2022年8月20日土曜日

アマゴのドレッシング・フォイル焼き

 


川で釣れたお魚は釣行から帰宅して直ぐ、
その晩に夕食として頂くことが、きっと一番おいしい事でしょう。

・・・渓流釣りを始めた10年ほど前のことです、
郡上吉田川で初めて釣れた、食べられるサイズのアマゴが一匹。

小学校は理科の時間、実習は「フナの解剖」でした。
その時を思い出して慣れぬ手つき、釣れたばかりのアマゴを川でお捌きして。

帰宅後はお魚を軽く水洗い、シンプルに塩焼きとして頂きました。
その味が格別に美味しかったこと・・・


「好きこそ物の上手なれ」という諺がありますが、
斯様に不器用な人生を歩む小生でも、毎週毎週で川に繰り出せば、
イヤでも少しずつ腕前は上がるものです。

釣果として一度に数匹のお魚を持ち帰った日には、
流石にその日の夕食として食べ切れるものでは無くなり、
結果、今では釣ったお魚は厳重にラップで包み冷凍保存しています。


今シーズンも早くも終盤。
今回は冷凍庫に溜まったお魚、それを美味しく調理して頂きました。


ご諸兄からのご教示もあり、ありがとうございます、
今では幾つかのお魚料理のレパートリーが。

燻製、一夜干し、みりん付け、などなど・・・

ただ、そこは「男の料理」、未だに小生の包丁捌きは悲惨なもので、
捌かれるお魚も、また、使われる関の孫六も、可哀想に泣いています。


今回はお魚も8~7寸程度のサイズです、
高度な医療技術?を要する「三枚おろし」は避けて、
お頭ハネのみ、和風ドレッシング・フォイル焼きとして頂きました。


まな板の上に居並ぶは、GWは馬瀬川と小坂川から頂いたアマゴさんです。

解凍は一晩の冷蔵庫保管にて。

シーズンOFFに研いだ関の孫六は出刃15cm、
オリーブオイルを塗っての保管はサビも無く、切れ味はもう抜群!

お魚は金タワシでヌメリ・ウロコを落とし、お頭のみハネて準備良し。

これをアルミ・フォイルに乗せます。

・・・いつもの家庭用アルミ・フォイル、
家内のお料理では余り使う機会が無くて在庫切れでした。

それに調理用は厚さも薄くて、
まま過熱・調理中に破れ、汁こぼれしていました。

今回はキャンプ用は厚0.035mmの丈夫なフォイルがあり、
(ミミズ養殖で日よけカバーとして使用、その余りです)
それを使用することに・・・


付け合わせの野菜はプチ・トマト、ブロッコリーそれに刻みネギを、
色取り良くフォイルの中に配置します。
ここにキノコ類を加えても良いのかも知れませんね。

して、味の決め手は・・・

西友オリジナルは「みなさまのお墨付き」!?
和風ドレッシングの「減塩」が小生のお年頃を物語ります。

でも、お魚のお腹の中と外側全体へ塩コショウを、
トドメはバターを加えるから意味無いですがね・・・

お魚とお野菜を入れた後、ドレッシングを掛け回して。

フォイルを閉じて、さあ、オーブンに。
設定は210℃、時間は30分間の焼き入れ作業!?

この調理法の良いところ、それはズバリ、「手間いらず」!

してして、出来上がりです・・・

8寸程度のお魚なら、この程度の焼き時間でOKですが、
尺モノのお魚は二枚おろしにするか、今少し加熱時間を長めにされた方が。



お魚の風味とガーリック&油は絶妙!
ドレッシングとの相性が良いンですね、きっと。
焼くことで醤油風味の玉ねぎ、その香りも際立ちます。

お味は美味しい事、もう、請け合いです、ハイ!



<渓流風景は初夏 馬瀬川と小坂川から>

















2022年8月15日月曜日

盛夏の渓流釣り~木曽 末川

 

木曽川の上流は御岳山の北東側、そこに開田高原は広がっています。

夏でも涼しい標高は約1,000m。

柳又の集落はその少し南、
開田高原の入り口で末川は西野川に合流します。

暑さ厳しい8月の中旬はお盆休みの季節。

この末川と西野川もそうですが、
小生にとって奥飛騨と安曇野、ここ木曽川上流は、
そんなお休みにくらいにしか行けない、とても遠い渓流なのです。


<末川は渡合~鱒渕間>

いつもは渡合の集落近辺で竿を出す小生。
毎度同じ場所ばかりでは修行にならない?とばかりに、
朝一番は渡合の少し上流へ、林道をかき分けて入ってみました。

末川のこの近辺は存外に谷が深く、川通しの移動が難しくて。

今回のように林道を伝って川に降りても、その場所はワン・ポイントのみ。
次のポイントへの移動は、また林道を登ってR361を経由する必要が。
これはある意味で、釣れるか・釣れないか、「賭け事」なのです。

さて、倒木が川を遮るこの一級ポイント、案配は如何に??


