2022年9月18日日曜日

秋の渓流~馬瀬川上流楢谷釣行

 

「へ~、庄川漁協って、ネットにホームページ(HP)があるんだね。」


・・・今シーズンから渓流釣りを始めた同じ職場のAさん。

雨で中止となった9月一週目の庄川釣行、
その前日の金曜日は、慌ただしい業務の最中、
隣の机のAさんから斯様なお声がけを頂きました。

「ほら、HPには川のライブ映像があるよ。
 あら~、庄川は時間と共に増水しているね~。」

小生もAさんも寄る年波、
ノートPCの小さな画面では文字が見づらくて、
会社支給は大型モニター、それを接続してのお仕事なのです。

大画面にデカデカと映し出されるは、雨で増水中の庄川のライブ映像。

「あれ?釣り人じゃないか?
 こんな金曜日の、しかも雨の中で!」
 
・・・Aさん、マズいっす、流石に業務中は。
ほら、職場の若手、振り向きはしませんが、
きっと、聞き耳を立ててますよ・・・


<庄川の代わりに、馬瀬川上流へ>

残念ながら庄川は9月9日をもってして、
今シーズンの渓流釣りは禁漁期間に入ってしまいました。
それでもまだ、南飛騨は馬瀬川や益田川は9月末日までOKです。

・・・折角にも装備を揃え、今少しは勘を養いたいAさん。
今週末は馬瀬川上流はその最上流、楢谷の奥までご一緒しました。


3回目の渓流釣りです。
初回はここ馬瀬川は今少し下流の川上(かおれ)で。

初めの内は同じ場所で経験を積まれるのが良いのかも?
でも、小生の拙い経験上、
川上のあのポイントは今の季節、お外道様の巣窟なのです。

パスカル清見で落ち合って、
上流に向け車を走らせたのですが、
道中は目ぼしい入渓地点、本日は既に空き無しでした。

Aさん手持ちの6m竿、
頭上が開けて無理なく振れる川幅が得られる、
楢谷の集落はその少し上流で空いているポイントを見つけられました。

・・・数年前に一度だけ、小生もここから入渓しています。


<やっぱりAさん、何か「持って」います>

「この落ち込みで、以前に良いお魚が釣れましたよ。」

・・・出来る?水先案内人、
彼は経験に基づいて、ガイドを務めるのであります。


小生が改善設計?した仕掛け、それを竿先に結わえるAさん。
ブドウ虫も針先に掛けて準備は完了です。

岩と岩壁で若干窮屈なこのポイント、
それでもAさんは「回し振り」で振り込みを、
結果、上手く仕掛けが飛びません。

「ここは”送り込み”が良いですよ。」

Aさんの竿をお借りして、3回ほどこのポイントで振り込みを披露します。

・・・一流の?インストラクター、
彼は惜しげもなく”技”を伝授するのであります。

いえ、本音のところは、このポイントを探ってみたくて。
でも残念、手応えはゼロでした・・・


Aさんに竿をお返しして、小生も少し上流で釣りの準備を始めます。

その直後、下流のAさんから大きな歓声が!

駆け寄るとお取込みの真っ最中、
糸先に掛かるお魚は、ありゃ間違いなくの尺モノ!?
(お魚が見えますよ、写真中段は右側は白波の際に・・・)

