13日の金曜日、その夕方。
仕事を終えてスマホを確認すると、家内からLINEが届いていました。
2台ある我が家の自家用車。
「舌切り雀」じゃないですが、小生は主に軽自動車を、
家内は大きな車(と言っても、ヴィッツ)を使っています。
最近、そのヴィッツの調子が悪くって。
LINEには家内の悲痛な訴えが・・・
家内曰く、本日は走行中に突然カーナビが消え、車からポン!ポン!と音が、
その後はインパネに黄色いびっくりマークと赤いハンドル模様?
そんな警告灯が点灯した、もう、死ぬかと思った、とのこと。
・・・運転下手、メカ音痴の家内です。
なんのこっちゃ?要領を得ません。
ただ、無事なご様子は何よりです・・・
先月に車検を受けたばかり。
不調の症状としては、朝一番のエンジン始動が今一つでした。
先々週はそのディーラーで様子を見て頂いたのですが原因不明。
直る保証は出来かねますが、燃料噴射器を交換されては?
と、しっかり7万円!!のお見積りが笑顔と共に。
暫く様子を見てみます・・・
の苦笑いで、お店を後にした我が夫婦でした。
帰宅すると既に机上には1万7千円の領収書が。
警告灯が付いてから家内は直ぐにディーラーへ直行。
車載PC履歴からバッテリーの不調と判明、交換してもらったそうです。
「明日は川へ行くんでしょ?
様子見を兼ねて私の車で行ってよ。
もう、あんな死ぬような思い、まっぴらご免だわ!」
・・・そんな、こんなで、昨日は「実験台」。
「病み上がり」のヴィッツで行く、晩秋の木曽路は一人旅と相成りまして候。
前置きが長くなりましたが、出立時の朝一番のエンジン始動・・・良好でした。
一路、中央道を中津川へ向けて。
<最初は阿寺渓谷へ>
何事もモノには順序と言うものがあります。
お勉強なら、小学校から始まり中学校、そして高校へ。
将棋ならまず、飛車前の歩、もしくは角スジの歩から。
恋の旅路もA、B、C、D・・・少しずつ順を追って。
思えば小生の木曽の釣行、初っ端は西野川・末川の奥座敷・本丸からでした。
・・・恋路で言うならば、初デートでいきなりの「C」かな?
意味が解らないボクちん・お嬢さんは、ご両親に尋ねてね・・・
でも名古屋方面から見て、もっと手前にも名だたる名川が。
その一つが、ここ、阿寺川でしょう。
エメラルドの流れ、色づいた紅葉、背後の青空とベスト・マッチ!
渓谷の入り口に車を停めて、川沿いの林道を登ります。
熊の出没?
へ!こちとら、毎度のことよ。
お腰に熊鈴、防水スピーカーで行進曲!
渓谷の入り口から始まる、いきなりの山岳渓流。
標高は低いはずですが、大岩が転がり、落差のある流れが続きます。
この流れだけ見ていると、ここはイワナの渓でしょうか?
6mは小継竿の出番です。
林鉄の赤茶けた橋が見えてきました。
往時の状況、風情を感じさせます・・・
渓流沿い、林道沿いのモミジも、今が陽に映える丁度の見頃です。
・・・来シーズンに期待が持てる阿寺渓谷。
何事も、順を追って、進めましょう・・・
木曽川との合流点はダム湖を形成、遠くに中央アルプスの山々が。
お天気の良い本日、碧がとても目に沁みます。
<お次は上松 小川へ>
尾張北部の小生の自宅の近く、そこに木曽街道という古道があります。
その昔、尾張藩のお役人が木曽桧・木材の管理地へ向かう道として、
その終着点がここ、上松の赤沢でした。
そこに至る途中は上松で木曽川に合流、小川はここを源に発しています。
上松の町から少しだけ登ったポイント。
先ほどの阿寺川とは趣が違い、頭上の開けた川幅のある流れ。
小生には馴染みのある、きっとアマゴの渓でしょうね。
阿寺川では見頃であった紅葉。
ここまで登ると、既にそれも終盤の時を迎えています。
この小川、それに沿った林道を登り。
ここから上流は禁漁区、赤沢自然休養林はこのもっと上流です。
林道を奥へ奥へ、登りに登って・・・
休養林には管理事務所と公園がありますが、今は既に冬季閉鎖の時期。
大工さんが事務所の保全作業をされていました。
風景も紅葉を終えて、冬の装いそのもの。
大工さんの金槌・のこぎりの音が響く、誰もいない公園でお昼を頂き、
再び上松に向けて山を、小川を下ります。
途中、車中泊が出来そうな、公衆トイレもしっかりとチェックして。
・・・この上松 小川も来シーズンのお楽しみになりそうです。
<最後は木曽川本流 宮ノ越>
木曽の渓での釣行は、これまで支流ばかりでした。
本流筋である木曽川では、まだ一度も竿を出したことも無く。
思えば・・・
木曽福島より南で釣りをされているご同輩、左様な方をお見受けしたことも無く。
と言うことで、木曽川の本流はその上流、宮ノ越まで登ってみました。
ここまで登ると大河 木曽川も川幅が狭まり、これならポイントも絞れそうな。
・・・撮影している背後では、中央本線の特急しなの号、轟音で橋梁を通過です。
「巴淵」と名の付く、大きな淵の終端は堰堤、斜陽と紅葉の対比、きれいです。
淵の上には中央本線が。
「巴淵」の立看板を拝読すると・・・
なるほど、聞き及んだことがあります。
「巴」は木曽義仲の巴御前から頂いているようです。
・・・失礼ながら、
女豪傑なところはウチの家内に似ているような。
でも、とても義仲思いであった巴御前です。
調子の悪い自家用車の試運転に旦那を駆り出す、
なんて事はされなかったのでは・・・我が不徳の至り。
・・・この木曽川本流も、これまた来シーズンが待ち焦がれます。
本日のヴィッツ、エンジン始動はすこぶる快調、ポン!のポの字もなく。
コロナの影響で春から夏にかけて、ほとんど家から出なかった我が家内、
ここ最近の冷え込みで、ついにはバッテリーが上がってしまった。
何となく、不調の方程式、その関連が見えてきますね。
無駄になる7万円が1.7万円で済み、誠に悪運の強い我が家。
来シーズンの木曽の渓。
そこでの豊漁も、これにてお約束が間違いなし!?でしょうか。
2 件のコメント:
こんにちは!
ヴィッツもバッテリー上がりで良かったですね。
でも、故障を機会に買い替えをしてサイドワインダーさんの好みの車にするという手段もあったと思いますが…。
木曽釣行も楽しみですね(^_^)
アサシンさん、こんにちは!
先の見えない昨今、なかなか、景気の良いお話には、進めそうになくて。
10年前に赴任していた東欧の小国では、このヴィッツ(ご当地では既にヤリスの名前でした。)がタクシーとして使われていました。
その帰国後に購入したヴィッツです。
もう10年近く乗っていますが、走行距離は未だ20,000km。
流石は運転下手、出不精の家内です。
まだまだ、乗り続ける必要がありそうです・・・
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