春先は郡上や奥三河の小渓流から始まる小生のシーズンも、
思えば早いもので、この9月末で終焉を迎えます。
それより少し早く、
ここ庄川を始めとする奥飛騨の渓流、
秋の訪れも早くて9月10日から禁漁です。
その最後の釣行を明朝に控えて、
いつもの車中泊サイトは荘川 治郎兵衛のイチイ前駐車場。
日中はとても暑かったのですが、
昨夜のここへの到着時は吹く夜風も涼しくて、
虫の音が騒がしい中、夜空には満天の星屑が広がっていました。
ひところより日の出の時刻も遅くなり。
目覚まし時計の設定を怠って、
前回同様4:10に起こされたのですが、周囲は未だに真っ暗。
寝台を片付け朝食を食べていたら、
ようやくにも明るくなり始めてきました。
車中泊には丁度良い気候になって来た昨今も、
これも残念、残すところあと3回ほどのお楽しみです。
<治郎兵衛のイチイ、そのご加護を頂いて>
シーズン最後の庄川釣行は本流を、この車中泊サイト前からさかのぼります。
ノロノロ台風の影響も過ぎ去り水位は平水、
7m小継竿を使っての釣果は瀬から小ヤマメさんが。
・・・まだ先ではあるものの、
来るべく厳しい季節を乗り越えるが為に食欲は旺盛です。
東西に流れ遮るものが無い庄川のこの辺りにも、
ようやく朝日が差し込んできました。
風はあっても僅かで、それも涼しく雲が少ない早朝、
見通しのきかない深瀬の底から、
先ほどとは違って、とても力強い魚信が得られます。
8寸程度でしょうか、
良く走りました、イワナさんがお出ましに。
展開の読みが難しい秋口の渓流釣り。
それでもここまで、朝一番の調子は良さげです。
<お荷物を引っ提げての釣行>
・・・その昔、
「いつかは、クラウン」
なんて言うCMフレーズがありました。
小生は車は軽で十分なのですが、
私的に毎年の秋終盤の渓流釣行で思うこと、
それは、
いつかは「鼻の大きく曲がった、黒い面構えの雄大ヤマメ」なのです。
そんな思いも重なって、
このルートはその最後に控える大淵、そこでの大一番を期待して、
途中では長すぎて使用できない10m本流竿を、
とても厄介なのではありますが、片手に持って川をさかのぼっています。
・・・本日の朝一番からの好調、とても期待が膨らみます。
先ほどの8寸イワナもそうでしたが、
行き掛けの駄賃は大一番の前哨戦、
この中淵でも結果を出したい!
その熱い思いが通じてなのか・・・
う~ん、イイんじゃ、ないでしょうか!?
庄川では珍客となる、ニジマスさんではありますが。。。
<決戦の場は木漏れ日に光る大淵>
遡ってきた秋の飛騨は庄川本流。
所々で既に黄色くなり始めた葉が見られます。
河原の至る所ではススキが風に揺れて。
そんな秋の渓流風景を楽しみながらも厄介な長竿を抱え、
いよいよ到着しました、
「鼻曲がりの黒顔」を期待しての大淵に。
陽が水面に差すも深場は水の緑が濃くて、
底の様子は伺い知れない鈍く光る大淵。
その袂で7m小継竿を仕舞い、10m本流竿を取り出します。
・・・さて、まずは、掛ける事を念頭に。
楽観主義者は天井糸は0.7号を4.5m、
水中糸は0.3号を、これまた4.5mにて。
想定するお相手は「鼻曲がりの黒顔」。
恐らくは40cm近いであろうお魚です、
そのサイズを0.3号で仕留めた実績はあるものの、
果たして本当にイケるのか??
「まあ、掛かったら掛かったで、
そんときゃ、そん時!何とかするさ!」
頭上の枝木を注意しながら、大きく長竿を回して振り込みます。
大きな大きな大淵です、
遠投しても本筋に仕掛けが届くか・届かないか。
そんな何度目かの振り込みの後、来ました、アタリです。
これは、ご愛敬ですね。
しかし、まあ、よくも斯様に小さな・・・
さあ、気を取り直して、振り込み続行!!
う~ん、この子もご愛敬か。。。
クっ〇~、負けるもンか、負けるもンか!!
・・・と、
三度目の正直はイイ反応が。
しかし、大き目の塩焼きサイズ、かな??
