とても暑かった日中より気温の下がった宵の口、
幸いにも今夜は風があります。
それでも 道の駅 明宝 の気温は涼しいとは言えぬ25℃、
その中でも多くの車中泊車両が停まっていました。
夜空には少し肥えた月がぽっかりと浮かび。
「明日は暑くて吉田川はムリかな、やはり馬瀬川にしようか・・・」
一服を所望した後、暑さが抜けない夜を避けもうひと踏ん張り、
郡上 明宝 から、せせらぎ街道は坂本トンネルを抜け、南飛騨 パスカル清見まで。
幾分かは下がりましたが、それでも気温は22℃、
その数値と反比例して車中泊車両はとちらの方が多め。
今週末も運転席の窓に網戸を張っての車中泊は、
その開けた車窓から入る僅かな夜風と、
闇から届く涼し気な馬瀬川のせせらぎが救いです。
<晩夏の渓流釣り>
2~3日前に夕立が降った様ですが最近の酷暑に日照り、
先週末の奥飛騨 高原川の様にはいかないでしょう、
恐らくは渇水もしくは大きく減水では?
・・・厳しい釣りが予想されます。
ただ正直なところ、もう釣果は度外視です。
行く夏と申しましょうか、季節の移り変りが感じたく、
お盆休みの最終日、ただただきれいな流れ、それに触れたくて。
どうせなら、今まで竿を出したことの無いポイントで、
また無理は避けて、暑さが厳しくなる前は午前中の早い時間のみとして。
馬瀬川は老谷のキャンプ場の外れ、
壊れた吊り橋の袂から本日は釣り上がります。
幸いにも思ったほど水は低くありません。
それでも、
ウエーディング・シューズから素足に伝わる水温、
いつもの馬瀬川の切れる様な冷たさ、それは無くとてもヌルいです。
その条件でも、小アマゴさんは元気!
アタリはあるのですが、なかなか針掛かりには至らず、
ブドウ虫を器用に針から外していかれます。
・・・酷暑の中でも元気いっぱい。
明日からお仕事でヘコみ気味なおじさんに、
少しだけでも良いからその元気、分けて頂けないでしょうか?
<計算通り、行くか・行かぬか>
馬瀬川のこの辺り、南西から北東に向け川は流れています。
その馬瀬川の右岸、南側には小高い山々が連なります。
・・・もう間もなくで夏至から二か月が経過。
厳しい暑さを避けての釣行です、
計算上では昼近くまで右岸は山影・日陰に隠れるのでは?
それに、暑いと喰いが渋るお魚にとっても、
カンカン照りの日なたより、薄暗い日陰の方が良いのでは?
「策士、策に溺れる」と申しますが、果たして・・・
運も重なり、今朝は曇り空。
昨夜から続く僅かな風は釣りの邪魔には成らず、
釣り歩くと額に噴き出る汗を乾かし、少しだけひんやり、気持ちが良いです。
ユルめの流れからは、こちらもお元気、お外道様が。
南側の山と川との間に距離がある区間、
もう間もなくでそこに突入となりますが、
日が当たりとても眩しく、とても暑そうです。
<今日のハイライト>
日照りが続くと恐らくですが、
お魚の関心は流れ下る川虫・オタマジャクシより、
木々の緑から不運にも落下する、芋虫・昆虫に向くようです。
振り込みが難しそうなセリ出た樹木下。
落込みの白波と白波の間、僅かに覗くお魚の休憩所は流れの弛み。
エサはブドウ虫を装着。
太糸のチョウチンへ張り替えることなく、
細糸0.3号はそのままのサイド・スローにて振り込みます。
・・・この場合、粗忽者は木釣り・枝釣りの粗相をするのですが、
珍しくも狙ったポイント、そこにテンカラ釣りの如く着水します。
アタリにアワせると・・・
とても良い手応え、重さのあるお魚が掛かりました。
取り込みで枝葉掛けにはご用心。
竿は立てずに横に寝かせて、お魚を樹木下から引き出し。
アングりと開いたお魚の大口、それがこちらに迫ってきます。
どうにか糸を切らせずに、
でっぷりとしたお魚を納めることが叶いました。
<日向は暑くて・・・>
この岩場を登れば、対岸にはキャンプ場が。
アウトドア施設を作るには、斜面から距離のある開けた場所が安全です。
結果、先ほどから暑い暑い日向での釣行・・・
イイ感じの大場所、
岩に囲まれた落込み&淵なのですが、残念、魚信はやはり遠のきます。
そんな遠のいたアタリはある意味で好機とばかり、
岩場を登り切ったところで一休み・・・
夏の盛りは少し越え、よく見ると秋の草花がちらほら。
この厳しい暑さ、それも峠越えでしょう。
その峠も越えれば、今シーズンも残すは一か月、
楽しくも果敢ない秋の釣行となります。
岩場を登ったキャンプ場前の瀬。
僅かですが一匹だけ、
岩の間は細い流れから、これまた細いイワナが釣れました。
このイワナさんを最後に、本日はこれまでかな。
キャンプ場の橋を渡って入川口まで戻ります。
お盆休みの最終日、
キャンプ場のお客さんでしょう、
河原では家族連れが水遊びを楽しまれています。
移り行く季節を堪能したく釣果は度外視、
などと控えめに申しましたが、閉じてみれば意外にも・・・
う~ん、加えて計算通り、
我がハスラーは未だ山影・日陰の中でお待ちかねでした。
<データ>
8月18日 馬瀬川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :6m 天平
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.7号 0.7m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 1号
釣果 :アマゴ 8寸 1匹
6寸 1匹
5寸 4匹
イワナ 6寸 1匹
ウグイ 2匹
気温 :20~25℃
天候 :曇りまま晴れ
表層水温 :21℃
※馬瀬川上流でこの水温・・・
月齢 :13.7
8 件のコメント:
こんにちは!
