皐月五月ほど、
渓流釣り好きををワクワクさせる月はありません。
それまでエサを追うことが控えめであった魚も、
気温水温の上昇と共に活発に捕食を開始し始めて、
掛かった際の引き具合、それが格段に力強くなります。
それと同時に、
ワクワク感を一層に引き立てるのが周囲の景色。
秋から冬そして初春にかけ、
赤や茶の暖色系がメインであった川の色彩も、
若葉が芽吹く季節から青や緑の寒色系に移り変わります。
しかしこれって、考えてみるとおもしろいですよね。
寒い季節に暖かい色彩が、暑い季節に涼しげな色合い、とは。
視覚から得る感覚だけでも、せめて心地良く感じられれば。
・・・自然の粋な計らいなのかも知れません。
<皐月五月と言えば>
雨の多い今年のGWです。
今朝の増水した長良川の流れ、
距離を置いたここからでも轟音が聞こえます。
道の駅 美並での車中泊から、
日の出の時刻には円空街道を走っていましたが、
橋の上から見る予定をしていた一つ目のポイント、
その近くには釣り人らしき駐車車両が早くも2台あります。
・・・渓流釣り好きををワクワクさせる5月です。
5月と言えば別名で皐月、
長良川ではサツキマス釣りの季節、
自分を含めて皆さまにも熱が入ります。
増水時の本日です、
その増水時にデンデン・アマゴの実績のある、
二つ目のポイントに向け、
田植えの進むのどかな田園風景の中を進みます。
幸い、二つ目のポイント、
その堤防上にはご同輩の駐車もなく。
<郡上 美並の長良川>
川の流れは不思議です。
山の中の小さな泉から始まり、
小さな流れを束ねて渓流となります。
山間部の渓流は紆余曲折が常、
そんな流れも一層の束となり支流に、
そして大河は長良川の様な本流となります。
そんな長良川なのですが、
上流域の大和、八幡では比較的まっすぐな流れです。
それがそのまま流れ下ると思いきや、
その下流は中流域でもある郡上も美並の辺り、
地図上の地名では名津佐、相戸、苅安などでは、
南に向いていたものが北に向けて大きく反転、
雄大な流れが再びにも大きく曲折します。
飛騨川(益田川)も似たところがあり、
小坂、萩原、下呂とまっすぐ下った流れが、
その下流である山中七里ではグネグネの流れに。
こちらはその屈曲を利用して幾つものダムがあり、
アユ釣りは楽しめますが、渓流釣り・本流釣りは今一つ。
それに対して、
ダムの無い長良川の大きな屈曲点、
これは全くの私見なのですが、そこでの本流釣りは面白いのです。
<毎度の秘技?”迂直の計”>
とは言うものの・・・
そんな屈曲点の一つは赤池のポイント、
開始から2時間ほど経過しますが結果なし。
竿も糸も長さ10m、
目印の位置はトオシ糸の3/4、
深さ6~7mは岩盤区間の「底浚い」です。
錘 も「5B+5B」号の重量編成、
錘が先行して沈み込み、糸絡みをしないよう、
激しい流れの向こう側への仕掛の遠投は、
流れ具合を吟味して竿を操作します。
しかしながら・・・
人の「慣れ」って、怖いですね。
岩盤の上は向かってくる長良川の激流、
まま流れが岩にぶつかり、しぶきが顔に掛かります。
聞こえる轟音のうるささ・大きさときたら・・・
開始直後に感じた恐怖感なのですが、
(安全には配慮して、流れから距離を取っての釣り、ですよ。)
明るくもなった今は、もうへちゃら。
先の「竿操作」に集中すると、
全く激流の轟音も聞こえないのです・・・
釣果は無いのですが、僅かながらのアタリはあり。
「ここは少し、他を当たるか・・・」
長良川の岩盤狭窄区間を後にして、上流の瀬に釣り場所を移動します。
曇り空で小寒い本日ですが、
増水の本日はラフティングも面白いでしょうね。
竿を出す瀬の下流で出航準備を為されています。
ただ、この増水なのですが、
目の前の瀬のチョイ沖はチョ~の早深瀬の状態、
表層の流れのみでなく、錘の乗る底層の流れも速く、
流した目印が目の前を駆け足の如く、過ぎ去っていきます。
「こりゃ、居ないな、お魚は・・・」
更に上流は流れに突き出す岩山の裏、
落ち込みが醸し出す大きな反転流、
それらしき”緩め”なポイントに仕掛けを刺しますが、
お外道様を含め、釣果はもちろん、アタリすらも皆無です。
「唯一の可能性は、やっぱり”底浚い”か・・・岩盤に戻るか」
<条件を変えてみれば>
岩盤狭窄区間に戻っての釣り、
僅かながらのアタリをモノにするが肝要かと。
本命のサツキマスを思い犀川での苦い教訓から、
釣り針は強靭・太目な”マス針9号”を使用しています。
「番定を落としてみるか・・・」
その針を”吉村8.5号”に装填し直します。
針を変えてからの3投目・・・
なんか、出来すぎな感、
それがしなくもないですが、事実なのです。(笑)
パーマークの薄い7寸モノのデンデン様。
圧巻はその次でした。
こちらの子は俊足でパワーもあり、
激流の川底から引き上げるのに一苦労、
竿が大きく三日月形は弓なりになりました。
先ほどより朱点がクッキリ、サイズUPは8寸モノ。
季節的にもまだこれから、
エサを食み一層に肥えていくであろうデンデン・アマゴ。
顔つきは2匹とも、至ってシャープな感じでした。
<河岸変えは初めてのポイントで>
この2匹目を挙げた直後、
ラフティングの第一陣が流れてきました。
女の子が乗っているのでしょうか、イイですね、黄色い歓声!
