2025年7月13日日曜日

あちこち、巡って見たものの・・・高原川水系釣行


 
年に1~2回の訪問、
ここ何年かは1回だけですが、
小生にとって遠い釣り場は高原川です。


渓流の中の渓流は高原川。

奥飛騨の素敵な風景と旅情が伴う釣行は、
民宿に予約を入たその日から、そわそわする毎日なのです。

それでも、釣果だけを捉えると、
過去の経緯から必ずしも「良く釣れる釣行」とは限りません。

ただそれは、どこの渓流河川でも一緒の事なのかも。

釣れるときはバカ釣れ、
川のスケールがとても大きく、
イケる雰囲気しか漂わない高原川です。

それが故に、
僅かな訪問回数も加わり、
そこでの不調はいっそうのこと、ショックが大きいのかも。

今回は残念、そっち側の釣行なのでした・・・(笑)


<柏原パーキングでの一夜>

飛騨古川は杉崎から登る夜中の県道、
つづら折れとトンネルを抜ける峠越えは、
その直後にある路肩のパーキングで車中泊です。

遠い釣り場でもあり、木曜の業務後の出立です、
深夜は23時ころ、ここへの到着でした。

もう少し高原川に近い、
神岡や上宝でもアリなのですが、
時間が遅い事と蒸し暑い夜の車中泊です、
そんな理由から峠の頂きに近い標高800mでのそれとしました。

短時間でしたが、とても良く眠れた翌早朝・・・

ここからあと30分程、
県道を下り途中から農道へ折れ、
高原川は浅井田ダムの上流に向かいます。


<高水&濁りの高原川>

農道からR471へ抜ける途中は、橋の上から臨む高原川、
そのご様子は・・・結構に水が高いです。

その様子はダム上流では、より明確に。

岩井戸の橋の袂からの入渓は近づくと判ります、
その水の色具合は茶色とまでは行かなくも、
濃い濁りが轟音と共に駆け下ります。

う~ん、ビミョ~な濁り具合です。

迷うより先は、まずの実証!

エサはミミズを中心に0.7号糸にて、
刺せそうなポイントへ仕掛けを入れてみます。


果たして、
アタリが有るか・無いか・・・

橋直下の溜まりから、
アタリとしてはあるものの、
小さなお外道様が僅かに揚がるのみ。

こんな濁り具合でも、
お魚には水中でのエサの認識、それは出来るようです。

それに期待して暫く粘りますが、それ以上・以外の結果は得られず。。。

・・・ここは、河岸を替えることに。


<困った時の双六川も・・・>

高原川の本筋がパっとしない時、
いつもの小生の逃げ場、それは双六川なのです。

特に本筋での濁りがキツい場合、
花崗岩質の双六川は濁りがユルくて、
逃げ場として効果覿面・・・のハズです。


いえ、予想通り、
双六川に濁りは無く綺麗な流れが累々と。

高原川の本筋と同様、
水が高くて勢いがあり、期待十分・・・なのですが。


ナゼでしょうか、アタリはとても遠く、
あったとしても、釣果は小ヤマメさんのみ。

ここで、ふと、気が付くのですが、
水量が多くて川に立込んで釣りをする小生、
思いの外、足元から伝わる水の温度、それが冷たくないような。

・・・ウエットのタイツですが、
いつまでも、ガマン無く浸かっていられます。


確認してみると、水温は19℃・・・
これかな~、不調の原因は、水が温る過ぎます。

一昨日の夕立で水量の増えた高原川に双六川ですが、
日中の高温で水温だけは上がってしまったか?

