前夜は宵の口での到着時、
道の駅 パスカル清見の車内は少し暑いくらいでした。
それでも、朝方にかけ急速に気温は降下して・・・
山に囲まれた馬瀬大原、冷え込みました、気温は9℃。
朝方と日中の気温差が大きいのは今の季節の特徴ですが、
今年は例年になくその差が大きく、既に5月も下旬ですが未だに。
・・・ご諸兄、くれぐれも、お体にはご自愛ください。
本日の馬瀬川のご機嫌は、
平水より水位は低いですが、渇水と言うほどでも無く。
いい案配なのではないでしょうか?
<今シーズン初釣行のAさん>
本日は前の職場のAさんと、ここ馬瀬川で待ち合わせです。
2年前に初めて渓流釣りにトライしたAさん、
お忙しいご様子で、なかなか出陣が叶わないのですが、
どうでしょう、都合7回目にして、今回が今シーズン初めて。
・・・最近、自身で感じるのですが、
人は歳を追うごとに、
新たな挑戦や事始めに「おっくう」となるものです。
年々で気が付く体力の低下に、おぼつかなくなる足元、
見えづらくなる視力に聞きづらくなる聴力。
そんな不調を乗り越えて、何か新しいことを始める、
には、なかなか気が向かない、乗り出せないものなのです。
「四十の手習い」として始めた小生の渓流釣りなのですが、
Aさんは何と、60歳を機としての開始なのです。
バイタリティ溢れるAさんに、小生はエールを送りたいのです。
しかしながら、
チョットだけマズいのが・・・
初回の釣行ではここ馬瀬川で、いきなりのヒットを放ったAさんも、
回数を重ねるにつれ、残念、ビギナーズ・ラックが身を潜め、
昨シーズンの最終はこの馬瀬川のポイントでボ~ズ、
その前の石徹白でも同様、痛恨なのでした。
ここらで、しっかり、結果を得て頂かないと、
折角のチャレンジ精神の灯が・・・
出来る水先案内人、彼に託された今日の使命、それはとても重たいのです。
<5月の馬瀬川は緑が濃くて>
いつものポイントでいつもの風景。
冷え込んだ早朝の馬瀬川は、それでも緑が濃くて目に沁みます。
Aさんには「鉄板」の落込み後の流れをお任せして、
小生は今少し下流の淀み・深淵で竿を出します。
ここ最近の長良川でのサツキ狙いは本流釣り、
絶対的な釣果には繋がっていませんが、
竿を小継ぎに持ち替えると、その操作のしやすさに改めて気が付きます。
振り込み・引き上げ、それを、丁寧に・丁寧に。
この繰り返しのシーケンスも本流釣りからの体得でしょう。
それでも残念、今日のこの深淵、お魚はお留守のご様子です。
上流を振り返れば・・・
Aさんは根がかりの修正中、残念、こちらもお魚はお留守?
仕掛けを直しているAさんにお断りして、
小生も「落込み&早流れ」にチャレンジしてみます。
川向うは奥の落込み、それが気になり、流れに駒を進めると・・・
この時は「いかん、滑る!」が脳裏を横切りました。
いつもの直前でのスローモーションの上映は無く、
気が付くと体の左半分は冷たい川の水の中に。
今シーズンの初釣行は郡上 阿多岐川でしたが、
そこで岩に強打した左膝から、またもや強烈な痛みが・・・
・・・年々でおぼつかなくなる足元です、
見事に川中の岩で、またもや、スっ転びました(恥・痛)。
それでも、気になった川向うの落ち込みから。
老いと恥ずかしさ、そして膝の痛み、その引き換えに(笑)。
「おいおい、大丈夫かい?
でも、どうにか二人揃ってのボ~ズは回避だね。」
ありがとうございます、Aさんからも、ご心配を頂きます。
暫く背後から、不調のAさんの「お点前」を拝見します。
以前より振り込みの精度は格段に上がっています。
流れに対して、仕掛けの移動も素直、糸に程よい張りもあります。
・・・さて、ナゼ釣れないのか?
<馬瀬川、その上流へ>
落込みのポイントを後にして、そこから馬瀬川をテクテクと遡行します。
次なるポイントは瀬と落込み。
お魚が出現するであろう確率、それにポイントの変化は避けた方が。
そんな理由で、
ここもAさんには「落ち込み&早流れ」をお任せします。
小生はその下流、何の変哲もない瀬にて。
今の季節の瀬での「あるある」はお外道様です。
減水気味の本日、
少しでも勢いのある流れ、そこに仕掛けを投入するのですが。
それでも、居るには居るようです、塩焼きサイズはご本命が。
この瀬で、いいサイズが何匹か。
・・・いかん、いかん、本日の大切な使命を忘れちゃ。
上流のAさんに近づき、場所交代をお伝えします。
「目印下を短めにされて、テンションは張り気味にて、
竿先が仕掛けを追う感じで、仕掛けを流して見てください。」
果たして、合っているのか?間違っているのか?
ただただ経験上で、小生が思うところをお伝えして・・・
何回かの振込&回収の後、Aさんの仕掛けを拝見させて頂きます。
・・・糸は太めの0.4号?いや0.6号かな?
錘はB2号と本日の減水気味な水の勢いには大き目です。
それでも、
恐らくは本かネットで勉強されたのでしょう、
その大きめの錘は針からかなり上、ちゃんと40cmくらいの所に。
察するに、これは、
ここ最近の長良川で小生が使う「オオモノ狙い」の仕掛けかと??
大きなお魚をライン切れで逃した昨年のご経験からでしょうか?