しかし残念、
足元まで打ち上げて手にしたたも網、それをお魚の上から被せますが、
元気に飛び跳ね回り、流れへ帰って行くお魚の姿が・・・

一部始終を拝見しているその間、せせらぎが静寂に変わる出来事。
残念な結果はその後は、お互いに、しばしの沈黙・・・


「事故発生」の後は現場検証を行います。
様子からして、糸切れ・バラシです。

小生が改善設計?した仕掛け。

品質管理を目的に行った?事前のFMEA分析??では、
”ハリス止め”と”ハリス”の接合が弱点、と見ていました。

しかし実際は、ハリス止めから下がロスト、ナゼに???
いずれ結論は、尺モノは対応不可、これは分析通りの結果でした。


<でも、8寸まではイケそうです>

お互いに気を取り直して釣行再開です。

Aさんががんばる落込み後の小淵、その上流は瀬で竿を出します。

岩の背後の止水域、
そこに仕掛けを振り込み、徐々に流れの本筋へ。

良いお天気の続いた今週末です、状況は若干の減水。

先週に引き続き「マダラ模様」を夢見て、
少し浅目は緩めの流れを重点的に。

しかし、僅かに確かなアタリはあるものの、不思議と針掛かりは無く。

・・・先ほどの落込みでの出来事、
3回ほど小生が流したのに手応えは無く、その後のAさんの流しで釣果。
水量の少なさも加わり、本日のお魚は渋め・控え目な展開なのやも?


瀬では手応えが無く、上流へのさかのぼりの為、Aさんにところへ。

伺うとAさん、しっかりと一匹、イワナさんをビクに納めていました。
拝見すると8寸くらいの良型です。

「落込みのアワの下から出たよ。」

逃したとは言え先ほどの尺モノ、
それに重錘で流れ下る白泡を攻めるなぞ、
Aさん、ほんとに今日が3回目の渓流釣行??


その後は二人で馬瀬川を遡ります。


<大きなお魚、居るには居るのですが>

せせらぎ街道に掛かる橋を潜って上流へ。
人工護岸の対岸は大きく石河原が開け、とても釣りやすいポイントです。


川の屈曲点にはまず存在する落込みと淵。
先ほどの小淵と違って少し深めなポイント、目印を長めにセットして。

小生はその少し下流は「マダラ模様」への拘り、
護岸脇の岩の浦は、少し浅目・緩めの流れを探ります。


数回の流しの後、えっ!?

川底に見えるはゆっくり泳ぐ黒い影、
どうでしょう、
これも間違いなく尺上かと・・・


久しぶりの孫子の兵法は「迂直の計」です、
一旦、川から離れ広い河原へ。

仕掛けの点検と針を結い直し、
おもむろにお茶を飲み飲み、
懐から一服、火を付けて。

小心者は間を置きたいのに、
ゆっくり吸える心情・忍耐もなく、もう、スパスパ・・・
ほんと、体に悪い事です。


その後に再度でのトライです。
慎重に岩の裏の護岸際、仕掛けを幾度も流すのですが・・・

何なんでしょうね、居るハズなのに?
お魚さん、お腹が空いていないのか?


とっ!
来ました、待望のアタリです!!

でも・・・返す手応えが。

う~ん、やっぱり・・・


<データ>
9月17日 馬瀬川
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :6m 渓秀
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 0.7m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 1~B1号
釣果    :小アマゴ    2匹
気温    :18~26℃  
天候    :曇り時々晴れ
表層水温  :18℃
月齢    :20.8

















2022年9月11日日曜日

秋晴れの渓流~南飛騨 小坂川釣行

 

久しぶりの渓流釣りは小坂川まで。

気付けば、もう、9月も中旬です・・・
今シーズンは自己都合や天候不順もあり、晩夏はいつもより少ない釣行でした。

そんな中での久々の釣行、予報では午前中は晴れ。
それでも午後からは急に雨マークのご様子。
天候の急変、風の強い一日なのかな?