しかも双六川、
水が高くてポイントの移動は、川通しが本日は利きません。

・・・さて、困りました。


<山吹峠を越えて>

以前の小生はここでギブ・アップ。

このまま双六川で骨を埋めるか、
一か八か、再度で高原川へ挑むか、でした。

でも、ここ最近は、
まだ開拓半ばなのですが、
この双六川沿いの道を遥かに登った先、
山吹峠を越えた跡津川の上流は打保谷川の選択肢が。

幸いにも午後からは雨の心配は無く、
ここ奥飛騨は上宝も暑くなるとの予報です。

・・・どこ吹く風は気ままな風、
場の流れに贖うことなく流されるがまま、
ハスラー号は涼を求め、峠道を登るのであります。

まあ、斯様な折はじたばたしても、何も始まりません。

峠を登り切った向こう側、時刻はお昼の少し前、
たまには奮発して高原の牧場で昼食を頂くことに。


メニュ~はひとつだけ、
それはソーセージのバイキングですが、
あらびき、胡椒など数種類、珍しくも、とても美味しくて。


食後は高原の風の中、
朝が早かった釣り師です、
彼は窓全開の車内にて暫しのお昼寝を・・・


<打保谷川、ここも水が高く>

以前は橋から林道を下り入渓した打保谷川です。

いわゆる「釣り下り」となり、
狭い川幅は短竿でのチョウチン釣り、
それは全くの下策から、結果、さみしい釣果でした。

今回はその橋から上流へ向け、
叶うことなら下之本の集落まで・・・
の予定でしたが、ここも水量が多くて川通しが難しく。

出来うる範囲で、慎重にコマを進めるのですが・・・

午前中の双六川より数は出ますが、如何せん、サイズは変わらず(涙)。

午後からの暑さ厳しい釣り、
それが涼しい木陰での釣りとなり、
釣果はともかくも、それだけでも良かったのやも!?



初日はここまでとして、蔵柱川沿いの民宿に。


<明朝はどうするか?>

ここ何年か毎年でお世話になっている民宿に入ります。


お風呂に入って汗を流し、夕食前は庭に出て「物思い」です。

尾張北部では暑くてとてもそんな気にはなれませんが、
やはりここは奥飛騨です、
日が大きく傾くころになると、
吹く風も一層に涼しく、庭や近所の散策も苦にはなりません。

本日のご同宿も釣り客ですが、珍しくも若いカップルさんでした。
ここ、民宿の前を流れる蔵柱川での彼らの釣行は、
とても「渋かった」とのことです。

支流は双六川でもそうでしたが、
目の前の蔵柱川も水量はありますが、
恐らく水温はそれ以上に高めだったのでは?

天気予報では今晩は夕立も無く、
明朝まで大きな変化や気温の推移に大差は無さそうです。

「支流はどこも難しいかな?
 明朝は濁りが多少引くことを願って、
 本流の高原川で再チャレンジしてみるか・・・」


標高650mにある民宿は築150年、
「飛騨の匠」は風の抜ける家屋の作りです。

風呂後と食後にはエアコンを入れましたが、
20時30分の就寝時にはOFFに、
蔵柱川のせせらぎを聞きながら、
窓を開けての涼しい夜でした。


<高原川は高原橋の下流にて>

翌早朝は多少ですが、濁りが薄くなったような。

流量は相変わらずの多めですが、
岸に近い川底の岩は、その姿が認識できます。

雲が無く今日も暑くなりそうです。

「こんな岩河原、
 陽が登ったら、きっと、たちまち熱地獄!?
 こりゃ、午前中も早い時間での勝負かな・・・」

激しくも濁りが掛かった流れ、
それでも、昨日よりも刺せそうなポイントは多いような。


それでも結構な激流です。

そんな激しい流れの隙間から・・・ちっさ。

しかし、よくもまあ、あんな厳しい流れの中で。


予想通り、とても暑くなってきました。

激流に流されないよう気を付けながら、
空冷方式より水冷方式、
釣りの最中は極力で足を水に漬けての暑さ対策を。


竿の届く範囲は、僅かな岩裏や流れの淀み、
そこを我ながら繊細なる長竿の操作!?
ピン・ポイントで・・・

今日一番の引き具合は、
高原川の激しい流れも加勢して、
本流竿が大きく、礼儀正しくも?お辞儀をします。

その敬意を示す対象は・・・う~ん、残念。

時刻は10:00少し前。
まだ早い時間ですが、この気温に日光です、ムリは禁物かと。

同じ高水でも好釣果であった昨年と違い、
これはひとえに、濁りが原因かな?渋い高原川釣行でした。

今シーズン、もう一回くらい、来れたなら・・・


<データ> 
7月11~12日 高原川
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村8.5号
       糸 0.7号トオシ9.5m
       錘    5B号
釣果    :小ヤマメ    数匹 
                          ウグイ       数匹
気温    :19~27℃  
天候    :晴れ
表層水温  :20℃
月齢    :16.7

