2026年6月7日日曜日

梅雨入り前の小冒険~南飛騨 小坂川渓流釣行

 

天気予報では明日か明後日には、東海地方も梅雨入りとのことです。


狭い島国、と言うものの、案外と広い日本。

その地方にも依るのでしょうが、
今年は晩春から雨の少ない日々が続きました。


昨夜の道中は小寒い中、それでも下呂に入ると小雨が。

水無月6月の南飛騨 小坂川・・・


いつもの年ならウハウハな釣果なのですが、
道の駅「はなもも」で迎えた車中泊の翌早朝は、
その裏手を流れる小坂川の細々とした表情からすると・・・

大きく顔を出した石河原、とても不安を覚えます。


<クマ避けのパンツアー・リート>

それでも、
既に日釣り券を買っちゃった手前、
引き返すや他の河川にする、は選択肢になくて。

・・・みみっちいお話、
小坂川の釣り券代なのですが、
ここら近辺では一番に高額なのです(笑)。


いつものように、赤沼田の田んぼの脇に駐車させて頂き、
ここから30分の道程は林道へ分け入ります。


早朝の林間は山道・・・

ここで怖いのはクマさんなのですが、
そこは小生、抜かりなくも準備は万端!

釣りベルトの腰には一個目の熊鈴、
これは前方向けに。

後方向けには背負うリュックの側面にもう一個を。

そしてトドメは、
外部スピーカーから携帯発信で行進曲!


この行進曲の中に「パンツアー・リート」と言う曲があります。

(↑クリック)

とても勇ましい曲調は、
目の前に戦車の行進が浮かぶ様で、
それを聞いている本人も勇気づけられます。

確かにこれならクマさんも逃げ出すでしょう。(笑)

協力して網を引くテンポが戦車の行軍に似ているのでしょう、
元は漁師の民謡から行進曲になったそうです。

ひとり早朝の山道に分け入る「川漁師」にも、
寒さ厳しい北海に繰り出す漁師の心情、
何となく分かる気がします。



<渇水の小坂川、それでも・・・>

そんな行軍?の末で到着するは、
林道の奥に広がる、いつものポイントです。


渇水の本日はここも石河原が広がっています。

それでも、
これ以上はさか下れない、
の大淵には累々と水を湛えています。

いつも手応えの無いこの大淵。


そんな大淵なのですが、
様相から期待だけは十分なため、
無駄を承知でいつもここで粘ってしまうのです。

でも今日は、いつもと違って・・・

残念ながら、針にノルことは無いのですが、
アタリだけは感じられます。

「いや、渇水は渇水だけど、
 意外と今日、イケるのでは?」



対岸の倒れた?流れ着いた?木が邪魔者も、
その手前は白波の無い水域へ、
静かに仕掛けを流します。

と!
確かな手応え、アワせます。

川底を走るお魚なのですが、これの引き具合は・・・


毎度のお外道様、ご愛敬ですね。

しかしこれが、今日はイケる、の証なのでした。


その上流に控える毎度の早深瀬。

川幅が10数mにも広がり、
程良い流速と言い、深さ加減と言い、
いかにも、って感じの流れのスジが何本も。

それからが大変なのでした。。。



特に核心部分は、
落ち込み直下に存在する白波の間なんか・・・


釣りの専門用語として、
「入れ食い」という言葉があります。



もう今日は、全くのそれ、ウハウハなのです。(笑)


厚い曇り空の本日、
暑くは無く、
どちらかと言えば、
ジっとしていると涼しすぎるくらい。

そんな下でひとしきり暴れた後は、
河原の岩に腰掛けて、
菓子パンとお茶を頂きながら、
初夏の小坂川の風景をゆっくり堪能します。



<アドベンチャーは下流への移動>

それでも時刻は未だ10:00前、
さて、これからどうするか・・・

渇水の本日ですが、
渡河して対岸から上流へはムリがあります。

朝一番で粘った大淵は運動場前対岸のポイント、
そこでのご同輩のお姿は、いつまで経っても無しでした。

「一旦、水路まで登って、
 下流にコマを進めてみるか・・・」

下流の大淵の横にそびえる小高い岩山、
釣りの専門用語としては、その「高巻き」を行います。

・・・でもこれ、
この先に何があるのか、分からない、
釣り人の血を騒がせる賭け事は冒険なのかも?

身軽になるため、
友舟のお魚たちには川にお帰りを頂きます。


いつもの退渓のように水路まで登り詰め、
そこから先は逆方向、水路を下流に向けて小道を進みます。

その途中には斯様な難所も・・・


砂防堤の中段は結構な高さです、
足元に注意を払いながら慎重にこれを超えて・・・


着きました。

移動距離は恐らく200mくらいですが、
紆余曲折を重ねての「高巻き」は都合30分ほど、
いつものポイントの下流は、晴れて新天地への到着です。


視界が開けた瞬間、
胸の奥でほっと何かがほどけ、
やっぱりここは小坂川、いい渓相、してますね!


<もう、ウハウハ・・・第二幕>

そんな素敵な渓相を、
水路出口の高所から見晴らし、
ここぞ、のポイントを品定めします。


あそこかな~、
ブロック護岸の手前は、
落ち込みの白波が落ち着いた早深瀬!

近づけば一層、
その秘めたポテンシャルが判るような。


スルスルと本流竿を伸ばし、
ピ~ンと仕掛けを張って・・・

さあ、いざ!



・・・釣れない川釣り師は小生。

そんな彼にも年に一回か二回、
こんな「当たり日」があるのです。

それは大体が、梅雨入り前の初夏に・・・

忙しかった本日の釣行(笑)。


荒れ狂う危険な北海の漁師も、
パンツアー・リートを歌いながらの漁です。


大漁後の帰路はまた、
水路&林道までエイコラと登り、
川漁師も行進曲を聞きながら、都合40分の行軍なのでした。



<データ>
6月6日 小坂川
エサ   :ミミズ、ぶどう虫
竿    :10m  SGロング(影武者)
仕掛   :針 吉村7.5号
                天井糸 0.7号 4.5m 
                水中糸 0.3号 4.5m
      錘 B~2B号
釣果   :アマゴ     8寸    2匹
                                     7寸    4匹
                                     6寸    5匹
                                     5寸以下    5匹           
                  ウグイ         4匹
  (今日は不正確な匹数です・・・忙しくて)
気温    :14~22℃  
天候    :曇り
表層水温  :13℃
月齢    :20.3