2026年5月2日土曜日

粗忽が行く春の伊那路~遠山川渓流釣行

 

毎年のGWに繰り返されるは「渓流釣り修行の旅」です。


奥美濃や南飛騨、奥三河で培った釣技が、
初めての土地は見知らぬ清流で、
果たしてどれくらい通用するものなのか?

当の本人は至極まじめに取り組んでいるつもり、
なのですが、
これはもう彼の性根からでしょうね、
毎度毎度は釣果度外視(貧果の方で・・・)の珍道中なのです。


<粗忽 その1
 ~夢があるのはイイけれど>

今年の行き先は南信州は伊那路 遠山川です。


ここ遠山郷と言えば、
江戸の時代は北町奉行の遠山金四郎、
そして渓流釣り師的には「鬼アマゴ」なのです。

もちろん、
これは剣術の修行ではなく、
あくまでも渓流釣りの修行なのだから、
お目当ては、もち、後者の名物は「鬼アマゴ」!!

しかしながら・・・

これ、帰宅してから知ったのですが、
「鬼アマゴ」のシーズン、
それはなんと、初夏は6月からとのこと!?

尾張名古屋のうつけ者、
彼はしっかりと旅程を組んで出陣なれど、
肝心な旅のお目当て、それが未だ時期尚早とは!?

我ながらあきれる次第・・・
もうほんとに粗忽の為せる所業なのです。。。(涙)

まあしかし・・・
来る6月の前哨戦と考えれば。

いいねえ、うん、前向きで!




<まずは様子見、道の駅近辺にて>

瑞浪~上矢作~平谷~売木と進軍は尾張勢、
お昼過ぎには遠山郷に入りました。


お天気は予報通りの曇天、
心なしか肌寒い伊那路は秋葉街道 和田宿です。

今宵の車中泊サイトでもある道の駅、
その食堂はご当地グルメの提供がモットーです、
「アマゴの唐揚げ定食」か「ゆず塩ラーメン」と迷った挙句、
前者は夕食に「2枚付け」で頂くとして、後者のラーメンを頂きました。

・・・しかしながら、
夕食に粗忽者は「アマゴの唐揚げ定食」を食べ損なうのです。
それはまた、後程にて・・・

昼食後は道の駅の周辺を、
特に裏手を流れる遠山川本流を中心に偵察します。


お!
早速ですが、ルアーマンを発見。

彼のお点前を拝見・・・

と思ったのですが、
何なんでしょう、それ以上に彼の足元、
遠山川の色合いがヒジョ~に気になるのです。

「かなり、濁っているな・・・」

白と緑が深く混じった濁りの遠山川本流。

それでも、
鯉のぼりだけは元気よく泳いでいます。


川の色合いは気になりますが、
今日と明日の二日間は釣果も然りながら
まずはケガや事故の無いように、水神さまに手を合わせます。



<上流に舵を取り濁りの調査へ>

気になる遠山川の濁り、
雨の多かった先週ですが、そのせいでしょうか?

原因は何なのか、
ハスラーに戻り上流の様子を見に行きます。


遠山川と上村川の分岐点から、
上村川を臨めば・・・

やはり、濁っています。
でも、どちらかと言えばその色具合は白が基調、
これは雨が降ったことが原因か?

この分岐からもう一方の流れでもある、
遠山川沿いの細道を登ってみますが・・・

あれあれ、
派手に河川工事を為されています。

親切な工事関係者にお話を伺えば、
ここに車を置いて上流に入られる釣り人はいるものの、
そこは自己責任、
あまりお勧めはできませんね・・・とのこと。

工事の影響なのか定かではないですが、
ここから下流の濁りが気になります。


先ほどの上村川はR152沿いなことから、
上村の集落中心まで登ってみることに。

毎度の情報収集は釣り券販売の旗の元、
ガソリン・スタンドの亭主に、
給油かねがね、
「川の濁り」の原因についてお尋ねをしてみます。

でも、
ナゼなのか多いンですよね、
お店で釣り券は商売で扱うものの、
ご自身は釣りを為されないスタンドのおやじさんって。

・・・ご主人、
いらぬお世話ですが、
お仕事の幅を広げるためにも、
目の前の素敵な上村川での渓流釣り、お勧めですよ!


そのご主人曰く、
普段はこんな色では無くて、
一昨日に降った雨の後から、この濁り加減とのこと。

加えて、
「八重河内川、知っとらっしゃいますかね。 
 その先で梶谷川と合わさるとこに旅館が一軒あって、 
 そこらで魚の放しもやっとるんですよ。 
 ほでも、放した魚を地元の衆がすぐ釣ってまうらしいで・・・
 なんとも言えんですわなあ。」

・・・ビミュ~な情報です。

濁りで本流がペケでも、支流なら濁りは無いでしょう。
その場合は転戦しますか。

ご主人、ありがとうございます。


<車中泊の準備です>

遠山川と上村川との分岐から和田宿まで、
旧R152をゆっくり下り、ポイントらしき場所を抑えます。


その後、スタンドのご主人からの情報に沿って、
八重河内川と梶谷川を見て巡りました。

案の定、濁りは無し!


