2016年12月17日土曜日

遠い夏の思い出

ご諸兄各位殿


鉄路を走る古い赤電車。
木製の床下から響くモーター音と振動、かき消されそうな車掌のアナウンス。

「この電車は常滑行きの特急です・・・停車駅は太田川、尾張横須賀、大野町。
終点は常滑の順に止まります・・・次は太田川、太田川です。」



昭和40年代の後半、小学校は夏休みの早朝。
金山から乗った名鉄電車は常滑行きの特急、座席指定は不要。
神宮前を発車すれば電車は名古屋本線を別れ常滑線に入ります。

当時の名鉄の金山駅は今より東に数百m、JRとは別の駅で名前も「金山橋」。
木造の駅舎と跨線橋。
この金山橋から大野町まで、子供料金が確か130円でした。

小学校の同級生数人と大人は「トクやん」のお母さんのみ。


麦わら帽子と小さなリュックサック、それから水筒を肩から提げて。
手には4.5mのヘラ竿、と言うより「何でも竿」、それに小さなプラ水槽。
放たれた車窓から夏の朝の心地良い風が吹き込んでいました。

・・・冒険の始まりです。



神宮前から次の駅、太田川までは距離があります。

電車はグングン速度を上げて・・・揺れる揺れる、で、踏切毎に警笛を。
子供心にその音、振動にワクワク感を覚えています。

大江、大同町、柴田・・・各駅を通過して天白川を越えると、そこは名古屋市外。
この辺りから聚楽園の大仏さんの袂まで、のどかな田園風景が広がります。

新舞子から電車は海沿いを走り、何となくですが磯の香りが。
そして目的地の大野町に到着です。


常滑は大野町、その昔は尾張藩の港町。
ここは「肝っ玉系」なトクやんのお母さん、その生まれ故郷とのこと。
何となく容姿もキャラも、今の北斗晶に似ていました。

駅を出てから国道を渡り、暫く歩くと海音寺というお寺があります。
その門前に駄菓子屋さんが・・・ここでエサのゴカイを買って。
トクやんのお母さんは顔なじみらしく、駄菓子屋のおばあさんと大声で世間話。

その少し長い井戸端会議が一息つくと、さあ、お待ちかね!
お寺の墓場を通り抜け、その脇から堤防を越えると・・・

夏の青い海と空です。



突き出た港の堤防、その真ん中あたりで皆と陣を張って釣り開始。
竿を延ばして糸を穂先に括り付け。

「みんな、エサは頭の少し下から針を刺して、針が隠れるよう通すんだヨ。」
とトクやんのお母さん。

子供の頃から粗忽で小心、そして欲深な小生。
少しでも遠くへエサが届けば、より良いんじゃないかと考え、糸は竿より長め。
結果、エサの付いた針が衣服に絡みます。

「ほ~れ、糸が長過ぎだヨ。いい?糸は竿より手のひら2つ分短くして。」
懇切丁寧なご指導をトクやんのお母さんから頂きます。

・・・今思うと、
このトクやんの肝っ玉かあちゃんが小生の「初代釣り先生」だったやも。


さすがはそのご子息で経験者、トクやんは既に何匹かハゼを揚げています。
器用な学級委員長、ミズちゃんもそれに続き。
・・・かく言う小生はサッパリ。

「よ~く見てえ、海の底の砂の上。魚が砂から出たり潜ったりしとるに。」
名古屋弁な”先生”の言われるとおり、波間で目を凝らすと、平たいお魚が海底で。
玉浮きの下を長めに調整して、オモリを大きめに交換して。

・・・暫くすると、ブルブルっと竿先から手応えが。
竿を上げると小さなカレイが掛かっていました。


伊勢湾に突き出た堤防、その突端の遙か先の対岸には、うっすらと鈴鹿の山々。
入道雲がまま姿を見せるものの、そこは夏の炎天下の海。
今の自分には堪えるでしょうが、当時は疲れ知らずの小学生、全然へっちゃら。