馬瀬川での釣行、お疲れ様でした。
暑い中での釣行に羨ましさもありますが、やはり、苦労の割には……という感じはしますね。
私も皆も全ての人が、同じように釣果よりも涼し気な場所に癒されに行くのです。
今週末は、私も久しぶりに出撃予定です!
アサシンさん、こんにちは。朝の10:00には終えた今回の馬瀬川釣行でした。釣行後は峠を下っためいほう温泉でのんびり。明宝高橋は吉田川の袂で用意してきたコンビニのパンを食べ帰宅しました。水量だけなら吉田川も高かったのですが、明宝高橋の気温が32℃!それでもアユ師さんは居られましたね。36℃は美濃市のR156沿いの長良川でも。。。
渓流釣りとアユ釣り、何か暑さをしのげる根本的な違いがあるのでしょうかね?それとも、根性でしょうか??
次週の高原川へのご出陣、きっとまだ水も高く、爆釣りと思いますよ。
こんばんは!
馬瀬川上流釣行
お疲れ様でした!
8/18に更新がなかったので
土曜日は行かれてないものと
思っておりましたが
まさかの日曜日釣行とは
びっくりしました
まだまだ尾張北部は残暑厳しいですが
馬瀬川では秋の草花がちらほらとの事で
少しずつ秋の訪れを感じます
今シーズンもあと1ヶ月程
小生も頑張ります
白いワゴンの男
こんばんわ.
苦戦されましたが,良いアマゴが釣れましたね.
生き餌テンカラですか.
狙った魚ですね.
その他のポイントは写真で見させて頂くと良い渓相ですね.
水がぬるいと難しいって事ですね.
後1か月半ですね.
白いワゴンの男さん、こんばんは。移り行く季節を感じたいけれど、恐らくは釣れないしメチャ暑いだろうな・・・などと、うじうじしていたら日曜日の釣行になってしまいました。次の日の業務に差し障りが無いよう、早めの切り上げでしたが、行って来て良かったです。
早いもので今期もあと一ヶ月ほど。今週は雨の日が多い予報から、早くも来週末に夢見るたわけ者です(笑)。
patchitupさん、こんばんは。生き餌テンカラとは、センスがあって良いネーミングですね。思った場所からネライ通りに出てくれて・・・こんな釣果が続けば言う事無し!なのですが、毎年、腕前が軌道に乗った辺りで、残念、シーズンOFFなのです。。。
残り僅かな漁期ですが、来期にも繋げられるよう、がんばって精進します。
おはようございます
馬瀬川上流釣行お疲れ様でした!
ここまで来ると鮎師は、いませんね〜
今年はえらい人気ですからね、馬瀬上が💦
この時期のアマゴは、丸々してますね♪
一雨出たらと思ってるうちに禁漁が近づいて
あと少しの期間ですが、楽しんでください😊
もっさん
もっさんさん、こんにちは。
暑い暑い昨今です、日影を選んでの釣行でしたが、それでも10:30くらいには引き上げました。馬瀬大原の道の駅に近い瀬ではアユ師さんを見かけるのですが、この日はさすがに水遊びするご家族連れのみでしたね。
あと一か月少々となってしまいましたが、少し涼しくなるこれからの季節、楽しんで参ります!
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