2021年8月15日日曜日

古老マジック~庄川渓流釣行

 

・・・今日も激しく雨が降り続いています。
くれぐれも、お気を付けを願います・・・


荘川町の惣則地区。
「治郎兵衛のイチイ」という巨木、国指定の天然記念物があります。

庄川に近い丘の中腹、そこにそびえる立派な木。
古くから土地の人々に祭られ、治郎兵衛の名前まで授けられて。
近くのササユリの群生地と相まって、ちょっとした名所となっています。


夏の飛騨は雨上がり、宵の口は深い霧に包まれて。
お盆休みの前半は混雑を避けての場所選び。
この名所の駐車場で一晩のご厄介、車中泊としました。


<お早いことで・・・>

雨上がりと言うこともあり、涼しい夜で良く寝られました。
翌朝の日の出前、未だ霧が晴れない内から釣行の準備を始めます。

小生のハスラーだけが停められた広い駐車場。

お行儀悪くも車外で立ちながら、カップ麺をズルズル啜っていると、
直ぐ隣に岐阜ナンバーの白いワン・ボックスが入ってきました。

車から降りてこられたのはご老体、風貌からご同輩の様子です。

「ところで、渓流釣りかね?アユ釣りかね?」

初対面は見知らぬ者同士です。
朝のご挨拶の後、ご老体からのお問いかけ。

聞けば小生のご近所は岐阜県岐南町から来られ、
釣技はエサ釣り、目の前の庄川は今少し上流から入渓したいとのこと。


・・・まあしかし、川は小生を含め皆様のモノ。

それに小生はこれからまだ朝食を食べ、洗顔・お勤めの後、
車の寝台を直して身支度を整えての出陣、
と、まだまだ時間を要します。

オマケにこのポイントは初めてです。
今少し下流から入渓してもさしては構わず、
そんなところもあり、彼の申し出を了解しました。

「では、お気を付けて」

ご老体の装備は至って軽装、あっと言う間の準備にご出立です。


<早朝の瀬釣り>

ご老体から遅れること約30分、
駐車場から庄川へ続く田んぼのあぜ道を分け入り、
彼が入られたであろうポイント、それより下流から入渓します。


つい先ほど日の出を迎えた庄川。
川の上流から雲間なのか霧の間なのか、夏の朝日が差し込んできます。
雨の心配は無さそう。
加えて都合よく雲か霧か、夏の厳しい日差しを遮り、心地いい朝です。

庄川の本流ですが、この近辺は川幅も狭まり、竿は7mもあれば十分。

瀬の流れの弛み、落ち込みの白泡、川中の岩の前後・・・
それらしいポイントに振り込みます。

しかしながら・・・
先回の馬瀬川上流と同様、アタリはあれどノルこと叶わず。
かろうじて、運の悪い小ヤマメさんが一匹だけ。

仕方なく上流に向けて歩みを進めます。


<ご老体の装備と釣果>

草木が川辺まで張り出し、川通しが効かない場所。
一旦は水から上がり、岸から木立を迂回します。

迂回のついでに河岸の高所から上流を眺めれば・・・
意外にもすぐそこに、今朝のご老体が居られます。




さて、お別れしてから、どうでしょう?二時間は経過していますが。
ご老体も小生に気付かれた様子、近づいて釣果を伺うことに。

・・・探偵・公安が生業(なりわい)の小生は職業病?
いつもの悪い癖、ご老体の装備諸々をチラ見します。

竿は5m以下でしょうか?庄川相手にしては短竿です。
また、白い長靴では深場への立込み、それは不可能かと。
でも、お腰の緑は竹製の小物入れ?古風で何とも小粋です。

「どうです?釣れましたか?」

小生の貧果を申し上げた後、こちらからお尋ねをします。
お話からもっと上流から釣り始め、釣り下りを為されてきたとのこと。

「今日は水が高うて、上手く行かんわ。」

でも、友バックの中身を拝見すると・・・

6~7寸のヤマメとイワナが既に3~4匹ほど、
「おじいちゃん、そりゃマズいよ」的な小魚が多数ですが、
意外や意外(失礼)、総じて結構な釣果、パっと見で軽くツ抜けです。

