曜日

渓流竿の伸縮機構の修理~その2

 

箱庭でキンモクセイがいい香りを放っています。

移ろい行く季節は秋本番、昨今の朝晩は少し寒いくらいです。


今期は最終釣行でした秋神川。

その最中に気が付いたのは旧型は渓峰尖の7m竿、その#14が#15より飛び出していました。


以前は同じように#16より#15が飛び出して。

旧型は渓峰尖での#14~16は2段階のズーム機構を形成、これにより、竿の長さは6.3m、6.7m、7.0mと調整できます。

小継竿ながら最長7mはつぶしが効き、小生の竿の中では一番の稼働率。

・・・この飛び出し、酷くなると固着して、竿が収まらなくなるンです。


#16から#15が飛び出した際は、ラッカー系のプラモデル塗料で修理を。

その詳細は 新工法?渓流竿の伸縮機構の修理 にて。

施工の結果は良好でした。

・・・上の写真でもその名残、帯状の灰色塗装が見えますね。


収めたズームの固定が悪くて釣行中に何かの拍子でズームが出てしまう不具合、これは同じく小継竿の渓秀60で起きた事例で、同様な修理を施しました。

その詳細は 意外性の楽しさと延べ竿ズームの修理 にて。

渓秀は所有する中では一番に古い竿で、8年近く使っています。

ズームの納まりがスカスカにもなりますわな。


しかしこちらは良い結果が得られず、今でも収めたズームは若干スカスカです。

・・・渓峰尖では竿の全周に渡って灰色の塗装帯が残っていますが、上の写真の渓秀では部分的にのみ。ここまで塗った塗膜を落とさないと、残念ながら竿の組立が出来なかったのです。


シーズンOFFは深まり行く秋の週末、今回はこの2本の竿のズーム機構を修理しました。


<ズームが飛び出る渓峰尖について>

こちらは前回の他節での修理結果が良好でしたので、同じ方法で修理を行います。


左が#15で前回の修理で塗装したラッカー塗料が見られます。

右は#14となり、今回はこちらに塗膜を盛ります。


継ぎ目以外は新聞紙とテープでマスキングを施して。


あとはスプレーのラッカー塗料で塗膜を盛ります。

薄く塗ることを繰り返して。


塗料はプラモデル用のタミヤのスプレーです。

プラスチックに塗る塗料なので、竿の表面を傷めることはありません。


箱庭での施工、今週はここまでです。

数日間の放置プレーで完全乾燥を待って、次週にも塗面の研ぎ・膜厚の調整と被膜潤滑剤を塗ります。


<ズーム収納がスカスカな渓秀について>

こちらは残念ですが、この渓峰尖への方法では完治しませんでした。

何か新しい方法・工法が必要、改めて、竿の作りをよく観察します。


渓秀での不具合は、ズームの継ぎ目が飛び出るものではなく、収めたズームがユルユルで固定が不完全なことです。

左の2本が渓秀の継ぎ目、右が渓峰尖です。

竿としては渓秀が先行型、渓峰尖はその後継型です。

これはもう、稼働率の違いからなのか?はたまた、基本的に作り方が違うからなのか?渓秀の継ぎ目は未だに「表面粗さ」が確保されています。

・・・これは、塗料を盛るべきではありませんね。


ズームを収めた際に継ぎ目は、尻栓と最終節#12の終端、その内側に設けられた凸部、どうもこれで固定されるようです。

下の写真は尻栓の内側です。


こちらは最終節#12の内側です・・・若干で判りづらいですが。


内側に円周上は均等に凸部が見られます。

・・・恐らく、この凸部がすり減って、固定が弱くなったのでは?


して、工法としては・・・

この凸部の頂点に、同じくプラモ用のラッカー塗料を盛ってみましょうか。


この「塗料を盛る」という工法、実は幼いころの鉄道模型で培った技法です。


Nゲージはブルートレイン、その窓枠はステンレスを表現するのに、銀色の塗料を爪楊枝の先端で塗りました・・・塗料の持つ粘性・表面張力を利用して。

今回は尻栓・最終節内側の凸部へ、塗る、と言うより、差す、の要領で。

手塗用のラッカー塗料を用意します。


それを、爪楊枝の先端で・・・細かい作業です。


もっとも、鉄道模型は「見てくれ」の世界、子供ながらに息を殺しての作業でしたが、今回は竿の内側は「見えない」部分への塗装です。多少は凸部から外れても問題なし!

