2026年5月4日月曜日

郡上美並 長良川本流釣行

 

皐月五月ほど、
渓流釣り好きををワクワクさせる月はありません。


それまでエサを追うことが控えめであった魚も、
気温水温の上昇と共に活発に捕食を開始し始めて、
掛かった際の引き具合、それが格段に力強くなります。


それと同時に、
ワクワク感を一層に引き立てるのが周囲の景色。

秋から冬そして初春にかけ、
赤や茶の暖色系がメインであった川の色彩も、
若葉が芽吹く季節から青や緑の寒色系に移り変わります。



しかしこれって、考えてみるとおもしろいですよね。
寒い季節に暖かい色彩が、暑い季節に涼しげな色合い、とは。

視覚から得る感覚だけでも、せめて心地良く感じられれば。

・・・自然の粋な計らいなのかも知れません。


<皐月五月と言えば>

雨の多い今年のGWです。

今朝の増水した長良川の流れ、
距離を置いたここからでも轟音が聞こえます。


道の駅 美並での車中泊から、
日の出の時刻には円空街道を走っていましたが、
橋の上から見る予定をしていた一つ目のポイント、
その近くには釣り人らしき駐車車両が早くも2台あります。

・・・渓流釣り好きををワクワクさせる5月です。

5月と言えば別名で皐月、
長良川ではサツキマス釣りの季節、
自分を含めて皆さまにも熱が入ります。

増水時の本日です、
その増水時にデンデン・アマゴの実績のある、
二つ目のポイントに向け、
田植えの進むのどかな田園風景の中を進みます。

幸い、二つ目のポイント、
その堤防上にはご同輩の駐車もなく。


<郡上 美並の長良川>

川の流れは不思議です。

山の中の小さな泉から始まり、
小さな流れを束ねて渓流となります。

山間部の渓流は紆余曲折が常、
そんな流れも一層の束となり支流に、
そして大河は長良川の様な本流となります。

そんな長良川なのですが、
上流域の大和、八幡では比較的まっすぐな流れです。

それがそのまま流れ下ると思いきや、
その下流は中流域でもある郡上も美並の辺り、
地図上の地名では名津佐、相戸、苅安などでは、
南に向いていたものが北に向けて大きく反転、
雄大な流れが再びにも大きく曲折します。

飛騨川(益田川)も似たところがあり、
小坂、萩原、下呂とまっすぐ下った流れが、
その下流である山中七里ではグネグネの流れに。

こちらはその屈曲を利用して幾つものダムがあり、
アユ釣りは楽しめますが、渓流釣り・本流釣りは今一つ。

それに対して、
ダムの無い長良川の大きな屈曲点、
これは全くの私見なのですが、そこでの本流釣りは面白いのです。



<毎度の秘技?”迂直の計”>

とは言うものの・・・

そんな屈曲点の一つは赤池のポイント、
開始から2時間ほど経過しますが結果なし。

竿も糸も長さ10m、
目印の位置はトオシ糸の3/4、
深さ6~7mは岩盤区間の「底浚い」です。

錘 も「5B+5B」号の重量編成、
錘が先行して沈み込み、糸絡みをしないよう、
激しい流れの向こう側への仕掛の遠投は、
流れ具合を吟味して竿を操作します。

しかしながら・・・


人の「慣れ」って、怖いですね。

岩盤の上は向かってくる長良川の激流、
まま流れが岩にぶつかり、しぶきが顔に掛かります。

聞こえる轟音のうるささ・大きさときたら・・・

開始直後に感じた恐怖感なのですが、
(安全には配慮して、流れから距離を取っての釣り、ですよ。)
明るくもなった今は、もうへちゃら。

先の「竿操作」に集中すると、
全く激流の轟音も聞こえないのです・・・


釣果は無いのですが、僅かながらのアタリはあり。

「ここは少し、他を当たるか・・・」

長良川の岩盤狭窄区間を後にして、上流の瀬に釣り場所を移動します。


曇り空で小寒い本日ですが、
増水の本日はラフティングも面白いでしょうね。


竿を出す瀬の下流で出航準備を為されています。


ただ、この増水なのですが、
目の前の瀬のチョイ沖はチョ~の早深瀬の状態、
表層の流れのみでなく、錘の乗る底層の流れも速く、
流した目印が目の前を駆け足の如く、過ぎ去っていきます。