時刻は早くも17:00。
道の駅に戻り車中泊の準備を行います。

旧型ハスラーでは手慣れた車中泊でしたが、
新型でのそれは初めての試み。

新旧は同じような車体なのですが、
やはり、細かな部分は違いますね、
早速にも不都合、と言うほどでもないですが・・・


旧型ではクーラーとバスケットを並べても、
その間にエサ箱が入るくらいの隙間がありましたが、
新型は全くの隙間なし・・・

結果、助手席後部の座席を倒す際、
クーラーが僅かながら干渉してしまいました。

ここは一旦、
クーラーをホイール・カバーに乗せて・・・

恐らくは、このホイール・カバーの間隔、
それが新型は狭いのでしょうね。

雨の日の全工程車内での車中泊準備、
個人的な問題ですが、それは少し無理があるかな~。

それ以外は問題なく、
今宵、遠山川のせせらぎを枕に、車内で寝られそうです。



<これまた、いい温泉!>

車中泊の準備が出来たら、次は道の駅の温泉です。


場所柄から、写真はこの一枚だけですが、メチャいい温泉!

内湯は42℃と少々高めの温度も、
39℃の低温泉浴槽を備え、
圧巻は露天風呂で40℃と来れば、
暑くもなく、ヌルくもなく、一時間も浸かっちゃいました。

夕方だったからなのか、
お客もまばらでゆったり・ゆっくり、
とてもくつろげる温泉なのでありました。


<粗忽 その2
 ~立てた旅程はどこえやら>

温泉で長湯をしたら、俄然、お腹が空いて来て。

「アマゴの唐揚げ定食」は「2枚付け」を目当てに、
昼食を頂いた食堂へ赴くのですが・・・

本日は既に「閉店」と・・・なんじゃ??

自分で建てた旅程表を見直すと、
18:00から夕食、19:00から温泉とあります。

実際はこれを入れ替え、
17:30から温泉に入ったのですが。

見落としは食堂の閉店時間、
これが金・土は21:00も、
日・月・火・水は何と19:00!

そして今日は水曜日・・・
いつもの釣行感覚の土曜日じゃなくて!


・・・だから、あえて、
旅程表に時間と順番を記したのに、
それを失念する始末とは・・・

これは見事に、し・く・り・ました。。。

やむを得ず、翌朝に予定していた菓子パン、
それで空腹を半分ほど満たし、
明朝は川の濁りが取れるを期待して、
粗忽者は8:30には寝袋に収まります・・・


<一番初めは遠山中学校の上流にて>

昨日の偵察から、
「鬼アマゴ」が釣れる(まだ知らないンです、時期尚早を)なら、
中学校より上流の岩場区間なのでは?

そんな推察の元、
遠山川の本流はその河原に降り立ちます。


肝心かなめ、水の濁り具合は・・・


昨日よりは良いような・・・あとは、もう、根性で!

それでも、
水の色味以外はとても素敵な渓相です。


それに、川底をほじくれば、ザクザクと川虫が。


川幅から竿は7m小継を選択、
水温は少々低めの9℃から、0.3号糸と軽めの錘で開始します。


対岸には先週の郡上 吉田川のように、
きれいな薄紫は藤の花が咲いています。


濁りと水温、
それ以外は好条件、なのですが・・・
残念、一時間ほど粘りますが、ウンもスンも無く。


やっぱり、濃すぎるかな、濁りが。

・・・「鬼アマゴ」は遠くなりますが、
やむなく、支流へ河岸を変えることに。。。


<二番目は支流の八重河内川へ>

車での移動は八重河内川、
漁協さんとスポンサーの新聞屋さん?
連名で広告看板を掲げる駐車場付きのアユ釣り場、
そこから入渓して澄んだ水の色の川をさかのぼります。


昨日の遠目からの偵察では気が付きませんでしたが、
流れに近づくと様子が詳細に分かります。

地図上で八重河内川と記される区間はストレートな流れ、
浅瀬が続きアマゴが好みそうな変化も少な目です。

看板通りここはアユ釣り場なのかも?



数少ないポイントを抑えますが、残念、ここも徒労です。


<三番目はそのまた支流の梶谷川へ>

梶谷川との分岐近くまで遡行したのですが、
車から距離を取ると心配な空模様です。

昨日の予報では午後からの雨でしたが、
今朝の予報は10:00ころから降り出すと・・・

一旦は車に戻り、再度で梶谷川を旅館まで登ります。


こんな吊り橋の袂から、さあ、三度目の正直を目指して!


でもこの梶谷川、小渓ではありますが、
流れが適度に屈曲、変化があり深場も点在します。


・・・何となく、イケるような。

経験から来るのでしょう、
そんな感覚って、存外にも信用できますね。


5寸に満たない小さなアマゴ、岩裏の淀んだ流れから。
今回の修行の釣行で、ようやくの初釣果!

堰堤を高巻いて、登った先の溜まり。


ここで待ちに待った良型は7寸モノが。


よ~し!
ようやくエンジンが掛かった!

・・・っと、思った矢先、お空からは大粒の雨です。。。


地図上からも、
これより奥は民家集落も無くなる様子、
初めての土地です、ムリは控えて今回はこれまでに。


今回の修行の旅路も毎度の如く、
残念ながら釣れたのは小さなアマゴが2匹だけ。

それでも、濁った川の色も、温泉の湯気も、
車中泊の静けさも、全部ひっくるめて“旅の味”かな?

6月には今度こそ“鬼”に会いに、また遠山郷へ向かうつもりです。


<データ>
4月30日 
●遠山川
エサ    :ミミズ、川虫
竿    :7.0m   翡翠 冴 硬調
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1号
                    天井糸 0.7号 1.5m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :ボ~ズ            

●八重河内川(梶谷川)
エサ    :ミミズ、川虫
竿    :5.4m   天平
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1号
                    天井糸 0.7号 0.2m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :アマゴ        寸    1匹
                                            5寸以下 1匹          
気温    :9~13℃  
天候    :曇り
表層水温  :9℃
月齢    :12.6




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