・・・と言いましょうか、寄る年波のため、目が見えなくて、幼少のころのようには行きませぬ。

まあ、この程度のエエコロ加減な具合で、ご勘弁を。




こちらも、急いては事を仕損じる、本日での様子確認は差し控え、完全乾燥の後にシックリ具合を確認します。

・・・固定が弱い様なら、もう少し盛ってみて。また、使用を繰り返して再度でユルくなったら、そこは塗料です、上塗りするだけで良いような。



週末は休日、その時の流れは早く、既に秋のお外は日暮れです。
朝からずっと降り続く雨。

でも明日は良いお天気になりそうです。
秋の一日、久しぶりに渓流でも、眺めに行ってみましょうか・・・


<渓流風景、お魚の写真は、このGWのイケない釣行 庄川支流の一色川より>















2020年10月10日土曜日

一個何役?~渓流釣りのエサ箱

 


南岸をゆっくりと進む秋台風、一昨日から雨が降り続いています。


先日、ネットをつらつら見ていたら、あるご同輩のブログが目に留まりました。

その方は携帯クズ入れについて、これまで使ってきた品々の口の大きさ・扱いやすさを述べていました。

小生はアユ釣りはやらないのですが、その方はそれが専門のご様子。

アユ釣りでは釣り糸のクズが釣行中に結構出るようで、昨今、減少傾向にある川での釣り師によるゴミのポイ捨てにも触れられていました。


新聞やネットでも海洋プラスチック汚染なるものが取り上げられますが、減少傾向とは言え、残念ながら渓流でも、ままペットボトルや空き缶・空き瓶など、投棄によるゴミが見受けられます。

特に細くて丈夫、長くて見えにくい釣り糸は曲者で、いつぞやは小生自身も河原で足に絡んでヒヤリとしたことがあります。


・・・下手クソな釣り師、されど河川への環境負荷はミニマムを自称する小生。

安全省エネ運転は軽自動車での参上、釣行中のキジ打ちは”小”のみで”大”はガマン。

釣れるお魚さんは一日がんばっても僅か数匹、お持ち帰りはほんの2~3匹・・・


もちろんですが、釣行中に生じるゴミもお持ち帰りです。

そんな中でも先のブログのご同輩と同様、釣り糸は厄介で、かつ要注意。


そんな小生はクズ糸や仕掛クズなどは、アユ師さんは持っていないであろう、エサ箱に収納しています。


ご存知、ダイワのエサ箱、ご諸兄各位も使われているのでは?