・・・昨夜は雨上がり。
標高の高い高原が故に気温は20℃以下だったのですが、
意外と湿度が高くて車内は熱気が籠り、いささか寝苦しい夜でした。

車中泊サイトはR361沿い、
トイレだけポツンと併設された駐車場、お盆です、他車中泊様も何台か。

しかしイケませんね、
小生のお隣さんは川越ナンバーのワゴンR、
蒸すからと言って、急に夜中にエンジンを始動、エアコンをONへ。

ますます、寝れまヘン。。。

やむなく、
一級ポイントはトイレの近くを諦め駐車場内を車両移動、
我が人生を模したかの如く、栄光の王道を外れ端の端での寝直しでした。


・・・そんな翌日の早朝は朝一番です。
心優しい観音さまのご加護・ご認識があれば、
昨夜のハズレを引いてしまった小生に、にっこりと微笑んでいただけるハズ!

しかしながら・・・
アタリはあれどもノリは無く、
本日の出鼻を挫かれる有様なのでした。。。


<やっぱり渡合の集落へ、それでも・・・>

車での移動は数分程、いつもの把之沢川と末川の出会いへ。

毎度で同じポイントでは釣り修行にならない、と申しましたが、
このポイント、前回と渓相が変化しています。

以前は橋の上流に流れの弛み、いい味の流れが有ったのですが、
今日の様子ではそこは白波が立つ急流に。

代わりに橋の下流側、そこに表層渦巻く深場はイイお流れが。

渓相が変われば、攻め方も変わります。
錘は1号、川底の岩が多い末川、根がかりを嫌って糸フケは短めに。
橋の袂の緩い流れから、仕掛けを馴染ませ、徐々に徐々に流れの太い本筋へ。

把之沢川と末川の出会い、過去にハズレはありません。

小物を含め6~7寸もののアマゴさん、サイズに似合わず走ってくれマス。


<今回も下流へ下ります>

この渡合の集落から下流の末川、
西野川の合流まで人家も無く深い渓谷が続きます。

本日、この橋の横に駐車車両が無いということは、
小生が末川の最下流(ほんと、我が人生?)に位置します。

西野川の堰堤から遡行する、も無くはないでしょうが、
それは余程の猛者か、はたまた、世捨て人(つくづく、我が人生?)です。

渓相の変化、それに期待して、今回も末川を下ります。


少しづつ遠ざかる、渡合の集落は赤い屋根。


まだこの近辺は護岸に人工ブロックが。
そのブロックの直下は木々の下、早い流れが見られます。

その流れが収まった緩い流れの深場、
以前はさっぱり手応えがありませんでした。


でも、渓相が変化している本日です、何か以前と違うのでは?

何事もトライ!
試しに竿を延ばして仕掛けを流してみます。

川底は岩の少ない砂地がメイン。
ここでは糸フケを長めにセッティングして。

すると・・・



もう、ポコポコと・・・塩焼きサイズのアマゴさんばかり。


末川では毎回、必ずイワナさんが釣れるも、本日は見事にアマゴさんばかり。

花魁、はたまた、キャバクラ嬢と称される側面の朱点がハデなアマゴさん、
放流ものとしてでしょう、木曽川水系ではよく釣れるのですが、
今回の末川はいずれも、素朴な朱点のお魚ばかりです。

