2022年の11月から始めた日本一小さな釣具屋さん、
その屋号は「SW工房」です。
新古・中古の釣具・部品から、果ては堆肥肥料へと、
エエころ加減な亭主の意向の元、節操の無い拡販路線を歩んでいます。
日々、皆さまから暖かくも多くのご贔屓を頂き、
改めまして、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
それと同時に、
出店から丁度2年が経った昨今、
上場企業のように四半期毎で実施する縛りは無いものの、
エエころ加減な亭主、彼の足の向くまま・気の向くままは、
今週末はささやかなる?決算と今後の展望、そのご報告となります。
・・・結局は、ブログのネタが無いのであります(笑)。
<セグメント別の結果>
2023年までSW工房は以下の3つのセグメントで構成され、
①釣仕掛け事業
②太ミミズ事業
③風景写真事業
以上を主にメルカリで運営して参りました。
その後、2024年の3月よりメルカリshopsにて、
④ミミズ堆肥事業
を追加しました。
これは②太ミミズ事業で発生するミミズの糞を堆肥化させたもので、
非常にエコロジーで持続可能、SDG'sに即した事業となっています。
続いて、2024年の4月よりメルカリ及びヤフフリにて、
⑤中古品事業
も展開して参りました。
こちらは主に道楽亭主の趣味のひとつでありますDIYにて、
以前に購入したにも関わらず、結局は使用しなかった工作部品、
その販売となります。(結構、数と種類があるのです、これが。。。)
斯様な経緯から「原価割れ」は必至でありますが、
こちらもSDG'sに即した、環境に優しい?事業となっています。
・・・正直なところ、
他①~④のセグメントは、モノに付加価値を付けての販売と、
SW工房の経営理念に沿った運営活動なのですが、
この⑤のセグメントは残念ながらそれが無く、
数が絶えれば縮小化を考えています。
本当はこれが、メルカリ本来の活用方法、なのですがね・・・
では、それぞれの結果について、
今回は生々しい金額をご提示しながら、
QC7つ道具のひとつはグラフを用いて、解り易くご説明を申し上げます。
<2023年の結果>
2023年はトータルで約5万円の売上高でした。
①釣仕掛け事業
②太ミミズ事業
③風景写真事業
以上3つのセグメントは渓流釣りに関連した製品の販売のため、
売り上げのピークは渓流釣りシーズンと重なり、
主に3~7月となっています。
※残念ながら、③風景写真事業 は「売上ゼロ」です(涙)。
①釣仕掛け事業について、
細糸仕掛(商品名:奥美濃)はシーズン全般を通して売れましたが、
やはりピークは春から初夏となりました。
初心者仕掛(商品名:奥三河)もシーズン前半を中心に売れましたが、
渓流釣り堀での「ニジマス管釣り」に適した商品特性から、
シーズンが終わった秋に売れるのでは?の期待も、
残念ながらその様子は伺えませんでした。
・・・察するに、
お客様のメインは、生粋の「渓流エサ釣り師」だったのかと。
②太ミミズ事業につきましては、
異常気象から5月中旬に発生した真夏日、
その日に出荷した商品が全滅となってしまい、
以降、秋まで販売を控えたことから、斯様な寂しい結果となりました。
オオモノ釣り、本流釣りには欠かせない商品から、
その季節である初夏~盛夏での全滅しない出荷形態、
その改善策の立案が今後の課題となります。
<2024年の結果>
先の①~③のセグメントに加え、
本年は④ミミズ堆肥事業 と⑤中古品事業 も加えて展開し、
結果として、2024年はトータルで約7万円の売上高となりました。
・・・う~ん、成長率40%、優良企業!?
2023年と比較して①釣仕掛け事業 とりわけ細糸仕掛は、
シーズンの前半と後半で二極化してしまいました。
ここは来年、何らかの手立て・策が必要です。
また、ピークの立った9月は中古品(機器&釣り具)の販売が際立ちました。
・・・7月は売り上げが立たない状況でして、
これが続くと出品者としての高評価が取り下げとなる、
メルカリ独自のルールがあり、苦肉の策での出品でありました。
(実際、今は使わない、でも、保存の状態が良い物の出品でした。)
肥料は3月から販売開始なのですが、
半年間は全くの「鳴かず飛ばず」でして、
我ながら、よくも諦めずに続けられた、と感心する次第です。
こちらは「リピーター様」の存在が大きく、
現在は在庫切れで販売不可の状態でありますが、
在庫の積み増しを終える来年の春以降、大いに期待できる商品です。
※残念ながら本年も、③風景写真事業 は「売上ゼロ」です(涙)。
<リピーター様の存在>
上の円グラフは「リピーターさん」と「一見さん」、
その割合の2023年と2024年の比較を示しています。
商いを始めた当初の2023年は、
一見さんの割合が多い事(67%)はもちろんなのですが、
それでも存在するリピーターさん、その主な購入品は細糸仕掛でした。
2年目の2024年には早くも割合が逆転し、
リピーターさんが3分の2を占めるに至ります。
その主な購入品、それは前年と変わらずの細糸仕掛、並びに新規商品は肥料。
・・・これは全くの「手前みそ」な解釈となりますが、
「使って初めて判る、良いモノは良い」の結果なのでは?
細糸仕掛は奥美濃、
そのリピーターさんから、こんなコメントを頂いています。
「細糸ながら馬瀬川で尺上を釣り上げました」
「心配したスレ針ですが問題ありませんでした」
斯様な感想を頂いちゃうと、励みにもなりますね・・・
昨年からの売り上げ増加分、
それをリピーターさんから得られている状況から、
来年以降も如何にしてリピーターさんに継続購入を頂くか、
また、如何にして「一見さん」から「リピーターさん」に成って頂くか。
ここが、ひとつのポイントかと・・・
<ブルー・オーシャンとレッド・オーシャン>
展開している以下の5つのセグメント、
①釣仕掛け事業
②太ミミズ事業
③風景写真事業
④ミミズ堆肥事業
⑤中古品事業
これらはいずれも、競合が存在する「レッド・オーシャン」での商いです。
若干、④ミミズ堆肥事業 に関しては、
生産と販売の許認可を行政に申請する必要があり、
その途上で必要経費が掛かることから、競合先の少ない環境ではあります。
2年間を通して得た感想として、
定期的にご購入頂けるリピーターさんの育成と同時に、
SW工房にしか生産が出来ない・販売が出来ない、
ブルー・オーシャン的な商品の開発が必要かな?と感じています。
はてさて、それが一体、何なのか??
・・・少しだけ、ヒントを掴みかけています(笑)。
<渓流風景は四季の小坂川から>
これも、売り物の風景写真は「小坂川七景」からなンです。
こんなことしてちゃ、ほんと、売れないですよね・・・
1 件のコメント:
こんにちは!
商売は難しいですね。
利益を出すまでの売上を目指して新商品の販売をしてもコストも掛かるし。
昔のように渓流釣りの人口も多くないし、便利になって不便も無くなってきたし。
鮎釣りも含めて考えると販路の拡大に繋がるかもしれませんね。
頑張って下さい。
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