樹脂・プラスチックでできたエサ箱は丈夫で、もう何年も使用しています。

・・・天井蓋とスポンジ、それは、いつしか、どこえやら(ちゃんと回収しましたよ)、無くても十分に使用できています・・・

中には中子が入っていて、ここにエサのミミズさんやブドウ虫を収めます。


で、問題の糸くず・仕掛くずですが、それは中子の下に。


中子を外したエサ箱の間口は大きくて、くず糸は丸めてここに納めます。

写真では目印毛糸と錘のガン玉を例として入れていますが、このガン玉も専用の器具を使えば繰り返しの使用が可能です。

・・・安上がりな趣味は渓流釣り。


釣り針はカエシの無い、お魚に優しいスレの吉村を使用する小生。

竿を伸ばしたままでの近場での移動は、吉村の針先をチョイとエサ箱の首掛けに刺して。

・・・これ、スレ針だからできる芸当です。いつしか半スレ針を試したときに、粗忽者は毎度の癖で、針先を首掛けに刺したら取れなくなって、河原で往生こきました・・・


もう何年も使っているプラ製のエサ箱です。

経年変化でしょうか、流石にここ最近は蓋の締まり、それがキッチリしなくなりました。


若干で黄色い蓋と白い本体の間に見える隙間。


実はこれが曲者でして・・・

車中泊で一晩過ごすと、この隙間からエサのミミズさんが逃げ出して、翌朝はハスラーの後部荷室は、たくさんの脱走ミミズさんが這いつくばって。

・・・こんな光景、車をまま共有する家内に見られたら、絶対に殺されます・・・


それからは車中泊する際は、蓋をゴムバンドで留めています。


見ての通り、隙間もなく、ピッチリと。


山中の寂しくも激しい流れ、その傍らを彷徨い歩きながら釣り歩く渓流釣り。

必然として、携帯持参する荷物は効率よく、必要かつ最小限で。

そんな時、一つの器具に複数の役割が課せられます。

もち、生ずるゴミは必ずお持ち帰りです。


天気予報ではこの雨、台風も午後には過ぎ去り、夕方には上がる見込み。

・・・渓流釣りのシーズンOFFは体力づくり(維持?)。

雨が上がったら、また近所でも歩き回りましょうか・・・



<渓流風景は初夏の南飛騨 小坂川から>















2020年10月4日日曜日

今シーズンの懺悔~木曽 王滝川・柿其渓谷 釣行

 


渓流釣りシーズンが終わってしまいました。

いつもの年のように、ボ~っと過ごす、シーズンOFFは最初の週末です。


今シーズンは毎年の如く、ボ~ズ先行のシーズン明けに始まり、突如として県をまたいでの移動はご法度、その後は三密を避けての釣行となりました。



・・・渓流釣り自体は、おおよそ三密とは無縁の世界。

しかしながら、行き帰りの道中で「完全」に人との交わりを無にすることは、これは渓流釣りに限らず不可能なことです。

人に移さず、我に移らず・・・

必然として、今シーズンの釣行回数、それは例年より少ないものとなりました。


<回りくどい言い訳で・・・>

そんな中で、ごめんなさい、今回は暴露話です。

この夏のお盆休みは庄川へ一回こっきりの釣行、加えて自宅でアマゴ料理に蜂退治、あとはどこへも行かず・・・

としていましたが、「週刊 実話」はもう一回、木曽の渓は新規開拓に行っていたのです。


なぜ、今になって・・・

「GO TO なにがし」が展開中、世間様は若干、ほとぼりが冷めたような。

それに、加えて・・・

詰まる所、ご報告を申し上げるほどの釣果ではなかった・・・

これです、ハイ。


<新規開拓は王滝川>

御岳山を挟んで南北に流れるは西野川にて、

その双璧を成して南側を流れる王滝川です。

大きな違いとして、西野川には見当たりませんが、王滝川には幾つものダムが。

・・・遡上モノの銀チャンを期待!



毎度の如くは車中泊、初めてのポイントです。

そのサイトにふさわしい、近場で良いおトイレはないものか・・・

NAVITIMEで検索、すると王滝村役場前に。

・・・お役場前といえば、手入れの行き届いた、きっときれいなそれのハズ。

読みが当たってドンのピシャリ!

おんたけ交通の停留所が併設された、朝一番のバスでしょう、駐車スペースはその横にハスラーを停めて。


翌朝は王滝川沿いに県道を登ります。

地図で確認すると鯎(うぐい)川なる、奇抜なお名前の川が。

お外道様はウグイの巣窟?Mな性分、興味をそそられます。

県道から王滝川にかかる橋を渡って、その川にアプローチするのですが、残念、材木商?の貯木場にて行き止まりは通行止め。

駐車して徒歩で・・・もアリですが、

いや、苦労してまで、お外道様に会いに行かずとも。


そこから少しだけ引き返し、地図上は名前も無い沢から本流に降り立ちます。


開けた渓相、本流竿が十二分に振れます。

しかし・・・車中泊サイトと言い、その日は勘が冴えていました、降りる前は気が付きませんでしたが、河原に降りてから何となく、若干、数年ほどの渓流釣り歴の小生、それでも、何がそう思わせるのか「釣れる」の雰囲気が感じられないその河原。