しかも、仕掛けを拝見すると糸は0.6号以上、
フナ釣りの如く、カミツブシ錘にヨリモドシが付され、ハリスもかなり太め、
極めつけは、エサはイクラのみ・・・


「竿が短こうて、ほんで長靴だで、今日は思うように届かせん。
 あんたの竿なら届くで、早よう上へあがりゃ~せ。
 わしゃ、もう、車で他に移動しますわ。」

・・・広い川幅に対しての短竿、それは絶対に不利です。
長ければ長いほど、探りを入れられる領域・深さも広がります。

いや、ごく手前のポイントになると、ヤリづらくもありますが、
高水・増水の今日の庄川、まずは長竿が有利のハズ。
どうも、そこは、ご老体も認めています。

しかしながら・・・
ここまでの釣果、完全にご老体に軍配が。
しかも、装備その他の条件も当方に有利なハズです。

もうほんと、摩訶不思議なご釣果??
はたまた、下手くそな小生のお点前?


<いざ、落穂拾いの釣行へ!>

・・・自称、中級者の小生です、こうなりゃ、負けとれまヘン!
ご老体とお別れした後、彼が竿を出した上流に挑みます。


そのポイントから上流は渓相が変化しました。

単調な瀬は終わりを告げ、
巨岩が形成する落ち込みに淵、流れの複雑な早瀬が中心に。

・・・雰囲気は深い山中の渓流そのもの。

しかしこれ、一層に短竿では攻略が難しいような。
あの釣果はご老体のマジックなのか?
一体全体、不思議です。


対岸の岩懐、反転流の渦、深場の底さらい・・・
長竿だから出来る芸当でもあります。

その甲斐があってか、ぽつぽつとですが、小モノでも釣果を重ねて。



増水の本日、渡河できるポイントが限られます。

一旦は上流に至るも、こちら岸では先へ通れず、
下流に戻っての浅瀬の渡河、その対岸をまた釣り登ります。

・・・ゆっくりと歩みを進める、高水は盛夏の庄川の本筋。
冷たい川の水と川面を流れる優しい風、それだけは熱い心を静めてくれます。


行き着いた遥か上流、
そこに大きな落ち込みと淵が見えて来ました。

対岸に渡ることも叶わず、こちら岸はセリ出た巨岩が通せんぼ。
これ以上の上流への遡行は不可かと。

さすれば、ここを枕に、本日は最後の一戦を。


大淵のポイントです。
ここだけを狙うなら、7m竿では短く10mは欲しいくらい。

それでも無理のない程度、ギリギリまで高水の庄川に立込み、
どうにかこうにか、エメラルドの淀みから、お出ましを頂き・・・

どうでしょう、本日は都合4時間ほどの釣行でした。
それでも残念、2時間でのご老体の釣果には一歩及ばず、です。



・・・飛騨の巨木は荘川、治郎兵衛のイチイ。

樹齢2000年とも言われていますが、
長い時間を掛けて庄川での出来事、人々の生活を見てきたことでしょう。

ご老体と小生の腕前、その違い。
治郎兵衛のイチイのように歴史・時間、そこでの経験の差でしょうかね?


<データ>
8月11日 庄川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1B号
              天井糸 0.6号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :ヤマメ 6寸        1
      イワナ 6寸        1匹
                  小ヤマメ              数匹
                全リリ~ス
気温   :18~24℃ 
天候   :曇り
表層水温 :18℃
月齢   :20.26
















2021年8月13日金曜日

家内のワクチン接種

  


もう間もなくで8月15日、76回目の終戦記念日です。
・・・いえ、改まって堅いお話をする訳では無くて。


当時の海軍の駆逐艦に「雪風」という軍艦がありました。
この「雪風」ですが、とても運が良い艦、強運の持ち主でした。

幾多の海戦を戦い抜いて、大戦末期にはあの戦艦「大和」と沖縄に向け出撃、
軽巡「矢矧」を筆頭に僚艦8隻の駆逐艦はその護衛として参戦したのです。

片道分の燃料だけの決死の作戦。
爆撃機から降り注ぐ爆弾に潜水艦からの発射は海を走る魚雷、
それを上手く回避して先を目指すものの、「雪風」と他一隻を残して、
他「大和」や「矢矧」は九州の沖合で残念ながら波間に没してしまったのです。
http://www.hasegawa-model.co.jp/ より


