もう一人の自分が呟きます・・・
”釣れないって、釣れないって、今の時期に川へ行っても。”
土曜日の早朝、早春はぬくぬくとした寝床の中・・・
”外は寒いって。せっかくの休日じゃ無いか。ゆっくりしようよ。”
昨晩合わせた目覚まし時計が鳴ります。
”あと10分、いや、5分で良いから・・・”
キエ~イ!!
そんな「もう一人の自分」を気合いを入れて一刀両断!
ガバっと布団をはね除けて、キリっと顔を洗いに起き立ちます。
今日は待ちに待った、今年初の渓流釣行!
天気予報ではメチャ寒い、って訳でも無く、暦通りの気温のご様子。
軽巡洋艦ハスラー号は装備を搭載、暖機運転の後に出立します。
その時刻は7:30。
・・・「もう一人の自分」を一刀両断!? する程のお時間では無いような。
まず向かうは先週末に下見をした郡上方面です。
毎年での初の竿出しは、是非ともこちらと心に決めています!
そして、その毎年での初竿出し。
自慢では無いですが、
何を隠そうこの小生、
過去に釣れた試しがありません。
何を隠そうこの小生、
過去に釣れた試しがありません。
”・・・今朝の寝床に現れた「もう一人の自分」じゃないけれど、
こう~、ナマっちょろい事をヤっとるから、毎年釣れんのだな、こりゃ・・・”
自分自身に活を入れ。
今年の初竿出しはチカラが入っています!
今年の初竿出しはチカラが入っています!
東海北陸道を降りた郡上八幡、9:00にて気温は3℃。
”今日はとことん、行けるところまで行っちゃる!”
八幡の町を外れて明方口、9:20にて2℃。
”ふっ、笑わせるぜ!”
明宝の道の駅を過ぎた辺り、寒水・気良には向かわず。
9:40にて気温1℃。
9:40にて気温1℃。
”ここで折れるから、オレって人生、いつも中途半端なんだ。前進、前進!”
行きつけの高橋近辺、ご同輩のお姿はお見受けしません。
せせらぎ街道の両脇には除雪された白い塊。
かなり登ってきました。
かなり登ってきました。
”まだ、まだ。 もっと、もっと。” (矢沢のエ~ちゃん?)
明宝のスキー場へ向かう若者達の車列、それに別れを告げて坂本トンネル、
抜けたら周囲はまっ白な世界。
下のお写真はパスカル清見の馬瀬川です~荒涼としたこの風景。
下のお写真はパスカル清見の馬瀬川です~荒涼としたこの風景。
・・・自分退治に我を張って、流れ流れて辿り着いた本日のお先。
馬瀬の川上(かおれ)は記念橋です~先2枚のお写真の如く・・・
馬瀬の川上(かおれ)は記念橋です~先2枚のお写真の如く・・・
時刻は10:20、気温は未だに氷点下、-1℃。
”うん、上等!!”
”うん、上等!!”
本日が解禁日の馬瀬川上流。
途中は行きつけ、老谷には既にご同輩のお姿が。
皆様、がんばっておられます。
皆様、がんばっておられます。
気温は氷点下なんですが、風も無く穏やか、日光に暖かみを感じます。
肝心な川の水温なんですが・・・2℃。
”上等だよ、そうで無くっちゃ!!”
”上等だよ、そうで無くっちゃ!!”
記念橋の近辺は過去3回、昨夏も上流に向けて釣り上がり、勝手知ったる場所。
しかし、今は早春、河原に積雪。
不用意に立ち入ると雪の下の状態が解らず危険です。
予想がつきそうな区域に限ってソロソロと歩みを進めます。
それでもまま、ウエーダーは膝辺りまで足がずっぽり、雪の中。
そこから抜く足にも体力を使い・・・誠に難儀な修行の道です。
そして、釣果もサッパリ。
記念橋から車で少し下流へ移動、トイレ脇に車を駐めて。
目指すは記念橋の上から見とれた、流れの緩そうな淵です。
川幅のある馬瀬川上流。
ここでの定番は本流竿、
カユい所に手が届く8.5m。
なんだ・かんだと申しながら、
ここ馬瀬川まで来たその理由、
第一義は久々、長竿を思いっきり
振りたかったから。
釣果ともかく、加えてこの風景。
気分爽快です!
エサはイクラとミミズを用意。
勢いに任せて長竿を振るものだから、イクラはまま着水前に針落ち。
勘が戻る前の長竿扱い、川から揚げたミミズの戻りが勢いよく、頬にペチャリ。
・・・精神論もさることながら、毎度の初釣りボ~ズ、その起因は技量不足かな?
勘が戻る前の長竿扱い、川から揚げたミミズの戻りが勢いよく、頬にペチャリ。
・・・精神論もさることながら、毎度の初釣りボ~ズ、その起因は技量不足かな?
のんびりと淵攻め、3号オモリの目印がゆっくり移動します。
その静かな淵の畔は突き出た河岩、上に鳥が止まって暫しの休憩。
ピ~ピ~、ヒヨヒヨ、良い音色で鳴いています・・・やっぱり、もう春ですね。
その静かな淵の畔は突き出た河岩、上に鳥が止まって暫しの休憩。
ピ~ピ~、ヒヨヒヨ、良い音色で鳴いています・・・やっぱり、もう春ですね。
もっと下流に「立岩」が見て取れましたが、どうも辿り着くには対岸に渡るより。
一旦、上流に向かい記念橋を渡り、対岸は山中腹の道からキャンプ場を抜け。
・・・この辺りは新規開拓の領域。
北向きにそびえ立つ立岩の前の淵。
左からの落ち込み、その流れが静まり、
日影の淵は穏やかです。
目印下を3mほどとって落ち込み直下に
投下、この目前で底到達の目論見。
同じスジを何度も何度も。
この時期は深場でじっと粘るだわ・・・
粥川での教えの通りに。
しかし、ついぞでアタリには届かず。
・・・これも人生なり。
時刻は15:00少し前。
残念ながら今年の初釣りもここまで、またしてもボ~ズ発進の今年で候。
深山幽谷の馬瀬川上流。
早春の雪の中での渓流釣り。
釣果は空振りでしたが、思っていたほどに寒くも無く。
頬を伝う風、川のせせらぎ、そしてこの風景。
やっぱり、渓流は癒されます。
2 件のコメント:
こんにちは!
今年もやってしまいましたか(^_^;)
私は、ソレを恐れて釣りではなく年券購入ドライブで高山まで行ってきました!
気温も水温も低いので細い谷に入らないと釣れないのが、わかっているだけに長竿を振りたい私は、躊躇してしまいます。
お疲れ様でした。
アサシンさん、こんにちは!
高山まで行かれて年券・・・高原川でしょうか?
いよいよ本番まで、もうすぐですね。
次回は6m竿で収まる近場にトライしてみます!
コメントを投稿