皐月五月の長良川、おじさんもワクワクします。
・・・さあ、釣りに集中!
時刻は未だ10:00前です、場所を変えてもうひと踏ん張り!
円空街道を長良川下流に向け、
田園風景の中、ハスラーはゆっくり走ります。
川沿いの細道に逸れると入川口の看板が。
近くは浄化センターの横、そこには体のいい駐車場もあります。
駐車車両はとしてはジムニーが、
そのナンバーが「1091」って、モロ、釣り人ですね。
入川口から下流を臨めば、
遠くにその所有者らしき釣り人がルアー竿を振っています。
後口の当方は邪魔にならないよう、入川口から上流に向かいます。
増水の長良川。
ここも本日は早深瀬ですが、
水の流れる速度、それが先ほどの赤池よりゆっくり目。
早速、竿を伸ばし仕掛けを投入してみると、
いい案配の底波です、目印の移動速度は人が歩く程度。
とっ、いきなり!!
移動速度はそれほどで無くも、
引き具合は赤池で掛けた8寸モノより強力です。
湾曲した長竿の先にはピ~ンっと張ったトオシ糸、
竿を上流に寝かせて、ゆっくり岸に寄せます。
たも網に収まったお相手はニジマスでした。
それでも、どうだろう・・・サイズは尺、あるかな~??
しかしながら、ここでも、圧巻はその次なのでした。
アタリが無く流し終えた仕掛けの回収でしたが、
竿を上げたらお魚が掛かっていました。
それからの引き具合、それは先ほどのニジマス以上・・・
流し終えたポイントとくれば、
オオモノを掛けた場所としては最悪です、
増水した流れの中では下流に移動することも叶わず。
暫くの間、
大きく湾曲した竿を両手に、
動かぬ相手に長良川の中でじっと耐えるのみ。
その後は残念、
強引な寄せの後は引きの力が抜け、
打つ手もなくバラシしてしまいました。。。
直ぐに吉村8.5号をマス針9号に再装着しましたが、
これはもう「後の祭り」ですね。
最後は残念なやり取りでしたが、
それでも新緑は寒色系が支配する景色の中、
今年もワクワク(ハラ・ドキかも?)だけは十分な、
郡上美並は長良川での本流釣りなのでした。
<データ>
●5月3日 長良川
エサ :ミミズ
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 マス針9号、吉村8.5号
エサ :ミミズ
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 マス針9号、吉村8.5号
糸 0.7号トオシ9.5m
錘 5B+5B号、5B号
釣果 :アマゴ 8寸 1匹
錘 5B+5B号、5B号
釣果 :アマゴ 8寸 1匹
7寸 1匹
ニジマス 29cm 1匹
気温 :12~20℃
天候 :曇り
表層水温 :14℃
月齢 :14.6
♬小さな釣り具屋さん SW工房 コマーシャル♬
8 件のコメント:
やりましたね、羨ましい限りですわ、谷へ入ったのが間違いのようでした、次回は本流で遊んでもらいます。
オオサワさん、ありがとうございます。前回の遠山川もそうでしたが、毎年恒例はダメダメだった4月の釣りでした。これで、本当に、掛かってチョ~だい釣果エンジンちゃん・・・と祈るばかり、そんな感じです。。。(笑)
こんにちは!
郡上美並 長良川本流釣行
お疲れ様でした
水のまだ高い中
本流アマゴらしい体高のある
良型アマゴが釣れましたね
お見事そしておめでとうございます!
昨日は小生も吉田川を目指して
5時前に美並の道の駅を通過しましたので
小生が道の駅に立ち寄れば
貴殿と二度目の御目文字だったかもですね…
白いワゴンの男
おめでとうございます。立派な魚体です。流石、本流アマゴ。谷では見れません。もう鱒ですね。最後は残念でしたね。流しきったところで掛かっちゃうとなすすべ無し。川に落ちなくて良かったです。次回リベンジですね。
白いワゴンの男さん、こんばんは。ありがとうございます。ワゴンさんも昨日は釣行日でしたか。そうなんですよね、今年のGWはお天気が悪くって。後半で風無し、曇天、寒さ無しは昨日の午前中のみ。小生も計って行って参りました。吉田川でのご釣果は如何だったでしょう?当方と同じように家族サービスの賜物、いい結果であったことをお祈りします。
kinkannさん、こんばんは。ありがとうございます。「良い子はここで遊ばない」的な釣り場は、本当にヒヤヒヤで、落ちなくて良かったです。谷での釣り・・・実は仕掛けを枝木に絡めてばかり、粗忽には苦手なんです。
はい、今年はもう少し、リベンジで長良川に参陣できそうです。
こんばんは🌙
本流育ちの見事なアマゴおめでとうございます。10mの竿とは私は見たこともありません。
私は今日雨の中、花火で有名な故郷の新潟県長岡市の山奥の渓に甥っ子と入りました。途中熊さんの💩を3回も目撃してヒヤヒヤしましたが、やっぱり岐阜県の渓流の魚影の濃さと漁協さんのやる気が全然違うなとあらためて感じた1日でした。
おめでとうございます!
やっぱり、本流はいいですね!
最後の大物の姿は見たかったですね。
今年の長良川は型も数も狙えそうで楽しみですね。
頑張って下さい。楽しみにしています。
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