同級生は皆が小学校の水泳部。
いい加減、黒く日焼けした面々が、この一日でより一層で真っ黒に。


昼下がりの午後、釣りを終え、皆でお寺の横、朝の駄菓子屋さんへ。
記憶では一個5円のたこ焼きを10個ほど、それに冷えたラムネを飲んで。


帰りの電車は運が良く、やってきたのは赤いパノラマカー。
お客は競艇帰りのオジサンがちらほら。

最後尾ですが二階建ての運転席下の展望窓、座ってなんかいられません。
窓の前にあるテーブルに寄りかかり。
後方に吸い込まれ遠ざかる風景、窓上にあるデジタル速度計とにらめっこ。

・・・しばらく皆ではしゃいだあと、
クーラー(当時はエアコンとは言いませんでした。)の効いた車内、
座ってしまうと一気に疲れが出て、皆一様に居眠りを。


「ほら!みんな、起きて起きて!」
トクやんのお母さんが大声で皆を起こします。
眠い目をこすって車窓を見ると、電車は既に神宮前を出発、次は金山橋です。



小学生の頃から精神構造があまり変わらない小生。
今でも夏の朝、渓流釣りに出かける前、あの当時と同じく心揺さぶるワクワク感が。
何なんでしょうね?あの感覚って?
ありきたりの日常から離れ、海とか川とか、チョっと危ない大自然を前にすると。
小生、何かが心の底の方で疼くんです、ハイ。


・・・皆で駅から歩いて家路に。
その足が異様に重たかったことを、今でもしっかりと覚えています。


*写真は夏の弓掛川。



2016年12月11日日曜日

渓流小継竿の ♯1注文

ご諸兄各位殿


昨日は風の強い一日でした。

結構イケる口の我が家内は夕方から三姉妹と名古屋で忘年会。
こういうモノは遺伝でしょう・・・三姉妹いずれもお酒はツワモノ。
うらやましい限りです。

下戸(ゲコ)な小生、年末のこの時期は若干憂鬱、おとなしく家でお留守番。
それでも夕食は外で食べようと、ついでに夕方から春日井の釣具屋さんへ。

以前にもお話ししましたが、所有する渓流小継竿の渓秀と渓峰尖 。
2本ともシーズン中に穂先を折ってしまい、今その先端は非純正品のリリアン。
これが使っていく都度にクセが付いてしまい始末が悪く。


左端は渓峰本流のリリアンですが、純正品はこのように真っ直ぐで素直。
・・・それはまるで、いつまでも少年のような小生の心!


シーズン・オフの昨今、良いタイミングとばかりに修理へ出してきました。
・・・ついでに緩み気味な渓秀のズーム機構も固めに調整を依頼です。


小生  「リリアンのみ純正品に替える事って出来ますか?」
店員さん 「いや~、この場合は ♯1 の丸ごと交換になりますね。」
小生  「・・・おいくらになりますでしょうか?」
店員さん 「渓秀と渓峰尖 とも税別で3,800円ですね。」

これと渓秀のズーム調整で都合1万円越えか・・・痛いな~。
しかし、クセの付いたリリアンの出し入れで粗相、他の節を折ったら事です。
この際、やむを得ぬ仕儀かと・・・


粗忽者の小生。
実は竿を折ったことはこれが初めてでは無く。
過去には渓峰尖の ♯2 を組み付け中にポキリ。


それ以外にも渓峰尖の ♯10 か ♯11 を。
この時は釣りの最中、振り込み時に不意に折れてビックリ。

手元の節だったので、折れた節から先の竿が流されることは防げましたが、
折れ口が鋭利にささくれて、とっさに握った手が痛かった事に2度ビックリ。

・・・複合カーボン材の破断面は意外に危険です。


で、もう一回が・・・
こちらは竿が折れた訳では無いのですが、渓峰本流の ♯4 の内壁が剥がれ。
これは原因がハッキリです。

こちらも釣りの最中、エサを流し終えて垂直に立てた竿。
その時、 ♯3 より先がスルスルと勝手に収納されて。
出し方が不十分だったのでしょう・・・再度で竿を伸ばす際にガリっと。
・・・節は定価+α のお値段、この ♯4 はメチャ痛でした。

