2018年4月1日日曜日

春の郡上白鳥 長良川釣行

ご諸兄各位殿


春の長良川上流。
ここ最近は晴れ続きですが、雪解け水を集め流れは豊か。
爽やかな青空の下、碧と白の流れが目にしみます。


郡上白鳥は越佐。
川添いに走る県道が高速道路を潜った辺りから、
川は町の西端、山際を流れます。

橋を渡った直ぐも、川が湾曲、良いポイントなのですが、今日は残念。
今週末も重役出勤の身の上、既に何名かのご同輩は先行者が。

県道脇、川への降り口にあるトイレだけお借りして、
今少し車を走らせ上流へ向かいます。


古い橋の名残はその支柱のみ。
そのもう少し上流から河原に降り立ちます。

南側に顔を向けると、川面からの反射が容赦なく。
そんな春の日差しの中、浅瀬の石を裏返して川虫採りを。


ヒラタ、オニチョロ、クロカワ・・・
お目当ての川虫に混じって、昨年は庄川でお目に掛かったような、
ズングリ・ムックリなお魚が、誤ってたも網に収まります。

・・・賑やかな春の川。



<今季初の本流釣り!>

本流竿の穂先に天井糸・水中糸を結わえガン玉も。
流れの速い長良川、目印のセッティングは若干で深めに。

準備は整いました。
さあ、始めますか!


ブ~ンと軽快に長竿を振り回し。

落ち込みの流心際・・・
深めの波消堤の懐・・・

若干で南からの風もあり、下流から上流へ向けて、
風に仕掛けを乗せる感じで振り込みます。

ここぞ、のポイントで粘るんですが、やはり本日も魚信は遠く感じられ。
ゴロ石の敷かれた歩きにくい河原、その中州へ渡ります。


それでも、まさか、ここでは・・・
と思って振り込んだエサのクロカワは、瀬の早い流れの筋で。

意外にもここで来ました、小生の待ちに待った今年の一本目。


クククッと、覚えのある小気味よい引き。
反射的に一呼吸、その後は慎重にやさしくアワセ。
十分なフッキングを確信した後、おもむろにたも網を用意、そして抜き。

珍しくも、見事にお魚の上口に針掛かり。
20cmには及ばない、6寸くらいのアマゴさんでした。

・・・どうも、本日は「深場でじっくり」ではなくて、
最盛期の如く、瀬でお魚はお待ちかねのご様子・・・


うん!何かを掴みかけたような、この感覚!
・・・なんですが、午前中はお後が続かず。



<お昼からは対岸で>

上流といえども、ここは天下の長良川、川幅があります。


土手の上から川を眺めれば、こちら岸からは届きませんが、
対岸に渡れば竿が届く範囲で、良いポイントがたくさん見られます。

”午後からは反対側から竿を出すか・・・”

しかし、渡河はムリ。
一旦、車の乗って下流へ走り、朽ちかけた橋の支柱はもっと下流、
新しい橋を渡って対岸へ向かいます。



アスファルトが終わる堤防道路、そこにはゲートボール場が。
これからゲーム?はたまた既に終えられたのか?
おじいさんが3名、舗装路の終端で立ち話されています。

上流に続く細道は、そこからまだ続きます。
でも、まずは、地元さんにはご挨拶。

小生    「すみません、ここから先の上へ行きたいんですが。」
おじいさん 「歩くんなら良いけど、車は止めといたがエエで。
        まだ今年の整備をしとらんで、崩れてくるに。」

・・・名古屋は下町育ちの小生。
数年の経験があると言え、まだ素人の域。
渓流釣りに行った先では、地元の古老のご意見は絶対、と心得て。
素直に従って舗装路終端脇に車を駐めます・・・

おじいさん  「んで、釣れましたか?」
小生     「はい、どうにか一匹のみ・・・」
おじいさん  「ほうですか。わしゃあ、これからコイ釣りだで。」


クラブを竿に持ち替えて、ゲートボールの後は長良川でコイ釣り。
・・・いやはや、お達者なことで。


さあ、当方も装備一式を身につけて、細道は河岸道路を徒歩で上流に。


車一台が通れる程度の道幅。
舗装はされている感じですが、ほぼ土で覆われています。

所々、この冬の大雪、その重みで撓んだのでしょう、
木立が道に覆い被さっています。

・・・お達者なおじいさんに従って正解でした。



ようやく、午前中の釣り場、その対岸に辿り着きます。



午前中の加減から、本日はみょ~に「春先」を気にすること無く、
最盛期のポイントを狙います。


川のほぼ中央。
画面中段は左端、突き出た岩から下流に続く流れの変化。

・・・ニオいます!