7月11日 双六川
表層水温  :19℃
釣果    :小ヤマメ    3匹

7月11日 打保谷川
表層水温  :17℃
釣果    :小ヤマメ    数



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2025年7月6日日曜日

早い梅雨明け~飛騨 庄川渓流釣行



いつもの週末は金曜日の夕方。



業務を終えて銭湯で汗を流し、その足で吉野家にて夕食です。

早くも東海地方の梅雨は明けてしまったとのこと。
でも、それ以前から既に猛暑は始まっています。

お仕事も大変なのですが、
趣味の渓流釣りも言ってしまえば体力勝負、
夏バテしないよう、今週末の吉野家は少しだけ奮発なのです!?

今宵、幸いなのは・・・

吉野家を出たときの気温は32℃。。。

それがR156を関、美濃、美並と北上すれば、
こちらでは軽い夕立があったのでしょう、
路面が少し濡れていて気温も降下、
白鳥では24℃でした。

ひるがの高原でのそれは20℃、分水嶺を越えた庄川では19℃に。

寝苦しい車中泊を覚悟していたのですが、
今週末も良く眠る事の出来る庄川での車中泊でした。


<釣り師の朝>

飛騨荘川の天然記念物、治郎兵衛のイチイ前の駐車場。


寝る前は満天の星空の下、
周囲の田んぼからカエルの合唱、
その向こうからは庄川のせせらぎが。

翌早朝は日の出前から、釣行に向け活動開始です。


コンビニのおにぎりに菓子パン、そしてどん兵衛。

・・・そんなに質素な朝食では、折角の車中泊も味気無いのでは?

そう思われるご諸兄もお見えと思いますが、
車中泊は釣行の一部分、あくまでも目的は渓流釣り、
そこは割り切って、時間短縮のエネルギー・チャージなのです。

簡単な朝食でも、食べ終える頃には・・・


曇り空の下、周囲はすっかり明るくなっています。


<今回も農家さんにご挨拶>

天気予報から今日も暑くなりそうです。

釣りは午前中のみの予定ですが、
さて、今シーズン初の庄川です、その舞台は何処にしようか?

昨年以上に遅い庄川デビュ~、
アユ釣りも既に始まっている本日、
五連水車の裏手はアユ師さんで満員御礼でしょう。

この治郎兵衛のイチイ前も、恐らくは「アユ釣り詣で」の対象です。

押し出された渓流釣り師、
ご同輩各位はきっと、支流の一色川や寺河戸川へ・・・


今朝、幸いなのは・・・

・・・雨の心配は無さそうな程度の曇り空、
朝方だけでも強烈な夏の陽射しと暑さが凌げます。

よし、決まりました、今日の釣り場が!

ここ最近で続くご同輩とのバッティングは避けたく、
暑くなる前に庄川本筋は黒谷から三尾河まで釣り歩くことに。


いつものようにあぜ道は納屋横、
そこにハスラーを駐車させて頂きます。

朝は6:00少し前、
既にお仕事中の農家さんにご挨拶、
「ああ、エエよ」は駐車のご了解を頂戴して。


<本日のお題は・・・>


今日の庄川はこの辺り、
小生の見立てではほぼ平水、
これなら、歩き通せられるのでは?

この落ち込みから、小ヤマメさんを立て続けに2匹・・・

季節的にも、また浅瀬の多い場所的にも、
今日は小モノがうるさいかな?

となると、今週末の課題は・・・

「早食い」の小モノから如何に「針飲まれ」を防ぐか。
そして、必ず居るであろう、中・大モノの居場所を掴むこと、かな?