いや、全くの粗忽者たる所以!
こんなことを思い起こすと、妙なリスクは早めに摘み取った方が得策です。


釣具屋さんのお話だと、修理には2週間ほどのお時間が。
事によっては年明けになるかも、とのこと・・・
まあ、この時期、致し方なく、ですね。



<微笑み返しの釣具屋さん>

よく使う主力の竿、渓秀と渓峰尖。
今回、♯1 を新品に交換しますが、いつまた先端を折ってしまうやも。
そんな為に、非純正品のリリアンですが予備で保管をすることに。

店員さんに竿先のような折れては困る細いモノを保管するケースは無いか
尋ねてみたところ、直径が10mm位で長さが1.3m程の透明で円筒な
プラケースをご紹介頂きました。

早速の購入です、定価が650円、税込みで中途半端な702円ナリ。


・・・ここ春日井の釣具屋さん、毎度の如くレジ係はうら若き乙女達。
今日からポイント5倍デー、お店は繁盛しています。

レジのお嬢さん、”研修生”のバッチがお胸にキラリ。

こういう時って、うふっ、オジサン、何かしたくなっちゃうんですね!
もう、心はいつまでも童心、御年51歳のイタズラっ子!

お嬢さん 「702円となります。」
        1,000円札とポイント・カードをマズお嬢さんに手渡して。
小生   「ちょっと待っててね、2円あると思うので・・・」
        お嬢さんに向けてニッコリ微笑むと、お嬢さんからもニッコリ。
        小生、オサイフの小銭入れをゴソゴソとまさぐります。
小生   「あれ?無いな~、1円玉が、1個しか・・・」
        で、もう一回、お嬢さんに微笑みかけ、もち、向こうもニッコリ。
        今暫く小銭入れをまさぐり。
小生   「ごめんね。1,000円でお釣りを下さい。」
        と、最後にダメ押しの微笑みを。
        お嬢さんはレジから小銭をたくさんかき集め・・・
お嬢さん 「お釣りの298円とポイント・カード、それにレシートです。
      ありがとうございました。」
        と、ニッコリの微笑み返し。

さすが!
イヤなお顔は一切見せず・・・が、その心中たるや如何に??

い~いんです、オジサンはお嬢さんと、心が触れあいたいンです、ハイ!







2016年12月5日月曜日

初冬の渓流巡り~小坂川

ご諸兄各位殿


小春日和で暖かかった今週末。
禁断症状の緩和?を目的に南飛騨まで渓流巡りに行ってきました。



午前中は山之口川を散策。
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2016/12/blog-post.html

パっと見での先入観でモノを判断してしまう悪いクセ。
品質管理の観点から、職場でも良く「三現主義」という言葉を聞きます。
全くその通りで、出合での印象と違い、山之口川は期待の持てる川でした。
・・・来シーズンが楽しみです!


午後はいつもの小坂川、その普段は余り足を向けない上流部へ。
まずその前に・・・「道の駅」は「はなもも」で腹ごしらえを。


注文したのは飛騨ラーメン、
580円ナリ。

ほっそりとした縮れ細麺、
醤油ベースなサッパリ系。

オーソドックスな味わいが
何杯でもイケちゃうよな。

美味しく暖まる一杯でした。
・・・横の漬け物もグ~!



道の駅の裏手は小坂川。
先の山之口川も良い川でしたが、押しの強さ・豪快さは、やはり小坂川に軍配が。
今シーズン、数・サイズでも、良いアマゴさん(ニジマスさんも)を頂きました。
山の神様に感謝です!



飛騨ラーメンを堪能した後、軽巡「ハスラー号」は上流に舵を取ります。
まずは落合の交差点を右折して湯屋温泉方面へ大洞川沿いに。

この大洞川でも一昨年の秋9月、師匠はノンタンさんと釣り糸を垂れましたが、
残念ながら小アマゴさんばかりの水揚げでした。
今日はそのポイントより更に上流へ・・・



大洞口(・・・すごい名前の地名!)の先、葛谷橋近辺から河原に降り立ちます。

流量豊富な小坂川、その上流の大洞川も流れに勢いがあります。
でもこの辺り、最近で自然石を利用しての護岸工事が行われた案内板が。
まだ敷かれた岩石の座りが落ち着いていない様子です。

・・・こういう場所は歩みを慎重にしなければ。

また拙い経験上から来るお話しとなりますが、敷いたばかりの石の川底は
石と石とのスキマが大きい為なのか、釣りをすると根掛かりが頻発。
馬瀬川上流は老谷近辺で泣かされました・・・
来シーズンまでお時間はありますが、自然の治癒力、いかばかりでしょうか?


