2017年9月3日日曜日

初秋の庄川釣行

ご諸兄各位殿


太平洋は三陸沖を台風が通過した翌日。
予報では朝方までは雨でしたが、夜中に降った形跡も無く。

開け始めた飛騨荘川の空は快晴に薄雲、秋の装いでした。


眺める風景のそこそこにも、赤色、茶色、黄色の色彩が出始め。
乾いた冷たい風が心地良く。

つい先ほど顔を出した朝日。
未だ川岸の堤防が庄川に影を落としています。


・・・もう、この、日影が川面を覆っているウチに。
「木化け・岩化け」がモットーの渓流釣り。
早いところ取りかかりましょう!!


<秋の朝の渓流釣り>


8.5m竿がヒュっと、冷たく乾いた川面の風を切ります。

老眼の身の上には厳しい、日影・斜陽の中での目印確認・・・
その僅かな変化とブルブルの手応え、その最初の”ブルっ”で、即、アワせ。


朝日に照らされ銀色の輝くヤマメさんの小さな魚体。
もう間もなく訪れる”厳しい季節”に備えて、食欲は旺盛です。

・・・食欲の秋。
お魚も人間も、ここは同じのご様子。


<夏の荘川 VS 秋の荘川>

7月の下旬にも訪れた、ここ庄川。
日も変われば様子も変わる渓流釣り。
一ヶ月も時が流れれば、その差はますます大きく。

・・・数は出るのですが、先回のポイント、サイズが出ません。



難しいかな、渓流釣り。

「・・・今日は水量が少ないな。
 流れが太くなる下流側に行けば、何か変化があるのかも?」

作戦参謀の小生意見にご賛同頂き、ノンタンさんと移動。

ところが・・・
河岸を御母衣側に変えたのですが、ますますにもって不調。
小ヤマメさんどころか、お外道様さえ掛からない始末。

確かに変化はあったのですが・・・ウラ目に出ました。
師匠、申し訳ない!


<物の道理・・・秋、お魚は川を登る?>

再び、今度は河岸を庄川の上流は寺河戸川へ。


お相手はマス科のお魚。
その昔、小学校は理科で習った海からのサケの遡上。
涼しくなれば産卵を考えて、お魚は上流に向かうのでは?


長め・大がかりな本流竿を、小継・小回りのきく短竿に持ち替えて。
狙うは落ち込み、岩裏、沈み岩の前後・・・
小渓流は寺河戸川ですが、その規模に反して今日は釣れます!

しかしながら、上がるのは小ヤマメさんばかり。
小振りでもイワナさんのお出ましを期待したのですが、
意外にもヤマメさんばかりが・・・

それでも、御母衣湖から庄川上流部まで、僅か十数km。
この短い区間ですが、そこにも「自然の摂理」が働いているような。



季節の歩みが下界より一歩早いこの地域。

名古屋近辺では秋祭りと言えば10月中旬の行事。
でもここは今がその時期・・・これも自然の織りなす摂理でしょう。
村人の皆さん、行く夏、来る秋、授かり物は豊作・豊漁を喜ばれています。

残念ながら・・・
神様、仏様は、よ~く見てらっしゃいます。
素行の悪いバチ当たり者には、本日は不漁の憂き目が。


<夕まずめは六厩川>

今回の釣行パターンは先回、先々回と入れ替えて、
午前は庄川、午後は六厩川。
・・・六厩川は厳しいであろう、の経緯・考えの元から。

もう、ここまで来ると、この「自然の摂理」に逆らった作戦展開、
申し述べるまでも無く、完全に失敗でした。


深山幽谷、深い山の中を曲がり流れる六厩川。
ここ最近、今年の2回の訪問では比較にならないほど、今日は釣れます。


「こりゃ、朝一番に来るべきだったのでは?」
はノンタンさんのお言葉。



いや、まったく、その通り・・・覆水、盆に返らず。
作戦参謀の「読み」は大きく外れました。


夕まずめの短いお時間。
秋の夕暮れはつるべ落とし。
陽は刻一刻と暮れていきます。


その短い時間でしたが、本日最大、7寸モノのヤマメさんを含め、
都合はヤマメさんばかりで8匹。

時間当たりの釣果も本日最多・・・悔やまれます、六厩川。


集落はおろか、人家も何も無い六厩川は車止め近辺。
ここでの日没超過の滞在は何としても避けたく・・・
ノンタンさん共々、18:00は無念の撤退です。



夏の時期が短い飛騨は庄川。
今年の渓流釣りは他より早い9月9日で終了です。

でも・・・
庄川漁協さんのHPで気が付いたのですが、
ここの雑魚年券、発行日より翌年発行日前日まで有効とのこと。

・・・何とも気の利いた、融通の利くシステム!

来年は年券を購入して、通ってみようかな?



<データ>
9月02日 
●庄川 中畑、牧戸 近辺 6~10時
エサ    :ブドウ虫、ミミズ  
竿      :8.5m  
仕掛    :針 吉村7.5号、 水中糸 0.3号 4.5m
        天井糸 0.6号 3m 
         錘 1~B1号
釣果    :小ヤマメ ウグイ 10匹程 全リリース
気温    :15~20℃
天候    :晴まま鱗雲   

●寺河戸川  11~12時
エサ    :ブドウ虫、ミミズ  
竿      :5.3m (ズームで4.5m) 
仕掛    :針 吉村7.5号、 水中糸 0.3号 3.5m
         錘 2~1号
釣果    :小ヤマメ 4匹 リリース

●六厩川 16~18時
エサ    :ブドウ虫、ミミズ  
竿      :5.3m  
仕掛    :針 吉村7.5号、 水中糸 0.3号 3.5m
        天井糸 0.6号 1.5m 
         錘 2~1号
釣果    :ヤマメ 7寸 1匹
        小ヤマメ 7匹 全リリース
気温    :22~18℃
天候    :晴   
表層水温 :15℃ 


2 件のコメント:

アサシン さんのコメント...

こんばんは!
型には恵まれなかったみたいですが、秋の気配のなか釣糸を垂れられる幸せは、何事にもかえられないのでは?と思ってます(^-^)
私は、いよいよグランドフィナーレを迎えます。
天気が心配ですが…(^_^;)

サイドワインダー さんのコメント...

アサシンさん、こんばんは!
いつもコメントをありがとうございます。
いよいよファイナル、がんばって下さい!
お天気は請け合いますよ、きっと好条件!
木・金曜日の小雨で高原川、宮川は良い案配に笹濁り。
当方は根尾川の予定です・・・金曜日の残業が心配です。。。