毎年はこの季節、長良川でサツキマスを狙います。
サツキマス・・・
晩秋、何かのきっかけで一部のアマゴが海に下り、
翌年の初夏に大きくなって、サツキマスとして故郷の川へ戻ってくる。
アマゴとサケは同じ仲間です。
そのことを思えば、あながち不思議じゃないけれど、
しかしながら、サケのようにアマゴが全て海に下る訳でもなく。
そして、川に戻ったサツキマスは、あまりエサを追わない、と。
加えて、昨今はその数が激減して・・・
未だによく判らない、釣ることが難しい、
ミステリアスで釣り人にロマンを感じさせるお魚なのです。
どうでしょう、のほほ~んとした小生の渓流釣り、
足掛け6年の挑戦ですが、未だ釣れた試しは無くて。
・・・でもこれ、宝くじと同じような。
買わなきゃ当たらない、行かなきゃ釣れない。
ギャンブルはやらない小生ですが、
オジサンは年に1~2度、
このサツキマスに夢を見てしまうのです。
<いつもの郡上美並のポイント>
Morikyuさんに教えて頂いた釣り座、そこへ今年も訪れます。
先週後半に降った雨の影響でしょう、増水した本日の長良川本流です。
ここぞと思う流れ、
そこに仕掛けを振り込むのですが、
釣果のバロメーターでもあるお外道様、
それすら掛からない厳しい・空しい状況です。
6:30から釣り始め、時刻はまもなく8:30。
・・・ここ何年かは、暫く本流でがんばって、
それでも見通しが立たない場合は、支流の吉田川に逃げ込むパターン。
「さあ、どうしたものか。」
吉田川のヨの字が頭に浮かぶ頃合い。
「でも、毎回毎回で逃げてちゃ、進歩が無いな・・・」
切り替え、はたまた、諦めの早い?小生なのですが、珍しくも。
・・・きっと、5月の抜ける青空、そして、まま影を差す雲。
頭上を遮るものが無く、それらをいつまでも堪能できる本流釣り。
本流の川面を駆けるそよ風が、心地よかったからでしょう・・・
<長良川本流、場所を変えての第二幕>
その後は場所移動、自身で実績のあるポイント、
長良川は今少し上流、美並は赤池の河原へ。
当然ですが、ここも増水、激しい流れ・・・
そんな増水した長良川ですが、
ここのポイントは奇岩が流れを狭窄しています。
速さ・深さのある白波の向こう側、同じく深さのある緩い流れが存在。
激流が音をかき消し、水も濁り気味です。
きっと川底のお魚達、
彼らもご油断を召されているのでは?
長竿で遠投し、目印下も4m近く、で、重錘で底浚い、を。
白波を越えての振り込みです。
流れが複雑なのでしょう、目印は行ったり来たり。
その内に白波との境界辺りを下流に向け、白波よりゆっくりと流れ始めます。
・・・上手く底波を捉えた様子!
しかしそれは、数回の振り込みで、一回くらいの割合。
何度も振り込み・引き上げを繰り返した後の、
上手く底波に仕掛けが届いた場面でした。
アタリです!
アワセに返す反応は、お外道様以外の超オオモノ未満、恐らくデンデン様?
竿を立てて、走りを抑えながら、川底から引き揚げ。
鬼門は手前の本流本筋は激流白波です。
流れを渡る際の重たい手応え。
どうにか、越えての、たも網への投了。
薄いパーマーク、体高があり、お腹が白く膨れたアマゴさん。
目指すサツキさんでは無いですが、
思った通りのストーリー展開、その結果は上首尾かな?