「こりゃ、居ないな、お魚は・・・」

更に上流は流れに突き出す岩山の裏、
落ち込みが醸し出す大きな反転流、
それらしき”緩め”なポイントに仕掛けを刺しますが、
お外道様を含め、釣果はもちろん、アタリすらも皆無です。

「唯一の可能性は、やっぱり”底浚い”か・・・岩盤に戻るか」


<条件を変えてみれば>

岩盤狭窄区間に戻っての釣り、
僅かながらのアタリをモノにするが肝要かと。

本命のサツキマスを思い犀川での苦い教訓から、
釣り針は強靭・太目な”マス針9号”を使用しています。

「番定を落としてみるか・・・」

その針を”吉村8.5号”に装填し直します。

針を変えてからの3投目・・・


なんか、出来すぎな感、
それがしなくもないですが、事実なのです。(笑)

パーマークの薄い7寸モノのデンデン様。


圧巻はその次でした。

こちらの子は俊足でパワーもあり、
激流の川底から引き上げるのに一苦労、
竿が大きく三日月形は弓なりになりました。


先ほどより朱点がクッキリ、サイズUPは8寸モノ。


季節的にもまだこれから、
エサを食み一層に肥えていくであろうデンデン・アマゴ。

顔つきは2匹とも、至ってシャープな感じでした。



<河岸変えは初めてのポイントで>

この2匹目を挙げた直後、
ラフティングの第一陣が流れてきました。


女の子が乗っているのでしょうか、イイですね、黄色い歓声!
皐月五月の長良川、おじさんもワクワクします。

・・・さあ、釣りに集中!

時刻は未だ10:00前です、場所を変えてもうひと踏ん張り!


円空街道を長良川下流に向け、
田園風景の中、ハスラーはゆっくり走ります。

川沿いの細道に逸れると入川口の看板が。
近くは浄化センターの横、そこには体のいい駐車場もあります。

駐車車両はとしてはジムニーが、
そのナンバーが「1091」って、モロ、釣り人ですね。

入川口から下流を臨めば、
遠くにその所有者らしき釣り人がルアー竿を振っています。

後口の当方は邪魔にならないよう、入川口から上流に向かいます。


増水の長良川。

ここも本日は早深瀬ですが、
水の流れる速度、それが先ほどの赤池よりゆっくり目。

早速、竿を伸ばし仕掛けを投入してみると、
いい案配の底波です、目印の移動速度は人が歩く程度。


とっ、いきなり!!

移動速度はそれほどで無くも、
引き具合は赤池で掛けた8寸モノより強力です。

湾曲した長竿の先にはピ~ンっと張ったトオシ糸、
竿を上流に寝かせて、ゆっくり岸に寄せます。


たも網に収まったお相手はニジマスでした。
それでも、どうだろう・・・サイズは尺、あるかな~??



しかしながら、ここでも、圧巻はその次なのでした。

アタリが無く流し終えた仕掛けの回収でしたが、
竿を上げたらお魚が掛かっていました。

それからの引き具合、それは先ほどのニジマス以上・・・

流し終えたポイントとくれば、
オオモノを掛けた場所としては最悪です、
増水した流れの中では下流に移動することも叶わず。

暫くの間、
大きく湾曲した竿を両手に、
動かぬ相手に長良川の中でじっと耐えるのみ。

その後は残念、
強引な寄せの後は引きの力が抜け、
打つ手もなくバラシしてしまいました。。。

直ぐに吉村8.5号をマス針9号に再装着しましたが、
これはもう「後の祭り」ですね。



最後は残念なやり取りでしたが、
それでも新緑は寒色系が支配する景色の中、
今年もワクワク(ハラ・ドキかも?)だけは十分な、
郡上美並は長良川での本流釣りなのでした。




<データ>
●5月3日 長良川 
エサ    :ミミズ
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 マス針9号、吉村8.5号
       糸 0.7号トオシ9.5m
       錘 5B+5B号、5B号
釣果    :アマゴ    8    1匹
              7寸    1匹 
                        ニジマス    29cm 1匹
気温    :12~20℃  
天候    :曇り
表層水温  :14℃
月齢    :14.6



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