がらりと話は変わりまして・・・

このお盆休みの前半に、家内の二度目のワクチン接種に付き添いました。
家内はまだ51歳です(ここだけで・・・)。

周囲を見渡しても、
我々の両親はお歳でもあり、流石に既に終えていますが、
二度目の接種を終えた同世代、それは医療従事者の義妹(家内の妹)くらいです。

小生もようやく一回目、それを職場接種でお盆休み前に終えたばかり。

名古屋に住む家内の姉や旦那に至っては、お気の毒に一回目も未だの状態です。
それを考えると、年齢の割にはとても早い家内の接種でした。


実はその経緯が駆逐艦「雪風」のように強運で・・・

7月初旬に家内の予約券が届き、
即、お役所へ電話で予約したその30分後、
何と近所の内科から、キャンセルが出た、のご連絡が。

勝機を逃さない我が家内です、即座にその内科に馳せ参じて。
その時点で早くも一回目の接種が終了でした。

・・・勝負事を必ず勝ちにする、毎度、彼女のこの攻めの姿勢!


二回目はお役所が主催する大規模会場、市民会館での接種でした。

この接種後は重い副作用が心配されます。

もっとも、それは特に若い女性が顕著とのこと。
更年期が真っ只中(重ねて、ここだけで)には、要らぬ心配かもしれません。
・・・とは言うものの、何か異変があっては一大事です。

そして、これまた運良くも、タイミングは小生がお盆休みの最中です。
酷暑の中、付き添いとして小生の運転で行ってきました。

会場の組立椅子でワクチン接種を待つ人々、
どう見ても、我らより一回り、ご年配の方々ばかり。

心配された翌日、家内のご様子は・・・
腕が若干で痛いものの、平熱は35度台に微熱の36.6度、
頭痛、倦怠感も特に無さそうで至って元気。

食欲もいつもながらで結構に旺盛で・・・
寝込むことを懸念して、小生でも簡単に作れる食材、
それを数日分ほど家内は準備・用意したのですが徒労でした。

翌々日も大きな変化・異変は無く本日まで。

身内では家内のお義母さんは軽度でしたが37度の発熱を。
義妹に至っては若干で若い為か、38度中頃の発熱とのことでした。
小生の周囲で先行する方々、そのお話では約8割が何らかの異常をご経験です。

そのことを思えば・・・
ま~ったく問題の無い、ワクチン接種でした。
http://www.hasegawa-model.co.jp/ より

いつも感服するのですが、家内の事に臨む準備、姿勢、そして用心・・・
それがあるからこそ、がっちりと手元に引き込む「強運」なのかもしれません。

戦国時代なら間違いなく一国一城の主、釣り師なら小生より素質があるのやも!?
(ほんと、ここだけで、殺されちゃいます。)

何はともあれ、よかったね。
















2021年8月8日日曜日

葉月8月の馬瀬川上流 厳しいアマゴ釣り

 

今シーズンは5月の上旬、若葉の季節に訪れた馬瀬川は大原の上流。
雨上がりのこともあり、良いサイズのイワナさん、
彼らに多数でお出迎えを頂けました。


同じポイントでも、昨日は釣れても今日は釣れない、それが渓流釣り。
少し大袈裟かもしれませんが、刻一刻と変化していく自然条件、
その条件を読みながら?騙されながら?楽しむ釣りです。

ここ最近は夕立はあれど、基本は酷暑で渇水の渓。
難しいことは承知ですが、移り行く季節の変わり具合が見たくて。


<毎度、夜討ち朝駆け>

ここ最近の困った時勢もありまして、自宅で夕食と入浴を済ませての出立。
宵の口のせせらぎ街道を走り抜け、21時にはパスカル清見でした。

山に囲まれ周囲には目ぼしい光源が何もない道の駅。
高原の夜は涼しくて、
車中泊の準備の後、夜空を見上げると星が多いこと!