早朝の暗闇は出立時、
たなびく雲間から中秋の名月が西にゆっくりと沈んで・・・


<青空が眩しい小坂川>

個人の都合には関係なく、季節は移ろい、そして進んでいきます。

季節は秋。
オオモノが狙える季節です。

雨の多かった今シーズン、
5月にも訪れたここ小坂川でしたが、
一昨年の豪雨で渓相は大きく変化していました。
お魚が釣れるには釣れるも、サイズ的には今一つの感が。

いつもは林道を抜け、川岸の南側から竿を出す小生。
そんなことから今回は趣向を変えて川の北側、
いつもの対岸からトライしてみます。

赤沼田橋の北側、
農家さんの畑はあぜ道を抜け、獣柵の出入口から小坂川の分流に。

ここから大岩区間を抜けて、いつものポイントの対岸に至ります。


・・・このポイントを熟知されるアサシンさんに依ると、
駐車場から急な斜面を下って、この釣り場へ行けるそうなのですが、
小生が知る限りでは残念ながら、
赤沼田の橋から延々と河原を歩き、本流竿を担いで巨岩を登り降り、
苦労して至るしか知らなくて・・・



<マダラ模様の秋アマゴ>

季節は秋。
最後のオオモノの季節。


・・・人間は欲張りな生き物です。

小アマゴしか釣れなかったオジサン、
彼が20cmを越える塩焼きサイズを釣り上げると、
次は尺上は30cmを越えるお魚、それが釣りたくなります。

運よく尺モノが釣れれば、しめしめ、
次は40cmを越えるお魚、それを何とかして・・・

毎年は初夏に繰り返すサツキマス釣行、
それもこの延長戦、同じような感覚はノリです。

いい意味では、人間の成長、その証?
でも、もう、これは、欲望の連鎖、なのでもあります。

フィッシュレプリカ 様から
フィッシュレプリカ (goo.ne.jp)

そんなドス黒い?欲望が渦巻く、山の中での小生の一人釣行。

秋のオオモノとして、
上記写真のようなパーマークが薄ピンク、
マダラ模様のアマゴさんに御目文字が叶いたいのです。


そのためには巨岩・大岩も何のその!

秋とは言え、ピ~カンの青空です、
刺すような厳しい太陽と岩からの暑い照り返し。

その中を、夢を求めて、人里離れて幾千里・・・

もちろん、ここはヒマラヤの源流、と言う訳でもなく。

でも、何となく・・・
ご同輩の新しい足跡、見てしまうとヘコむのであります。


<秋アマゴ、いえ、小アマゴ>


橋からここまで、どうでしょう、都合30分ほどの遠征。
いつものポイントは向こう岸、あちらも同じような時間を要します。


汗だくになりながら「マダラ模様」を夢見て、
熱中症の防止も兼ね、川に漬かって本流竿を振り込みます。


水量は申し分なく、いつもの押しの強い流れは小坂川。

僅かですが見渡す風景、
その中にも秋特有は暖色系の色合いが混じっています。

それでも、
思ったほど水は冷たくも無く、
長時間で漬かるにはイイお湯の加減??

その為でしょうか、釣果はまるで夏のそれ。

結構な激流に重錘で攻めるのですが、揚がるのは小アマゴさんばかり。
しかも、入れ食い・・・

ひったくる様なアタリは目印がスっ飛ぶくらい。

まだ川の中は夏と秋が交錯した世界なのでしょう。
もう暫くで本格的な秋が到来、その先は厳しい冬の季節。

食べれるうちに、食べておこう・・・
そんな小アマゴ達の思いが、アタリ加減に現れています。

しかし、揚げても揚げても、釣れるは小アマゴさんばかり・・・



<赤沼田の橋の袂へ>

苦労して訪れたポイントですが、釣果は小物ばかりでさっぱり。


ここは変化が必要、とばかりに、ポイントを変えることに。

早朝も大変な遠路、岩登りでしたが、いずれは帰る道、
覚悟を決めて炎天下の中、赤沼田の集落に向けて移動です。

・・・しかし、メチャ暑い。


冒頭の写真は朝7:00での撮影でした。

今見る橋の上からの写真は10:30ころ、少し雲が出てきました。
それと同時に若干ですが風も。

遥か向こうに大岩と落込み・深場は淵が見られます。
いつも気にはなっていたのですが、初めて竿を出すポイントです。


本筋中央の落ち込みは白波。
その向こう側の緩めの流れ、遠投で仕掛けます。

本日の目標は「マダラ模様」の秋アマゴ。

これまで、鼻の曲がった秋アマゴを釣った経験はありますが、
その居着きのポイントは、浅め・緩めの流れ、でした。
恐らく、マダラ模様も似たような案配なのでは?