一通り大洞川を拝見した後、今度は「ひめしゃがの湯」と巌立峡方面へ。
既にこの辺り、陽は山影に隠れ薄暗い谷底。


巌立峡の手前、「ここから400mは釣り禁止」の立て札が。
絶景なる渓谷美ですが、残念!!

・・・でも。
初めて小坂川を訪れた昨年の6月、「はなもも」の駐車場でおじいさんの言葉、
「奥は少し危ないけれどね。」
・・・納得です。


切り立った岩盤。

崩落した岩伝いに何とか
河原へは降りられそうです。

ただもし、万が一にも、
岩、いえいえ、
頭大の石でも落ちてきたら・・・

粗忽者、近寄るべからず。




巌立峡を後にして「ひめしゃがの湯」近くまで戻ります。
ほんとは、ひとっ風呂頂きたかったのですが、少し時間が押していて・・・
温泉前の橋の上から。
入川は楽そうです。


山影の川の流れ、濁河川・・・寒々としています、気温6℃。


でも直ぐ近くの小黒川下流は日当たりが良く。

いずれ、ここまで上流に来たことは初めてのこと。
小坂川はその上流、ここも期待が持てそうな雰囲気かと・・・


時刻は14:30。
本日の最後の締め、渓流には「おさらば」して霊峰 御岳さんを拝みに、
濁河温泉へ続く山道、その途中は大平展望台まで足を延ばします。
小黒川沿いに鈴蘭高原へ向けて。

4WDとは言えノーマル・タイヤな我軍の軽巡「ハスラー号」。
既に鈴蘭峠を越えた山道、そこそこに雪が見られます・・・気温4℃。
こりゃ、日が暮れる前には是非とも下山したく・・・

標高は既に1,000m以上、「御岳パノラマライン」と名付けられた山道。
右手にはどこまでも雪を被って西陽に照らされる御岳・・・青空に映えます。


細い山道をノロノロと慎重に小一時間、標高1,400mの大平展望台に到着です。
冷えてはいますが風も無く快晴、既に日光は赤味が掛かり夕方の雰囲気。


途中、行き交う車も少なく。
いや、それ幸い・・・

絶壁の山肌を曲がりくねって走る細道の「御岳パノラマライン」。
普通に走っても神経を使い、絶景の御岳さんに見とれての運転はなお危険。
直下には濁河川が流れているハズですが、標高差があり過ぎて見えること無く。

地図で確認すると解るのですが、濁河温泉までの長く険しい山道。
そして複雑な流れを示す小坂川上流の濁河川。
http://maps.gsi.go.jp/?vs=c1&z=16#13/35.937154/137.362232/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

当初、この巌立近辺を地図で見ていたら、等高線の入り方が理解できず。
濁河川と椹谷に挟まれたテーブル状の地形。


実際に現地に赴いて巌立の岩の形をみて納得です。

長い年月を掛けて川が削った御岳の溶岩台地。
水が大地に染み込まずそのまま流れ、押しの強い小坂川の流れに。
その理由が理解できます。



晴天で小春日和であった今週末。

これからは雪に覆われ曇りがちな日々が続くであろう南飛騨地方。
今年最後の青空背景、霊峰御岳さん拝観のチャンスだったのかも知れません。
そして渓流も・・・ラッキーでした。

また次の春が訪れるまで、静かに山は眠ります・・・






2016年12月4日日曜日

初冬の渓流巡り~山之口川

ご諸兄各位殿


今シーズンもいろいろな渓流で釣行しました。
通い慣れた川での釣りももちろん、皆様から紹介を頂いた初めての川でも。
青屋川、秋神川、姫川・・・

他にも音に聞こえし、行ってみたい渓流もありますが、限られた漁期での釣行、
中には今季での訪問が為し得なかった渓流もあります。

そのひとつが、益田川(飛騨川)に注ぐ南飛騨は山之口川です。



・・・禁漁期で渓流釣りが出来ず、手の震えが収まらない今日この頃の小生。
せめて川風に吹かれて、せせらぎの音でも聞けば気が休まるのでは?