この投了の直後、背後から喝さいが。
・・・奇岩に打ち寄せる激流で音がかき消され、
自分以外は誰も居ない、と思い込んでいたが故、
いきなりはその大声に、びっくりしました・・・
振り向けば、それは漁協の巡回さんでした。
「いや~、良いのが釣れましたね。
今日は増水と濁りで、みなさん厳しそうでしたよ。
釣れたところを初めて見ました。」
・・・巡回さんに斯様に言われてしまっては、
サツキ狙いのアマゴも、悪い気はしないですね・・・
<時刻は・・・川下りのお時間です>
お空は相変わらずの青空。
流れる白い雲が作る時折の日陰。
皐月5月も下旬、本当に良い気候です。
小生の奇岩上の釣り座から僅かに上流の砂地、
そこでラフティングは出港準備が為されています。
今の季節のラフティング、きっと気持ちが良いでしょうね。
でも、今日の増水の長良川、少し怖い気もしますが・・・
無事、船は出ていく、残るは釣り師・・・
と、思っていたら、
次から次へ、
上流から他団体様・連合艦隊が流れて来られます。
小生の振り込み先は白波の向こう側、
激しかった流れも緩くなり、
丁度いい溜まり場は船着き場となる様子。
・・・名づけるなら、ここは赤池港??
思い思い、各位の川での楽しみ方。
皐月5月の下旬、暑くもなく、寒くもなく、本当に良い季節です。
一通りでお船が通り過ぎた後、
その皐月5月のいたずらは、強めな乾いた風が吹き始めてきました。
そろそろ、竿も納め時、かと・・・
宝くじの当たる確率、それを吊り上げる方法は知りませんが、
至難サツキマスを釣り上げる確率を上げる方法、
それは、懲りずに川へ通うこと、かも。
今年もまた目標未達でしたが、
その確率は少しだけ、上がったような。
のほほ~んとした小生の釣行、その川の旅は続きます。
<データ>
●5月28日 長良川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村8.5号
糸 0.7号トオシ9m
錘 4B~5B号
釣果 :アマゴ 26cm 1匹
●5月28日 長良川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村8.5号
糸 0.7号トオシ9m
錘 4B~5B号
釣果 :アマゴ 26cm 1匹
アマゴ 25cm 1匹
6 件のコメント:
こんにちは!
良いアマゴが釣れましたね。
サツキマスは、私も釣った事が無いですが、通って狙っていれば、いつかは釣れると思います。
野球で言えば、ヒットを打ち続ければ、いつかは満塁ホームランが打てるようなものだと思ってます。
先ずは、通いつめることです。
頑張って下さい!
アサシン
アサシンさん、こんにちは!
アマゴですが釣りあげた直後、光の加減でパーマークがメチャ薄く、やった!小型のサツキ!と思ってしまいました・・・
その瞬間での巡回さんからのお声がけ。お魚だけではなく小生も油断をしていました(笑)。次月の6月ですが、諸事が重なり、思ったほど釣行に行けそうにありません。少し、休憩ですね。。。
おはようございます
鮎釣り解禁前に、サツキマス狙いですね
鮎釣り始まったら、本流釣りしにくくなりますからね
サツキマスに負けず劣らず、立派なデンデンアマゴじゃないですか!
今の時期、めっちゃ美味しいし♪
それはそれで、十分な釣果だと思います(^-^)
もっさん
もっさんさん、こんばんは!
そうですね、もうすぐアユ釣りが解禁ですね。郡上は今週末からでしょうか。ブログを拝見しましたが、津保川もですね。渓流釣り師は暫く長良川には「お暇頂戴」となりますが、それでも最初の2~3週間くらい?毎年、6月でも吉田川辺りで竿を出しています。
小生は賑やかな夏の川が好きです。
このレポートへのコメントを5/22の
ほうへ書いてしまいました。
すいません。
morikyu
Morikyuさん、こんにちは。
そうですか、ここ3年ほどサツキマスは本当に不調なのですね。岐阜市場の入荷状況を見るのですが、その裏付けのように全く入荷が無いです。このままでは特別天然記念物に指定されちゃいそうです。
そんな難しい状況ですが、毎年、ご教示のポイントに足が向きます。渇水時がチャンスと教わったポイント、今回はダメ元での挑戦でした。それでも、5月の本流釣りは釣果が振るわなくても気候が良くて楽しいです。
アユ釣りも始まり、また来年の挑戦になりそうですが、いつかは・・・少年のように、夢見るオジサンの小生です(笑)。
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