ただ本日、未だ夏と秋が入り混じった様子です。
決して浅くはないポイントも、今日の季節感を盛り込んでの選択。

果たして、吉と出るか、凶と出るか??


結果として、
残念、ここも小アマゴさん達の楽園、
次から次への針掛かりは「エサやり」のお時間でした。。。


何だか、カヌーが気持ち良さそう・・・
そうだよね~、だって、今日はメチャ暑いもん。


・・・午前だけの釣り。
それでも、ポカリ900mlと麦茶600ml、飲み干してしまいました。


<データ>
●9月10日 小坂川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村8号
       糸 0.7号トオシ9m
       錘 3B号
釣果    :小アマゴ  多分、Wツ抜け 
気温    :20~28℃  
天候    :晴れ
表層水温  :20℃
月齢    :13.8
















2022年9月3日土曜日

初めての渓流釣り~仕掛けを考える

 

渓流釣りを始められた職場のAさん、
これまで2回ほど、釣行をご一緒させて頂きました。


まずはお試しです、
ウエーディング・シューズやエサ箱、たも網など、
主だった装備は小生のお古を貸し出して。


・・・思い出します、
10年程前の自分自身もそうでしたが、
まずは道具として何を揃えればいいのか?とても迷いました。

道具・装備としては教科書的、
渓流釣りのハウツー本、はたまた昨今はネットを検索すれば、
情報としての入手は可能でした。

・・・それでも、それは情報だけの入手です。

実際に購入をして実地で使用してみると初めて判る、
その要否や実用性・利便性の判定は別物でした。

クール・ビクや腰掛け式のエサ箱、ペットボトル保冷袋・・・などなど。
今ではタンスの肥やしです。


そんな中、一番の悩みどころは「釣りの仕掛け」でした。
初心者としての鬼門は、水中糸と針、その接合・糸結びが難しくて。

もちろんですが、
初心者向けの完全仕掛けセットと言う手もありました。
それでも凝り性なオジサンは自作に拘りを。

針結びも「内・外掛け結び」「電車結び」など、
ネットでは画像・動画でも丁寧にご教示を頂けるのですが、
その成否に関しては「三枚おろし」同様、上手くいかなかったのであります。

・・・もうこれは、場数を踏む、しか、会得の道は無いようです。

ただ一点はコツとして、
針を結ぶ糸の反対側、ボビン側をしっかり本などで重石をする、
糸に適度なテンションを加えながら作業する、ですかね?

これが「当たり前」なこと過ぎてなのか、
釣りの教科書、画像・動画にも案外に記載・明示が無くて。

このポイントに気付くまで、
数年前の粗忽者、
彼は針結びが出来ぬ・出来ぬ、で腕組悩みを・・・


オオモノ狙いには針結びの会得は必須です。

それでも、まずは清々しい渓流でお魚を釣る楽しさ、
アサシンさんの言われる通り、それを存分に感じてもらわなきゃ。


そんなこんなで、
次回のAさんとの釣行時のお供として、
初心者向けに「針結び」が要らない「仕掛け」を製作してみました。

・・・「針結び」を体得する前の小生、
その時も似たような仕掛けを自作・使用したのですが、
今回は市販品の仕掛けをお手本に、より一層の改良(改悪?)を加えて。


お手本にさせて頂いたのは、こちらの仕掛けです。
(株)ささめ針 様、お世話になります。


こちらの完全仕掛けのセット、
針結びが出来ない初心者に優しい所としては、
ハリス付きの針、それがスペアとして用意されている事です。

根がかり・枝釣り等で針先を引っ掛け紛失しても、
ハリス止めにスペアの「針+ハリス」を掛け直すだけ。

目印も紙矢印でじゃなくて毛糸製。
他釣り具メーカー品とも比較しましたが、
その内容も価格も本品はよく考えられています。


・・・しかしながら、

ミョ~な拘りだけはイッチョ前、
偏屈な名古屋者の中級者にしてみると、

1.根がかりは経験上、針掛かりよりガン玉の岩噛みが多いンだよな。
 →ガン玉はハリス止めより下、ハリスに付けるべき!