と同時に、今年、思いが叶わなかった流れを訪ね、来季に備える。
でも、山中の川面を伝う寒風がメチャ冷たいこの初冬の時期。

酔狂ではありますが、今年も「気休め・お宝探しの旅」へ行ってきました・・・


実はこの山之口川、全くの初めてと言う訳では無く。
昨年の秋、渓流釣りシーズンが終焉を迎える間際、益田川との出合で釣行を。

ただそのときのイメージは・・・「評判を耳にする割には、小さな川だな~」

「物の道理」と申しましょうか、川は下流に行けば大きくなるモノ。
途中に注ぐたくさんの支流、その流れを集めて。

そう考えると、この山之口川の益田川への出合、最下流部でのこの川幅。
7m竿でお釣りがくるような・・・川の上流、その規模の小ささを推察。



でも、今回の上流部への訪問で、その「物の道理」が誤解であることが・・・
水の少ないハズなこの時期ですが、山之口集落近辺は結構な川幅と流れ加減。

世の中は奇々怪々、諸事例外があるからおもしろい!でしょうか?


先の「物の道理」=「川は下流に行けば大きくなる」。
一般的にはその通りですが、ここで小学校の理科か社会で習った言葉が頭に。

それは「伏流水」。
川の水は表面で見える分だけでは無く、地下に潜って流れている水もあり、
結果、下流の流れが上流より細く見える、なんてことも説明が付くような。


・・・いえ、小生は地質学者でも何でも無く、ただの工場勤務の釣り好きオジサン。
山之口川がこれに該当とは言い難く。

ただ、そんなオジサンでも言えることは・・・山之口川上流部、釣れそうな川です。

若干、先の山之口集落の近辺は見事に公園化されてしまい、入渓が楽そう。
斯様なポイントは皆様が集中、「釣り荒れ」が先行しそうな感じです。



益田川出合の直上は流れが速い岩場が続き、川面も谷底を走り接近困難か?

でもそこはそこ、蛇の道は蛇!

・・・渓流釣り歴丸3年、と言うよりも、妙なところが世渡り上手、鼻の効く小生。
断崖続きの県道から、川辺へ続く降り口をしっかりと見つけ出し・・・


ここなら入渓者も少ないのでは?
でも、どうでしょう?
川の際まで木々が覆い被さり、長竿は振りにくそうな・・・6m竿かな?


初冬の12月ですが、本日の南飛騨は非常に暖かく。
午前中、山之口川での渓流巡りの後、午後は小坂川の奥へ行きました。

・・・このレポートは、また後ほど・・・


2016年12月1日木曜日

i QOS ~ アイコス

ご諸兄各位殿


・・・今回のブログ、未成年の方はご高覧をお控え頂けると幸いです。


齢51年の小生、二十歳の時からタバコを嗜んでいます。

これまであまり禁煙と言うものに真剣に取り組んでは来ませんでしたが、
歳も歳、このところ少しだけ気にはなってきていました。

・・・タバコは男の句読点。
そんな、シャレたCM文句も昔はありましたが、決して体に良い物では無く。

実際の所、若かりし頃、ナゼにタバコを吸い出したのか・・・

遠い記憶をたどれば、若い頃に乗っていたオートバイ。
その始動後の暖機運転で手持ちぶさた、で、始めちゃったような。


今では老眼でオートバイには乗りませんが、家事・仕事の合間で一服。
特に仕事の山を越え、夕方、コーヒーを飲みながら・・・
良いですね、落ち着きます。

でも、本当に最高な喫煙場所は、やっぱり初夏のすがすがしい渓流での一本。
流れゆく川のせせらぎを聞きながら、頬を伝う冷たい風を感じながら。
・・・ちゃんと、携帯灰皿を携えて。