寝る前には広~い駐車場にハスラー以外、軽ワゴンが一台のみでした。
朝方4時ころ、エンジン掛けっぱの迷惑トラックに起こされ、
車窓の隙間から見渡せば数台の車中泊車両が。

薄暗い中、既に旅支度の御仁も。

・・・この皆さまの全てが渓流釣りのご同輩、
とは限りませんが、夏の早朝、皆さま早起きです。


さあ、小生も起き出して、谷に潜る準備です。


<やっぱり渇水の馬瀬川>

昨夜は夜半過ぎにハスラーの屋根を叩く通り雨がありましたが、
あの程度ではお湿り程度、焼け石に水でしょうね。

V字の渓谷に降り立つと・・・

5月の時は水中に沈んでいた岩、それが見事に頭を出しています。
予想はしていましたが、流れの細い馬瀬川です。

減水・渇水はお魚が一層に警戒心を増して・・・
・・・今日の釣りは「繊細さ」が要求されます。

粗忽・お調子者の小生、彼が最も苦手とするパターンなのです。


それでも橋下の「通らず」では、いい案配の淵が形成されて。
上流からと成りますが、7m竿に天井糸を付して、
岩陰より流れに仕掛けを馴染ませます。

3回目の振り込みにアタリです。
でも、食いが浅いのか、針にはノリません。

その様子は少し上流での大淵でも同じで・・・
手応えから小モノでしょうが、アタリはあれど、掛かることはなく。

斯様な調子で上流に、歩みを進めます。


まだ薄暗い朝の渓谷での撮影です。
露出が下手クソ、右下の岩の河原がハレーションしまくり。
そんな写真からでも、川の流れ、その浅さ・細さが見て頂けるかと・・・


<5月は尺イワナのポイントで>

このポイントに至るまで、何匹か釣果はありました。
いずれも小アマゴさんで、
ありがたいことに「オートマチック・リリ~ス」!?

・・・登場はドラえもんの様ですが、
いえ、何のことは無く。

酷暑でお魚も食欲が湧かないのでしょう、
先の淵での様子と同じく、どの子も掛かりが浅く、
流れから引き抜いた後、見事に手前の足元にチャポン。

アタリの後に伝わる手応え、それから瞬時に小モノと判断、
アワセを優しくそっと軽めにすれば・・・

お魚にも仕掛けにも優しい、手間要らずで新時代のリリ~ス法です。
・・・ほんと??


それにしても本日の釣果、見事に全てがアマゴさんばかり。
5月はイワナさんばかりの馬瀬川はこの近辺でしたが。

粗忽者は砂地の河原に足を取られ、
必至に竿だけは手放さず、見事に水没したポイント、そこも干上がって。

懐の深かった反転流も、本日はストレートな流れです。
前回は川中に沈んでいた巨岩、
その背後からそっと、直線の緩め深めに振り込みます。

広めの流れ、スジを替え、数投目で、アタリです。
実績のあるポイントです、一呼吸ほど間を置いて。

アワセに返す手応えは間違いなく今日一番、
引きの具合はひょっとして、こりゃ泣き尺クラスか?
慎重に浮かせると、見えて来ました、ブドウ虫を咥えた大口が。


サイズ的には20cm台の中頃、
でも体高と横幅のある、ずっしりとした夏アマゴ、手応えに納得です。



<谷底にも陽が差し込んで>

先回5月は増水で渡河が出来ず、引き返したその上流に駒を進めます。


日陰のこちら岸は涼しいですが、陽があたり始めた向こう岸、
夏の濃い緑が一層に眩しく感じられます。


真っ青な青空に、白い入道雲、夏ですね。


この巨岩区間の遥かに上流、何か動く謎の生命体が・・・
ルアーのご同輩でした、安堵です(汗)。


きっと上流から入渓され、釣り下って来られたのでしょう。
先方も当方をご認識された様子です。


・・・恐らくですが、遠間から見た小生の姿。

顔色は浅黒く偏光グラス越し、ニヤっとした卑屈な笑顔、
そこにタバコのヤニ歯が曇光り。

このヤ〇ザな雰囲気に掟破りのルアーさん、きっと恐怖を感じたのでしょう。
深い深い渓谷での遭遇です、ある意味でクマさんより怖いのかも?