・・・個人的には、ハデな朱点のアマゴさんは、やはり気味が悪くて。
それでも、
本物のキャバ嬢さんは、個人的ですが、嫌いでは無いですね、ハイ(笑)・・・


<今少し、末川下り>

いつもは不調な人工護岸の流れ、
意外な好釣果に驚きながらも、ここは出切った感が。

もう少し川を下れば深い渓谷の入り口、落込み&小淵があるハズです。

ここも渓相が若干で変化しています。

写真右側の本筋が残念、少し細くなった感が。
代わりに左側の浅瀬、これは以前はありませんでした。

ここには大きな倒木があったハズなのですが。
きっと、かなり規模の大きな出水、それが有ったのでしょう。

細くは成りましたが、本筋に淵はご健在、そのご様子は・・・

若干で朱点がはっきり目、それでも控え目は木曽アマゴ。

まだまだ川は下流へ、深い渓谷へと続きますが、
もう一段下の大淵、そこまで至る気力と体力、
照り出した夏の日差しで削がれます。


お昼が近くなるにつれ、青空も広がり始めて。


今回も末川は、よく歩きました。

夏真っ盛りの厳しい季節ですが、
台風一過、水量もあり、適度な風も雲もあって。

サイズ的には今一歩、それでも数は重なりました。



渓谷を折り返して退路、また渡合の集落に向けて。


川から上がり着替えを済ませ、
12時のサイレンを聞いた後、今シーズンも末川を立ちます。

帰路は県道を三岳方面へ、夏の開田高原を満喫します。
途中は柳又の展望台から御岳山を望み。

でも残念、
ここでも観音さまのご加護は薄く、その御岳山の頂は雲の中でした。

展望台の眼下は西野川。
少し無理して、やってきますか、初秋はまた、木曽の渓へ。


<データ>
8月14日 末川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1~1B号
              天井糸 0.7号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :アマゴ 7寸        4
          6寸        3
                  小アマゴ              数匹
                お盆です、全リリ~ス
気温   :17~24℃ 
天候   :小雨のち曇り
表層水温 :17℃
月齢   :16.4












2022年8月7日日曜日

夏ヤマメと夏アマゴ~庄川本流釣行

 


飛騨荘川の天然記念物は「治郎兵衛のイチイ」。
今シーズンは2回目、先々週に続きその駐車場での車中泊でした。

庄川が作ったのであろう河岸段丘、その中腹にある駐車場。
その位置から庄川は伺えませんが、せせらぎの音は良く聞こえます。

涼しい曇り空の早朝です。

昨夜は到着の前まで雨のご様子でした。

眠りに着く前は車外での一服、
見下ろす雨上がりの暗い田んぼ、その中に小さく白く光る点が幾つか。
ホタルでしょうかね?

今週末の車中泊はとても良く眠れました。


<ご同輩の居ない庄川本流>

雨上がりで曇り空、とても涼しい朝です。

今日は好条件が重なって、きっと釣り人で混み合うのでは?

そんな覚悟をしていましたが、
意外にも庄川のこの辺り、ご同輩の影は全く無くて。

しからば・・・
河原が広くてアユ釣り向きの本流、
釣り下ってもお魚に悟られる心配はないでしょう。

まずは本日一番の本命、暫く上流に登った大淵を目指します。


川は笹濁り・増水していますが、これくらいは渓流釣りなら許容範囲内。
ポイントを選べば渡河もできる程度です。


♬このカーブ曲がれば、別々の明日が見える・・・♬

見えて来ました、朝霧に陽が差し込む大淵が。

この上流の落込みは激流音、岩と木立に囲まれた大淵に響きます。

そんな中、朝霧を切り裂く本流竿での振り込み。
落ち込み後のうねった水面、その上を静かに目印が移動します。


・・・毎週末での小さな旅は、小生の渓流釣り。

もちろん、
お魚が釣れないよりは釣れた方が楽しいのですが、
非日常は前夜からの車中泊、そして早朝の山の中の流れ。

川面を伝う風はとてもやさしく、
釣りに集中すると、せせらぎの音は限りなく静寂、
その中に身を置くだけでも、十分に楽しくワクワクするのです。


・・・何を今さら、改まって、そんなことを?

いえ・・・

実は、本日一番は本命として訪れた大淵なのですが、
先ほどから、朝霧を切れども切れども、音沙汰が無いのです、お魚の。。。

全くの無反応かと言えば、そうでも無くて。
でも、お出まし頂けるのは小ヤマメさんばかり・・・

お!これは!
たまの場合でも、残念、6寸どまり・・・

諦めの悪い小生、
え~い、落ち込みの白波まで仕掛けを入れるんじゃ!
とばかりに、腰のあたりまで立ち込んで。

・・・ウエットの下は下着のおパンツ、水が染みてぐっしょり。
でも、夏の渓流釣りです、濡れてなんぼの商い!
帰路の着替えはイチイの駐車場、そこでストリップを演じるだけ!

