幾つかの渓流を渡り歩いていると、
理由は定かではないのですが、
心のどこかで、ほっとする山河があります。
<初夏は飛騨荘川の朝>
ここ旧荘川村の庄川もその一つです。
シーズン当初はからっきし結果の残せない小生、
それでも、そんな中、
今シーズンは4月の中頃にも来ています。
縁もゆかりも全くない荘川。
あえて言うなら、
幼少の頃にお墓参りは父親に連れられ訪れた、
三重県の桑名の田舎に似ているような。
水田が広がり、
きれいな川があり、
近くに人の生活があり。
流れの傍らで暫くぼ~っとしていても、
せせらぎの音が一緒に時間も流すかのよう、
長らく見ていても、どこか飽きない情景なのです。
脳裏に刷り込まれた「日本の原風景」、
そのイメージがそう感じさせるのかも知れません。
<梅雨の終わりの空模様>
そんな飛騨庄川は治郎兵衛のイチイ前のポイント、
昨夜の到着時、夜空には満点の星明りでした。
ここでの就寝前のお楽しみは星空観賞なのです。
残念ながら、
今年は蛍は見られませんでしたが、
河岸段丘を吹き抜ける夜風は少し寒いくらい。
車窓に網戸を付けての車中泊は、
真夜中のトイレ・タイムで車窓は全閉にしました。
翌早朝は打って変わっての曇り空、
それでも幸いなことに雨の心配はなさそうです。
時間帯によっては青空も覗き込む空模様。
厳しい暑さは無く、
涼し過ぎることもなく、
また心がどんよりするほど暗くも無く。
・・・こんな季節の変わり目は、釣れるのであります。
<でも、季節は新子の時期>
仕掛けが流れに馴染む・馴染まないかのタイミングで、
目印がひったくられる・すっ飛ぶ様なアタリ具合。
きっとアユ釣りなら、
スリリングなひと時の始まり、
とても嬉しいアタリなのでしょうが、
残念ながら、渓流釣りではそうでもなくて。
この季節のそんなアタリは、小さな新子のそれなのです。
小生のその対処法は、
まずは大き目の針を使用して、
それらしきアタリにはダンマリを決め込みます。
まま、エサだけ器用に持っていかれますが、
これはもう育ち盛りのお魚への寄付!
そう考えてのご愛敬。
でも、タイミングが悪いと・・・
こんな不幸な出来事となってしまうのです。。。
<見極め・判断が難しいのです>
数あるアタリの中でも、
新子のそれとは何となく違う、
風格のあるアタリ?がちらほらと。
その一つは、こんな浅いチャラ瀬でのアタリでした。
果たして新子なのか?
はたまた、
そこそこサイズなのか?
一瞬の迷いが生じてのアワセには鋭い反応が。
上方や背後の枝木に注意しながら竿を立て、
今週も0.3号糸での釣りは無理は避け、
たも網を水面に着けて取り込みです。
収まったのは先週と同様はいいサイズ、
最近はイワナさんに好かれている小生なのです。(笑)
・・・でもしっかりと、釣り針は飲まれていて。。。
<撮影ポイント~赤い平屋の家>
この治郎兵衛のイチイ前での釣行は、
いつも同じ場所でシャッターを切ってしまいます。
ファインダーに収めること、もう何度目でしょうか?
この庄川沿いの小高い石垣の上は、
お風呂を沸かすため?軒先に薪を重ね、
スレートの屋根に木造の壁は平屋のお宅。
青が主体の川と空、
それに対比する家屋の色合い、
加えて古さ加減(失礼)と言い、
いつもナゼか惹かれてしまうのです。
今釣れたイワナはここから。
結果が出た後の休憩時、
そのタイミングでの撮影は、
何気にふと見上げた視線の先、
毎回、そうなってしまうのでしょう。
・・・つい先ほどまで、
おじいさんが脚立を運んでいました。
渓流と言う厳しい自然の造形、
その傍らで人の生活が垣間見れる不思議な光景。
・・・何となく、ほっとしますね。
<本日は先客が居られます>
イワナを釣り上げたポイントの上流には、
暫くの区間で瀬と中州に分けられた分流があります。
その分流が、まま「竿抜け」でして。
その分流に向け、
大岩区間を避けるため、
対岸に渡り木工所の敷地に上がる途中・・・
あっちゃ~、残念です、ご同輩のお姿が。
遠間からですが、
装備からしてアユ師さんでしょうか?
中州から瀬に向けて竿を出されています。
確かに、
区間は短いですが、
囮を泳がすには格好な瀬なのです。
きっと木工所から入られたのでしょう。
人の生活と近い釣り場は、
ほっと感じる代償です、致し方が無いですね。
<2巡目はイチイ前にて>
上流に駒が進められない本日です、
今来たルートを後戻りして、
早朝に竿を出した入渓ポイントでの再度の竿出しに。
懐の深い庄川、それでも釣れるのです。
と言うよりも・・・
朝一番で詰め切れなかった、彼の腕の悪さかな。(笑)
そんな庄川での釣行、本日のお魚の集合写真です。
<もう一つのお楽しみ>
初夏の庄川はイチイ前での釣り、
そこでの最後のお楽しみは・・・お昼寝なのです。
ドア窓は4つとも全開、
後ろのハッチ・バックも開けて、
河岸段丘を抜ける涼しい川風を取り込みます。
今朝も早くからの釣りでした。
曇り空の本日は一層、日差しの暑さが凌げます。
運転席を倒してのお昼寝、
心地いい風が頬を撫でていきます。
・・・どこかほっとする釣行ポイント、
飛騨荘川は治郎兵衛のイチイ前での釣りでした。
<データ>
7月11日 庄川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :7.0m 翡翠 冴 硬調
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1号
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :ヤマメ 8寸 1匹 7寸 1匹
6寸 2匹
5寸以下 数匹
イワナ 9寸 1匹
※毎度、リリースの尺寸表記、エエ加減です。
気温 :16~22℃
天候 :曇り まま 晴れ
表層水温 :16℃
天候 :曇り まま 晴れ
表層水温 :16℃
月齢 :26
♬小さな釣り具屋さん SW工房 コマーシャル♬