そんなことを考えながら、
涼しい朝の庄川の本筋を奥へ奥へと進みます。


<残念、渓相が変わりました>

昨年も訪れたこのポイントなのですが、
その時の記憶と比べても、川の様子が少し変化しています。

基本は真直ぐな流れの区間なのですが、
それでも、もう少し細かく段差があり、
流れに「溜め・深み」があったような。


・・・つい先日も大雨が降りました。

あんな降雨が年に幾度もあれば、
お顔の相では無いけれど、渓相もヒン曲がりますよね。

お仕事疲れはストレスが一杯のお顔?
ノッペリとした、変化の少ない流れ。

それが多くなったこのポイントでは、
いずれ、難しい釣りが予想されます・・・


大岩のウラや対岸の樹木下、
そこに僅かに存在する流れの深場、
仕掛けを流して見ると、まず、必ずの反応が。


「早アワせ」と「アタリ無視」にて、
どうにか「針飲まれ」は回避できていますが、
こんな小さな子が幾つも幾つも、ワン・ポイントから揚がります。



それでも、
深場でも流れの早い、
水の入れ替わりが早いであろう場所からは・・・

小モノに混じって運が良ければ、
お目当てのサイズは中くらい、6寸モノのイワナが出ます。

浅い瀬がメインとなった釣り場では、
早流れの深場は多くは無いものの、
これが、本日のポイントかな?


<夏の渓流釣り>

小生の夏の装いは、
下はfinetrackのウエット・パンツ、
上は登山用のシャツにハット型の帽子です。

足元はシマノFS-003V、
これにキャラバンの「渓流シリーズ」は、
発泡ラバー製のソックスにスパッツを着用しています。

・・・いわゆる、沢登り、のスタイルです。

川の遡行に関しては、
足にフィットしたパンツが故に、
流れから受ける抵抗も少なく、水の中での動きはスムーズ。


川をさかのぼることが信条の渓流釣り。

涼しい山河の畔ではありますが、
夏場はそれなりに暑くなり、
ドライ・ウエーダーは厳しいものがあり、
梅雨が明ける少し前から小生は「衣替え」なのです。

夏場はひんやりと心地いいウエット・スタイル。

・・・長時間で水に漬かっての冷え過ぎ、
着衣の隙間からヒル等の害虫侵入は心配ですが、
遡行で暑くなった体の冷却にはもってこいですね。



<う~ん、今週末も・・・>

限られた「深場&早流れ」のみでの釣りです。
今回のこの区間踏破、時刻は未だ9:30、
意外と時間を要しませんでした。

「この時間なら、魚帰滝まで足を延ばすか」

そう思った矢先に・・・

マトバ橋あたりから入渓されたのでしょう、
先行者はフライ・マンさんです。


何となく、もったいなくも、ありますが・・・

先週の石徹白川でのご老体、
彼のような老獪さは、残念、未だ小生には無くて(笑)。

今週末の釣りは、ここまで、かな?

彼に軽く会釈をして、庄川から上がることに。


このR158はマトバ橋の撮影時に感じたのですが、
水から離れると結構な気温・・・とても暑いです。

いや、釣りを終えるには、良いタイミングだったのやも。


テクテクとR158を入渓点まで戻り、
暑い最中でお仕事中の農家さんに、
駐車のお礼を申し述べます。

「どうです?釣れましたか?」

「はい、そこそこ、と・・・」

今年も、ありがとうございました。



<駐車場でのお昼寝&帰路は一色川沿いに>

治郎兵衛のイチイの駐車場、
昨夜の車中泊サイトまで一旦戻り、
イチイにもお礼の後、少し早いですが昼食を頂きます。


そして、その後は、暫しのお昼寝・・・

ハスラーの全ての窓を開放、
ハッチ・バックもフル・オープン!

イチイの駐車場は庄川の河岸段丘の上にあり、
西から東へ、暑い夏でも、
とても優しく良い風が抜けて行くのです。

・・・朝が早かった渓流釣り師、
ここでのお昼寝も、今では彼のお楽しみ、
そのひとつなのです・・・


帰路は一色川沿いの県道を郡上高鷲に向かって。


途中、県道から「やまびこ街道」に鞍替えすれば、
幾つかのスキー場を横目に、
郡上大和の道の駅へ至るのでありました。



<データ>
7月05日 庄川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :7.0m   翡翠 冴 硬調
仕掛    :針 吉村7.5号 
       錘 1~B号
                     天井糸 0.7号 1.5m 
                     水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :ヤマメ    7寸    1匹
              5寸    3匹
         5 寸以下   ツ抜け
       イワナ 6寸 1匹
気温    :19~24℃  
天候    :曇り
表層水温  :18℃
       庄川でこの水温、夏です
月齢    :9.7





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2025年6月29日日曜日

一人天下のつもりが・・・石徹白川釣行

 

ここ最近のお天気は容赦がありません。

雨の降り方と言い、気温の急な上昇と言い・・・
まるで子供のケンカのように、手加減と言うものを知りません。

春の初めは季節外れの大雪でした。

それが為でしょうか、
国道158号は斜面崩落、
越美を結ぶ幹線道路は未だに通行止めです。

この近辺の今年の雪は相当に酷かったのでしょう。

毎年は雪代が収まった初夏で訪れる石徹白川なのですが、
こちらも石徹白川沿いに福井方面へ抜ける県道と、
白山神社から奥へ続く道が通行止め、
今年は訪問を控えていました。

それでも、
流石に雪代は既に納まり、
先日の大雨の影響も薄れてきているのでは?