喫煙者の肩身が狭い今日この頃。
もちろん、それだけではなく、自分・家族・周囲の事を考えて、
友人・知人の多くが禁煙を始めています。

で、先日、友人の勧めもあり、また、都合良く購入する機会がありまして、
このような電子タバコを買いました。


・・・ただこれ、決して「禁煙」と言うものでは無く、
タバコに比べて、そこに含まれる有害物質が少ない、というシロモノ。

普段で吸っているタバコはメビウス・ワンの100S・ボックス。
・・・しみったれの小生、同じ値段なら少しでも長いものをと100Sを愛用。

最初の二十歳はマイルド・セブン・ライトで始まり、
次にスーパー・ライト、そしてエキストラ・ライト・・・

何だかその変遷は、ルアー竿の番定、UL、SUL、XULのごとく?
実を言えば、歳を追うごとにキツいタバコを体が受け付けなくなっただけ。

行き着いた今のメビウスはタール1mg、ニコチン0.1mg。
それを一日でおおよそ十本程度。
こんなのだったら、スッパりと止めちゃえば良いのにね、ホント。


では、この電子タバコのタールとニコチンの含有量は・・・残念ながら不明。
タールはほぼ含まれていないようですが、ニコチンはある程度を含有。
しかし、その数値表示はありません。

もっとも「数値」でタバコを楽しむものでも無く、要は自分に合うか・合わないか。
肝心の吸い心地、いわゆる「味」なんですが・・・

小生は軽い感覚のバランスド・レギュラーを選択。


のどごしはタバコのような刺激・熱気は全く無く、非常にスムース。
吸気の場合も「吸う力」はタバコほど必要なく、スルリと入ってきます。
まるで蒸気を吸っているような感覚、でも出るのはやっぱり煙かな~。

その煙から若干の香ばしい独特な香りが、嫌み無く感じられます。

銘柄はマルボロとはなっていますが、決してタバコのマルボロの味はしなく。
・・・個人的にはマルボロの「後味」はキツめ、余り好きでは無くかえって好都合。
新しい味のタバコ?と考えれば納得の味です。

結果として、味は今のところは可も無く・不可も無く、と言ったところ。
もう少しこの味に慣れてくると、そこそこ良いのかも知れません。


機器の分類としては家電製品となるこの電子タバコ。
小生のような粗忽者が手を滑らして川に落としたら・・・即お釈迦の可能性が。

ヒーターの加熱時間は十数秒と短いですが、連続使用のインターバルが数分間。
仕事の合間の休憩時間では制約が厳しそう。
おまけにクリーニングなど、お手入れも必要。
まあ、今のタバコの本数が少しでも減れば、それはそれで儲けものでしょうか?


ゆっくりと登っていく煙を見ながら、来シーズンの思いにふける・・・
暫くは週末の家庭内使用に落ち着きそうです。



2016年11月27日日曜日

名古屋港水族館 VS お池のニジマス管釣り

ご諸兄各位殿


毎年恒例、今年も数年前に赴任していた東欧から2人、研修生が来ました。
年ごとに入れ替わり交代で数週間の日本での研修。


研修生と言っても新人さんではなく、業務経験豊富な昔からの仲間。
あちらで生活しているときは、彼らには本当にお世話になりました。

週末の日本でのお休み、彼らを連れて名古屋近郊の名所案内。
昨年の連中にも行き先を何件か提示して、行きたい場所を聞いたのですが。
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2015/11/blog-post_8.html

もちろん、小生が強く推奨したのは釣り、それもルアーでのニジマス管釣り。
延べ竿を使っての「渓流釣堀」も良いのですが、足場を考えるとお池がベター。
はるばる日本まで来て、お怪我をさせちゃ問題です。

しかしながら・・・今年も行き先は名古屋港水族館に相成りまして候。


どうも昨年の研修生から、イルカの曲芸は一見の価値あり。
館内は美しく綺麗で心地良い。
いや~、名古屋港水族館は良かった、素晴らしかった・・・
の噂が、現地工場内で広まっちゃった様子。

ここに至って、如何に管釣りニジマスの引きの強さ、知略を巡らせての駆け引き、
その面白さを訴えても効果無く。

まあ、彼の地は海に面した小国、まず川魚には馴染みがありません。
また、どうしても、お魚をわざわざお池に放して、それをあえて釣る、と言う行為。
それをお金を払ってまで。
昨年のメンバー同様、これが残念ながらご理解頂けませぬ・・・