2.ハリス0.4号はイイとして、長さ25cmでは短すぎでは?
 →エサのより自然な流下と、1.のガン玉ハリス装着を考慮して長めに!

3.道糸0.6号は太過ぎでは?
  初心者向けでしょ、いきなりの尺モノ相手じゃあるまいに。
 →短糸と長糸では短糸の方が切れやすいから道糸も0.4号に。
  もう、ロストする部分はハリス以下に集中させるべき!

4.ありゃ?針にカエシがあるじゃないか?
 →う~ん、拘りはスレ針、スレ針!


・・・ごめんなさい、(株)ささめ針 様、文句ばかりで。

若干なンですが、小生の「職業病」も入っちゃって、
何卒、偏狭なオジサンの戯言と、ご容赦頂けると幸いです。


斯様な、筋が通っていそうな・いなさそうな理由で、

6m竿用に考えて、今回製作してみた仕掛けが上記です。

・針結び不要な0.4号ハリス付き吉村6号を使用
・ハリス長さは、迷いましたが0.4mとして
・ハリス止めは軽量で極小なものを
・ミチ糸は0.4号、これを4mとして
・天井糸は0.6号を0.8mにて

以上は3分割での構成です。

図中の修正二重線が設計者の試行錯誤?それを物語っているのであります。
でもどうでしょう、7寸程度のお魚なら、これ、耐えられるのでは?
ネックはやはり、ハリス止めでのハリス糸の耐力でしょうか。


・・・申し訳ありません、(株)ささめ針 様。

でも、その罪滅ぼしと申しては恐縮ですが、
ハリス止めは以下の御社商品のSSサイズを使用させて頂きました。




それから・・・

これまでのAさんとの釣行では、
「穂先のリリアンから、ナゼか仕掛け全体が飛んで行っちゃった」と言う、
前代未聞は初心者的?魔訶不思議な不具合もありました。

天井糸は2本、道糸は6本、針+ハリスは10本を製作。


それをOWNERの仕掛巻にセットして。


小生の職業病なんて書いちゃいましたが、
仕様や条件に合わせ考察、各パーツの要素を最適に組み合わせる・・・

面白いです、これも一種のエンジニアリング!?
あれこれ考えてのモノづくり。



もう間もなくで奥飛騨はシーズンOFF、
郡上や南飛騨・木曽上流も9月末までの漁期です。

いと早きは、時の流れ・・・

果たして今回で製作した仕掛け、
その効果を発揮すること、今シーズンで叶うのか??



<渓流風景は初秋 雨の秋神川より>














2022年8月27日土曜日

ふらり インチョン

 


・・・渓流釣りのネタではなくて恐縮です。


お盆明けから昨日まで、お仕事にて隣国は韓国の仁川(インチョン)へ。

あちらの国も今の日本と同様でコロナ禍の真っ最中。
お仕事とは言うものの、もう、綱渡りはヒヤヒヤの渡航でした。


小生、毎週末の渓流では、釣れぬ・釣れぬで一人、山の中の河原を徘徊です。

同じように、今少し若かりし頃は出張で訪れたそのお国、
空いた時間は一人で気ままに徘徊でした。

メキシコやロシアはご存知のように、人的要因で若干のヤバい感じが。

それに対してスロバキアは田舎町でしたが、
晩秋は日暮れ後の散歩、それは現地の方に止められました。

どうも森から村へ、ヒグマがゴミをあさりに出没するようです・・・


そのことを思えば今回の韓国での「ひとりふらり」、
明るい町並みと自分に似た顔立ちの皆さま、
決して若くはない小生でも、全く不安はありませんでした。

・・・ただ、標識や道案内、お言葉はハングルのみ。
英語でも併記されていれば、鈍い小生の感でも若干は働くのですがね。
しっかりとマスクを着用して、のんびりと夏の夕刻を散歩です・・・