見る見るうちに、彼は上流へと引き返して行かれます・・・


と言うことは、ここから上流は期待薄です。
加えて、徐々に涼しい日陰の領域、それも減り始めています。

少し早いですが、本日はこれまでとしますか・・・


<山の季節は一歩先>

おみやげにサバいたお魚、そのお腹からは既にイクラが。

そう言えば、今日は早くも立秋か・・・
暦の上では秋なのですね。


帰路に立ち寄ったパスカル清見、トマトとモロコシを買って。


季節の移り変わり、時の流れは早いです。

期待感が溢れた皐月5月。
翻って厳しい葉月8月の渓流釣りでした。

来る長月9月のオオモノ釣り、そこへの我慢と思えば・・・



<データ>
8月7日 馬瀬川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
      ミミズは全くアタリなく
竿    :7.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 2号
              天井糸 0.6号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :アマゴ 25cm   1匹
      ・以上はお持ち帰り
          6寸     1匹
          小アマゴ   数匹
      ・寸表記、小モノはリリ~ス
気温   :20~28℃ 
天候   :晴れ
表層水温 :20℃ きびし~
月齢   :28.1















2021年8月1日日曜日

真夏のクーラーBOXでひと工夫

 

暑中お見舞いを申し上げます。
しかし暑い日が続きますね、午後は連日で雷と夕立です。


暑さにかまけて、では無いですが、
諸事ありまして今週末の釣行はお休みです。


回数こそは少ないですが、今シーズンも車中泊での釣行を何回か。
昨今のご事情もあり、お風呂は日帰り入浴で致し方なくも、
三度の食事は極力で車中食?にて済ます旅路です。


晩春から初秋にかけて、暑い時期での渓流釣り。
ここで頼りになるのがクーラーBOXなんです。

車中食での食材はもちろん、釣り餌のブドウ虫やミミズ、
果ては貧果でも釣れたお魚の保存などで大活躍。



いやらしいお話ですが・・・

お金に糸目を付けず、なんて大袈裟でも無いですが、
結構なお値段であったシマノ製フィクセル プレミアム 22L、
2年前から使用しています。


カタログでの仕様・詳細は、
6面真空パネル+発泡ウレタンを採用、
外気温31度でも内容量の20%の氷を入れた場合、
2日半以上は氷が持つ、とのこと・・・


小生は保冷剤を1L×3個と0.35L×3個、
計約4L(概ね22Lの20%)を氷として使用しています。

流石はシマノさんのクーラーです。
かなり厳しい車内の後部荷室、そこでの保管でも宣伝文句の通り、
2日目でも中段と最下の1L保冷材は保たれています。


ただ、そこには、若干のひねり・工夫が・・・


BOXの内寸法に合わせて切り出したキャンプで使用する銀マット、
これ、ハスラーのウインド・シェード、その製作で使用した端材なんです。


BOXの底には保冷剤を敷き詰めて、その上にこの銀マットを置きます。

温度を測ると保冷剤と銀マットの間は概ね5℃前後、
銀マットの上は10℃以下となり・・・

強力に冷やしたいブドウ虫や、運よく釣れたお魚は銀マットの下に、
そこまで必要のない食材やミミズ、それにコンロのボンベ缶は銀マットの上に。


二つの温度の違う部屋を作る事、BOX内を上下で間仕切る事、
それにて保冷材・氷の持ちも若干良くなる案配です。


・・・こと、折角にも、小生に釣れて頂いたお魚さんです、
どうせなら、美味しく頂きたく、ここでもひと手間を・・・


サバいた後は水気を切って、一匹ずつキッチン・ペーパーで包み、
その後にビニール袋へ納めて、クーラーBOXは保冷剤直上へ・・・

貧果な釣り師、だから出来るひと手間、なのかも??