ともあれ、それらしいポイントに仕掛けを流し、でも、やはり、全くのアタリなし。


小一時間ほど、その河原で粘ったのですが・・・

よくよく河原の石を観察すると、赤茶けた泥のようなものが付着しています。


王滝川と御岳山を挟み双対を成す西野川。

そこにも、一部の区間で温泉成分?が堆積して、アタリがゼロの経験が。

・・・この「温泉成分」の判断は、工場で働くおじさん、その小生の勝手な自己判断。決して地質学者、温泉学者?の意見ではなく、あしからず・・・


<滝越の集落を越えて>

自己判断、勝手な推論から、このポイントに見切りを付けます。

・・・ああ、遡上のオオモノ銀チャン、それは夢のまた夢物語・・・


車に戻り、更に県道を上流に登ります。

王滝川ダムを越えて、最終集落になるのでしょうか、滝越に至ります。


季節はお盆・・・

道沿いのお墓には、きれいな花が手向けられ。

王滝村の役場から、どうでしょう、寄り道せずに車で来ても30分以上、とても山深い人里です。

渓流釣りをしていると、深い山の中に斯様な集落を、ままお見受けします。

決まってそんな集落の外れには、これまた立派なお墓が必ず。

自動車も無いようなその昔、一体全体、どのようにここで生活を成されていたのか?

きっと、お墓の方々も、ご苦労が多かったのでは?

山深い集落に至ると、道中安全を心に念じながら、そんなことを考えてしまいます・・・


滝越の集落を越えて、橋の袂から川に降り立ちます。

・・・複雑に入り組んだこの辺りの地形。

水の流れは少なく、しかし、幅のある大きな河原。

当初、この川が王滝川と思い込んでいましたが、地図を確認すると上黒沢とのこと。


一旦は車で滝越発電所まで登ったのですが、でも、そこから先はまた残念、通行止め。

・・・そこからが王滝川の核心部分なのでは?とも思ったのですが、既にその車止めには数台のご同輩らしきお車があり、引き戻っての上黒沢での釣行の次第です・・・

王滝川との出会い近辺、頭上は木々に覆われています、しかし4.5m竿なら何とか。


そのきれいな流れ、ポイントと思しき所からは、まず間違いなく結果が。



・・・型は20cm以下、小型ですがね。



記憶では、この辺りから雨が激しくなり、午前中でしたが竿を収めたような。


初めての王滝川。

その印象としては、本流は今一つ、かな?

しかし、脇の支流に入れば、おもしろき、その流れ、かな?

・・・いずれ、また来シーズンに。


<帰路は柿其渓谷で>

雨による早めの撤収は王滝川でした。

R19は帰路の名古屋方面、大桑まで下れば雨はなく、薄日の曇り空でした。

新規開拓が目的の本日。

このままの撤退はもったいなく思い、いつしかアサシンさんから教えて頂いた、阿寺川へ立ち寄ることに。

その阿寺川は阿寺渓谷、夏休みの間は上高地方式のパーク&ライド。

様子を見ると、木曽川との出会い近辺、駐車場からバスに乗り換え渓谷へ。


でも・・・

出会いから覗ける阿寺川、とてもきれいな流れですが、海パンの子供たちがバシャバシャと川遊びを。

加えて、シャトルバスも結構な込み具合、モロ、それは三密です。


バス待ちには薄手のワンピースに麦わら帽子のお嬢さん、その横に軍靴ならぬスパッツにウエーダーの汗臭いおじさんが並ぶこと、何となく、恥ずかしくも思え・・・

いや、いい香りがしそうナンですがね・・・パスしました。


R19を更に南下、南木曽に入って柿其渓谷の道案内を見つけます。

ここも夏場の川遊びは観光地の様子ですが、先の阿寺渓谷ほどでは無いようで。




流石に水着のおねえさんはご不在、でも、開けた場所では海パンのちびっ子達が水遊び。

釣果はイワナさん、小型でしたが、イヤらしくもギャラリーの目前で2匹ほど。

・・・ちびっ子の手前、カッコ付けな、おやじ、を演じて、行く夏を楽しみました。。。



・・・週末に発刊の「週刊 実話」、本当を申し上げると、もう一回、

GWにもご報告申し上げていない「イケない釣行」があったのですが、

節操の無い、たわけ者の詮無き所業、これはもう、どうしたものか??


「な~んだ、結局、今シーズンも結構、イッてるじゃん、このおじさん。」

そんなご諸兄のお嘆きが聞こえてきそうで。


今となっては来シーズン、いつもの年ように・・・を切に願うばかりです。