<川沿いの遊歩道は散歩道>

仁川の町の中心を流れる大きな川、それ沿いに遊歩道が延びています。

海に面した仁川、その大きな空港も島の中でした。
対岸の仁川の町も、その大部分は埋め立てられて出来たそうで。

居並ぶ高層マンションは、さしずめ東京の有明近辺?

そんな干潟であった仁川の海辺、今でも海産物が名物なようです。

大きなカニさんのオブジェ、
その下の岩に書かれた白いハングル、何て書いてあるのかは不明です。

もう少し、下流に向けて遊歩道を進むと・・・

今度はエビさんでしょうか?展望台になっています。

ここで小生、展望台で一服の方をお見掛け、おもむろに同じく火をつけて。
そうしたら背後から、オジサンに大声で叱られて・・・

何に怒っているのか分からずも、オジサンは小生の携帯灰皿を見たらお静かに。

きっとタバコのポイ捨て、それを危惧されていたのでしょう。
喫煙される方は多そうですが、携帯灰皿は普及していない様子です。


海に近い川沿いの遊歩道、その近くには近代的なビル群が。

自然と調和のとれた街並みは、
きっと海鳥たちには良い環境なのかもしれませんね。


<大きな車が多い社会>


小生が乗っている軽自動車は日本のみの規格ですが、
ここ韓国はリッター・カーが同じような存在のようです。

それでも、その台数は見る限りとても少ない様子でした。
もっと田舎に行けば増えるのかも知れませんが。

街中を走る車は大型のセダンが多く、色もナゼか白と黒が大半です。
一昔前の日本のようですね。
でも、そのセダンの大きさが半端なく、日本での3ナンバー車ばかり。

排気量が2000CC以上は当たり前、
それにターボやオートクルージング機能が付いていて。

大きなSUVや電気自動車も見かけますが、
大型でも不思議とワンボックス車はゼロでした。

現代、KIA・・・国産が主で残りは欧米車。
日本車はほんの僅か。

そんな大きな乗用車・SUVを、
狭い路地でのすれ違いも巧みにこなし、
古い規格の駐車場では車幅・車長が白枠を超過。

急激に大型の乗用車が増えた、の感がぬぐえません。

・・・名古屋者が言える立場では無いのですが、
皆さまの運転のお作法、それも若干で荒れ気味。
それでも擦らない・ぶつけない技術は流石・・・

大型車が行きかう車道脇の歩道では、
野菜を並べての商い・・・日本には無い風景、のどかです。


<さあ、お仕事、お仕事・・・初日>

もちろん、物見遊山のご訪問ではなく、お仕事での仁川訪問です。
翌日からはバッチリとお仕事を。

・・・で、昼間のお仕事が終わると、次は夜のお仕事です。

初日の夕食は焼き魚。
海が近い仁川の町、改めて海産物が豊富なのです。

ホッケかヒラメの仲間?脂の乗った美味しいお魚でした。

・・・「お尻の強度」がとても弱い小生です。
辛い食事はムリと伝えたら、とても胃腸にやさしいお料理を。
ありがとうございます、意外にも(失礼)、無理強いの無い韓国の方々です。