もっとも、包丁さばきの腕を揚げなきゃ、
釣れたお魚も真には浮かばれない事でしょうね。



<渓流風景は真夏のこの時期 奥矢作達原渓谷から>













2021年7月25日日曜日

夏の北陸 打波川・手取川釣行

 

<自由気ままな・・・>

「釣りですか?アユ釣りですか?」

下打波の集落を少しだけ登った辺りの越前 打波川。
県道は切り立った崖淵の下、日陰で釣り支度をしていると大型バイクが。

そのライダーさんからのお声がけでした。


「いえ、アマゴ・・・じゃなくて、ヤマメ釣りです。」

お歳の頃は小生と同じくらい。
ライダー・スーツがバッチリと決まった御仁です。
地元ナンバーのヤマハ車、聞けばご自宅のある福井市内、
そこからのツーリングだそうです。

「この川、泳げますかね?」
朝から暑い本日です。
きっときれいな川を見ての、心から出る素直なご質問かと。

「大丈夫ですよ、とても気持ちが良いですよ。」
小生も掛け値なし!
素直な心でお答えをします・・・何も考えずに。

「でも、どうやって川に降りるのでしょう?」

「な~に、勘ですが、橋を渡れば降り口がありますよ。」
お調子者の小生です。
川を眺めるライダーさんを残し、河原へ先行する小生でした。

案の定、対岸は橋の横、草木に覆われた入渓口が。
・・・こりゃ、素人さんでは、気付かないでしょうね。


河原に降り立ち、竿を延ばし、糸を張ります。

その作業中、橋の上からライダーさんが。
「やっぱり、降りられるんですか?」

「橋を渡った左手に、草で判りづらいですが、道がありますよ。」

暫くするとライダーさんも河原に。

そして・・・
あろうことか、ぱっぱっと、ライダー・スーツを脱ぎ始めます。

しまった!
が、時すでに遅し。


下着のパンツ一丁で、ジャバジャバと川を泳ぐライダーさん。

・・・参りました、自由人には(笑)。
木陰下の深場は一級ポイント、見事に荒らされてしまいました。
しかしまあ、暑い夏です、川は釣り人だけではなく、世の中は皆様のモノ。

