前日の5月5日はこどもの日、この日は横殴りの雨、結構な降雨量でした。
郡上方面は白鳥で累積70mm、吉田川で50mm。
分水嶺の向こう側は若干で少な目、それでも庄川は40mm。
さて、どうしたものか・・・
思案の末に決めた先、
降雨量は30mmチョイ、行きつけのポイントは馬瀬川としました。
時節柄、もちろん、今回は車中泊は無しの日帰り釣行です。
<それでも高水の馬瀬川>
道すがら、長良川や吉田川は増水でした。
そして、ここ、馬瀬川上流も・・・やっぱり。
それでも、通い慣れた馬瀬川です、この程度なら。
毎度、河原へ降りる際、ここの難所は急な土斜面です。
しかも本日、ぬれ落ち葉と相まって、一層に厳しい予感が。
よし!
過日に用意をした、軽アイゼンを試す好機!
とばかりに、
ウエーディング・シューズにさっと装着して、イザ入渓!
(軽アイゼンの詳細は以下をご参照願います。)
その結果は・・・メチャ良好!!
冬の軽登山は雪道での軽アイゼンです。
用途が違うことから、急斜面の途中で踏ん張ると、モゲて外れてしまうのでは?
そんな不安がありましたが、なんのなんの、それは全くの杞憂でした。
土や落ち葉、そこへの食い着き・刺さり具合も良く、
これまでのフェルトの靴底では絶対に滑る、の場面でも全く不安は感じられず。
やっぱり、ウエーディング・シューズとのサイズ合わせが重要かな?
・・・ただし、
岩の河原に降り立ったら、直ぐに取り外しましょう。
もろ、滑ります、ハイ。
軽アイゼンを取り外し、緑の芽生えた渓谷風景、それを一服と共に堪能します。
今の季節は緑が薄く感じられ、期待を込めた「これから感」が一杯!
・・・ああ、本当に、目に染みる新緑です。
その後、いつものように、高巻きをしながら、一旦は下流へ。
<いつもの淵から開始>
増水時はこれ以上はさか下れない、のポイント。
流れが護岸の岩盤にぶつかって形成される淵から始めます。
いつもは必ず、何らかの結果を頂ける、せせらぎ街道の橋下はこの淵。
緑の木々の下は、緑色の激しい流れ。
本日はその淵からの流れ出しも、雰囲気的に良い案配です。
エサはミミズとブドウ虫。
その双方で一匹ずつ、本日は小イワナさんが。
ここでの期待はオオモノなんですが、今日は残念、お留守の様子です。
さあ、ここから反転して、ゆっくり馬瀬川をさかのぼります。
雨上がりの増水時、ポイントを白波の際、大岩の裏、対岸の岩懐に絞って。
早速にも、そこそこサイズがお出ましに。
先ほどからの釣果、本日はイワナさんばかりです。
<やはり狙いは対岸の水際>
開始の淵から暫くは急流が続きますが、高巻きを終える頃から棚が連続します。
「落込み~棚~落込み~棚」の繰り返し。
落込みでは白波と白波の間に、棚では本筋を若干外した脇の流れに、
竿は先調子の7m、それで狙いを定めて振り込みます。
ただ本日、残念ながらそれらのポイントからは音沙汰が無し。
・・・雨上がりの増水時、まだお魚は弛みに避難中?
さすれば、対岸はその岩肌の懐、お休みポイントに絞ります。
そのネライ通り、きれいなアタリが。
アワせると、これが良い引き具合。
急流の中、お魚は全力疾走!
上層に逃げ上がった一瞬、すかさず抜きます。
<しかし、そこは粗忽者>
8寸程度のイワナさん。
お出まし頂いたその岩懐は結構に広く、ニオイます、まだ居るな。
再度でミミズを付け替えて、
砂利底の流れ、ムリの無い程度に川中に立ち込みます。
同じポイントへ振り込んで、
反転流でしょう、目印が行ったり来たり・・・
と!
やっぱり来ました、アタリです。
イワナさん相手です、少し間を置いて、アワせると・・・
即、意外にも手元には「ずっしり感」が!
・・・も~う、これだから馬瀬川は侮れません。
お相手は走り出します。
この引き具合、こりゃ、間違いなくオオモノ!
対岸の際での出来事です、鬼門は川中央を激しく流れる本筋。
これを越えて、0.3号を切らさずに、こちら側に寄せられるか・否か?
慎重にやり取りを続けて。
でも、やっぱ無理だ、この手応えは。
このお魚の力加減、それでの激流の横断は・・・
対岸でお魚が若干浮いたタイミング、見計らって今回も抜きます!
空中を細糸にぶら下がった魚体、それが目の前に迫ります。
たも網は間に合わず、もう、背後の岸への打ち上げを狙って。
一層に足を踏ん張って、体をひねったその瞬間!
派手な水しぶきと共に、岸に向かって、見事なヘッド・スライディング!?
・・・いえ。
ただ単に砂利底に足を取られ、コケただけです、冷たい水温12℃の川の浅瀬に。
粗忽者は、竿だけは、しっかりと、握りしめて。
「いや~、これは、ウエーダーの中にも水が入っているな。」
立ち上がって「被害状況」を確認します。
シャツは無論、下着のパンツ、それに靴下からも濡れた冷たい感覚を。
・・・人っ子一人、誰もいない深山は渓谷の谷底。
そこで上半身を裸になって、おじさんは若葉の季節を感じるのでした。
<データ>
5月6日 馬瀬川
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :7.0m 渓峰尖
仕掛 :針 吉村7号
錘 1~1B号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :イワナ 32cm 1匹
24cm 1匹
・以上はお持ち帰り
7寸 1匹
6寸 1匹
小イワナ 2匹
・寸表記はリリ~ス
気温 :10~20℃
天候 :晴れ
表層水温 :12℃
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :7.0m 渓峰尖
仕掛 :針 吉村7号
錘 1~1B号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :イワナ 32cm 1匹
24cm 1匹
・以上はお持ち帰り
7寸 1匹
6寸 1匹
小イワナ 2匹
・寸表記はリリ~ス
気温 :10~20℃
天候 :晴れ
表層水温 :12℃
月齢 :24.1
4 件のコメント:
こんにちは!
素晴らしい釣果ですね、おめでとうございます!
この時期に濡れると寒いですね…。
馬瀬川も20年位行ってないなぁ~。
アサシンさん、こんにちは。
釣りの合間に渓流風景を撮り溜めているのですが、過去歴を見たら初めての馬瀬川釣行は2014年7月でした。
もうかれこれ7年前・・・
それでも様子は、良くも悪くも、かなり変化してきました。
20年前の馬瀬川・・・
きっと、もっと、ワイルドだったのでは?
機会があれば、往時を訪ねて巡られては如何でしょう?
こんばんは
庄川とか馬瀬川上流とか、行動力豊かですね(^^)
けっこう距離あると思いますけど
今年も尺イワナをサラッと釣りますね~
なかなか釣れるものじゃないかと
さすが大物釣り師です♪
まだ水浴びには、少し早いですね(笑)
もっさんさん、こんばんは。
あの川、この川・・・川には固有の表情、個性があると思うンです。だから、毎回であっち、こっちと。釣りに撮影、それから体力作り(維持?)、浮気者は欲が深くって困ります。
ずぶ濡れになりながら、血眼になって竿を、お魚を放さない姿。誰も居ない渓谷だから見せられる無様さ加減なンです(笑)。
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