突き出た岩の直ぐ下流、反転流に仕掛けを投下。
波に揉まれて仕掛けがゆっくり沈下します。
良い頃合いになった辺りで、目印が下流に流れ始めます。

岩裏では・・・出るとするならイワナさん。
でも、アタリはナシ。

徐々に目印は岩から離れ、右端の落ち込み手前・・・ここでアタリ!

一呼吸、竿先を僅かにおじぎ、糸を送り出してテンションを緩め。
で、アワセ!

ビンゴ!!ノリました!
良いですね~、「読み」が当たるって!


その後も斯様なポイントを中心に攻めますが・・・
午前中と同じく、お後が続きませぬ。


まだ、ほんと~の「最盛期」では無いですね。


時刻は15:00少し前ですが、西に迫る山が長良川に影を落とし。
本日もこれまで。

行きに通った河岸細道を、ゲートボール場に向かって歩きます。


そこからの長良川の眺め・・・
今日一日の爽やかな疲れを癒してくれます。



<データ>
3月31日
エサ    :ブドウ虫、ミミズ、川虫  
竿      :8.5m 渓峰本流
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 3.0m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 B1号
釣果    :アマゴ 目測6寸 2匹
       リリース
気温    :17℃
天候    :晴 午後から風
表層水温 :8℃






6 件のコメント:

アサシン さんのコメント...

おはようございます。
今季の初物!おめでとうございます(^^)
もう少しで盛期という感じですね!
川虫でバンバン!釣れそう…う~ん、やりてぇ!

サイドワインダー さんのコメント...

アサシンさん、こんにちは。
ありがとうございます!
しかしながら・・・歯がゆい釣果で恐縮です。。。
川虫もヒラタ、オニチョロ、クロカワが揃うと、
体格の大きなオニチョロかクロカワから使ってしまいます。
ヒラタは釣れる、と言われますが、あんな小さな虫で?と半信半疑です。
・・・こんな「食わず嫌い」がある小生です。

西 さんのコメント...

こんにちは。初物おめでとうございます。本流の1匹は、支流の10匹に値すると白滝さんが言ってましたので、すごい数になることになりますね。エサに関しては自分も全く同感でヒラタを使う気にならないです。

サイドワインダー さんのコメント...

西さん、こんにちは!
ありがとうございます・・・
どうにか、こうにか、3月で結果を出せました。
以前は5号、6号の針も春先には使っていたのですが、
持ち前の「ものぐさ」な性格が、7号以上の使用とさせています。
これにヒラタを掛けると・・・なんだかな~、なんです。
次週は期初めで、出撃できるか?否か?
「宮仕え」は大変ですよね・・・

ゆう さんのコメント...

こんばんは!初物おめでとうございます。
初物が長良川本流での釣果とは今シーズンが良いシーズンになりそうな予感がしますね!
僕も先週お会いした少し下流の待避所の所で朝一釣りましたが2匹で終了。その後移動して郡上八幡のあたりで釣ろうと思いましたが風が強く諦め馬瀬を偵察して帰りました。
前に白滝治郎さんの講演会に行って話を聞きましたが魚にはヒラタもしっかり見えているので小さくても1匹でいいそうですよ。

サイドワインダー さんのコメント...

ゆうさん、こんばんは!
ありがとうございます、これで、何とかカッコウが付きました。(笑)
今週も小生と同じように長良川へ行かれたんですね。
郡上八幡に馬瀬川、そして長良川・・・
こりゃきっと、またどこかでお会いしますね!
その時に恥ずかしくないよう、おじさん、がんばって精進します!