今週も木曜日、金曜日と雨でした。
さあ、今週末はどの川に繰り出そうか・・・
降雨量を確認すると、飛騨川、馬瀬川、長良川は降り過ぎ。
奥飛騨はもちろん既に禁漁です。
木曽方面は、先週は末川に。
そんな中・・・
石徹白川は20mm程度と程よい降り加減でした。
年に一回ほどしか訪れない石徹白川。
いつもは初夏、今年も梅雨の時期に訪れ、良い釣果でした。
季節が変われば、釣りも変わる。
行ってみようか・・・初めての秋の石徹白川へ。
<肌寒い秋の早朝>
道の駅は あゆパーク での車中泊、起床4:00でのその気温は18℃でした。
寝台を直して、朝食を食べ、お勤めの後、5:00に出立です。
桧峠を越えた石徹白は気温15℃・・・冷え込んでいます。
石徹白橋から眺める朝の風景、それは残念な曇り空。
でも雲間から少しだけ、青いものが覗けます。
予報では本日は良いお天気になると。
今年の梅雨は6月末に訪れた時と全く同じルート、
川西側の林道を登り、キャンプ場の対岸辺り、
藪漕ぎは避けて、枯れ沢から入渓します。
金曜日のお仕事、外は雨でしたが、涼しい、の感覚は無く蒸し暑かったです。
今、ここでの感覚は・・・
しくった、ドライのウエーダーを持ってくるべきだった。。。
仕方なくウエット・パンツでの釣行。
カッパを着込むほどでは無いですが、防寒の意味を込めリュックを背負って。
それでも、少しずつですが、青空が広がり始めています。
晴れてさえ来ればこの寒さも、どこかに行ってくれるのでは?
<護岸脇の流れから>
6月と同じくまずは対岸の護岸際、早くて深い流れに仕掛けを打ち込みます。
雨上がりの石徹白川、流量は前回より豊富です。
少し重めの錘で、川底をコリコリ。
朝一番でのご挨拶はヤマメさんでした。
アタリにアワセると、流れの早い川底に暫く定位。
張らず・緩めずのやり取り、浮いてきたところを水面をコロがして。
こりゃ、今回も調子が良さそう・・・この時点ではその判断でした。
しかしながら、その後はウンともスンとも。
少しずつ、少しずつ、川をさかのぼり、仕掛けを繰り出すのですが。
ようやく、落ち込みの白泡、その脇の反転流からひねり出し。
6寸あるか、ないか、御目文字叶うはアマゴさんです。
キャンプ場側の流れからはこの2匹と小ヤマメのみ。
秋雨の後、低めの気温・水温と好条件のハズですが。
いや、一つ大事な条件を忘れています。
残念、それは小生のお粗末極まる、お点前にお作法!(茶道かいな?)
無作法ながら、秋のオオモノを期待した手前、意外とキビし~い展開です。
<季節はもう、瀬ではないのですね>
ガレ場を登り切り、林道側の瀬に取り掛かります。
・・・もうこの頃にはお空は快晴、少し風が出てきました。
長く長く続く林道側の瀬ですが、今回は見事に無釣果、打つ手なし・・・
昨年も、また今年の梅雨時も、ここは良い反応だったのですが。
季節が変われば、釣りもまた変わる・・・
ほんと、沁みますね~。
負け惜しみではないですが、秋空にぽっかり浮かぶ白い雲。
なんてったって、このすてきな景色!
秋風が長竿には厄介ですが、この時間はそれが心地よく!
暫く釣りの手を休めて、毎度、お茶チビ・一服のお時間を過ごします。
ぽか~んと、お空を眺めながら・・・
<こんなところなんだ、今の時期は>
人工護岸を越えると、また暫くはガレ場が続きます。
このガレ場、所に依っては流れが早く、また深いポイントも。
座りの悪い浮き気味の岩も点在、竿を収納して慎重に歩みを進めます。
そこを登りきると・・・
この梅雨時は根がかり・無反応で終わった、落ち込み後の流れです。
土曜午前のみのお楽しみ、その時の流れは、いと早く。
既に時刻は11:00少し前。
朝方は湿っていた河原の石も、この時間は陽に乾かされて真っ白に。
今回もここが本日最後のポイントになりそうです。
定石通り、その流れは下流側から攻めるのですが、
ふと目に留まった川中の白岩、その向こうは日陰のユル~い流れ。
深くても流れは生きているようですが。
初夏や盛期では間違いなく、お外道様の猛攻撃を受けそうな流れ・・・
物は試し、とばかりに白岩の手前まで立ち込んで、
その陰から、そっと振り込んでみます。
あっ、そ~なんだ!
こんなポイントなんだ、今の季節は。
立て続けにイワナさん、7寸モノで2本を頂戴です。
その後に今少し、落ち込みに近づいて。
ゆっくり流れる目印が停止、そっとアワセると、返す手応えがずっしり。
日陰の川底、これまでより大き目な銀映、それが高速で動き・翻ります。
川の底の深い場所、岩陰に隠れようとしますが・・・
毎度の如く、無理せず、張らず・緩めず、時間をかけてネチネチと。
ほんと、釣り人の性格が出ますね。
水面に上がったところを、ツ~と引き寄せて、たも網に。
本日は最大の戦果、9寸は無いでしょうが、良いサイズのイワナさんでした。
季節柄、いい体形をしていました。
これも、秋ですね。
<なぜ、斯様な山奥に、斯様な太い流れが>
毎年で訪れる石徹白川ですが、いつも思うことがあります。
1,000m級の峠を越えて、僅かに下った深い山の中。
大河は九頭竜川の最上流、源流に近いハズですが、この見事な流れの太さ。
短い小継竿ではなく、長尺の本流竿が存分に振れる川幅。
こんな大木が横たわっているところ、大雨での暴れ加減が伺われます。
ほんと、不思議です・・・
ここの不思議さ加減と神秘性が、石徹白川の魅力でしょうかね?
<データ>
9月19日 石徹白川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
今回はブドウ虫に軍配でした。
竿 :8.5m 渓峰本流
仕掛 :・針 吉村7号
・錘 B1~B3号
・糸 天井糸 0.6号 3m 水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 6寸 1匹
ヤマメ 8寸 1匹
イワナ 8寸 1匹
7寸 2匹
小ヤマメ 3匹
お外道様 3匹
*全リリース(粗相じゃ、ないですよ。)
気温 :15~20℃
天候 :曇り後晴れ 風
表層水温 :18℃
朝の曇り空とは一変、帰路での石徹白橋からの風景。
2 件のコメント:
こんばんは!
人間が、勝手に石徹白を九頭竜川の支流と決めただけで本当は、石徹白が本流なのではと私は思っています。
打波川も九頭竜川の支流ですが立派な川なので機会があれば、お立ち寄りしてみてください。
禁漁までぎりぎりのギリになってきましたね・・・。
アサシンさん、こんばんは。
巷では4連休ですが、如何お過ごしでしょうか?
小生は明日からお仕事、5時起きなのでもう寝ます。。。
人間が勝手に決めたから・・・確かにそうですね。
地図を確認するとこの石徹白川、まだまだず~っと上まで続いています。
これも人が勝手に植え付けた先入観からですね。
打波川、お名前は聞き及んでいます。
ご紹介を頂いている手取川と同じく、越前・加賀方面ですね。
残念ながら、そちらは来シーズンのお楽しみに。
次週は益田川上流へ・・・既に民宿も予約しちゃいました、ごめんなさい!
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