それでも、
一時間ほど粘りましたが、
雨上がりの朝の大淵は、清涼感のみ、得られただけで退却です。


ここから上流は大岩が通せんぼ、
一旦、R158に出るか、釣り下がるかのみ。

ご同輩の気配が無い本日、
流れの太い本流でもあります、
予定通り、治郎兵衛のイチイに向け、中小場所ネライで下ります。



<出ない大場所、出る小場所>

曇りがちな本日ですが、陽はかなり登ってきました。

まま雲間から覗く、夏の青空。

この近辺はアユ釣りのポイントなのでしょうが、
この時間でもナゼなのか、本日、アユ師さんの姿もなくて。

夏のこの季節、
そのアユ師さんとのバッティングを嫌い、
渓流釣り師は庄川の本筋、そこを避ける傾向にあります。

その加減なのでしょうか?
育ちに育った釣り残り??

こんな岩際は流れの弛み、油断をしていました。

結構な引き・走り具合は重量級、
良い面構えをした泣き尺ヤマメさんでした。

好条件のハズな本日。
早朝からがんばって、ようやくの納得はその一匹。

でも、小場所なだけに、ここ、お後は続かないでしょう。
お魚を撮影して友舟に納め、
お茶と一服を所望の後は、引き続きで川を下ります。


<で、中場所は桃源郷!?>

もう暫く下ればイチイの駐車場。

ここからは平瀬が一色川の出会いまで続きます。

その平瀬の上端は落込み。
昨年はここで、岐南からの古老より、マジックを見せられました。

開けた場所に何の変哲も無い、中場所は小淵です。

そんなことから、昨年は竿を出しませんでしたが、
本日は最後のポイント、ここにトライしてみます。


川にせり出すボサをかき分け、屈曲した流れの中心に鎮座します。
お空は曇り空、いい案配です、自分の影が川面には薄く反映して。

8.5m竿を大きく振りかぶり、白波に仕掛けを投入、
高速で移動する目印、
白波が収まる対岸はボサのギリの手前、落ち着きます。

ゆっくりと流れる目印。
水面がウネリに変わった水域で目論見通り、アタリです。

アワセに返す手応えは先ほどの小場所同様、
イイ感じの良型か、尺は無いかな?

仕掛けは0.3号、
ムリせず適度に泳がせたら、お魚のお顔だけを水面に。


・・・お魚の全身が水中で無理をすれば、
そこは彼らの住む世界、全力で泳がれては糸切れです。

とは言え、このサイズです、
「抜き」は全体重が細糸に掛かります。
この場合、上半身だけ出した「お嬢様の半身浴」が宜しいようで。


お目文字が叶ったお魚、
それは薄く朱点が残るアマゴさんでした。

この子もイイ面構え。

本日の中場所は、このポイント・・・出ます。

ウロコの剥げかけた猛者ヤマメ。

パーマークが薄く残る半銀チャン。

ここ子は完全な銀チャンです。


ウネリの川底を凝視すると、まま幾つかの黒い影が動きます。
レーダー?には、何がしかの「水中艦隊」の存在が。

針掛かりすると、その中の一隻が大きく転舵、
ギラリと光る川底の銀影、黒い水中艦隊に乱れが生じて。


でも、この一隻は今までと違いました。
引き具合が超ド級、銀影・黒影のサイズも段違い。

いつもの持久戦、そして最後はバラシ。

しかし、仕掛けの先の針は健在、
掛かりのみ浅かったか・・・痛恨です。



<イチイの駐車場で>

釣りを終えて川から上がり、駐車場で昼食を頂きます。

いつもなら暑くてとても長居は出来ないのですが、
本日は少し湿った心地いい風、それが河岸段丘を抜けていきます。


腹七分目の軽い昼食。
食後はそれでも眠気が誘い・・・

ドアを全開にして、抜ける夏の風の中、暫しのお昼寝です。


<データ>
8月6日 庄川
エサ   :ミミズ、ブドウ虫
竿    :8.5m  渓峰本流 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘  B2号
                    天井糸 0.7号 3.0m 
                    水中糸 0.3号 4.5m
釣果   :ヤマメ 29cm 1匹
          27cm 1匹
          7寸   1匹
          6寸   3匹
      小ヤマメ     数匹
      アマゴ 27cm 1匹
          6寸   1匹
気温    :18~24℃  
天候    :曇り
表層水温  :18℃
月齢    :8.4