2015年03月01日作成
ご諸兄各位殿
何をするにも、イメージは大切なのかも知れません。
特に釣りは。
今日の天気を肌で感じながら、このポイントでこのタックルなら、イケるんじゃないの?
こんなイメージが湧いてくれば占めたものです。
逆に全く湧いてこなかったら・・・
今年初の渓流釣りは様子見を兼ねて郡上は粥川へ。
一昨年の晩夏はポツポツとアマゴ、ウグイの小型が掛かりました。
二週間ほど前に漁協さんが放流をされ、まだ残りアマゴが居るんじゃないか?
爆釣りは出来なくても・・・の淡い期待のもと、前日が仕事で遅くなったこともあり、また今朝も冷え込んだことから、ゆっくり目の午前9:00に自宅を軽巡は出航、一路、東海北陸道を北上します。
美並刈安で長良川を渡り・・・いつ見ても良い川です。
橋の袂にある雑貨屋さんでエサを購入します。
薄暗く寒い店内、誰も店番は居ません。
小生 「ごめんくださ~い」
おばちゃん 「は~い、いらっしゃい」
奥から女将さんらしき方が。
小生 「あの~、釣りエサをください」
女将さんの顔色がサっと変わり・・・たぶんエサの類がお嫌いなのでしょう。
おばちゃん 「おじいさん!おじいさん!エサだって!」
大声で奥に向かって。
・・・しばらくすると女将に代わって旦那らしきおじいさんが。。。
おじいさん 「いらっしゃい。ミミズ、イクラ、ブドウ虫、何でもあるでのう。」
小生 「あの~、川虫がほしいんですが。」
おじいさん 「川虫はのん、八幡までいかにゃ無いに、ここらじゃ。」
やむなくミミズとイクラを購入します。
小生 「粥川は今日は釣れますかね?」
おじいさん 「今日はのう、深場で粘るしかないわ。じっと。」
いつのときでも、長年住まわれている地元のご年配の方の意見は重要です。
・・・でも余りイメージが湧きません。
寒いこの時期、淵に魚が集まっている・・・これは了解です。
でも、粥川にはその深場といえる淵があったかどうか・・・長良川合流点少し上流、公民館の橋の下くらい?まあ、行ってみますか。。。
身支度を整えセレクトは6m、ウエーダーは面倒なので長靴にします。
公民館のフェンスの継ぎ目から崖を降下入川・・・
ここは川面が低いことから全く陽が届かず風が冷たいです。。。
おじいさんの言うとおり、深場にイクラを沈めますが・・・全く反応なし。。。
次に橋の下、ここは淵と言うより深瀬、でもやはり同様です。
一旦上がり橋を渡って反対岸から川をさかのぼり・・・でもパッタリ。。。
気分転換に車へ戻って昼食を取り、その後に上流へ向かいます。
「これより上流は禁漁区」の籏の少し下流で。
ここへの途中、何人かのご同輩が・・・でも余りパッとしないご様子。
運良く漁協の監視員さんが見えたのでお話を。
小生 「今日は全然釣れないんです。」
監視員さん 「う~ん、皆さん厳しいみたいだね。」
小生 「他の川はどうですか?」
監視員さん 「那比川も亀尾島も厳しいね、今日は。」
プロが認める今日の厳しさ・・・半ば諦めモードで川に降り立ちます。
朝と違い午後からはまま暖かく背中に浴びる日光が心地良いです。
少しでも流れのよどんだ深めのポイントを攻めますが・・・
でもやっぱり、「釣れる」というイメージが湧きません。
え~い、とばかりにダメもとで瀬の岩ウラを流してみます。
・・・あれ?引っかかった。目印が高かったかな??
やっぱり初日、感が鈍ります・・・根掛かりだけは一丁前。
結局、水中糸を持って行かれました。
「・・・迷える子羊よ、今日はもう帰るのだ。。。」・・・この時、神の声が聞こえました。
時刻は午後2:30、撤退するか。。。
帰り支度を済ませ流れ降る渓流を眺めながら、河原でぼうっとタバコをふかします。
もともと様子見が半分くらい。
「釣れる・釣れない」より、半年ぶりに渓流に戻ってこられたこと、そこに感謝です。
もう少し暖かくなってから、捲土重来としましょう・・・。
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