・・・それに逆に捉えると、
福井方面からのご同輩は皆無、
きっと、訪れるご同輩も少ないのでは?

毎度の如く、
策士、策に溺れなければ良いのですがね(笑)。

川の西側を走る林道は通行止めでない事のみ、
漁協さんに確認して行って参りました。


<キャンプ場対岸はいつものポイント>

前夜の車中泊はいつも通り、
郡上白鳥は長良川沿いの道の駅 あゆパーク にて。

先週の吉田川釣行の車中泊は少し暑い車内でしたが、
今週末はまた季節が一歩後退?
車外は少し肌寒いくらい、車内は丁度の良い湯加減?

・・・寝苦しくない車中泊、
それが楽しめるのも、今週末までかもしれません。


翌早朝は5:00に出立、
標高約1,000mの桧峠を前谷川沿い、
前谷の集落を眼下に日本海側は石徹白方面へ抜けます。

いつもは石徹白橋から林道をさかのぼるのですが、
本日は県道通行止めの影響より、
白山神社から林道に入り、石徹白川沿いにさか下ります。

そしていつもの枯れ沢、
今日ばかりは週半ばの大雨の名残でしょう、
水の流れる枯れ沢を伝って石徹白川の本筋に出ます。


毎年で見るこの風景。
初夏の高所は九頭竜川上流の石徹白川、
朝霧なのか、低く垂れ込む雲がお出迎えです。

ここも週半ばの大雨の影響でしょう、
水位はいつもの平水より高め、
若干は遡行のし辛さが。

それでも対岸の深早瀬から、早くも本日の結果を頂きます。

5寸程度のアマゴさん、
この前にも6寸程度のアマゴさんが。

・・・いつものように、
今年の石徹白川も良い予感です。


<そして、いつものように・・・>

ここ何年かの石徹白川釣行は、
ご同輩とのバッティングが続いていました。

名川 石徹白川。

暑くもなく・寒くもなく、
気候の良い、しかも、釣れる季節です、
そこでのバッティングは致し方が無いのかも?

それでも道路状況を伺った漁協さん、
電話口からは、今年は流石に釣り人は少ないですよ、のご回答でした。

久しぶりは、
ひとり、のんびり過ごす、初夏の涼しい石徹白川・・・

の、ハズ、が!!!


いや、このご同輩はご老体、
一体全体、どこから来られたのか?

一本道の林道には、
小生の目立つオレンジ車が、
あれを見落とされるハズも無く・・・

いや、それを承知の上での「乱暴狼藉」!?

しかも、ご同輩はエサ師さん。
先週のようにルアー・マンなら、
「お先にどうぞ」もアリなのですが、
ご同業には、さて、斯様な訳にも行きません。

先方も当方を認識されました。

遠間から軽く会釈は双方、
挑みたくも無い戦いは、心理戦の始まりです(笑)。

まずは、時間稼ぎは間を開けるため、
このポイントは彼にくれてやりましょう、沢を登ります。


<背後から迫るプレッシャー>

分流の沢を登りきると、
いつものメイン・ポイントは、開けた早瀬に至ります。

8.5mの本流竿、
その長さを活かして遠間から、
対岸の際を高速で流れる深場を探ります。

2~3回、同所を流した後は、
10m程度を上流に移動して、
この区間はそのルーチンです。

そうこうしていると・・・アタリです!

アワセへの反動はズッシり、大きいです、こりゃ!

早深瀬の底を走り回るお魚、
少しづつですが、ムリなく手元に誘導、
後半はお顔のみ、水面から出し空気を吸わせて。

・・・しかし、寄せと共に、
大きな口が迫ってきます。
イワナかな、これは?