その今少し下流は、同じく日陰のポイントから。

「お!釣れましたね。」

ギャラリーの目の前は、さも誇らしげに釣果を揚げる小生。
・・・もち、お外道様であることは、内緒です。



<初めての北陸遠征>

いつも暖かいご支援を頂けるアサシンさん。
彼からのオススメでもあり、いつかは行ってみたかった北陸路。
昨年の秋にも下見済みでした。


本当はもう少し気候の良い時期にしたかったのですが、
悲しかな「宮使い」の身の上は小生、
斯様な連休でもなければ行けない遠路なのです。

初日はここ打波川で、しこたまヤマメを数釣り、
二日目は加賀 手取川で大イワナを、の予定なのですが・・・

なんじゃこれ!?
と言うくらい、暑さと渇水にハマった今回の釣行。


名川 打波川は標高が低く、
気ままなライダーさん、彼に別れを告げた時点で、もう汗だく。

暫く釣り上がるも、飛ばず・泣かずは酷暑での釣り。
熱中症は身の危険を感じ、やむなくの退渓です。


<手取川は市ノ瀬にて>

当初は夕方に到着の予定でした手取川。


大野盆地を少しだけ登った打波川、そこが暑すぎての宗旨替え、
かなり早めはお昼過ぎ、その時点には到着しました。

市ノ瀬のキャンプ場を歩き回り情報収集、
登山者ビジター・センター前の旅館、そこで釣り券を購入します。

記名が必要な白山白峰漁協の券の様子。
住所を書いていると旅館の主が、

「ほ~、はるばると愛知県からですか。」
マスク越しでも気さくな感じは旅館のご主人です。

「はい、手取川は始めてなンです。」

「そうですか・・・
 それじゃあ、イイところを教えますよ。」

・・・これは、小生の生まれ持った特質なのでしょう。
年上の同性からは、ナゼか慕われ・親切にされるキャラなのです。

半面、お情けを頂きたいお年頃・ご妙齢の異性からは、
気の利いたギャグをかましても、残念、全くの無反応はしらけ鳥が。

世の中は限りなく公平に、良く出来ていると感心します・・・


旅館の主のお話、それを要約すると手取川は本筋より支流、
谷に入った方が面白いそうです。

この市ノ瀬のベースを少し下ったところ、
後でスマホの地図を確認したのですが、三ツ谷川を勧められました。

「林道の入口はロープが張ってあるけれど、フックが掛かっているだけ。
 車で奥まで行けますよ。
 ただ・・・クマが出るからね。」

「クマよけの鈴や用意はあります。」

「それなら大丈夫でしょう、気を付けてね。
 それから車中泊は旅館の敷地を使いなさいな。
 キャンプ場の駐車場はワチャワチャとうるさいから・・・」

・・・斯様な星の元に生まれた小生、ご親切をありがとうございます。


<登山者・釣り人の朝は早く>

ご親切に甘え、旅館の駐車場で過ごした一夜。
翌朝4:00での起床ですが、ビジター・センター前の停留所、
そこにはシャトル・バスを待つ白山登山者、早くもその長蛇の列が。


きっと、キャンプ場の駐車場は、夜な夜なうるさかったことでしょう・・・

小生も朝食を食べ、身支度を整えて、手取川の支流に向け出陣です。


旅館のご主人の言われる通り、林道へハスラーを進めます。
でも、あまり、奥には行かない方が良いような。

頃合いの良い路肩に車を停めて、
クマ避けはクラクションを10秒間ほど鳴らします。

・・・ごめんなさい。
ご主人から教えて頂いた手前もあり、
詳細は省きますが、まともな入渓は難しい三ツ谷川でした。

その河原に降り立つのですが・・・

ご主人には申し訳ないのですが、本日は超の付く渇水は三ツ谷川。
どうでしょう、水深は概ね20~30cmくらい。

堰堤と堰堤に挟まれた区間は数百m。
存在する僅かな深場、それでも膝上程度です。


暫く粘りますが、ウンもスンも無く。
ここは雨上がりが狙いどころ、その釣り場のようです。

「さて、どうするか・・・」

昨日で見た限りでは手取川の本筋、ここよりは水量がありました。
折角の朝一番はその支流ですが、
きびすを返して市ノ瀬キャンプ場は脇を流れる手取川へ。


<手取川の本筋で>


しかし、先の支流と同じく山岳渓流はどこも谷が深く、
この本筋も川面まで落差があり、さて、入渓に一苦労です。

さすれば、一計を案じ・・・
枯れ沢を伝ってなら、安全に降りられるのでは?

都合の良いことに、キャンプ場内に小川が流れています。
そこを、伝って。

降りたところが斯様な案配。
やっぱり、ここ本筋も渇水気味かな?

それでも、この日陰のポイントで、
小さいながらも、どうにか結果を捻り出します。


徐々に陽が昇ってきました。
そして、徐々に少なくなる日陰の涼しさ・・・

昨日の打波川より標高の高い手取川は市ノ瀬。
それでも、どうでしょう、酷暑のガマンは午前中の早い時間限りか??


時間との勝負もありますが、ここぞのポイントからは、まずまずの釣果が。

ピントはボケていますが、山岳渓流に小ヤマメさんも。
渇水でない時、きっと楽しい釣行でしょう。


市ノ瀬の取水口が見えて来ました。
まま雲がかかり、そのときは風が涼しく感じられる手取川。
しかし・・・それも、潮時かな。


キャンプ場の駐車場で着替えを済ませ、
珍しくも河原以外で用意した昼食を頂きます。


入道雲の向こうから、遠くでゴロゴロ・・・遠雷です。
これが気になっちゃって。


残念、白山の遠望も本日はお預け。


まあしかし、初めての土地での釣行、それが上手く運んだ試し無しの小生。
それでも、今回もそれなりにたくさんの収穫がありました。
次回の釣行に繋ぐ手立てと思えば・・・

季節・気候を選んで、捲土重来は北陸路かな?



<データ>
●7月23日 9:30~11:30
河川        :打波川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :6.0m  渓秀 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1号
                天井糸 0.6号 0.5m 
                水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :アブラハヤ   2匹
気温   :24~30℃ 
天候   :晴れ
表層水温 :22℃ アカンですわ。
月齢   :13.1

●7月24日 6:00~10:30
河川        :手取川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :6.0m  渓秀 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 2~1号
                天井糸 0.6号 0.5m 
                水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :イワナ 7寸     2匹
          6寸     1匹
          小ヤマメ         1
気温   :17~27℃ 
天候   :晴れまま曇り
表層水温 :18℃ 
月齢   :14.1