やっぱり・・・
撮影すると黒顔どころか、ハレーションで、こりゃ白顔です。
そうこうする内に、頭上の小枝に仕掛けを引っ掛け、ジ・エンド。。。
<蕎麦が花咲く荘川>
「鼻曲がりの黒顔」には御目文字が叶いませんでしたが、
読みの難しい秋の釣行、そこそこだったのでは?
川から揚がり、駐車場へ向かうあぜ道にて。
白く小さな蕎麦の花が満開。
毎年でこの花を見ると、奥飛騨でのシーズンOFFを感じます。
お昼近くになり、雲が出て来て過ごしやすくなりました。
昼食を頂いた後は丘を渡る涼しい風の中、
行くシーズンを惜しみながら、窓全開でのんびりお昼寝でした。
<データ>
9月7日 庄川
エサ :ミミズ、ぶどう虫
エサ :ミミズ、ぶどう虫
竿 :7.0m 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
竿 :10m SGロング
仕掛 :針 吉村7号
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.7号 4.5m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 2B号
錘 2B号
釣果 :イワナ 8寸 1匹
アマゴ 7寸 1匹
ニジマス 7寸 1匹
ヤマメ 5寸 5匹
気温 :15~26℃
※朝は冷えました
天候 :晴れ
表層水温 :19℃
天候 :晴れ
表層水温 :19℃
月齢 :4
8 件のコメント:
こんにちは!
奥飛騨ラスト釣行、良い釣果で終われて良かったですね。
大物の鼻曲がりは、渓流釣りの憧れですが、なかなか姿を見せてはくれませんが夢は見させてもらえます。
次は、奥美濃釣行かな?
期待していますよ!
アサシンさん、こんばんは。やっぱり秋は直ぐそこまで来ていますね。荘川の朝は少し寒いくらいでした。大物の鼻曲がり、ネットでは写真を見るのですが、直で見たことはまだ無くて。サツキマスと一緒で、いつかは・・・この秋にそれが実現すれば良いのですが。
次週も夢を持って釣行に臨む所存です。
こんばんは!
奥飛騨最終庄川釣行
お疲れ様でした!
良型がイワナ、アマゴ、ニジマスで
3種類そろってよかったですね
10m本流竿と7m竿の
二刀流で遡行をされたとの事、
くれぐれも竿を置き忘れないように
気を付けてくださいね
小生は8/12の釣行の際に
堰堤下でトラウト用の竿とリールが
忘れられているのを見つけて
郡上漁協に届けておりますので…
白いワゴンの男
白いワゴンの男さん、こんばんは。川での忘れ物を漁協まで届けるとは、良いことを為されましたね。仰るとおりで、本流竿は河原の雑草の上に置いての釣行、忘れちゃイカンと気を揉む釣行でした。何年か前ですが、別の本流竿を板取川に忘れ、帰路は途中で気が付き取りに戻った粗忽者です。
ルアー竿の持ち主も、きっと喜ばれていると思いますよ。
こんばんは
禁漁前に、いい感じで庄川で釣れましたね!
これでしばらくは、庄川に行けませんけど
まだやれる河川は、あるので
ギリギリまで釣りに行ってくださいね😍
もっさん
こんばんわ.
荘川は秋っぽい感じですね.
はな曲りは御母衣ダムから遡上物ですか?
私もお目にかかりたいです.
釣られた魚は皆ヒレピンで良い顔してますね.
流石本流です.
もっさんさん、こんばんは。ミミっちいお話ですが、今年の庄川は年券の元が僅かに取れませんでした(笑)。思い返せば今シーズンの春、荘川はいつまでも冷え込みが続き車中泊がペケ。これが尾を引きました。
でも最後の釣行は秋本番が近いことを感じさせる、季節感のある釣行でした。しばらくは伺えませんが、また来年を楽しみにしています。
patchitupさん、こんばんは。はい、秋の到来を感じさせる荘川の釣行となりました。鼻曲がりにはお目通りが叶いませんでしたが、イワナにヤマメ、アマゴとニジマスで賑やかな釣果でした。新規開拓でもう少し御母衣湖に近いポイントも考えたのですが、シーズンの最終週です、ご同輩を避けて通い慣れたポイントに落ち着きました。
今年も残り3週間ですが、悔いの残らないよう、励む所存です。
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