ご本人達の経ってのご希望とあらば・・・
そしてやはり、そこは名古屋港水族館、連れてきた甲斐があります。


青を基調とした配色の薄暗い館内。

一年ぶりに訪れる小生ですら、まま
その神秘さに息を飲みます。

目の前の大きな水槽を悠々と泳ぐ
シャチやイルカ、バンドウの仕草。

目を丸くして見とれています。









今年の彼らには、初めて訪れた日本、そこで感じた「変なモノ」を尋ねました。


まず一番に挙げられたことが、タクシーのドア。
日本ではおなじみ、運転手さんが座席から操作して開けるドアです。

長らく続いた社会主義の為なのか、「無償のサービス」が皆無の彼の地。
スーパーで野菜をお買い物してレジで支払い。
そのレジのおばさん、鬼は外!とばかりに、お釣りをレジ台の上に放り投げ。
何もそれ、外国人の小生だけではなく、現地の人にも平たく皆平等に・・・

その買ってきたお野菜、タマネギなんぞ調理前に2つに切ったら、
中はぐちゃぐちゃに腐っていた、なんてザラ・・・買ったヤツが悪い、の思想。

・・・そりゃ、自動(ホントは運転手さんの手動)で開くドアに驚きますわな。


二つ目が道路にある信号機とのこと。
その数が彼らにとっては異常な数の感想。
・・・この交差点、信号機は要らないでしょ、て所は小生も同意見。

それ以外に彼らに言わせると、
日本では停止線の直上に1個、ご丁寧に向こう側の横断歩道上にももう1個。

あちらでは停止線上の1個のみが普通でした。
ただし、それはそれで、信号により停止線でキチンと駐まると、
青に変わったかどうか、フロントガラスの上淵をのぞき込まないと見えない位置。
・・・受益者お構いなしの配置、考え物でした。

また信号交差点も、あちらではチョトした交差点は、まずロータリー式が主流。
一方が暫しガマンして待つ・・・ではなく、双方が見計らって上手くヤル。


三つ目が酒席での「お酒の継ぎ合い」。
特にビールなど、継がれて暫く飲まないと気が抜けるじゃないか、と。
逆に彼らから、そこに何かルールとか作法はあるのか?の質問が。
・・・いや、確かに。。。

考えようによっては、合理主義優先、まま若干の自己チュ~な社会です。



そして今年のメンバーもまた、日本人の親切さに驚かれた様子です。

日本へ飛行機で到着して直ぐ、彼らだけで電車にトライ・・・
中部空港の駅で「いぬやま」と言って買ったはずの切符が、
ナゼか「かなやま」行きの切符を窓口で渡され。

どこをどのように彷徨ったのか、おかしいことに気が付き、
彼らが携帯で連絡をしてきた場所、それが何と「ちのみや」。
名古屋近郊で鉄道路線にお詳しいご諸兄は、首をかしげられるかと・・・

で、その「ちのみや」から、ご親切な日本人紳士に案内・随伴されて、
どうにかこうにか「ぬやま」まで行き着いたとのこと。

・・・どちら様か存じ上げませんが、ありがとうございました。
この場をお借りして、彼らへのご厚意、日本人の株上げに、お礼申し上げます。




水族館を見て回り、ポートタワーに登って名古屋港を一巡眺め。

遠くに見える名駅ビル群、伊勢湾岸道。
三菱重工はロケットのエンジン、東亞合成は瞬間接着剤。
足下に見える南極観測船は自衛隊所属・・・そんなことを説明して。


夕方、彼らを宿泊先のホテルまで送り、彼の地でまた会おう、の約束を。

・・・まっ昼間っから水族館横のレストランで食らった大ジョッキのビール。
流石にそれが効いていたのか、帰路の車内では二人とも爆睡・・・

平和・安全・親切な国とは言え、慣れない国での滞在は疲れるでしょう。
何となくですが、解ります。

とても眠そうに握手をして、別れを告げ合いました。