ご諸兄各位殿
渓流でのエサ釣りとニジマスの管釣り。
一見、全く違う種類の釣りのような気がします。
まず、使う道具。
渓流釣りは延竿で仕掛けも至ってシンプル。
対して管釣りは複雑なメカの塊であるリールを使い、疑似餌も凝っています。
でも、その真髄は・・・案外似通っているのかもしれません。
双方、間違いなく「待ちの一手」では良い釣果は得られません。
今年初めての竿出しは三重県いなべ市のサンクチュアリーで。
今の時期、日の出は午前7:00丁度、それを名神高速は養老SAで迎えます。
養老の山々も冬の朝日に
照らされ真っ赤です。
吐く息も白く体の芯から
冷えてきます。
でも、釣行日の朝のワクワク感。
これだけは、何物も、何人も、
小生の心から消すこと叶わず。
向かう行く手には美濃と近江を境とする伊吹山。
頂が白い雪で覆われて・・・路肩の温度計は-2℃。
やっぱり今日は日曜日。
朝も早くから寒い中、釣り場は込み合っています。
でも今日は風がなく乾いた冷気、池の水面が対岸の木々を綺麗に映し出します。
絶好のニジマス釣り日和です。
まずは、その扱いが小生のキャラにピッタリなフロートのプラグから。
定速のスロースローでリトリーブ、もうネチネチです。。。
中層にアルビノが浮かんでいます。
凝視するとノーマルも確認できますが、どうも活気がない様子、おとなしい。
季節、水温から、恐らく「食い気」のある連中は、もっと下方にいるのでは?
薄緑マダラ色のクラピーで始めましたが反応なし。
深度を保ってルアーを小型化、エアー・ビートルはココアミルクで。
・・・来ました!
同じくエアー・ビートルは軽薄な黄色(正確にはバナマンゴーだそうです)では?
・・・来るには来ますがココアほどは。
どうもハデ目よりナチュラル系の色が良いようです。
先回の師匠との釣行、そこでのプラグのロストから釣具屋、アマゾンを駆け巡り、
すかさずルアーは補充!
本艦、本日は万全の攻撃体制です!
満員御礼の釣り場。
開始時は日陰の寒い場所しか開いていませんでしたが、日が差し込んできました。
食いが渋ってきたので、深度を少し浅めとしルアーもより小型化。
ナチュラルなマイクロ・エアー・ブローの蓄光肌色に変えます。
その後、サクラミソ、パンケーキと色を変え・・・11時までに優に2桁!
今日は快調です!師匠、メンゴ!
少し早めに昼食を頂き・・・ここの暖炉、いつ見ても絵になります。
しばし暖を取ったあと、調子がいいので午後からは久々にスプーンに挑戦です。
午前の様子からナチュラル系の明るい色が良い様子。
カメムシを連想させるような緑の迷彩色は2.2gで始めます。
竿はXULでスプーンは2.2g。
スカっと飛びます!気持ちいい!
着水後に数カウント。
もち、底~中層狙い。
1秒1回転弱でハンドルを回し。
・・・ビンゴです!
その後は茶の迷彩色、アイボリー、
焦げ茶とローテーション。
どうも今日、メタル系はダメな様子。
1g以下の極小スプーンは出番なし。
飛ばないから好きじゃないんです、
ハイ!
渓流シーズン開幕を意識して、
手を変え品を変え、変化づくめ・攻めの一手の今日の釣行。
その変化の読みが、そこそこ当たった本日・・・こんな日もあるものです。
大事なのは、意図した変化以外の要因、それあまりイジらない方が・・・
そんな気もしました。
もちろん、出来加減の比較の対象はいつもの自分。
先回なんか、もうハチャメチャ。。。
でもまあ・・・幸先のいい今年の釣り初めでした。
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