<お仕事・・・二日目>

二日目の晩は、なんと、お刺身です。
・・・これも、大切なお仕事なのです、夜の。


一見すると商業施設の建物、その一階部分は多くの鮮魚屋が連なっています。

馴染みのお魚屋さんで今日の素敵な一品、
生簀からネタのお魚を吟味します。

ご一緒だった取引先の社長様、この魚市場では顔が効くようです。



「そのタイを刺身で、小魚は煮つけで・・・」
とトト屋の主に言われたのかは、ハングルです、不明です。

も~う、結構、大き目な真鯛です(嬉)。


商業施設の二階部分は小料理屋が軒を連ねます。

先ほど、階下は一階のトト屋で注文したお魚達、
何とも美味しそうな、斯様なお姿になってしまいました。


お刺身と来れば日本人はお醤油にワサビなのですが、
ここでは一風変わった味わいが楽しめます。

少し辛めの味噌にニンニクを混ぜ込んだシロモノ、
これをお刺身に漬けて食べるのです。

意外にも、これが結構イケまして・・・
案の定、翌朝は体中からニンニク臭が。


<お仕事・・・三日目>

初日の三の丸は焼き魚、翌日の二の丸は真鯛のお刺身でした。
そして三日目の本丸は、やってきました!焼肉です!!

・・・これも重要なお仕事、なのです。


韓国風の古風な建物は、とてもオシャレなレストラン。

前菜は、これまた軽くお刺身で。

そして、真打登場!!!

・・・てか、
これって、焼肉じゃなくて、ステーキなのでは??


これも大切な職務なのです、
とても文句は言えません(言わない、言わない)・・・


こちらの方々、高麗人参パワーなのかニンニク・パワーなのか、
斯様な宴の席ではとてもお元気、お酒も入り大声で会話が弾みます。

・・・コロナ禍の昨今、日本では「黙食」なのですが、
そんなことはどこ吹く風、底抜けにしゃべり捲られます。

その為なのでしょうか?
参加者には1回2回で収まらず、3回も罹患された方も。

「デルタは辛かったけれど、オミクロンは軽い軽い・・・」
などと、強者は豪語されます・・・

静かに食事を取る日本人、もう、勘弁して~。。。


<インチョンの中華街>

無事にお仕事も終えて最終日、仁川の中華街へランチに伺います。

日本にも横浜や神戸など、港町には中華街がありますが、
ここ仁川も港町、ご同様に古くから中国人がお暮しになられています。

韓国風と中華風。

一見すると日本人には区別が難しいイメージですが、
訪れてみると何となくですが、その違いが判ってきます。

色鮮やか・ハデな色彩は中華風。

そこに若干ですが、ワビ・サビが加わると韓国風?
地政学的にも納得の、小生の手前勝手な解釈なのであります。

連日の夜のお仕事で胃腸も疲れ気味、ランチは軽くラーメンで。

決して、イタリアンはスパゲッティ、ではありませぬ。


<さあ、日本へ帰国の準備です>

無事に全ての任務を完了、帰国に向けての準備です。

病院の綺麗な看護師さん、
彼女にお鼻へ綿棒を突っ込まれてのPCR検査なのです。

結果は陰性、ヨ~ソロ~!

お土産も海苔に高麗人参、おまけにラーメンと、こんなにたくさん頂きました。

しかし、入んないよ、スーツケースに。


空港では免税店、忘れては絶対にダメな、家内へのお土産を調達します。

絹で出来た裏表がリバーシブルな手提げ袋、
白赤青と色彩豊か、民芸品売り場にて購入しました。

その売り場のおねえさん、頼み込んでファインダーへ。

「マスクを取って頂けないでしょうか?」
の、小生からのお願いに、

「規則で屋内は取れないの」
と、やさしくささやくように、にっこりとお答えが。

・・・流石、ガードが固いです。


帰路は1.5時間の飛行機と、同じく、1.5時間の名鉄電車、
無事に帰宅が叶いました。


それでも・・・
しっかり者の我が家内、
帰宅後は暫く、小生自室での隔離生活です。。。