その「募る思い」は重々、よく分かるのですが、
流石に本日の馬瀬川でそれは・・・
錘だけ、小生と同じく、1号に交換します。
<5月のお空は雲一つなく>
その後も上流へ登る我々でしたが、
お時間もお時間、お日様は頭の真上、ポイントも上方が開けた区間に。
こうなると、中の下の腕前の小生では、厳しいです・・・
最期に、この日陰のポイントで、お外道様を一匹のみ揚げてのお開きと。
「いや~、今回も自分と遊んでくれるお魚は、居なかったな~。」
残念ながら、本日の釣行を終えてからのAさんの弁です。
過日、アサシンさんからのアドバイスは、
「釣れない理由を考えるより、釣れたときの原因を思う方が早道」
を頂いています。
それからすると、
出来る水先案内人の小生??何となくですが・・・
次回のAさんとの釣行に向けて、打開策が浮かんだような。
それでも、同じ人が、同じ場所で、
昨日は釣れても、今日は釣れない、それが渓流釣りなのです。
・・・症状に沿って統計的に対処対応されるお医者様、
考えようによっては、そのお仕事よりも難しいのでは?
責任の重大性、それは流石に、遥かに軽いのですがね・・・
次回6月の釣行を約束して、馬瀬川を立つ我々でありました。
<データ>
5月25日 馬瀬川
エサ :ミミズ、川虫
エサ :ミミズ、川虫
竿 :7.0m 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 7寸 1匹
6寸 3匹
5寸 2匹
ウグイ 4匹
気温 :9~22℃
天候 :晴れ 風あり
表層水温 :17℃
天候 :晴れ 風あり
表層水温 :17℃
月齢 :17
8 件のコメント:
こんばんは!
馬瀬川釣行、お疲れ様でした。
初心者に釣ってもらうのって難しいですよね。
息子が中学生の頃は、付きっきりで自分が釣らずに教えてました。
毎日、状況が変化する渓流釣りは、釣れるパターンを掴む事が大切みたいです。
今回は、瀬に出ていたみたいですね。
大場所で粘らず、小場所の瀬をテンポ良くってのがパターンだったのかな?
アサシンさん、こんばんは。一連の身に付いてしまった所作を改めて人に説明することって、仰るとおり難しいですよね。まして、それも我流のお作法、自信を持って伝えることが憚られて。
自分の駆け出しのころを思い出してみると、吉田川の立光橋の袂に一ヶ月ほど通いました。幸か不幸か時は真夏、考えなくても新子の小アマゴが次から次えと掛かり、可哀想でしたが良い訓練にはなりました。
さて、次回は6月、如何にしてご経験を積んでいただくか、出来る水先案内人??は悩みが尽きません(笑)。
こんばんは
馬瀬川釣行お疲れ様でした
けっこう馬瀬川は、スレてるのではないですか⁈
インスタとかで、まぁまぁ上がってますし
なぜ釣れないか考えるのもまた楽しみの一つですね〜😊
もっさん
もっさんさん、こんばんは。毎年で訪れるこのポイントですが、裏切られることはまず無いですね。入渓にチョットしたクセがありまして・・・後半の頭上が開けた区間は、流石にご同輩の足跡もたくさん、お外道様をひねり出すのみで苦戦しました。
今週末は郡上でアユが解禁ですね。生粋の渓流つり師にはある意味、チャンス到来です(笑)
こんばんは!
馬瀬川釣行
お疲れ様でした!
60の手習いはすごいですね
そのチャレンジ精神に
頭が下がる思いです
経験を積む一助としまして
渓流釣堀での残りマス狙いは
どうでしょうか
趣は変わってしまいますが
お土産もほぼほぼ確保されてるので
安心していろいろトライが
出来るかと思います
小生も渓流にはまり始めた頃は
よく渓流釣堀で練習してました
白いワゴンの男
白いワゴンの男さん、こんばんは。
年券をふるさと納税で購入できることはAさんから教わりました。渓流釣りのみならず、何にでも興味を示される情報通でもあります。小生より年上なのですが、同じ職場の時はいろいろな意味で、いいお手本でした。
なるほど、いいアイデアですね、渓流釣り堀は。養殖ニジマスさんが相手ですが、引きも強くてあれでも結構、スレるのが早くいい勉強・経験になります。
Aさんも今年は馬瀬の年券を買われたので、シーズンが終わった秋口にでも・・・ありがとうございました。
こんばんは。
ニアミスでしたー。1日前の土曜に馬瀬行ってました。
最初下流部の黒石で全く触りなく、
大原地区にて久々の短竿勝負。
楽でいいわー。細かいポイントに
テンポよくえさ投入、アタリは非常に
少なかったですが、木陰の水溜まりみたいなところへ気まぐれで打ったら
9寸イワナ、チビ錘で落ち込みに流し入れて8寸アマゴ。どちらも竿抜けを
狙った成果かと。釣果はこの2匹のみでしたが老夫婦の晩御飯は確保出来ました。
帰り道にサツキ狙いで苅安によるつもりでしたが、体力が残っていませんでしたー。トホホ–ーー。
今年も良いサツキ情報が入りませんが、頑張ってください。
morikyu
morikyuさん、こんばんは。
いや、ホントにニアミスでした。記事の内容は土曜日の朝の事です。川上のこのポイントも、釣り人の気配が残る区間はサッパリでした・・・減水のこの日、どうにか馬瀬川を横断することが出来て、朝一番のポイントでは好釣果を頂きました。
そして・・・ここもニアミスです、Aさんとお別れした後、パスカル清見でお昼寝、その後は帰路で苅安のE釣座にて15:30~17:00まで、老体にムチ打ちながら頑張った次第です(笑)。
・・・その件に触れていない今回のブログ、そこでの釣果はお察しください。。。
今年はもう少し、サツキマスに拘ってみます!
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