尺は僅かに無いかな?
やたらとお口にお顔の大きいイワナさん、
良い引き具合は今週末もヒヤヒヤするやり取りでした。

友舟にイワナさんを納め、ふっと、下流に顔を上げると・・・

当方の釣技が遅いのか、ご老体の手際が早いのか、
ご提供した沢下流のポイントは、時間稼ぎにはなりませんでした。

・・・それでも、
今年のご老体も先行者優先は川の掟、
ちゃんと、それを、守られておられます。

小生に残るは・・・大きなプレッシャーのみ(疲)。。。


<ご老体の入渓ポイント>

とは言え、
ここが本日のメインのポイントです、
ご老体には恐縮も、今しばらく、粘らせて頂くことに。

先ほどのイワナさんと同様、
ポイントは早深瀬の上流となる場所から。

しかしながら・・・
今朝一番での立て続けは2匹の釣果から、
もっと釣れる数が伸びても良いハズなのですが。

・・・小心者(=小生)は迫るプレッシャーから、
いつも以上に釣りの要領を得ていないのかも・・・

そんな中、
「どうです、釣れますか?」

プレッシャーの原因はご老体、
彼が背後まで来られ、お声掛けを為されます。

小生も釣りの手を休め、暫しの間、ご老体とお話を。


岐阜から来られたこの方、
今朝はキャンプ場から釣り始められたと。

・・・と言うことは、
小生のハデな色の車は見ていないですね。
先行者優先の川の掟、
それを守る姿勢からも、「無法者」では無さそうです。

・・・でも、そうなると、
高水で遡行が大変な今日の石徹白川、
それを対岸から渡河されてきた?
小生はムリです、絶対に。。。

「追い抜きませんから、ゆっくり、為さって下さい。」



と、仰られるのですが、
背後で釣りをされることなく、
河原に座って当方の釣技を見られる有様・・・

もう、ムリ!

お別れのご挨拶の後、一気に距離を取ることに。


<その後もパっとせず・・・>

その先は川が分流しており、
何年か前にも使った手法なのですが、
手の早い方をやり過ごすには絶好なポイントです。


いつも、必ず、イワナさんがお相手頂けるこのポイント、
僅かに数は少なくも、アタリはあれど、針にはノラず。

ままライズも見受けられ、
お魚は居るには居るようですが、
残念、最期の一歩が遠い今日の後半です。


手応えの無いまま、
ご老体をヤリ過ごす手前、
この落込みで時間を取ります。

日影であったポイントから、
今日最後は退渓ポイント前へ移動します。



水位の高い本日の石徹白川、河原一杯に水が広がっています。

朝方とは打て代わり、お空には見事な夏空は青空が。
それでも暑さは感じられない水の畔です。

最後の戦場?
退渓する石垣と川底に埋まったテトラが見えて来ました。

でも、なんだか・・・
水の流れ&渓相が昨年から変わったような。


テトラに近づくと、水深の浅いその上、サっと動く黒い影が!

どうでしょう、先ほど釣ったイワナさん、
それと同じくらいのサイズは尺モノ、
恐らくはこれもイワナかと・・・

お魚は居るには居るようです。
しかも、オオモノが!

期待を込めて右横は樹木下の白波、
その懐に2B号の錘で仕掛けを幾度もネジ込みのですが・・・

結果は虚無、う~ん、残念、なんで??


釣りを終えて帰路、
林道を抜けた白山神社、
今日の無事のお礼と、家路の安全をお願いして。

高水引水で好条件、
釣り人も少ない今年の石徹白川も、
その少ないご同輩に心理的に押され気味は小生でした。

早朝は林道での着替え時、ブヨ(ブユ)にも噛まれて・・・

これが痛痒い事・・・ほんと、冴えませんね。


<データ>
6月28日 石徹白川
エサ   :ミミズ、ブドウ虫
竿    :8.5m  渓峰本流
仕掛   :針 吉村7号 
      錘  1、B、2B号
                    天井糸 0.7号 3.0m 
                    水中糸 0.3号 4.5m
釣果   :アマゴ    7    
                                     6    1匹
                                     5    1匹
                        イワナ    9寸    1匹
気温    :13~24℃  
天候    :晴れ
表層水温  :16℃
月齢    :2.7


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